お盆期間の特別態勢も大過なく終わった。
金月火のうち、一日仕事になったのは月曜だけで、金と火は一時間くらいで終了ということになった。
さて、お盆期間中はあまり我が部署の仕事を知らない他部署の若い社員をゾロゾロと引き連れていたからか、格好を付けていつにもない動きを見せていた管理者氏、お盆が明けてどうなることかと思えば、案の定午後からは所在不明という通常モードに逆戻りとなった。
動いて一人分の戦力になるならいいのだが、スキル不足からスピード感に乏しい上に仕事の中身をあまり理解していないため現場が無駄に散らかる。
たまに下手に張り切って動かれても現場にとってはいいことは何もなく、いない方がマシと言ってもいいくらいだ。
今朝はお盆の間にお客さんからクレームが来たとかで、特定品目の特定ロットを全数検査することになった。
朝礼でわざわざそのことを言うから詳しいところが知りたいと思って管理者氏に聞いてみたのだが、かたくなに中身を教えてくれないので少々語気を強めて迫ったら、あろうことか逆ギレして態度が悪いなどと言って当方を責めだした。
あまりの対応にこちらも腹が立ち日頃のサボり三昧をなじってみたところ、取って付けたような言い訳を始め、子飼いの後輩くんに「なあ、〇〇くん」と同意を求めるまでがセットというお決まりのパターンに出くわすことになった。
物流の現場にいれば「先入れ先出し」(製造が古いものから順番に出荷すること)は基本中の基本だが、我が現場は棚の構造の問題で厳密な運用は不可能である。
それでも部署として「こだわっていない」とは公には言えないので、実務上はなるべくの世界で回している。
しかし不運なことに、最近出ていった製造の新しいものの中に違う商品の札が貼られているのが数件見つかった。
物理的に厳密な先入れ先出しは不可能とは言っても事務方はそうはとらえないので、管理者氏は先入れ先出しがされていないという指摘を食らってイライラしていたのだろう。
そこは現場の担当者として事務方に反論すればいいところを言われっぱなしになってイライラし、挙句の果てが我々への八つ当たりというのではたまったものではない。
今朝の一件については上長さんが向こうから非公式に私に聞き取りにいらした。
少しはお叱りを受けるのかと思えばそうではなく、幸いと言っていいのか、どうも上長さんの中でも管理者氏が「問題のある人物」という認識はあるようで、また何かあったら言ってください、とまで言われるのでかえってこちらが恐縮してしまった。
管理者氏にしてみれば絶対に逆らうことができない人物と管理者氏の人となりについての認識を共有できたことは、これから今の現場で働いていくうえでこの上ない後押しとなるだろう。
日ごろ口数は少ないが、やはり見てくれている人はいるのだと思うと素直にうれしかった。
それにしても管理者氏、上長さんにも人格を見透かされ、他のメンバーにも午後じゅうサボっていることがバレバレになっている中で今後どうしていくつもりなのだろう。
育てるためと言って一度は突き放した格好にしたはずの後輩くんと今では一心同体かと見まがうばかりに日々行動を共にしているのも、もはや彼がいなければメンタルを保てないところまで来ているのではないか。
精神的に自立しているとは思えない後輩くんも日々管理者氏を盾にして何とか身を守っている状態で、いわばこのふたりは「共依存」と言っていいのではないか。
いずれ後輩くんも精神的に自立して、現状に疑問を持つようになれば管理者氏は文字通り社内で孤立する。
今は何とか後輩くんが味方でいるからいいが、まかり間違って未来ある後輩くんを道連れにしないでほしい。
後輩くんがまだ何とか味方である今でも、氏は不安や寂しさを抑えられないようで、行きずりのトラック運転手さんや契約上あと半月でいなくなるシルバーさんに愛想をまいている。
そんな姿を見ると、情けないという言葉しか見当たらない。
いくら孤独に陥っても、ここまでは落ちたくはないものである。
いつもいないようなものだが、明日はこの忌まわしいふたりがほとんど会社にいないので気分的にはラクだ。
気のゆるみからの事故やケガには重々気を付けながら、気持ちよく仕事を終わらせて週末に向かいたい。
金月火のうち、一日仕事になったのは月曜だけで、金と火は一時間くらいで終了ということになった。
さて、お盆期間中はあまり我が部署の仕事を知らない他部署の若い社員をゾロゾロと引き連れていたからか、格好を付けていつにもない動きを見せていた管理者氏、お盆が明けてどうなることかと思えば、案の定午後からは所在不明という通常モードに逆戻りとなった。
動いて一人分の戦力になるならいいのだが、スキル不足からスピード感に乏しい上に仕事の中身をあまり理解していないため現場が無駄に散らかる。
たまに下手に張り切って動かれても現場にとってはいいことは何もなく、いない方がマシと言ってもいいくらいだ。
今朝はお盆の間にお客さんからクレームが来たとかで、特定品目の特定ロットを全数検査することになった。
朝礼でわざわざそのことを言うから詳しいところが知りたいと思って管理者氏に聞いてみたのだが、かたくなに中身を教えてくれないので少々語気を強めて迫ったら、あろうことか逆ギレして態度が悪いなどと言って当方を責めだした。
あまりの対応にこちらも腹が立ち日頃のサボり三昧をなじってみたところ、取って付けたような言い訳を始め、子飼いの後輩くんに「なあ、〇〇くん」と同意を求めるまでがセットというお決まりのパターンに出くわすことになった。
物流の現場にいれば「先入れ先出し」(製造が古いものから順番に出荷すること)は基本中の基本だが、我が現場は棚の構造の問題で厳密な運用は不可能である。
それでも部署として「こだわっていない」とは公には言えないので、実務上はなるべくの世界で回している。
しかし不運なことに、最近出ていった製造の新しいものの中に違う商品の札が貼られているのが数件見つかった。
物理的に厳密な先入れ先出しは不可能とは言っても事務方はそうはとらえないので、管理者氏は先入れ先出しがされていないという指摘を食らってイライラしていたのだろう。
そこは現場の担当者として事務方に反論すればいいところを言われっぱなしになってイライラし、挙句の果てが我々への八つ当たりというのではたまったものではない。
今朝の一件については上長さんが向こうから非公式に私に聞き取りにいらした。
少しはお叱りを受けるのかと思えばそうではなく、幸いと言っていいのか、どうも上長さんの中でも管理者氏が「問題のある人物」という認識はあるようで、また何かあったら言ってください、とまで言われるのでかえってこちらが恐縮してしまった。
管理者氏にしてみれば絶対に逆らうことができない人物と管理者氏の人となりについての認識を共有できたことは、これから今の現場で働いていくうえでこの上ない後押しとなるだろう。
日ごろ口数は少ないが、やはり見てくれている人はいるのだと思うと素直にうれしかった。
それにしても管理者氏、上長さんにも人格を見透かされ、他のメンバーにも午後じゅうサボっていることがバレバレになっている中で今後どうしていくつもりなのだろう。
育てるためと言って一度は突き放した格好にしたはずの後輩くんと今では一心同体かと見まがうばかりに日々行動を共にしているのも、もはや彼がいなければメンタルを保てないところまで来ているのではないか。
精神的に自立しているとは思えない後輩くんも日々管理者氏を盾にして何とか身を守っている状態で、いわばこのふたりは「共依存」と言っていいのではないか。
いずれ後輩くんも精神的に自立して、現状に疑問を持つようになれば管理者氏は文字通り社内で孤立する。
今は何とか後輩くんが味方でいるからいいが、まかり間違って未来ある後輩くんを道連れにしないでほしい。
後輩くんがまだ何とか味方である今でも、氏は不安や寂しさを抑えられないようで、行きずりのトラック運転手さんや契約上あと半月でいなくなるシルバーさんに愛想をまいている。
そんな姿を見ると、情けないという言葉しか見当たらない。
いくら孤独に陥っても、ここまでは落ちたくはないものである。
いつもいないようなものだが、明日はこの忌まわしいふたりがほとんど会社にいないので気分的にはラクだ。
気のゆるみからの事故やケガには重々気を付けながら、気持ちよく仕事を終わらせて週末に向かいたい。