少し間が開いてしまいましたが、先日の連休から子どもたちは夏休みに入りますので、合わせて7月13日の花風社主催の体ラクチン講座(勝手につけた)について、触れてみたいと思います。
先日、NHKで認知症に劇的な効果があったという、特番をやっていましたが、その中で神田橋先生や栗本さんのされていることと、共通のものがあるのにびっくりしました。
そのひとつにフランスからやってきた介護士が、重度の認知症患者の人たちを、次々に治していくメゾッドが紹介されていました。
やり方自体はシンプルなもの・・・。
認知症患者を驚かせない、パニックにさせない。
体にさわって、目を見ながら声をかける。
基本的にはそれだけなのですが、これで劇的に認知症患者が立ち上がったり、喜怒哀楽の表情を見せたりするのです。
また、新薬の開発ばかりでなく、インシュリンなど既存の薬を使って脳の状態を良くしていくといった方法などが紹介されていました。
また、番組では「体を動かすこと」が認知症予防に効果がある方法のひとつだと紹介されていましたが、これぞまさしく、神田橋先生のおっしゃる・・・
「脳と身体は直結している。
身体を楽にすると、脳が楽になる。
その方法がここにある」
・・・ではないでしょうか。
当日の様子は、なにせ身体を使った講座なので、来ていただいて体験するのが一番良いのですが、なかなかそうもいかない方もいらっしゃるでしょう。
だからこそ、夏休み(8月発刊予定)の機会に、栗本さんの新刊を片手に実践をしていただきたいと思います。
新刊名は
「自閉っ子の心身をラクにしよう!
~睡眠・排泄・姿勢・情緒安定を目指して今日からできること」 です。
栗本さんの講座では、互いの手足に触れてリラックスをしたり、力の加減を確かめ合ったりと、やる気満々の花風社のお客さんたちを賑わしていました。
よく自閉っ子が手足や背中がなくなると言いますが、私自身が驚いたことは、自閉っ子の人の腕を握った実践をして、それが少し相手の腕や足に触れることで感じ取れた(気がしただけ?)ことです。
感触を文章化するのは難しいのですが、腕を掴んだ時、握った時の感触ですが、定型発達の人は、腕なら腕の皮膚と筋肉、骨が一体化されているのですが、自閉っ子の場合、皮膚と筋肉、骨が分離しぎみ(あくまで感触です)なのです。
腕を引っ張ると、皮膚だけがスッと持っていかれるような・・・。
これは何か簡単なトレーニングで一体化しそうな気がするし、感覚の統合も、そんなに難しくなく出来るのではないか?
そんな感想を抱きました。
また、自閉っ子に限らず、健常者の心身ラクラクのヒントも、体を動かすことでいっぱいあるのではないか。
栗本さんの講座にそんな感想を抱きました。
ともあれ、体ラクチンの新刊本。間もなく上梓です!
私もいっぱいイラストを描きました。お楽しみに!