blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

8月を振り返って

2022-08-31 21:26:18 | 月末振り返り
毎月最終日はその月を振り返る。
今日で8月も最後、暦の上での夏の終わりは繁忙期の終わりでもある。
大変な時間もあったが、事故やケガ、ミスもなく乗り切ることができて何よりだ。
一度経験したものは来年以降にもちろん応用がきく。
忙しさMAXでこれくらいというイメージはできたので、また来年の繁忙期に心構えができる。
これからはモノが出ていかないで置き場所に頭を悩ませる期間が始まるから、それはそれで別の課題はある。

さて本欄にたびたび登場する現場管理者氏、下から直接ものを言われるとあからさまにオラつく一方で、それが上の耳に入って注意を受けるとたちまち軟化するという、漫画やドラマにでも出てきそうなお調子者ぶりを発揮している。
後にも書くが、他人に頼るクセが体にしみついているために苦しい場面を自ら打開することができない。
現場で足りるスキルも十分でないから自分で仕事を見つけることもできないし、何かしようかと悩んでいる間に残りのメンバーに仕事を取られてばかりというありさまだ。
取られて恥じるかと思えばそうでもなく、どこまで緊急性があるか分からないデスクワークに没頭するか、子飼いの後輩くんを連れて現場を離れ社内をブラブラ、時には社外に出て時間をつぶすこともあるくらいで、いわゆる所在なしの状態は怒りを通り越して哀れの一言である。

氏はあまりメンタルが強い方ではなく、本当にヤバくなった時は傍目にも感情をあらわにするというのか情緒不安定というのかそういった感じになる。
私も含め仕事の上で揉め事が起こってもいつも感情的になり口汚い言葉もたびたび発するなどでマトモな話し合いにならない。
上の人を間に入れると途端に冷静さを取り戻してお行儀のいい言葉ばかりがスラスラと出てきて、時にはいいオッサンのくせに涙を浮かべてまでその場を乗り切ろうとする。
もはや氏の辞書には理屈という言葉は存在せず、何でもかんでも感情に訴えてくるので正直うんざりである。
例えるなら、戦地の高齢者や女性や子供たちの涙をいたずらに強調する報道と同じようなものを感じてしまう。

理由は分からないが、氏はすでにやる気を失っていて仕事はなるべくしたくないというのが見え見えなので、私に限らずいろんな人と揉め事になるのは当然だ。
他の人は少なくともやる気はあるが、氏は本心ではやる気がないために考え方や動き方がどうしてもズレてしまうからだ。
ギリギリの人数で回している中、氏自身がその人数の中に入っていけないという現実は現場にとっては相当ストレスである。
長い間面倒なことは他人に全て任せてきたために現場に関してのアイデアもなければ知恵を繰り出すこともできず、他人がやっていることの単なる賑やかししかできなくなっている。
生え抜きの社員で会社をある意味熟知し過ぎているために、いかようにでも言い訳をして仕事に関わらないすべを身に付けてしまったのだ。

氏が子飼いにしている後輩くんは、免状は持っていながらいまだに現場でフォークリフトを使うことができていない。
まだ社歴も浅い若い社員が実務をせず指図だけという状況もこれまた現場にはストレスであるから、一日でも早く機動力を使えるようにしなくてはならないが、上司である氏がそこをずっとサボっていたためについに上がシビレを切らし、いついつまでに一人前にしろというお達しが出てしまった。
しかし実際の指導は氏ではなく私ともう一人のベテラン社員さんが中心になるだろう。
氏自身に教えられるだけのスキルがないから今まで指導ができなかったが、上から期限を切られて切羽詰まり結局は日常的にリフトを使用している人間に頼らざるを得ない状況になった。
私たちが教えている横で賑やかしをやるしかない氏の姿が容易に想像でき、今から暗澹とした気持ちになる。

管理者としての能力がここまで足らなければ、自分だったら少なくとも管理者からは降りる。
しかし氏は何だかんだで相手の立場で態度が変わる人物なので、今の立ち位置を絶対に自らは放棄しない。
しがみつくという言葉がこれほどピッタリはまる人も珍しいと言えば珍しい。
マトモな組織ならば、無理やりしがみつく人間ほど引きはがしにかかるはずだから、今いる環境がマトモかどうかは今後の数か月で分かってくることになるのだろう。


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