ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

グラスと温度などなど・・・

2019年07月07日 03時41分13秒 | サービス
グラスの選択はそれぞれ意味があります。

口に流れ込む角度、距離、幅etc

また温度の維持、上昇

香りを広げる、距離による差

ステム(足)を持ち上げる角度と顔の角度なども考察に入れたいものです。

しかし、いちいち考えるのは面倒ですよねえ。


私はソムリエとして意識はしていますが、同じワインをお家で召し上がっていただくときに「なんか違うなあ」という場合、グラスの選択とそれによる温度の差が意外に大きな要因になっているように思います。

冷やすべきものを液面の広いグラスに入れますと温くなりやすいですし、温度を少し上げたほうがいいワインを冷蔵庫などから出してきたときには逆に広い液面の方がよい、というわけです。

またソーヴィニヨンブランやゲヴルツトラミネールのようなアロマティックな白ワインは小さなグラスでも香りを発散しますが大きなグラスですと「あれ、香りが遠いぞ」という事が起こります。

ほんの少しの注意でワインが美味しくなるのですから知って損はないということです。


そういう私も日常用にお安いワインはコップで呑む場合もあります。

つまり「それなりのお値段のワインは価格に合う価値をグラスと温度で引き出す」ということです。


「そんなん言われても判らへん」という方は店で使い方を観察してみてください。

もし最初に声がけいただければ「グラスの違いでどう変わる」というのを体感いただけるようにアレンジします。

ご遠慮なくお声がけください。


          樋口誠

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