38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

田の草、一応終了。

2006年08月16日 | 農と暮らしの日記
台風の接近を前に、あれこれを済ませる。
家族は”ひとり旅のお客さん”を連れ、弁当を持って市内の川へ。この夏、「お客さんが来たらここ」という定番スポットとなったこの武丈公園は、春は花見の名所である。



で、僕はもちろん仕事である。
ただし、今日は何日か(十何日か?)ぶりに出荷の全くない日。このところまとまった量を出せる品目がなく、そこへたまたま個人の野菜セットの発送もなし、ということで出荷は完休。

朝いちばんで、ピーマンの支柱への固定。
定植のときに1か所縛り付けただけで、その後は時間もなくそのままにしているうちに丈も伸びたので、台風を前に(遅ればせながら)2か所目の固定。このところ生育が滞っているピーマンなので、大きくならないまま疲れてきている実を摘果して身軽にさせながらの作業とする。

以後は昼を挟んでほぼ終日、田の草取り。
先日、1/3ほどの面積ぶんは終え、それで安心して中干しに入り、ポンプの開け閉めもないので足が遠のいていたのが、間違いのもと。夏の草は田んぼも畑もすごいのであった。いつの間にか稲の丈を大きく追い越し、いまにも種を播き散らさんとしている(もう播いちゃったのもあるでしょうが、気に留めないことにする)草が、田んぼの中に数カ所まとまって、これがまあ道行く人々に「見よ!」とばかりに存在感たっぷりだから、たまらない。

幸い、田んぼは乾いているので地下足袋で進入。
抜けるものは抜き、抜けない(抜く気の失せる)ものは地際を鎌で刈り、とりあえず写真のように上辺は何事もなかったかのような田んぼの姿に、なんとか取り繕う。所要約6時間。1反でよかった。

さて、ここで気になるのが米糠の効果である。
が、判断の難しい結果であるように思われる。鬼スポンサーの大西さん、どうですか。米糠が行き届いたのは盛り上がっていて水面から外に出やすかったところ。低いところは先に水が入ってしまい、米糠がうまく沈んでくれなかったはずだ。しかし、草は結局、水面から上に出がちだったところに多く出ている。まあ、おそらくは、米糠は薄いながらもまあまあ全体的に行き渡ったので、全体として草は少なかった、けれどしっかり撒いたつもりのところは地面も高かったので、草の勢いが勝ってしまった……ということか、な? 全体に草が少なかったのが米糠の効果かどうかは不明。そんなにぴしっと効くものじゃないと聞いているので。

これで中干しも一応終わりとする。
開始から5日。地面は乾いているわけではないけれど、少しずつ指が入る程度のひび割れが入ってきているので。今夜から雨の予報なので、その降り具合を見て、明日以降の水の入れ方を決める予定。

日が暮れても雨は降ってこない。
台風は少し西南向きになっているようだ。また空振りの可能性も出てきた。
コメント (4)
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