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ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

熟成は必要か?

2019年03月28日 02時37分28秒 | ワインの事
過去にも書いていますが、ワインに「飲み頃」というものを設定することに私は否定的です。

むしろ「長い熟成の可能性はあっても、残念な結果にならないうちに」と言っています。

ついついご自宅にあるワインを寝かせすぎて「いき過ぎ」ていたと聞くことも多々。

例えば誕生年のワインを何か記念の時に開けたい、というのは判ります。

しかし、そうでもない時には早めに開けても、そんなに後悔するものではありません。

料理によっては若いうちのほうが本領を発揮することも多いのですね。


何万、何十万するワインは確かに置いておきたくなるものです。

しょっちゅう買えるものでもありませんし「ここ一番」という時まで寝かせたくなります。

でも数千円のものはというと、いざという時でなくても探せば手頃に購入できるものです。

どんどん開ければいいのです。



なんて言いながら、過去に熟成したワインは沢山サーブしていますし、個人でも飲んでいます。

えも言えぬ境地に達しているものも何度も経験しています。


そんな私が言うのもなんですが、そういうワインもマリアージュ次第で「あれ?」ってなるのです。

どうぞ、開けたいと思ったら開けてみてください。

また、そういう時にアイデアが必要なら、私の出来る限りのアドバイスをさせていただきます。

ちなみに今月来月は「それは寝かせたほうがいいんじゃない?」というのを2種類ほどグラスで開けています。

実感なさってください。


            樋口誠