blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

帰ろう

2017-10-06 20:58:07 | 日記
半期の締め日を過ぎ、10月1週目の仕事が終わった。
富山にいた頃は「月初」と聞くだけで何時に終わるのだろうというプレッシャーを感じていたものだが、当地の事業所から出て行くものは直接お客さんの元には届かない。
お客さんと一段階「遠い」分、あまり曜日や日付によって仕事量が大きく振れることがない。

あくまでも私がよく触る製品の話と断った上で書くと、必ずしも進捗が順調ではない状態が今春から続いている。
下半期のスタートといえば通常は拍車が掛かって時に猛烈な勢いすら出るものだが、そんな気配はまるでない。
中身と外装が揃ってはじめて製品となるのは何も我が社で作る製品だけの話ではなくお菓子でもジュースでも同じことだ。
どういう段取りになっているのかは知らないが、中身はあるが外装がまだ届かないとか、逆に外装は腐るほどあるのに中身がまだないとか、正直恥ずかしいとしか言いようのないことになっている。
まずはあらかじめ予定された製造数の計画があり、それに基づいて中身や外装を業者に発注するのだから、通常はそこがバタバタになることがおかしい。
思い詰めすぎるのも良くないが、気が回らなさすぎるのはもっと罪深い。

まるで消化不良のような毎日でも、今週は何人かの人とはコミュニケーションが少しだけ深まって嬉しい気持ちになれた。
何度も書いているように、当地には私の姿を認めるや、なぜか「笑ってくれる」奇特な人が数人いて、こちらもつられてついついニヤついてしまうことが多い。
「生理的に無理」と思われていて笑ってもらえるかといえばそこは違うと思うのでそこは素直に受け取り、単調な日常の中にあってほんのわずかなドキドキ感を味わえるなら、こんなに幸せなことはない。

今日は、部署は違うがわりあい気が合って話すことが多かった某君と昼間に話す時間があった。
彼なりに思うところがありもうすぐ会社を去ってしまうため、今日が出社日としては最後であったようだ。
いろいろ漏れ伝わるところからは、どうも上席者のフォローを十分に受けられないまま仕事ばかりを投げられ、そのくせ何かと詰められることも多く嫌気が差してしまったようである。
「結局オレのせいかよ!」という感覚は、私が当地に来る直前にいた部署で散々味わったもので、あまりガマンをしすぎると私のように体調を崩しかねないところだったが、彼はその前に悪い環境に別れを告げることを早々に決断したというわけである。
すぐにバラ色のような環境が待っているわけではないだろうが、つたない私の話もしっかり聞いてくれた彼だから、別の場所で花開いてくれることを願わずにはいられない。
あまり親しい仲でもボディタッチは好まない私だが、せめてもの気持ちとして彼の肩を2、3回叩いて最後の別れとしたのは、彼が先ほどの「奇特な人」の一人であったからだ。

何となくノッソリと始まった下半期、仕事はともかく個人的にはいいこともあった。
明日からは地元に帰ってひとまずのリセットをする。
当地での疲れを癒して、当地に戻ったら何人かの大切な人たちを励みにして来週以降の仕事に向かっていきたい。