ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
 06‐4963‐3098 
 樋口誠

30年位前は・・・

2018年12月21日 00時37分46秒 | ちょっと休憩
クリスマスというと「狂想曲」という表現がピッタリでした。

今でも大きなイベントであることに変わりはないのかもしれませんが「レベル」が違います。


夏前から電話が鳴り始めるのです。

そういう電話は大概の場合は「二股、三股」や「妄想の世界」の予約だったりしますので「クリスマスの予約は11月以降でお受けいたします」としていました。

更には通常より30分早く開店し「それより15分遅れると他の方に譲ります」と・・・

また「お車で来られる方はお断りします」とも・・・


「商売が過ぎるやろ」と言われる方もいらっしゃいますが、そうでもしないと何百人というお断りした方に申し訳ないのです。

1989年の12月24日は32席のレストランで89名=ほぼ三回転というとんでもない入客でしたし、単価も40,000円に迫るものでした。


それ以降は徐々に狂想曲は静かになってきましたが、しかし私はそういうのが好きではなかったんです。


確かに今でもクリスマスはイベントですので専用メニューは設けますし、キッチンの対応が大変ですので「絞り込み」はします。

しかし「時間制限」や「特別な高額ワインを勧める」のは嫌なんです。


さて今日からクリスマスメニュー。

普段より忙しいには違いありませんが、「回転させること」や「単価アップ」は考えていませんので、皆さんには楽しんでいただきたいと思います。


あ、新店舗はコチラです。


            樋口誠