blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

秋分の日

2017-09-24 21:40:24 | 休日
この土日は天気が悪い予想もあったが、低気圧が南の方に行ってくれたため、望外のお出かけ日和となった。
そのうち昨日の秋分の日は、楽しそうなイベントが近場で行われると知り、いそいそと出て行った。
イベントは昼過ぎからで少し時間があったので、会場に徒歩で行ける範囲のスポットとして「徳川園」を散策することにした。
敷地内には「徳川美術館」もあり本来ならセットで楽しむべきであったろうが、時間の都合上、美術館は後日に譲り庭園のみを楽しむことにした。





その名の通り、我が国随一の栄華を誇った徳川家の庭園ながら、スケールはそれほど大きくはなく正直全国的な知名度もあまりない。
本当はもっと広大だったものが市街化に伴い凝縮されたのか、もともとの大きさで現代まで来ているのかは浅学のためよく知らない。
質素倹約のイメージが強い徳川家だけに、あえて加賀の前田家(兼六園)あたりと張り合わない形にしたとすれば、このあたりはトップの余裕といったところか。

紅葉の時期になればもっとキレイだろうが、思いつくまま園内を撮影。











徳川園の後は、中央本線の線路をくぐってココへ。



この土日が本拠地最終シリーズとなる中日ドラゴンズの本拠地・ナゴヤドームだ。

実は試合開始前の野外ステージで、中日OBのレジェンド・山本昌氏のトークショウ(途中から小笠原投手も参加)や、日頃名古屋ケントスで活躍するThe Mirror Ballsのライブがあるというので、野球もさることながらこちらも楽しみにしていたというわけである。
バンドのライブが終わったのが試合開始40分前くらいだったから練習をじっくり見る暇はなかったが、中日・DeNAどちらのファンでもない私は試合さえ見られればよく、ドームの5階にある安いパノラマ席からの観戦であった。



試合に関しては、初回の8失点で勝敗の行方はほぼ決し、中日ファンにとっては悲惨なものとなってしまった。
先発の伊藤準規投手、もし来季も残れるようならこの悔しさをどこかでぶつけてほしい。
3位以内という目標があるチームとないチームの気持ちの差が如実に現れる結果となってしまった。
中日が来季上位を狙うにあたっては、数多く抱えすぎている感のある未完の大器が目覚めてくれることが近道である。
若手の突き上げがないとチーム力は維持はされても上がってはいかない。



いずれ9月の振り返りでも書くが、今月は休みとなると必ずどこかに行っていて、先週には北海道まではさんでいる。
それに輪をかけて昨日も出て行ったものだから、さすがに日曜の今日はひたすら休養した。
波乱も楽しみもあった月、あと一週間はしっかり締めて、当地で2周年という節目を気持ち良く迎えたいと思う。

9月19日の行状

2017-09-24 08:32:14 | 旅行
お世話になった方へのプレゼントも渡し、初めての札幌ドームで野球も楽しんで、残る目的はただ一つであった。
大通公園一帯で行われるグルメイベント「札幌オータムフェスト」である。
なにぶん屋外イベントのため前日は台風で全会場が中止となり、足を運ぶとしたらこの日しかなかった。
会場は大通公園に広く展開していて、荷物を持った私は狙いをしぼって1丁目の「オクトーバーフェスト」の会場を目指した。
今回の場合、オータムフェストはグルメイベント全体、オクトーバーフェストはその中のビールを中心に楽しむセクションを指している。

写真では晴れているが、台風の名残りか天気雨っぽい変な空模様の中、1丁目近くに着いた。



目的通り、オクトーバーフェストの会場に着いてはみたが、スペース的にはテレビ塔の真下を使っているだけのあまり広いとは言えないものだった。
スケールや雰囲気は残念ながら名古屋市内で7月にあった同じようなイベントには劣ると感じた。(1丁目以外のブースには行っていないので念のため)
加えてやはりイベントの常、メニューそのものも高値横並びで、朝っぱらから一杯1,200円のビールというのも気が引けた。
今回の旅の柱に据えていたつもりが、写真だけ撮って退散という自分でも予想のつかない流れになった。



ビールを楽しんだはずの時間を使って、まずはテレビ塔のすぐ隣にあるNHKの札幌局を冷やかした。
最北の離島である礼文島をテーマにしたギャラリーもあって、わずかな時間だが楽しめた。
テレビ局だから致し方ないが、警備員さんの数が多く、何となく「見られている」感覚になったので、あまり長居はできなかった。
放送会館自体も少し古さを感じたのは、市内全体が再開発で新しい建物が増えているからだろうか。

結局JR札幌駅までたどり着き、これまでは行けていなかったJRタワーの展望台に上がることにした。



地上160mからの眺めは大変素晴らしいもの、大通・すすきの方面もさることながら、北海道大学から札幌競馬場を望む景色がより気に入ったので、本欄にはその写真を載せる。



タワーはJR札幌駅の真上にあるから当然ながら線路はタワーの真下である。
ズーム付きコンデジの泣き所でもあるフォーカスの合いにくさと格闘しながら何枚か鉄道写真も撮ってみた。
たまたま特急列車のすれ違いで、車両の鼻先がピッタリ合った瞬間をとらえた写真が1枚できたので、これも載せる。
右側の列車はカラーリングから臨時運行のものと思われる。



タワーから下り、早めの昼食(最後の締めは札幌ラーメンの定番のお店)をとって、昼過ぎには新千歳空港に向かった。
この日は平日ながら人が多く、旅の疲れもありわずかの時間だが快速エアポートの指定席に乗り込んでユッタリと移動した。
今回は飲食でそれほど散財しなかったので、520円の贅沢くらいはいいだろう。

新千歳空港では、見た目は晴れている空が運行上はあまりよろしくなかったようで、空港の上空が混雑して機材遅れが頻繁に発生する状況であった。
私が乗る予定の便も最終的には25分遅れの出発となり、中部空港に着いたのは結局定刻より40分ほど遅れてしまった。
しかし、もし今回の旅の最終日を前日の18日にしていたら飛行機が飛ばない可能性もあったし、飛んでもすんなり中部空港に降りられたか分からなかった。

今回の旅は台風の動きを終始気にしながらのものだった。
しかし、道内で台風がひどかった18日がちょうど移動日ではなかったことで、事前に組んだ日程を、若干順番は狂いながらもほぼ予定通りにこなすことができた。
天候不安の中、細かいハプニングはあったが致命的な事態に遭遇しなかったのはまさに奇跡的というよりほかはなく、今回も大きな満足感を得て帰ることができたのであった。