小暮満寿雄 Art Blog

ダジャレbotと間違われますが、本職は赤坂在住の画家です。作品の他お相撲、食やポリティカルな話も多し。右翼ではありません

サントリー美術館「ミネアポリス美術館 日本絵画の名品」展(其の二)〜琳派も浮世絵もあるけど、やっぱり白眉は伊藤若冲でした!

2021-04-21 06:06:15 | Weblog

▲こちらは池田孤邨(いけだ・こそん)の三十六歌仙図屛風。

昨日からの続きです。ここから、みなさまご存知の琳派です。
琳派とは、 印象派のように同時代に近いスタイルで描いた画家のひとかたまりではありません。以下wikiより。

琳派とは桃山時代後期に興り近代まで活躍した、同傾向の表現手法を用いる造形芸術上の流派、または美術家・工芸家らやその作品を指す名称である。本阿弥光悦と俵屋宗達が創始し、尾形光琳・乾山兄弟によって発展、酒井抱一・鈴木其一が江戸に定着させた。

▼こちらがその俵屋宗達(伝)の源氏物語図屛風。

あらかじめ描いた絵を屏風に貼り付け、コラージュしているのは面白いですね。

並んだ様子はこんな感じ。

▼こちらも伝・宗達。伊勢物語の布引の滝ですね。神戸にある滝です。

▼こちらは鈴木其一(すずき・きいつ)の三夕図。さすが其一、実に洒脱です。

▼さて、本展いちばんの白眉は何と言っても若冲ですね!

とにかく若冲先生の鶏をご覧あれ!

おや、こんなところに別の叭々鳥(はっかちょう)が!

相変わらず、日本語を喋りそうな叭々鳥ですね(笑)。

▼こちらは曾我蕭白(そが・しょうはく)。私は実は苦手です。

きゃあああああああ、やめてええええええええ!

さて、まだ浮世絵や南画があるけど、本日はここまで。続きをお楽しみに!

▼こちらは歌麿の描いた珍しい写実画。さすがに達者です!

 

コメント
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