38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

真夏の葉菜たち。

2006年08月02日 | 農と暮らしの日記
野菜セットに「葉もの」が増えている。
夏はトマトや茄子など果菜類が多く、葉ものはひと休みというのが一般的。けれど、果菜はどうしても味付けが濃くなりがち(うちだけ?)で、ときどき、さっぱりした葉ものが食べたくなる。

で、写真はそのひとつ、「ヒユナ」。
真夏でも虫がつかないというのが”ウリ”で、味とか栄養価とかはあまり話題にならない野菜のようだ。実際、うちの畑でもこの通り。(無謀にも)隣に同日に播いてみたチンゲン菜は、あっという間に消滅してしまったのに。食べ方は、おひたしが一般的か。くせのない味で、「やみつきになる」という世界とは無縁のような存在。

いまはこのほか、いくつかの葉ものが入る。
モロヘイヤ、空芯菜、つるむらさき。これらはJAの直売所にもあまり並んでいないので、うちでも出荷したいところなのだが、とくにモロヘイヤなどは摘むのに時間がかかり、「今朝どり」を基本にしている「藤田家族」が数をそろえて早朝に持っていくのは難しい。というわけで(もないですが)、「何が入っているかお楽しみ」の野菜セットのお客さん方には、せっせと召し上がっていただくことになってます。



そのJA直売所の今日の結果。
ピーマンが2割ほど残。茄子は半分ほど残。売り場には本当に野菜が少ない。西瓜、ジャガ芋などはまあまああるけれど、茄子、ピーマン類はひと頃に比べると激減した感がある。それでも週末にはまた少しにぎやかになるはず。

今日はその直売所と野菜セットの出荷。
早朝から収穫と荷造り、出荷を終え、昼前に刈り払い機でジャガ芋畑の除草。「この時期に??」と思われるだろうが、要するにまだ収穫が終わらず、その間にも草がどんどん伸びており、それなら収穫してしまえば手間がかからないといえばその通りながら、収穫するほどには時間がない、除草くらいならとりあえずできる、という次第。

午後、今度は薩摩芋の除草。
といってもこれはうちの畑ではなく、市の青年農業者の集まりで植えているもの。偶然にも先ほどのジャガ芋畑から目と鼻の先(徒歩1分)にあり、この数日、道すがら「急に草が伸びてきたなー」と思って見ていたら、今日いきなり招集がかかり、緊急の草取りとなった。僕がしっかり見ていて、早めにみなさんに知らせていたら、こんな手遅れ状態にはならなかったのに、本当に申し訳ありません……。

総勢5名で約1時間半。
マルチをはっているので草があるのは株もとだけなのだが、”少数精鋭”、強力な生え方なのでほんの一部しか終わらず、明日以降それぞれ時間のあるときに来てちょっとずつ刈る、ということになった。「そのあとうちの畑でジャガ芋も掘っていって」と言ってみたけど、全然しゃれになってなかったようだ。力無い笑い声が少しだけ薩摩芋畑の草ボウボウの中に吸い込まれていった。

夕方、ところ代わって里芋畑の除草。
今日もまた、田んぼに水を入れながらモグラの穴からの水漏れをチェックしつつ、約1時間、鎌を動かす。あと半日がんばれば、ちょっと目には「忙しくて週末も畑に来られない人の家庭菜園」くらいになりそうな雰囲気になってきた。

予報に期待したほどの「曇り」にはならず暑い一日。
明日も雨はなさそう。
コメント
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