昨今はSNSもそうですしWikipediaなども含め、正しいか、間違っているか、誤解かが判らない情報が多い事は否めません。
何を信じればいいのか、難しいところです。
ですので正しい情報ソースはネットで無い所から手に入れることも必要ですね。
ワインの世界でも「それは・・・・・?」という宣伝文句があったりします。
例えば「当社が輸入するボージョレ.ヌーボーを造る〇△家では全て手摘みで丁寧に・・・・」などと書かれていることがあります。
それは間違っていません。
が、ボージョレでは基本的に全て手摘みでなければならない、と言う規則があるのです。
つまり他の農家も手摘みという事なのです。
ボージョレはどちらかと言うと大衆的なイメージ先行ですから、こういう文言が踊ってしまうのですね。
何故かフランスの生産地では他にシャンパーニュ地方とココの2産地だけが手摘みを義務付けられていいるそうです。
とはいえ他の産地では全て機械収穫かというと、切り立った下を見るのも怖い斜面では機械が入ることが出来ない訳ですから自ずと手摘みであったりします。
あとよく目にするのは「ほにゃらら家では樹齢100年の樹から特別なワインを・・・・」と書かれているワイン。
スペインのモナストレルやボージョレのガメイ、カリフォルニアのジンファンデルなどでは樹齢の高い葡萄は沢山あります。
フランスではゴブレ、スペインではエンバソと呼ばれる株仕立てで育てられた高樹齢の葡萄は貴重な財産ではありますが「その農家でないと無い」ってことはないのです。
輸入元を敵に回す気はありませんが、「限定」とか「特別」と聞くとついつい購買意欲が湧いてしまって・・・・という人は少なくないはずです。
慌てず他社の情報も見てみる。
この業界の若い人には是非、お願いしたいことであります。
なんて書いている私がブログやFB、ツイッター=SNSで発信しているのですから信用置けませんねえ(笑)
ということで、ゆるりと読みください。