blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

マスコミ話法

2021-12-16 20:20:03 | 日記
※写真は記事の内容と関係ありません。

12月に入り世間は慌ただしい。
残念ながら全国的に事故や事件も増えている。
事故に巻き込まれるなり被害者となるなりした方々にはお気の毒という他はないし、逆に不運にして加害者となった方々の人生も大きく狂ってしまうことになるから、事件や事故は当事者にとっては悲しい結果しか残らない。

例えば交通事故で人身事故の加害者となった人は大概は「容疑者」となって即刻逮捕される。
今日は四国某県で大型トレーラーが小学生を巻き込んで死亡させるという痛ましい事故が起きた。
ニュースでは当然、事故の内容や現場の状況、加害者(容疑者)の名前まで詳しく報道される。

さて今までのニュースでは、「○○容疑者は、容疑を認めているということです」と言うだけであった。
ところが最近のニュースでは、「○○容疑者は『大型トレーラーで小学生を巻き込んだことは間違いありません』と容疑を認めているということです」という伝え方に変わっている。
事故の中身はニュース原稿で触れられているのになぜ重複するような伝え方をするのか、また容疑者となってしまい動揺しているであろう人物がこのような判で押したような表現で容疑を認めるのか、何となくニュースとしてしっくりこない感じがする。
報道サイドでガイドラインの変更でもあったのだろうか。

我が富山県は、新型コロナの感染者数は今日現在で4,868人である。
ついでに言えば、重症者、自宅療養者、宿泊施設利用者、いずれもゼロである。
ここ1ヶ月あまりで感染者がたった1人増えただけで状況がまったくと言っていいほど変わらないことは本来は喜ばしいことであるが、ニュースでは「県内の感染者は4,868人の『ままです』」と言う。
まるで、もう少しがんばって5,000人くらいまで行ってくれないかなとでも言いたげである。

さらに、細かいことだが感染者に「新たな」という枕詞が付いているだけで受ける印象はけっこう違う。
まだまだ新型コロナなるものがとてもとても恐ろしいものであるという印象操作は局を問わず相変わらずだし、この2年近くでずいぶん儲かりコロナ禍が「終わってほしくない」業界や団体もあるようだから、この騒ぎは終わりそうで終わらない状況が続くのだろうと思う。

感染者が急増しているとされる英国では、ジョンソン首相が寝癖の付いた髪を振り乱して3回目のワクチンを打てと懸命に訴えている。
しかし、このオミクロン株なる新種?はなぜ国を選ぶような広がり方をしているのか。
地理的に近い韓国で感染者が急増しているのに我が国は特に数が増えることはないし、政府の対応も落ち着いたもので再びの行動制限が発動される気配は薄い。
満員電車ではおとなしく夜の8時以降に活発になるとか、国を選ぶように広がるとか、つくづく新型コロナなるものは珍妙な存在だと感じる。
仮にウイルスそのものが存在したとしても、それ自体に恐怖するほどの毒性はたぶんなく、実体以上に怖いものだと煽りまくってきたメディアをはじめ人為的に恐怖が増幅されてきたのがコロナ禍なるものの正体だと思う。

第4の権力とも言われて久しいメディアの影響力は、特に中高年層にはまだまだ大きい。
どの番組にも一定の「演出」がなされることは否定はしないが、許されてよいのは番組のジャンルによるだろう。
巷間ウワサされるように、報道番組で余計な演出や役者の起用などがなされているとしたら、もはや既存メディアは信ずるに値しない物として自ら滅びるより他はないのだと思う。


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