38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

西瓜、ひとつだけ。

2006年08月25日 | 農と暮らしの日記
西瓜、ありました。渚が発見。
まあ植えたのだからあるはずだったのだけれど、もう全くの放任で、目をくれてやることさえしていなかったので、諦めていた。その昼でも暗い茂みのなかへ(というほどではないが)分け入った渚が難なく抱えて出てきたくらいの大きさなので、たいしたことはない。というか、たぶん小さいサイズの品種だった気がする(それさえ忘れている、ひどすぎる)。

で、味はまあまあ。
来年は真面目に作ろう。と思っていたら、近所の方が立派な西瓜を持ってきてくださった。ありがたいことです。でもこういうのを見ると、ちょっと萎える。こんなのは無理だ……。でもどうせ宅急便の野菜セットでは送れないし、まあいいか。段ボール箱を開けたら今週の野菜セットは西瓜2つ、とかいうのでもいい方、来年の予約受付中。冬瓜も付けます?



朝は単品やセットの野菜あれこれを収穫、荷造り。
ずっと勢いのよかったオクラが少し落ち着きを見せ、一方で、一時はどうなることやらと思われた茄子、ピーマンは少しずつ元気を取り戻してきた。とくに、いまいいのは長茄子。すっきりまっすぐに伸びて見栄えもいい。が、さすがに自然界は手強く、そんなうまそうな長茄子を放っておくわけはなく、お待ちかね(?)のニジュウヤホシテントウが集まり始めている。ナナホシテントウ、急募!(面接なし、即採用・即勤務、時給なし、要自給)。

午前中、トラクタであちこち耕耘。
大根などを播く予定の畑の仕上げと、草が目立ち始めたところの耕起。

午後、管理機で大根を播くための畝立て。
その後、別の畑の茄子のまわりを草刈り。鎌をふるうたび、バッタやカマキリが次々に飛び出していく。少し風通しはよくなり、養分の競合も緩和されたと思うけれど、一方で生態系のバランスは大きく崩れたはず。ここはニジュウヤホシも出ていなかったので、ちょっと心配だ。

だからといって草をそのままにしておくわけにはいかない。
じゃあ半分くらい刈ればいいかって、そんな判断の根拠はまったく持ち合わせていない。こういう見極めが果たして自分にもできるようになるのだろうか。まあ、道行く人の心配の種はひとつ減ったかも。

夕方、さっき管理機で立てた畝の整地。
鍬とレーキを持っていき、管理機が跳ね上げた土をさっと均しておく。ついでに畦際の草も鍬で引っ掻き起こしていると、近くの方が声をかけてくださった。「暑いねえ。きれいになりよるねえ」。この畑、南半分は人参がうまく生え揃い、草もとったばかりで、北半分がいま整地したばかり。畑全体が草もほとんどなく美しい。僕の畑とは思えない。なので、「きれい」とか言われるとこのうえなく恥ずかしい。「たまたま、ここだけ、いまだけです……」と心の中で叫ぶ。あ、だからわざわざ言ってくれたのか。!

セルトレイのキャベツと白菜は順調に成育中。
日陰の時間が長く風通しのよい場所に並べているので負荷なく育っているのだと思うけれど、徒長しないように気を付けなければ。もうちょっと太陽に当ててもいいかもしれない。

明日は少し雲が多いとの予報。
雷雨にならないうちに種播きを進めてしまいたいところ。
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