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ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

判官贔屓

2017年06月07日 02時52分58秒 | ちょっと休憩
どんな良いワインでも輸入元が大手の立派な資本を持つところだと「金にものを言わせて」と敬遠する向きがありまして

同時に小さな輸入元だと「コツコツと肌感覚が伝わるワインを扱っている」と持ち上げる。

ま、どういう世界でもそうなんだろうと思います。

確かにそういう部分はないとも言えません。


しかし「大きな輸入元だからダメ」で「小さいから良い」と言うもではありません。


そこには「判官贔屓」という「弱いものを応援する」精神状態が現れているのでしょう。

元来は源義経に対する贔屓から来た言葉のようです。


まさに日本人的と評される部分なんだろうなあ・・・・・なんて思っていました。


が、それを調べるために辞書を引いてみたら「判官贔屓」は「はんがんびいき」とばかり思っていたのに、実は「ほうがんびいき」が正しい読みだったと知って愕然。

「そんなん当たり前やん」と叱られそうですね。

義経をさす言葉として「判官=ほうがん」だそうですから「はんがん」は伝言ゲームで曲がって伝わった「勘違い」のようです。


先日の「高校時代の通学路を覚えていなかった」話もそうですが、記憶や知識の曖昧さが情けない限りです。

いったい幾千の間違いや勘違いをして60年近くも生きてきたのか?と自問するとゾッとしますね。


さて本題は輸入元の大小の話でしたが、ま、それは気にしない、と言うところでオチを付けたいと思います。


では、今日も宜しくお願いいたします。


          樋口誠