38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

二日続きの、肉三昧。

2007年01月02日 | 農と暮らしの日記
近所のスーパーは正月も営業中。
しかもここ、ふだんも24時間営業なのだから、ご苦労さまである。正月くらい休みにしても……と思う一方で、こういう店があって本当に助かる、という人も少なくないのだろうと、あらためていまの世の中に思いをはせる。正月に休んでいる自分の境遇のありがたさを痛感する。



朝のうちに、初湯に出かける。
近所の「美津和温泉」は昔ながらの銭湯で、番台で390円を払い、木の鍵がついたロッカーに服を入れて、浴室に入る。半円形の浴室にはその真ん中にやはり半円形の湯船があり、壁に沿って洗い場が並ぶかたち。アーチ型の天井に天窓。銭湯歴20年でいまなお内風呂歴より長い僕には、心なごむ空間である。

湯上がりの脱衣場で、テレビは箱根駅伝。
1区で驚異的な飛び出しを見せた東海大が首位を守り、わが母校C大は10位前後と近年にない苦戦を強いられているようだ。



午後、年賀状書きの続き。
その合間に、野菜カードのババ抜きがまだ続く。

夕方から薫の母方の新年会。
近くに住む4人姉弟の一家が集まる毎年恒例の宴で、薫の祖母を筆頭に今年も総勢十数人が顔を合わせる。これだけ人が集まれば、当然のごとく食い倒れるのである。今宵はしゃぶしゃぶ。きのうあれだけ焼き肉を食べておきながら、お腹がぐーっとなりそうな僕には果たして有機農家の資格があるのかどうかと自問する間もなくスープが煮立ってきたので、早速しゃぶしゃぶする。

今日は藤田家族の野菜もしっかり参加。
白菜、大根、人参、水菜、ほうれん草、春菊、葱である。さらに辛味大根も。これだけ出しておけば、二夜連続の牛肉三昧にも多少気が休まる気がしたけれど、気のせいかもしれない。肉はやはりうまいのであった。野菜も食べなければと思いながらも、箸は肉に伸びがち。まあ僕は野菜なんていつだって食べられるのだから、今宵の野菜はみなさんにたくさん食べていただくことにすれば、気が楽だ。最後は雑炊まで平らげて満腹。

明日は西条に帰る日。
箱根駅伝は東京に帰る日である。
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謹賀新年。

2007年01月01日 | 農と暮らしの日記
あけまして、おめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりました。本年もよろしくお願いいたします。



まもなく就農2年目に入る。
それを前にたっぷりの充電期間が必要、ということで、正月休みは大阪の薫の実家「山田家」で過ごしています。

元旦の食卓は、やはり「お節」。
山田家手作りのお重に加えて、某日本料理店のお節(写真)も並んだ。薫の従姉妹が料理人で、そのおつれあいの板さんが勤めるお店のもの。こんなことでもなければとても僕などには縁のないような素晴らしいお料理の数々。もちろん、山田家の黒豆や田作りほかもとてもおいしく、あらためて日本の正月のよさを噛みしめ、噛みしめないほうがおいしい「おつくり」などはさっと喉にやって御神酒をくいっ……。



子どもたちへのお年玉は、今年も本で。
渚には「やかまし村の」シリーズ3冊、真には「おまわりさんのスモールさん」ほか。それと、「野菜カード」もつけた。

午前中、初詣。
いつもは近くの小さな神社で済ませているのだけれど、今年は少し足を延ばして(というかクルマで送ってもらったのだが)、堺市の大鳥大社に出かけた。もう少し足を延ばせば有名な住吉大社もあるけれど、さすがに混雑が並ではないだろう。

午後はお年玉の野菜カードで遊ぶ。
渚がババ抜きにはまってしまい、何度も何度も繰り返す。

晩ごはんは食い倒れの本命、焼き肉。
薫の弟一家も加わり、部屋の中(というより家じゅう)を煙だらけにしつつ、じゅうじゅう焼きまくり、食べまくる。焼き肉と有機野菜という二つの世界に接点を見つける作業は容易ではないが、うちから持っていったサンチュを焼き肉に巻いてみたら、難局に少し展望が開けた気がした。カギは箸休めにつまんだ大根の皮のキムチかもしれないし、そうではないかもしれない。



あすは雨模様の予報。
しかし、畑しごとはない。天気予報が他人事に聞こえるなんてことがあるとは思わなかったけれど、そんな身になってみると、それが当たり前のようにも思える。
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