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ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

ワインセラーのこと

2019年03月12日 00時05分20秒 | ワインの事
何回も書いていますが、多くのご家庭にとってワインセラーは「何十年も保存」する為のものではありません。

買ってきたワインを「近いうちに開けて飲む」はずです。

だいたいワインセラーも家電の仲間ですから駄目になる寿命は長くはないのです。

ですので「何十年も保存」を目的にしないほうが得策です。


さて、ではどういう風に使うかというと

1:そのワインの飲み頃温度に近い温度(赤なら少し低め、白なら少し高め)にしておく。

  これにより「いざ」という時に直ぐに飲み頃温度に持っていけます。

2:その際、設定温度を信じず、セラー内に小型の温度計を置いて、そのワインの温度を把握する。
  
dretec(ドリテック) 温湿度計 温度 湿度 デジタル O-257WT(ホワイト)
dretec(ドリテック)
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3:セラー内でも上下で温度差があることを知っておく。

4:冬場の低湿度の季節はセラーの外=部屋に加湿器があったほうがベター

5:出来る限り大き目を買っておいたほうが良い。

  その理由は・・・

        A:セラーがあると大事なワインを飲みたくなくなり、すぐに飲むワインを補充したくなる

        B:下部の棚を一段外し、立てるスペースがあったほうが「飲み残し」を保存しやすい。

        C:古いワイン(赤の場合)を買った場合、一旦数日立ててから棚に寝かせたほうが澱を落ち着かせやすい

6:セラーを設置するスペースが限られている場合(ほとんどそうだと思いますが)奥行があって2列に入れられるほうが効率が良い。


思い付いただけで、それくらいは浮かびます。

何しろ日本の夏は暑いですし、冬は寒く低湿度(これは日本に限りませんね)ですから部屋に於いていたり、冷蔵庫に入れておくと「飲み頃温度に戻すのに時間がかかる」とか「夏は「液体が吹きこぼれるかも」しれませんし、寒いと「より織が出やすい」ということもあります。

ですからセラーの普及は「良いコンディション」の為に有用なのですね。

昔に比べて随分と安くなりましたから、まだ無いという方は一度検討されればいいと思います。

もし悩むようなら相談に乗らせていただきます。


どうぞ、良いワインライフを‼


               樋口誠