blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

孤独に耐えられない人々

2012-05-02 20:57:57 | 日記
連休の谷間にあたる2日間の勤務が終わった。
谷間といっても月初は月初、それなりの仕事量はあって、両日とも若干ながら残業をした。
わが部署はカレンダー通りのスケジュールだから明日から4連休となるが、それが明けた7日の月曜は当然仕事量は多くなるだろう。
ただ、昨日今日に多少なりとも注文が分散してくれたことで、4月最初の頃のような事態にはならないと思う。
いずれにせよ、休み疲れで体調を崩して会社に出て行けないことだけは避けたいところだ。

さて、4月に私とひと悶着あった先輩のTk氏だが、今日はとりわけ仲のいいKn氏も帰省して休んでいたためか、サブリーダーであるKu氏とベタベタと話をしている時間が多かった。
けっこう楽しそうに話していることは多いので仲がいいのかと思いきや、本音の部分ではお互いに信用はしていない。
Tk氏から見ればこれまで何度となくKu氏からプライベートのドタキャンや裏切りを受けてKu氏の性格を疑問視しているし、Ku氏はKu氏でTk氏本人のいないところでは「最悪」とか「面倒くさいオヤジ」などと散々なことを口にしている。
それでも、お互いに好きなゴルフともなれば一緒には行くし、時には県東部での飲みにも二人で出たりもするようだ。

両名とも、わざわざ公言するほどの寂しがり屋であることは共通している。
人間であれば全く寂しさを感じないで生きていけるわけもないが、この二人のように「本当はお互いに嫌い」なのにベタベタできるのは、正真正銘の寂しがり屋どうしということであろう。
私にも経験はあるが、本当に心寂しい状態の人間というのは、自分のことが嫌いな人間にすら好かれたいと考える。
好かれたいがオーバーなら「相手にされたい」程度でもいい。
片方はもう50歳をはるかに超え、もう片方もやがて50歳というのに、とりあえず「誰かに相手にされていなくてはダメ」ということのようだ。
お互いに嫌いなのに、孤独に耐えられない気持ちのほうが勝って何となくつるんでいる姿というのは、そばで見ていて本当に気持ちが悪い。
中学生の連れションでもあるまいに、寂しがり屋どうしでせいぜい仲良くやってくれと思うしかない。

ただ寂しいからと、自分の気持ちにウソをついて、自分に対して小指のツメほどの敬意も持っていない人間と分かっていてなおすり寄って付き合いをするなど貴重な人生の中で本当にムダでしかない。
いろんな関係や立場があるから一概には言えないが、そんな人間に対しては「いつでも捨ててやるわ」くらいの気持ちでいたほうが自分自身も生きていて楽だし、実際に捨ててしまったところで思うほどのダメージはない。
職場の整理整頓と同じく、人間関係も本当に必要なものだけを残してできるだけスリムな形で過ごしていけるのがよりいいだろう。
コメント (2)
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