つらいと思う日々に

いたずらにわが身世にふる・・・

南無

2014-09-03 | Weblog
南無というのは方角を表している言葉で、
東西南北の南を指している。つまり、方向であり、その門である。
無は無くならないの無であり、無くなることのない南の門ということになる。

南の方角というのは暖かい方角、明るい方角であり、
イメージとして人の好む方向である。
あたたかくて明るくて優しいというイメージ、希望のある思いを抱く方角である。
無くなることのない希望ある門に入るという入門を示している言葉である。

「南無阿弥陀仏」とか、「南無妙法蓮華経」というのは、
「無くなることのない弥陀の世界に入門する」であり、「無くなることのない妙法蓮華の世界に入る」である。
入門するという意味の言葉である。
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