みんな大好き、鳥獣戯画〜上野トーハクのギガ展に行って来ました!
ものすごく楽しかったです♪
昨日、トーハクで開催中の鳥獣戯画の「動く歩道」の素晴らしさについて書きましたが、展覧会における絵巻物というのは、とにかく混みます。
普通に壁掛けをした絵画や、四方から見ることの出来る彫刻と違って、絵巻物は一人当たりの空間が狭いから混むのですね。
それを解消すべく、絵巻物を一定時間、独り占めできるように工夫されたのが、動く歩道なんですね。その快適さ、素晴らしさは、ぜひ会場で体験して頂きたいものです。
さて、話は変わりますが、人気の展覧会に行くと、会場の一部で行列が出来ていることを、誰でも目にしたことがあると思います。
でも、みなさま…あの列に並ぶ義務はありません。大抵の展覧会は、好きなところから見て構わないことをご存知でしょうか。
会場に出来る行列は、何の義務もない自主行列なのです。
ところが、なぜかどの展覧会でも自然発生的に整然と列ができることが多く、並ばず空いているところから見ようとすると「横入りするな」という空気を出す人がいたり、中にはリアルに「並べ」と口にする人もいたりします。
鳥獣戯画展でも、係員の人が「空いているところからご覧になってけっこうです」と促しているのですが、それを耳にしても列から動かない人が多いのです。
ミュージアム側も、そんなことから知恵を絞ったのでしょうね。
鳥獣戯画の「動く歩道」は、そんな煩わしさを一掃してくれた素晴らしい工夫でした。ただ、そうでない場所では、相変わらず無意味な行列がそこかしこで出来ており、余計に動く歩道の快適さが際立ったというわけです。
同じことがエスカレーターの片側空けや、マスク着用にも言えると思います。
エスカレーターの片側は本来空けていけません。
最近はどの鉄道でも「歩かないでください」と書いてあるのですが、エスカレーターを歩く(あるいは走る)人の同調圧力に屈し、多くの人が片側を開けようとします。
混雑時、両側に立てば良いのに、片側しか空けないから無駄な行列が出来る。
私はエスカレーターでは、なるべく列をふさぐべく、右側に立つことにしています(ふろむホンマもん東京人)。
以前は、怒って押しのけてくる人もいましたが、さすがに最近は少なくなりました。
もう一歩です♪
自主マスクもこれに同じです。
百歩譲って、マスクをつけないと入れない会場ならいざ知らず。
道を歩く時のマスクや、まして自転車のマスクなど、花粉症や黄砂防止でない限り、意味がありません。まして、子供の体育の授業でマスクなど言語道断です。
今から民主主義を脅かす、憲法違反の疑いさえある緊急事態宣言が発令されようとしています。
それを前に、私はこうした自粛や自主規制のあり方を考え、納得がいかぬものに従わない態度を示していきたいと思います。まずは小さなことから始めたいですね。
みなさまは如何お考えしょうか。