38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

阪神大震災から12年。

2007年01月17日 | 農と暮らしの日記
写真は大根と人参の牛肉炒め。
今日のごはんではないんですが、久々に藤田家族の食卓から。大根を炒めるというのはあまりなじみがないかもしれないけれど、意外と火が通りやすく、しかも油や肉と相性がいい。おでんやふろふき大根、煮物などに飽きても、大根はまだまだ冬の食卓に活躍する野菜です。



今日も午前中はいつも通りの出荷、収穫。
きのう家に戻るのが遅かったので、朝いちばんの出荷ぶんも今朝収穫しにいく。幸い気温は高く、凍っている野菜はないので順調に作業は進み、朝の出荷も無事完了。スーパーは白菜、大根、人参いずれも見込み通りに売れている。うちの定価なので他の売り場と比べると高い金額なのだけれど、鮮度では負けていないので、そのあたりを見てくださっているお客さんなのだろう、とにかくありがたい限り。

朝から雨がしとしと降っている。
昼前後は机しごとを少しして、午後はまた明日ぶんの収穫と荷造り。日没前、本当に久しぶりに、収穫目的でなく畑を歩く。日頃はばたばたしていてじっくり見られない成育中の野菜の様子を確かめ、間引きを少ししたり、草をひいたり。こういう作業が毎日少しずつでもできるといいのだけれど。



晩ごはん、今日は野菜たくさんの煮込みうどん。
食べながら、渚に「今日は学校で地震の話とか、あった?」と尋ねる。「ううん」と首を振る渚。阪神大震災から12年、小学生は震災後生まればかりになったと今朝のニュースが言っていたが、この日くらい何かあってもいいものだと思いながらよくよく聞いたら、やっぱり全校集会みたいなところで話はあったようだ。

だけれど、2年生だからか渚にはそれが理解できていない。
「戦争の話かと思った」って。あー、そうかもしれない。僕だって、あの地震を直接体験しているわけではない。「とにかく、学校で大きな地震が来たら、自分の頭を守ること。机の下に入るとか、何かで頭をおさえるとか。すぐに揺れはおさまるから、そしたら運動場のできるだけ真ん中のほうに行くといい。あとはどうすればいいかは、先生か誰かがきっと言ってくれるから、それを聞けばいいよ」とだけ言った。だけど、そんなのでいいのかどうか。我が家の防災対策はかなり立ち遅れている。



明日は陽射しが戻る予報。
春に向けての畑しごとも山積みで、優先順位どころではない状況。
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今治に行く。

2007年01月16日 | 農と暮らしの日記
JR今治(いまばり)駅前の夕景。
用事があって午後、この街に電車で出かけた。各駅停車で西条から約40分、片道640円。特急なら20分ほどかな。今治というと、思いつくキーワードは、タオル生産全国一、村上水軍、しまなみ海道

それから、忘れてならないのは「やきとり」である。
僕はまだ本場のを食べたことはないが、いわゆる一般的な串焼きではなく鉄板焼きであるというのが最大の特徴らしい。

今治は、西条市が西方の1市2町と合併したため、いまでは隣町となった。
僕自身はしかし、昔からあまりなじみのない土地。高校野球の予選を観に父と一緒に出かけたのが何度か。それから、中学生のときに駅伝の大会で今治の山のほう(いまとなってはそれがどこだったのか不明)を走ったくらい。そのときに、今治市役所は地元出身の丹下健三の作品だと聞いて、日本を代表する建築家の名を初めて聞いた、というようなそんな町。



午前中はいつも通りの出荷と収穫・荷造り。
昼ごはんを早めに食べてから生協の出荷に出て、JA、税務署と用事を済ませてからJRの駅へ。上記の今治行き。予讃線の車窓は冬の道前平野の田んぼ。ほとんどの田は春まで休んでいるが、ところどころ、麦やキャベツ、ブロッコリィ、ほうれん草などが育っているのが見える。

夕方から雨がしとしと降ってくる。
雨のなか、しかも夜の運転はいつまでたってもなかなか慣れない。雨は明日朝くらいまで続く予報。
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霜の降りる朝。

2007年01月15日 | 農と暮らしの日記
霜の降りる朝が数日続いている。
朝いちばんの出荷・納品のあとすぐの時間帯(8時台くらい)だと、まだこのように野菜も上のほうが凍っているので、朝の収穫は日の光を浴びて霜が解けてからになる。年末年始はそんな余裕がなかったので、前の日の夕方に翌日分を収穫しておいたのだけれど、このところ少し出荷量が落ち着いているため、昼や午後に出荷すればいいものは、当日朝に収穫しても間に合う。



今日も朝から午前中はいつも通りの出荷・納品。
昼食後に生協の納品に出かけ、帰りに市街で所用を済ませたあと、午後の3時間ほどを玉葱の苗とりと植え付けにあてる。まだまだ苗が残っているので、暇を見つけては少しずつ進めていく。今日は2つの品種をあわせて400本ほど植え付け。

暗くなる前に切り上げ、帰りに明朝出荷ぶんの白菜を収穫して帰る。
6時からの渚のピアノの練習、2kmほどの距離を軽トラで送っていく。夏秋は薫が一緒に自転車で行っていたのだけれど、日が短くなり、ちょうど畑仕事もひと区切りの時間なので、このところは僕が送迎役。子どもの習い事にクルマを出すなんてことは、1年前には想像もつかなかったが。

明日あさっては天気が崩れる予報。
夏とは違い、この季節の野菜畑は降らなくてもとくに困ることはないけれど、適度な天候の循環は、やはりあったほうが気が安らぐ。
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とうど祭り。

2007年01月14日 | 農と暮らしの日記
小学校前の田んぼで。
うちも注連飾りから蜜柑を外して持っていった。「どんど焼き」とか「とうど祭り」とか呼び名はいろいろとあるようだけれど、僕自身は生まれて初めて目にし、また、参加する行事。同じ市内だけれど、子どものころ同様の行事が地元であったという記憶がない。全国的に行われていることはテレビなどで見知ってはいたが、なんだか地域性のないおきまりの行事のように感じていた。祭りといえば「おみこし」みたいな。

神事のあと、小学生の代表が火を放つと一気に燃え上がった。
そして、骨組みにしてある青竹の爆ぜる音が雲一つない青空に響く。たちまち炭に変わっていく竹が煙突代わりとなり、その先端から白煙が勢いよく吹き出す。

……という様子を凝視している人は少ない。
人々はいつの間にか隣接するテントへと移り、その関心は「アツアツの炎」から「ぬくぬくのぜんざい」へと移っている(大勢に従い、僕も移りました)。



午前中はいつも通りの出荷、収穫。
午後、先日訪問した「ちろりん農園」の西川さんご夫妻が、今度はうちの畑を尋ねてくださる。畑の様子を見ていただき、あれこれの助言を受ける。本来なら人さまにお目にかけるような状況ではまったくないのだけれど、就農1年目も残りわずかとなり、恥をかくのもいまのうち、というわけである。

夕方、所用で街に出、戻って日没まで収穫。
明日までは好天、火曜から天気は崩れる予報。
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玉葱定植、少しずつ。

2007年01月13日 | 農と暮らしの日記
玉葱の苗をとっているところ。
野菜を栽培しているのと同じ畑に種を播き、育苗していた苗床から、その日に植え替えるぶんだけの苗をとってくる。今日は20mほどの畝に15cm間隔でとりあえず3列ぶん植えるので、約500本の苗をとる。もうかなり大きくなっていて、標準的な植え時からいうと、たぶん遅すぎるタイミング。



今日も朝の出荷・納品はいつも通り。
しかし土曜日ということもあって野菜セットや生協の出荷がなく、ほぼ一日、畑しごとにあてることができる。こんな一日、おそらくこの2か月ほどなかった気がする。渚や真が休みということもあり、気分的にもゆったりした週末である。

午前中、ほうれん草と小松菜の種を播く。
小松菜は寒さよけのためにトンネルなどが必要な時期だけれど、先月播いた種が順調に発芽しているので、今回のも露地でやってみる。ダメかもしれないけど。ほうれん草はいずれにしても冬のあいだも露地栽培。いずれも種を播いたあと、上から米糠ベースのボカシ肥をふっておく。

午後、上記の玉葱の植え付け。
年内に植えたのとは別の品種の玉葱と、もうひとつ赤玉葱も植える。いずれも黒マルチを敷いて草除けとするが、穴が小さいので植えにくい。約2時間で400本ほど。まだこの先、数千本を植える予定だけれど、そんな時間があるのか見通しはまったくない。

日没まで、畑のあちこちを歩く。
普段はじっくり見る暇もない野菜たちの生育の状況を見たり、条間を草けずりでさくったり、本当は毎日ちょっとずつしておきたいことを、本当にこの2~3か月、ぜんぜんできてないなあと思いつつ……。

週明けに少し天気が崩れる予報。
その前に乾いた畑でできることを、明日も少しやっておきたい。
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愛媛産と、藤田さん。

2007年01月12日 | 農と暮らしの日記
「愛媛産には、愛がある」。
県産農林水産物の生産・流通など地産地消の活動を積極的に進めるためのキャッチ・コピーのようなもの。僕も生産者として「愛あるサポーター」というのに登録している。

その関係かどうか、こんな案内状が来た。
「えひめ産品海外バイヤー商談会」。県産品の輸出振興のために上海、香港、台湾、韓国に販路を持つバイヤーに対して自分の商品を売り込みませんか?というもので、主催する愛媛国際見本市協議会というのは県の組織の中に事務局があるようだ。

もちろん、とくに参加予定はない。
もちろん、ということもないのだけれど、こういう商談に値する規模の野菜を作っていないので。だけど、農産物の販路拡大というと、「一般的にはそういうことも考えないといけないんだなあ」と考えさせられる。「藤田さんの野菜だから」と買ってくださっている遠方のお客さんもいれば、「愛媛産だから」「西条産だから」ということで買ってくださる地元の方もいる。どちらも割と身近な「縁」でつながっている。いまはそれだけで手がいっぱい。だけれど、将来的には? またボチボチ、あれこれと考えていこう。



今日もほぼいつも通りの一日。
日中の出荷が早めに終わったので、午後はキャベツの仮植を少し。3時のお茶のあとはまた明日ぶんの収穫、調製など。「芋類担当(いつの間にか)」の薫は在庫を一気に整理してくれる。主に自家用に保存していたじゃが芋の小さいのから一斉に芽が出ていてびっくり。さつま芋は寒さに弱いということで用心はしていたのだが、やはり傷みが進んでいるものも多く、かなりの量を処分する。「保存」は「加工」とともに、2年目の藤田家族の大きな課題。

週末にかけても好天が続く予報。
久しぶりにトラクタを引っ張り出す時機になってきた。夏の果菜類の種の手配もそろそろ。
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越冬する野菜たち。

2007年01月11日 | 農と暮らしの日記
秋分の頃に渚と一緒に植えたにんにく。
現在、草丈が30~40cmくらいで、葉色もよく、まずまず順調な様子である。一方、写真の右側に少し見えている背の低い(というか、ヘナッとなっている)のは「島にんにく」。寒さに弱いのだろうか、葉も黄色くなっていて、ちょっと心配。



冬晴れの一日、午前中はいつも通りの出荷・収穫・また出荷。
いくつかの野菜セットには、畑に残っていたヤーコンを入れた。水菜、レタス、小松菜が当面は品切れ状態で、みずみずしい葉物が少ない日が続いているが、白菜、キャベツ、ほうれん草などはなんとか毎日収穫することができ、助かっている。

午後2時頃までにすべての出荷が終了。
そして、明日は決まった出荷が少ない金曜日ということで、久しぶりに午後は畑しごとに時間を使う。日没で暗くなるなか収穫に走りまわらなくていい日なんて、年末年始の休みを除くと、ずいぶん久しぶりのような気がする。

まず、キャベツの仮植用の土を畑でふるい取る。
10月中旬に播いたキャベツの苗は、植え時を逃したままセルトレイの中で虫に食われてしまっており、まあでもその次に10月末に播いたのがあるからいいや、と思っていたほうの苗もまた植えられることなく真冬を迎えてしまい、それはいったいいつ植えるんだかったかも忘れてしまっていたのを、なんとか越冬させるためにポットに仮植することにして、そのための土、ということです。

ついでにその畑で、ほうれん草の追肥。
米糠と牛糞のボカシ肥料を振り歩く。追肥なんて、それこそいつぶりなのか。肥料が不足していることはわかっていても、それをひと振りしにいく手間がないまま、黄色くちぢこまってしまった秋冬作の野菜は数多い。隣で発芽し始めている小松菜、人参の畝にも少しずつ振っておく。

さらに、隣の畑で、黒豆とモロヘイヤの片付け。
枯れた茎を引っこ抜いて集め、別の畑の隅に積み重ねておく。同じ畑でもう収穫が終わってしまった牛蒡(ごぼう)の、小さい葉っぱを見つけたので、鉛筆みたいに細いのを掘り出して持って帰る。冬まで牛蒡を取れるようにすることも今年の課題。

そんなあれこれをしても、まだ日は落ちない。
最後は、上の写真のにんにく周りを手で除草。草に埋もれるというような状況ではないけれど、収穫は6月頃なので、これから先、あまり手をかけなくて済むように、できるときにできることをやっておく。

家に戻り、暗くなるまで、なんと軽トラの掃除。
といっても運転席まわりのほこりを軽く拭き取るくらいのもんだけれど、年末にもまったく手のつけられなかったことを、まだ年始のこの時期にちょっとやっておけるのはうれしい。



明日も朝は冷え込む予報。
霜が降りても、このくらいの寒さなら、野菜たちは日が高くなるとともに、元の姿を取り戻す。先住地の神奈川から転送されてくる年賀状がまだかなりあり、いま少し正月気分を楽しめる。
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かぶの、立体栽培。

2007年01月10日 | 農と暮らしの日記
かぶが、相変わらず窮屈である。
取っても取っても、播きすぎた種からは播いたとおりにかぶが出てくる。それで、こんなふうにかぶの上にまたかぶ、ということになる。かぶはこの芸当ができるからすごい。かぶが人参のように地面の中で大きくなることしか知らない野菜だったら、うちの畑は豆粒のようなかぶでいっぱいになり、到底出荷に至らなかっただろう(とはいえ、だからといって立派なかぶが揃うというわけには、当然いかない。いつまで経っても「小かぶ」である)。



今日もスーパー、保育園、生協と、いつもどおりの出荷・納品。
スーパーには久しぶりに上記の小かぶも少し出した。午後は明日ぶんの収穫、荷造りであっという間に日が暮れる。



1月にある2つの会に「欠席」の返事をした。
ひとつは市の青年農業者の会の視察旅行で、行政の補助も出るので行きたかったのだけれど、平日の1泊2日では出荷に支障があるので×。もうひとつ、地域の農業組織の新年会は夜だけなのだが、これも都合により欠席。出ていけば収穫の多いことは大いに予想されるのだけれど、やはりあれもこれもというわけにはいかない。ハナから優先順位が低いわけではなく、日程や内容とうちの都合を頭のなかでぐるぐるとかき混ぜながら結論を出す感じ。行かない以上は、それに値する仕事をしっかりとここでしなければ。



朝の冷え込みは明日以降、厳しくなるようだ。
収穫してきた野菜も、夜は家の中の土間に持ち込んで低温から守る。それでも日中は陽射しがあり、外での作業も苦にならない。絵に描いたような暖冬。その副作用がどんなあたちで現れてくるのか、戦々恐々、春を待つ。
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ちろりん農園。

2007年01月09日 | 農と暮らしの日記
丹原(たんばら)町にある「ちろりん農園」を久しぶりに訪問。
ここの主、西川則孝さんには就農計画中からいろいろと話をうかがい、また僕の話を聞いていただいた。しかし実際に畑に立ち始めると時間がとれず、ほぼ一年ぶりの訪問と、ずいぶんごぶさたしてしまった。今日は丹原方面への納品ついでに立ち寄らせていただいた次第。

丹原町は西条市の西端に位置する。
合併前は周桑郡丹原町で、市内の東端にある飯岡地区のわが家との位置関係は、まさに西条市の西と東の端っこどうし。直線距離でも20km近く離れているのだが、さすがにクルマだと早い、30分ちょっとである。自転車で行き来したのが懐かしい。

写真はご自宅裏の傾斜地にある小さな畑。
ここには平飼いの鶏舎も建っていて、まさに山の中の農園という感じなのだが、少し離れたところには広々と整地された圃場もあり、うちとは比べ物にならないくらい多種多様な野菜やハーブなどを栽培されている。冬の畑やハウスの様子を見せていただき、大いに刺激を受けた。やらなきゃいけないことが山積みの僕に、さらに多くの課題がのしかかり、忙しい中にも出かけていけば収穫も多いことを今日も実感する結果となった。



今日もいつもと同じく、朝の出荷のあと、追加の収穫と荷造り。
午後に上記の納品と農園訪問、その足で市街地にも納品、その他の所用あれこれ、家に戻ってお茶を飲んで、日没まで明日出荷ぶんの収穫。それにしても、日暮れが遅くなった。クリスマス頃には5時を過ぎたら収穫も厳しかったのだけれど、いまでは、6時の晩ごはん(と、うちでは一応決まっている。子どもが眠くなるので)に間に合うようにしようと思うと、明るいうちに仕事を切り上げなければいけないくらい。季節の移ろいに、少し名残惜しさも感じる。

大根の大きいものが残り少なくなってきた。
ずらして播いた作のは十分に大きくなっておらず、この先の出荷がやや不安。白菜も同様に、4か所に作付けているうちの2か所がほぼ終了し、追いかけて成長している別の畑で比較的早めに締まってきているのを探して取り始めた。大根も白菜も、先口の畑では全体の2/3くらいを出荷できたか、どうか。あとはうまく育たず、そのまま畑で一生を全うしようとしている。

寒さが厳しくなる予報だった今週。
しかし、週間予報は日ごとに寒さが先延ばしになり、陽射しの暖かい日が続きそう。
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ようやく、キャベツ。

2007年01月08日 | 農と暮らしの日記
キャベツがようやく出荷開始。
といっても、まだ大きいのがそろわず、とりあえず個人のみなさんの野菜セットに少しずつ。ひと玉1kgに満たない。8月下旬に播いて9月中旬に定植したもので、本来なら年内どり、しかもこの暖冬だからもう収穫がどんどん進んでいるはず、という作型なのだが、肥料不足なのだろう、ここまでかかってしまった。



今日は毎月恒例の「花薬師」の出店。
朝いちばんのスーパーへの出荷からそのまま会場の大通寺へ。もう骨董屋さんら他のお店の方々は準備を終えているところへ滑り込む。いつもの「おでん&骨董」のお隣にお寺の縁台を借りて据え、野菜を並べる。

それにしても寒い。
気温が上がらないうえに、次第に風が強くなり、お隣でおでんの鍋を温めているストーブに抱きつくように近寄ってもまだ寒い。それでも、ちらほらとお客さんがあり、年賀状で出店を知らせた高校の同級生も立ち寄ってくれるなどしているうちに午後2時を過ぎ、少し早いけれど撤収。



夕方、明日出荷ぶんの野菜を収穫。
寒風にみぞれが混じり、東の空には冬の嵐の虹も出て、荒れ模様の一週間の幕開きを予感させる。足早に家に戻り、白菜入りの湯豆腐に熱燗で温まり、なんとか人心地つく。これからひと月くらいは、寒さが当たり前の季節。食も暮らしも養生を心がけて春の訪れを待ちたい。
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藤田家族の七草。

2007年01月07日 | 農と暮らしの日記
七草がゆ。
といっても、一般的な七草とは違うのを、藤田家族はいただきました。しかもピンボケごめんなさい。せり×、なずな×、ごぎょう×、はこべら×、ほとけのざ○(畑にいっぱいある。涙…)、すずな○(かぶ)、すずしろ○(大根)。足りない「四草」は畑から、レタス、サニーレタス、ほうれん草、白菜。へんてこだけど、まあとりあえず七草。

当地、西条はこの七草の日本一の産地だそうだ。
その数80万パックがこの時機一斉に出荷されるということで、JAに七草の部会まであり、その出荷風景が中学生も含めたアルバイトのみなさんの忙しそうな姿とともにローカルニュースでは毎年恒例の風物詩、といった感がある(ようです、うちではTVがないので見たことないけど)。

……というわけだから、
写真のようなうちの「にせ七草」なんかをこんなところで地元から発信していたら怒られそうだけど、けっして怒られはしないだろう。80万vs.1だし。



3連休の中日、出荷はスーパーと野菜セット少々。
わりと余裕があったので、玉葱の植え付けの続きを少し。長靴の足先がむちゃくちゃ冷たい。ようやく冬らしくなってきたということだろう。

猛烈な低気圧で、日本中が荒れ模様。
しかし当地は予想された雪も降らず、気温も思ったよりは高い。週明けからは最低気温が1~2℃という日が続くようなので、いよいよ畑の防寒も真剣勝負となりそう、だけど、まあその手間もなかなかなく、出たとこ勝負の面もある。からだだけはなんとか調子を保って臨みたい。

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冬の霊峰・石鎚。

2007年01月06日 | 農と暮らしの日記
ちょっと見えにくいですが、西日本最高峰(1982m)の石鎚山。
画面中央奥の山。西条(出身)のみなさんにクイズ、どこから撮った写真でしょう? もっといいのが撮れたら、また載せてみます。



今日も朝いちばんはスーパー出荷と保育園の納品。
6時に起きてスーパー用の白菜や大根を切って包装、昨日のうちに準備しておいた他の野菜も積み込んで7時過ぎに出発、帰りにヴァンガードの納品にも立ち寄って8時ごろ戻り。朝食は残りものの白菜味噌汁に大阪から持って帰った餅を入れて雑煮。あつあつでおいしい。

午前中、生協と野菜セットの収穫と荷造り。
昨日のうちに収穫しておいたものに加えて、ほうれん草やサニーレタスなど当日のほうがよいものをとり(その日の都合にもよる)、午後2時に完了。朝は晴れていたが、小さな雨が降り始めている。

遅昼は大根めしの雑炊。
一昨日炊いて残っていた大根めしを、いりこ出汁で白菜と一緒にざぶざぶと炊き直し、仕上げに生協から届いたばかりの卵をひとつ溶いて流し込む。最後に胡麻と唐辛子を振りかけ、かき込む。

明日出荷ぶんの大根を洗っていたら、近くのJA前から演説の声。
12日投票の愛媛県知事選挙に向けたものらしい。家にいながらにしてこういうのを聞けるのはいいな。他の候補者の関係者も来てくれるといいが。



今日はこれから薫たちの出迎えに行く。
大阪からバスで帰ってきて、そのまま僕の実家に新年の挨拶を兼ねて食事に行く予定。今夜からは強い低気圧のために日本中が大荒れとの予報。当地でも雪の降る可能性があるという。明朝が心配だ。
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新春の五日市。

2007年01月05日 | 農と暮らしの日記
市内の商店街の「五日市」。
昨年12月に続いて2回目の出店である。前回が予想外に売れたので、新春の今回はさらに売れるかも……という思いもあったけれど、正月明け早々ということで、財布の紐は堅いかもしれないと思い、途中追加した前回の当初用意ぶんくらいを今回も持っていく。

客足は予想通り鈍い。
前回は9時開始の前に何人かのお客さんが来てくださったが、今回は開店時刻を過ぎても人通りが少ない。やがて少し人の姿が見え始めたが、野菜に視線を投げかけるだけの方もほとんどない。

昼近くなり、なんとなく今日の状況を理解。
人波はまあまああるけれど、わりと着飾っている方が多い。とくに目立つのが、今週いっぱい休みをとって帰省しています、という感じの家族連れ。たぶん夫婦のどちらかが西条の人で、二人とも休みがたっぷりとれたので今日ものんびり正月休みで、だけど出かけるところもないし……ということで、とくに買い物の計画もないけど昔懐かしい商店街に出かけてみよう……という感じ。こんな人たちは泥つきの人参や丸ごと一個の白菜になかなか目が向かないだろう。



14時を過ぎて撤収。
今回は場所代も出なかった。天気もよかったのだけれど。なかなか難しい。次回の2月はどうだろう。寒さは十分に予想される。それを克服する何かの要素がないと、今回よりさらに厳しい結果になりそう。商売より「宣伝」の機会とはいえ、一日費やす以上は、ちょっと頭をしぼる必要がありそう。



家に戻って日没まで収穫。
明日の出荷ぶんで、明かりをつけ、きりのよいところまで調製・荷造りする。

週末は天気が崩れる予報。
そして、来週は気温がかなり下がり、週明けは雪のマークも出ている。1月中にやらなければならないことはたくさんある。年内にできなかったことも含めて、宿題が山積みの新春である。
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いつもの毎日、始まる。

2007年01月04日 | 農と暮らしの日記
焼き肉。
今日は写真がなかったので、元日に大阪で食べたのを何の脈絡もなく載せてみた。焼き網がレトロ。



西条に戻って今年の初出荷。
朝いちでスーパーに出し、昼に生協に納品。午後は明朝に出す個人の野菜セットと、明日の「五日市」用の野菜の収穫と荷造り。新年早々、夜なべが当たり前の日々が始まる。

ひとりの晩ごはんは大根めし。
玄米に千切りの大根を炊き込む。それから、白菜たっぷりの味噌汁。出汁は、いりこ。そして、実家でもらったカレイを濃いめのしょうゆ味で煮付けにする。

明日は好天、高温の予報。
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これぞ、お年玉。

2007年01月03日 | 農と暮らしの日記
年末年始、ブログ更新が滞ってしまいました。
その間の日記を本日(3日)まとめてアップしました。



さて、写真はデジカメである。
この数か月、ブログの写真は携帯で撮っている。デジカメが修理してもまた壊れてしまっているため。それで元日の夕方、近所の家電量販店に物色に出かけてカタログをもらってきたのだが、その夜、薫の弟クンから思いがけず、「にいちゃん、デジカメいらん?」。新しいのを買ったので使っていないのがあるという。もちろん、いるに決まっている。

それが、これ。
3年くらい前のもので、もちろん性能的に最新のものとは見劣りがするけれど、畑の記録やブログ用には十分。記録カード、CD、取説、その他諸々備品つき美品。思いがけないお年玉である。



朝ご飯のあと、ひとり旅立ち。
薫たちに先んじて西条に帰る。往路の高速バスに代わり、復路は新幹線を利用。3日の下りはさすがに空いている。8時に家を出て9時半頃に「のぞみ」乗車。岡山で特急に乗り換えて12時過ぎには伊予西条に到着。

自転車で実家に立ち寄り。
兄一家が帰省中で一緒に昼食。豚カツだった。牛もうまいが、豚もうまい。(きっと鶏もうまいだろう)

家に戻り、4日ぶりの収穫。
白菜、人参、大根などを少しずつ。夕方、高校時代の友人が訪問してくれる。約1年ぶりなので、あれこれの話をして、あっという間に時間が過ぎる。

夜、野菜の調製・荷造りを少し。
仕上げは明朝にするとして早々に切り上げ、パソコンに向かう。帰省中に滞っていたブログの更新を一気に進める。明日からはまた毎日更新する予定です。
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