つらいと思う日々に

いたずらにわが身世にふる・・・

死後のこと

2014-09-09 | Weblog
死というのは、
肉体の死であって生命の死ではない。
今生の肉体は今生限りであるために、
死んでしまえば消滅してしまうが、生命そのものは
今生限りということはなく連綿である。
何故なら、生命は是によって作られているもので、
是が円運動であり、
無くなることのないエネルギーとなっているためである。
是も生命も同じエネルギーである。
そのために、無くなることのない生命となっている。
つまり、生命には死が無く永遠である。

エネルギーは廻る変化によって刺激を受け、
その刺激に対応して現象となっている。
肉体はその刺激に対応したかたちである。
そのために、無常であり生滅を繰り返す。
うたかたに過ぎ去るものである。が、そのうたかたの間が要である。

生命は、肉体を介してのみ進化するもので、
肉体経験が生命の向上に繋がるもので、ゆえに、
養育の場となっているのがこの世である。うたかたの間である。

肉体の死が今生の別れである。
その肉体経験が記憶となり、生命の質を作る元となっている。
生命が連綿であるために、幾多の人生経験の記憶が統一され心となる。
生命そのものの質となっていくのである。
幾多となく生まれ変わって今の自分がいるのである。
その自分の性格が、過去の人生記憶の統一された姿である。
いまだ下品下生にあるとするなら、
過去の人生経験が少しも反省されることがなく、
正しく反映されてこなかったためである。

肉体の死によってあの世となっていくが、
あの世はこの世の記憶の現象世界であるために、
肉体がなくなっていても、記憶の肉体となって、
この世と少しも変わらない世界となっている。・・・
コメント
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