blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

依存症の女

2007-07-11 19:53:03 | 日記
勤務先への往復は当然車を使っているが、ほぼ毎日通勤の足のない女性を同乗させている。
この田舎で車がないもしくは運転できない事情は推測しかねるが、私の通勤経路の道なりで拾っていける場所に住んでいることから、事務所にも頼まれて何となく私が送迎の役割をやっている。

勤務先へは約20分の道のりだが、この女性は乗るなりケイタイを取り出して何かを始める。
要するに人の車ですぐさま「自分の世界」に入ってしまう。
仕事上は直接のかかわりはほとんどなくても、日頃同じ職場にいる人間であるから多少のコミュニケーションもしたいとは思うのだが、こういう感じだと何かを話しかける気にはならないし、運転していてイライラもする。
本人には悪いが、もはや人を運んでいるという感覚はなく物を輸送しているのと同じである。

この女性は休憩時間にもケイタイを手離すことはない。
近頃はいろんな機能が付いていて、あるいは退屈しない何かで楽しんでいるのかもしれないが、私から見るとそこまでケイタイにどっぷりつかる必要があるのかと思う。
もはやある種の依存状態にあり、ケイタイを触っていないと不安になるのかもしれない。
こういう状態の人に何か一言でも文句を言ったら、逆ギレされて収拾のつかない事態になることは目に見える。
私は、来月には引っ越しをして住所が変わり通勤路も変わる。
よって、毎日イライラさせられる送迎ももうわずかの期間だと言い聞かせてあえて何も言わないようにしている。

人それぞれ好きなものはあるが、やはり時と場所を考えてやらないとタダの迷惑行為になる。
少なくともそのぐらいはわきまえた人間ではありたいと思う。