ワインの甘辛は意外に騙されやすいものです。
糖分が多ければ甘口、少なかれば辛口、という単純な括りでは済まないのですね。
レモンスカッシュは相当な糖分があっても「甘ったるい」とは言われず、むしろ子供には「辛い」と捉えられます。
逆にアルザスのゲヴルツトラミネールなどはデータ上「明らかな辛口」でも「これ、甘いなあ?」「貴腐ワイン?」等と言われます。
ここ2,3年使っている食後用のミード=蜂蜜酒。
ピュアなミードは「すごく甘い」のですが、うちで使っている「スパイスミード」はシナモンやナツメグの香りが甘さをマスクしているようで、同じ糖度でも「甘ったるい」という人はいません。
また酒精強化ワインの場合は・・・
同じ産地・生産者のものでも「赤系」と「白系」では甘さ「感」が違うんです。
同じ産地・生産者のものでも「赤系」と「白系」では甘さ「感」が違うんです。
産地によっても答えが違いますので一概には言えませんが、面白いものです。
ま、多くの場合「酸」と「香り」に影響されていると言えます。
そして一緒に召し上がっているデザートやお菓子によって甘さ「感」は当然変わります。
「日本男児たるもの甘いものなんて・・・」とおっしゃる方がいらっしゃいますが、そういう方にこそデザートワインなどを召し上がって頂きたいものです。
さて今日は予約2組4名のみ、明日22日(土)は貸切、23日(日)はテーブルは埋まっていますがカウンターは全空きです。
どうぞよろしくお願いいたします。
樋口誠
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます