38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

阪神大震災から12年。

2007年01月17日 | 農と暮らしの日記
写真は大根と人参の牛肉炒め。
今日のごはんではないんですが、久々に藤田家族の食卓から。大根を炒めるというのはあまりなじみがないかもしれないけれど、意外と火が通りやすく、しかも油や肉と相性がいい。おでんやふろふき大根、煮物などに飽きても、大根はまだまだ冬の食卓に活躍する野菜です。



今日も午前中はいつも通りの出荷、収穫。
きのう家に戻るのが遅かったので、朝いちばんの出荷ぶんも今朝収穫しにいく。幸い気温は高く、凍っている野菜はないので順調に作業は進み、朝の出荷も無事完了。スーパーは白菜、大根、人参いずれも見込み通りに売れている。うちの定価なので他の売り場と比べると高い金額なのだけれど、鮮度では負けていないので、そのあたりを見てくださっているお客さんなのだろう、とにかくありがたい限り。

朝から雨がしとしと降っている。
昼前後は机しごとを少しして、午後はまた明日ぶんの収穫と荷造り。日没前、本当に久しぶりに、収穫目的でなく畑を歩く。日頃はばたばたしていてじっくり見られない成育中の野菜の様子を確かめ、間引きを少ししたり、草をひいたり。こういう作業が毎日少しずつでもできるといいのだけれど。



晩ごはん、今日は野菜たくさんの煮込みうどん。
食べながら、渚に「今日は学校で地震の話とか、あった?」と尋ねる。「ううん」と首を振る渚。阪神大震災から12年、小学生は震災後生まればかりになったと今朝のニュースが言っていたが、この日くらい何かあってもいいものだと思いながらよくよく聞いたら、やっぱり全校集会みたいなところで話はあったようだ。

だけれど、2年生だからか渚にはそれが理解できていない。
「戦争の話かと思った」って。あー、そうかもしれない。僕だって、あの地震を直接体験しているわけではない。「とにかく、学校で大きな地震が来たら、自分の頭を守ること。机の下に入るとか、何かで頭をおさえるとか。すぐに揺れはおさまるから、そしたら運動場のできるだけ真ん中のほうに行くといい。あとはどうすればいいかは、先生か誰かがきっと言ってくれるから、それを聞けばいいよ」とだけ言った。だけど、そんなのでいいのかどうか。我が家の防災対策はかなり立ち遅れている。



明日は陽射しが戻る予報。
春に向けての畑しごとも山積みで、優先順位どころではない状況。
コメント
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