ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

ピンチはチャンス

2024年06月11日 01時41分48秒 | ワインの事
言い古された言葉です。

ソムリエにとってのピンチの一つは主に円高と「ウクライナ」「ガザ」での問題を発端とする値上がり。

要素が多すぎて「円高への道」は遠いようです。

特に生産量の小さな=ブルゴーニュやRMと言われるシャンパン、そして評論家が高得点を付けたワインの値上がりは悲鳴が出ます。

中には「なんぼ高くなっても買うで」というお客様はいらっしゃるでしょう。

しかし、根幹を支える多くのお客様は生活を脅かされます。

・・・ですが、実は有名産地や生産者だけがワインではありません。

なにしろ世界中でワインは造られているのです。

無名生産者、生産国、タイプなどを探せば「美味しい」或いは「美味しく感じさせるマリアージュ」を発見できるものです。

私は「当分は値上げしません」と宣言してしまっています。

ですので有名産地や生産者に拘っていられないのですが、面白いことに「悪と思われていた温暖化」が意外に前向きに作用している産地も多く・・・(あくまでも私の推測です)

またビールでもそうである様に「低アルコール化」が活きてきている例もあります。

またボトルの軽量化やダウンサイジングも「そうじゃないワイン」の中に多数見つかります。

「安物を探す」ではなく「高すぎない中に価値を探す」と言う事です。

元来ワインは「多様性」に魅力があるのですが、ブランド志向に(特に日本では)傾いていたのでしょうね。

ピンチはチャンス。

いい機会です。


さ、今日はお休みを頂戴し、明日12日から鋭気を充電して頑張ります。


             樋口誠

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