blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

レッドライン超え

2023-04-11 21:21:40 | 日記
我が部署の物量はけっこう季節的な要因が大きく、気候が良くなる今くらいから徐々に増えてくる。
いわゆる「太い客」の定例の出荷はさほどでもなかったが、当日受注のものが今日はやたらに多く、いつもなら週でいちばん忙しいのは月曜日というところ、今日火曜日が月曜日をしのいでしまった。
今日はたまたまレギュラーのメンバーに加えて他部署から一名が派遣されていたため、当日分の出荷はもちろん明日以降の準備も目標点まではしっかりと到達できた。
水曜日は当日受注は少ないので、それ以降に控える大口出荷の準備に時間をじっくりあてればよい。

我が部署が二つの現場に分かれていることは再三書いているが、私にとっては以前の現場のメンバーの一人にご不幸があり、その人は今週はお休みである。
私が抜けて一名減となったままのところに輪をかけて一週間も一名が欠ける状況、月曜は他部署からも人を借りて回したと聞いていた。
私自身はまだ今の現場に慣れ切ったとはとても言えないので、仕事が始まってしまえば以前の現場のことを心配している余裕はなく、多少の苦労はあっても何とか終わったのだろうとしか思っていなかった。

それでも一年以上を過ごした現場のことは気にはなるもので、出入りの運送業者の担当者にその現場の様子を聞いてみた。
すると「なかなか荷物が終わらないので先にこっち(今私がいる現場)に来た」という。
穏やかではないなと思ったので月曜はどうだったのかと聞いたら、本来は14時くらいでハケている行先の荷物が16時を回ったのだという。
担当の彼は通常アチラに行って積み込みをしてからコチラに来るのがお決まりではあったのだが、今日はずいぶん早くコチラにやって来た。
あまりにもアチラの進捗が悪いから仕方なくコチラに来たというのである。
何のことはない、ご不幸で一名が抜けたことでアチラの現場は全くうまく回っていなかったのである。

期間限定で来ているシルバー人材の方を除けばアチラの現場は三名しかいない。
三名のうち一名が抜けて二名となるだけでも一大事だが、アチラの管理者様は人数が全然足りているコチラに応援は一切頼まず、他部署から無理やり一名を引っ張るというお粗末ぶりである。
加えて管理者様に実務能力が皆無なので、アチラの現場で戦力になって動くのはシルバーさんを除けば実質一名+応援者という世にも恐ろしい状態であったから、作業が二時間も遅れてしまって運送業者さんがあきれてしまったのも無理はないと言える。

今日は、昨日アチラの現場で応援者となっていた人がコチラにやって来た。
コチラは通常、正直人数は足りていてシルバーさんすら必要ないくらいなのだが、月曜をしのぐ物量があったので結果的には大変助かった。
それでも、しっかり休憩を取る時間はあったので、その人にもアチラの現場の様子を聞いてみた。
すると、アチラの現場に月曜に応援に行っていると聞かされていた彼が月曜は行っていないという。
月曜の朝礼ではあたかも決まったことのように伝えられていた彼の応援は、実際は単なる管理者様の願望で、朝礼後にお願いに行ったものの彼が所属する部署が断ったから結局応援者を得ることはかなわなかったのである。
我が部署の管理者様は自分に都合の悪いことは決して口にしない。
応援者のアテすら外れてなすすべなく実質一名の作業者しかなくズルズルと出荷が遅れ運送業者さんに催促までされるという悲惨な状況になったことは無理からぬところだが、そんな格好の悪い話は決して管理者様本人の口からは出ないということである。

それにしても、日頃一緒に働くメンバーの一人が家族を失い悲しみに暮れているさなかに、自らが担当する現場の状況について公然とウソをつき平気でいられるというのはおよそ常軌を逸していると言わざるを得ない。
今朝は、こちらが聞きもしない面談の予定を言い募っていたが、面談や会議はしばしば現場の作業をしないことの言い訳に使われてきたので誰も信じていない。
ただ、今日は何やらものすごい肩書の方との面談と言っていたから、社員が恐れる某部署にすでに目を付けられていることも考えると、いよいよサラリーマンとしての「死亡宣告」なのかもしれない。

優秀な上司をあの手この手で利用するだけして、挙句の果てには退職にまで追い込んで今の部署を乗っ取った過去がある管理者様ではあるが、乗っ取った後の運営能力がゼロに等しいことが今の我が部署全体の惨状の根源である。
他人の意欲をそぎ自分の眼前から排除する能力はどこで学んだのかと思うくらいに洗練されていてある意味天才的とも言えるが、その他の能力が全くなければいずれは部署を破滅させる。
どうか部署全体が破壊させられる前にこの管理者様がいなくなってほしい。
地域をリードする会社を自負するというのなら、自浄能力というものを今こそ発揮してほしいものである。