38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

個人宅配、第一号。

2006年06月15日 | 農と暮らしの日記
明け方から、一週間ぶりの雨音。
少し遅れ気味ながら、予報通り降ってくれた。

午前中は市街へ買い物に出る。
ついでに寄ったJA直売所「水都市」は、茄子、胡瓜、トマトなど夏の顔が棚を賑わせている。どれもまだ出始めなので、価格も3桁を確保して誇らしそうだ。

午後一番で、トラクタの救出。
農機の専門家の方が来てくださり、足場を固めたうえで僕に運転の指示を出す。その言葉に従って手足を動かすと、15馬力の愛車(?)はするりと難所を抜け出した。雨のなか、しかも田植えの季節のまっただ中に、こんな不注意の後始末に駆けつけてくださり、心より恐縮。

雨はまだ降り続き、パソコン仕事。
そろそろ出荷するキャベツ類その他6~7月の野菜の定価表を作る。地元の現在の相場や諸々の資料を参照しながら、たとえばブロッコリなら1kgいくらというのを決めていくわけだが、なかなか難しいものである。

夕方、雨があがったので畑に様子を見に行く。
雨の前の強風で飛んだ麦藁、倒れかけているトマトなどを元に戻しながら、あれこれの発芽の状況やピーマン(写真)など果菜の実の付き具合を確認していると、時折り見かける散歩中の方から声がかかる。

「無農薬でしよるいうて聞いたんじゃけど、買わせてもらえるん?」。
もちろん、もちろん。少し立ち話をして、とりあえず今日はキャベツとブロッコリを少しずつ、早速お届けする。将来的に経営の柱の一つと考えている個人の方への定期の宅配としては第一号。まだ品目が揃わないので当面は「セット」と呼べるような構成にはならないけれど、旬の野菜を継続的に食べていただけるお客さんは、本当にありがたい。

明日は再び晴れの予報。
出荷、田んぼとまた忙しくなってくる。
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焦り、慢心、心の隙。

2006年06月14日 | 農と暮らしの日記
雨を前に畑の作業を一気に片付ける日。
植えるべき苗はすべて植え、耘うべき畑はすべて耘う。

朝めし前に、葱苗の除草をついに終了。
朝食後すぐにインゲン約100株(小学校横にっぽん畑)と、近所の農家の方から苗をいただいた茄子約70株(半田の下の畑)の定植を済ませ、ついでに諸々の草取りや観察、手入れ(たとえばゴーヤのつるが隣のほうへ伸びているのを戻してやる、とかです)のあと、いよいよ里芋除草(電車の見える田んぼ)の仕上げに向かう。すでに薫が残りの半分以上を刈りとっており、1時間ほどしゃがみこんで作業終了。一面の”スギナ畑”だったところが、とりあえず、「里芋だったんか」とわかる程度になった。

午後は薫が幼稚園に読み聞かせに行くので、早めの昼食。
渚が水曜で早く戻ってくるため、その前に1時間ほど”桃の木の畑”へ。ここのキャベツ、ブロッコリはどうも肥料不足のようで生育が明らかに鈍いので、追肥・中耕を兼ねて土寄せしてやる。家に戻るとすぐ、愛媛ゆうき生協の方が配達に来られたので、そろそろ出荷したいキャベツ、グリーンボウルの見本(別の畑の生育のよいもの)を各1個お渡ししておく。不思議なもので、キャベツのうち、あれだけ虫食いのひどかった品種「金系」が先に仕上がってきた。植物の本能なのだろうか。

太陽が少し傾いた頃、トラクタに乗る。
3月に種を播き、主に5月に収穫した各種の葉ものの畑(小学校横はわい畑)をついに整理。一面の”花畑”になっていたところで、まだ春菊の黄色い花が残っているが、里山を削るブルドーザーの気分でアクセルをふかす。収穫のあとは、きっと素敵な生態系ができていたはず。数え切れない種類の虫たちはどこへ移動するのだろう。うまく生き延びてほしい(だからって、キャベツやトマトに悪さするなよ)。

その足で”要修理のハウス”へ。
雨となれば、また数日から下手すれば1~2週間はトラクタが畑に入れなくなるので、先日整理したハウス1棟ぶんを取り急ぎ耘っておく。間口6m×奥行25mくらいの狭いスペースだが、4か月も乗っていると、さすがに慣れてうまくなるもんだ……なんて思っていたら、やはりそういうのが”隙”っていうのだ。バックするときに端に寄りすぎて、前にも後ろにも進めなくなってしまった。悪あがきすればするほどタイヤがずれてますます寄ってしまう。観念してエンジンを切り、しかるべきところに助けを求めておくが、トラクタ救出は週末以降になるだろう。田植えも遅れるかもしれない。

夕方、予報通り雲が広がり、風が強くなってきた。
日没前に枝豆150株を植え(写真)、朝植えた茄子にも支柱を立ててやる。19時半、余裕をもって終了。おなじみの蛙の声に送られてペダルを漕ぐ(こういうときはやっぱり、涼風を全身で感じることのできる自転車が最高)。

予報を確認すると、「今夜から」だったはずの雨は夜半から。
あさっても晴れのマークが出ている。怪しい。
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里芋除草、あと少し。

2006年06月13日 | 農と暮らしの日記
昨夜の敗戦を大きく報じる朝刊一面。
終了間際までリードする展開だったせいもあるのだろう、「逆転負け」の大見出しに似つかわしくない笑顔の写真や個人に焦点を当てた記事が、彼の地の芝生の上と同じ、ぎこちない空気を漂わせている。

今日の朝めし前は、諸々の補植。
バジル、モロヘイヤ、枝豆など、植えたばかりで主に根切り虫にやられたところを、予備の苗で補ってやる。

午前中、田んぼの畦際を鍬で起こす。
そのまま隣の里芋畑で除草の続き。今日2列を完了し、あと1列を残すのみ。作業中、体操服姿の小学生が列になって通りかかる。もしやと思ってみると、渚も隊列の一員。軽く手を振る。近くの畑で薩摩芋の植え付けをしている様子だったのであとで聞くと、生活科の授業だったそうだ。

午後、気温が高いので小さな作業を少しずつ。
セルトレイに種を播いたり、葱苗の除草をしたり。それから久しぶりに牛糞堆肥をいただきに行く。バイパスから堆肥化の施設へ通じる山道は、いつの間にか夏の風景になっている。

ビワでお茶をしたあと、管理機を押して畑へ。
追加の茄子を植える畝を立て、ついでにこちらは先口の里芋の畝間を中耕し、あわせて土寄せしてやる(写真。後方は麦藁を敷いた茄子、ピーマンなど)。発芽したトウモロコシも順調に伸びている。

いったん家に戻り、自転車で再び戻る。
昨日植えたピーマンに支柱を立て、紐で縛るところまで。日没が近くなると、さすがに風も涼しい。蛙たちの声が響く。

明日はついに夜から雨の予報。
あれこれに肥料を播いておきたいところ。
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西条でも、震度4。

2006年06月12日 | 農と暮らしの日記
窓ガラスの震える音と振動で目を覚ます。

芸予地震以来の大きな揺れだということで、西条でも震度4を観測。
幸い我が家を含めて周辺には被害の報告はなく、ひと安心。野菜も倒れていなかった(当たり前)。

家庭菜園を始めた頃(十年くらい前かな)、小さな庭にミニトマトを植えていたのだが、台風が来るというので、何を思ったか(まあ真剣に考えた末だったのだろう)株ごと引っこ抜き、玄関に入れてやったことがある。知らないって、こわい。

午前中、ピーマンの第二弾約60株を定植。
その後、里芋の除草の続き(主にスギナ)。8列のうち5列がようやく終わった。あと10時間ほどあればなんとか完了できそう。雨の前にやってしまいたいな。

午後、要修理のハウスの整理。
先日刈り払った背丈の高い草などを掻き出し、トラクタを入れられるようにしておく。その後、田植えを控えた田んぼに肥料を播き、トラクタで耕耘。田んぼはいろいろこだわりたいところもあるのだが、苗をJAで購入したところからして、今年はもうかなり中途半端というか他力本願?で、自分の力以外にいろいろとお世話になろうという方向性になってきており、元肥もあっさりとJAで油粕を購入。このままいけば除草剤まで使ってしまいそうな勢いだが、それはなんとか踏みとどまりたいところ。

夕食後、エンサイ(空芯菜)と蔓紫の播種。
いずれも5月末に畑に直播きしてあったのだが、このところの乾燥で芽が出ず、とりあえずセルトレイに播いて若苗を育てておくことにしたもの。

さて、世の中は今夜、オーストラリア戦ということである。
キックオフ5分前となったので、僕も突然応援に加わることにする(ふう、間にあった)。あ、あとタイトルだ。
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薩摩芋植え、完了。

2006年06月11日 | 農と暮らしの日記
先週に続いて晴天の日曜日。

今日の作業あれこれ。
茄子、胡瓜、ゴーヤ、カボチャなどに麦藁を敷く。
ヒユナ、チンゲン菜、つるなしインゲンの種を播く。
葱の苗と定植済みのつる性インゲンに追肥(ボカシ)。

それから、薩摩芋の最後のいもづるが届いたので植え付け。
(写真は別の畑ですが)。これで今年の薩摩芋は準備完了。

日没前に調理用トマトの誘引。
定植してすぐに一カ所を紐で縛っておいたのだが、実が重くなって頭を垂れてしまているもの多数。起こしてさらに一カ所を縛るが、一度垂れてしまった状態から先端のほうが自ら垂直に起きようとして曲がっているので、今度はそれが逆に頭を垂れてしまう。少し離れた圃場だと、数日目を離すとこういうことになるので、要注意だ。

明日からは田植えの準備も少しずつ始めなければ。
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ラジオで、W杯。

2006年06月10日 | 農と暮らしの日記
曇り空の朝、麦藁を取りに行く。
軽トラが入る田んぼなので、あらかじめ作っておいた大束を奥から順に積み込んでいく。そのまま近くの畑の茄子、ピーマンに敷く。

麦藁作業の合間に、トマトの最終の植え付け。
昨日つくった温室内の畝に、調理用を20株。温室内では枝豆、いんげんなどが順調に発芽。また、畑では晴れ続きの時期に播いたスイートコーンがようやく芽を出しており、ひと安心。露地の中玉トマトも少し色づき始めた。

世間はサッカーW杯ドイツ大会。
テレビがないので、音声だけラジオで聴く毎日。まあしかし、サッカーはラジオで聴いても全然わからないスポーツの筆頭株だ。相撲といい勝負。
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茄子一番果を、摘む。

2006年06月09日 | 農と暮らしの日記
約2週間ぶりの雨は一夜であがり、午後からは晴れ。

朝いちばん、霧雨のなかでトマトの誘引。
午前中は麦藁をいただく畑を近所の方に案内していただく。すでに刈り取りは終わっており、またこのあと稲作の予定もないところで、適当な時に取りに行けばよいとのこと。合計すれば面積は1町を軽く超えるだろう。植え付けの終わった果菜類が暑い季節を迎えるこの時期に、株もとに敷くための麦藁をたくさん確保できるのはとてもありがたい。(ついでに玉葱までいただいてしまった。助かります!)

昼前に種屋さんで芋づるを購入し、昼食後に植え付け。
雨の前に畝立てをしておいた畑で500株を植える。畝の総延長から概算した株数だったが、最後は株間を少しずつ調整してぴったりすべて使って終了。

お茶のあと、裏の温室の大改造。
苗が次々に外へ出ていったので、その余地を整理して、調理用トマト各種を少しずつ植える畝を2本立てる。いずれも他の畑に植え付け済みの品種だが、雨よけを徹底し、芽掻きや誘引などもきめ細かく管理することでどれだけの違いが出てくるのかを見るため。露地栽培との差が歴然とするようなら、来年はやはり施設栽培を現実的に考えなければならない。

夕方、渚、真を連れて小学校横の畑へ。
茄子の一番果が数cmの大きさになってきたので、一気に摘み取る。隣の畑では胡瓜の一番果がほどよい長さに育っており、3本ほど収穫。さらに、グリーンボウルもよく巻いたものが増えてきたので、春播きキャベツ類最初の1個を収穫。

というわけで、夕食は自給菜園メニュー。
茄子・蕪・まびき人参のソテー、胡瓜・グリーンボウル・ミニトマトのサラダ、春菊ごま和え、まびきチンゲン菜のおひたし。

入梅も名ばかりで、週末は晴れの予報。
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待望の雨、そして入梅。

2006年06月08日 | 農と暮らしの日記
昨日までと同様の爽やかな朝。

朝めし前に、露地のトマト(大玉、中玉)の除草。
ここもまたスギナに覆われてきたので、株もとは手で、株間や畝の法面は三角ホーで掻き取る。どの株もすでに6~7割くらいの大きさの実がついているが(大玉は薄黄緑色、中玉は濃緑色)、やや草勢が強すぎるようで、脇芽掻きと誘引が追いつかない。

朝食後は、西瓜(主に自家用の予定)の定植。
トラクタで仕上げの耕耘をしてからいったん家に戻り、2品種(大玉、中玉)の苗を一輪車に乗せて小学校横の畑へ。約30株なのでササッと植えて、ついでに先日植えた地這いトマトの株間にバジルの苗も植え付け。いわゆる”コンパニオンプランツ”のなかでも、この組み合わせは夏の食卓が明瞭に思い浮かんで、ついでにデュラムセモリナの種も播いとくか!という気になりそうなくらい(ちなみに今年、オリーブの苗は植えませんが、にんにくは植える予定です)。

軽くお茶をしてから、昨日に続いて里芋の除草。
里芋は今年、売りものにするのはもちろんだけれど、来年の種芋をできるだけたくさん確保することも大きなねらい(里芋の種芋は高価で、販売だけ考えると、今年買った種芋の金額の元はとれない)。記録ノートを見ると、今日やったところは”ずいき”(茎)が食べられる品種。

昼前、予報より少し早く雨が降り始める。
日誌によると5月26、27日辺りに少し降って以来なので、ほぼ2週間ぶり。家に戻ってラジオをつけると、この期を逃すなとばかりに(?)早速「梅雨入り」が発表されている。

昼食後、手押しの播種機を持って畑へ。
まだ雨足の弱いうちに白胡麻と黒胡麻を少しずつ播く(胡麻の種は胡麻です)。帰り際、すぐそばのチンゲン菜の間引き。その後、まあまあの降り方になってきたので外の作業は終了し、あれこれの屋内作業で午後のひとときを過ごす。

夕食のひと皿に、写真の一品。
「地エビの間引きチンゲン衣かき揚げ風」。雨のおかげで、まあ本当に久しぶりに料理した(って、混ぜて揚げただけだが)。

夜、お世話になっている近所の方のお宅へ。
田植えの日程や代掻きなどの段取りについての相談などさせていただく。

予報では、雨は明朝までとのことだが、帰り道、すでに上がっている。
まだもう少し降るのか、それとも……。
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ハウス草刈、完了。

2006年06月07日 | 農と暮らしの日記
目覚めると、期待に違わぬ?明るい窓の外。
先週来の予報では、終日晴れるのは今日が最後だ。

朝めし前に、薩摩芋の苗を追加で植え付け。
今日はネット通販で買った「高系14号」を30本。これの灌水を含めて、植え付け済みの苗にも如雨露で水をやる。帰り際、発芽間もないチンゲン菜を帽子一杯ぶん間引きし、オリーブオイルと醤油を少しかけて朝の食卓へ。

午前中、里芋の除草。
植え付けから1か月、うっかり放っておいたところ一面スギナ畑になっている。芽が出ていなそうなところは鎌を使うと怖いので、手で慎重に草を取る。9列あるうち2列だけなんとか済ませて今日のところは終了。

昼食後、遅れて播いた茄子の移植。
ウイルスのせいか、5月の日照不足のせいか、生育が悪く、定植まで持ち込めるか不安だが、とりあえずいまの9cmポットでは窮屈そうなので12cmのに移してやる。ついでに、追加の胡瓜を2粒ずつ16ポットに播く。

明日の雨を見越して、薩摩芋を追加で植える別の畑の畝立て。
さすがにこの晴れ続きで土はからからになっており、管理機の爪を深く立てると、ものすごい勢いで土埃が舞い上がる。隣接するお宅の洗濯ものが取り込まれたあとの時間帯、しかも風向きまで一応チェックしたうえで着手したが、なんとなく体を小さくしながらの作業となる。

お茶を飲んだあと、昨日に続いて連棟ハウスの整理。
3棟続きの一番左(写真左方向、画面外)はすでに調理用トマトを植え付け済み。写真右手の棟は昨日刈り払い済みで、今日は真ん中の1棟(写真左)。またまたガソリンを燃やしに燃やし、騒音をまき散らした末に目的を達成する。今後の予定としては、借り倒した草はしばらく置いて嵩を減らしたうえで一カ所にまとめ、あいたスペースにトラクタを入れて、何かの夏作に使うつもり。

明日は夜から弱い雨の予報。
微妙に予報が後ろにずれている。いやな予感。
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ミニトマト、食卓へ。

2006年06月06日 | 農と暮らしの日記
6月6日だけど、雨ざーざー降って来ない。

今朝は朝食前に温室内でインゲン各種の播種。
直播きでもよいのだが、畑が乾きすぎているのと、鳥除けの寒冷紗などをかけるのが面倒なので、移植栽培にする。

朝食後、オクラの定植。
学校横の畑に、約100株をささっと植える。その後、昼まで、ジャガ芋の畑であれこれの手入れ。ここは優先的に除草などをして常にきれいにしておきたい畑で、今日はジャガ芋の畝間に残る草を三角ホーで削りながら土寄せしたり、畦際の草をとったり。

午後は少し涼しくなるまで日陰で枝豆の播種。
朝のインゲンと同じく、本葉が出てきたら定植する予定。この時期に播くと収穫は8月半ば以降になる。まだまだ暑いけれど、「ビールと枝豆」の旬は過ぎ、「残暑お見舞い」の枝豆となるわけだ。まだ入梅もしていないのに、そんなことを考えながら種播きしていると、あっという間に終了。薫もハーブ各種を播いたようだ。

昨日収穫の”琵琶アイス”でお茶をしたあと、太陽の下へ。
”要修理”ながら使わせていただくことになっている連棟ハウスの草刈りである。背丈以上の草(というか木)がびっしりと生え揃った温室内を、刈り払い機を振り回して歩く。この暑い日にガソリン燃やしまくってごめんなさい。こんなに油の力を借りているのに、それでも汗が噴き出し、体力は消耗しまくり。

夕食の皿に、ミニトマトの初物が1人2つずつ。
2月に就農してすぐに播いた種が、5月の植え付けを経て、ようやく赤くなってきた。数がそろってきたら、売り出し開始。でも、食べてみると皮がちょっと固い。うーん……。いまから皮を柔らかくする方法は果たしてあるのであろうか?
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地這いトマト、定植。

2006年06月05日 | 農と暮らしの日記
もう書く必要もないくらい、やはり今日も晴れ。
朝めし前は、昨日に続いて渚と一緒に薩摩芋の水やり。

朝食後、枝豆3種類を少しずつとインゲン1種類を定植。
午前中、桃の木の畑のキャベツ、ブロッコリの中耕・除草。お茶の時間、畑の隅にある琵琶の木からいくつかの実をいただく。甘さとほのかな酸味が疲れを癒してくれる。(午後のお茶はこれを冷凍室に入れた「丸ごと琵琶シャーベット」でした)

昼食を挟み、トラクタと管理機で地這いトマト植え付けの準備。
研修先の相原農場(神奈川県藤沢市)からいただいた種と、注文で購入した2種類、あわせて約100株が定植適期をすでに過ぎており(卵形の実が成り始めている)、ようやく畑に出すことができた。トラクタの耕耘幅をそのまま生かして120cmの畝ひとつおき、つまり畝間240cmに株間100cmで植え付け。

地這いなので仮の支柱のみ。
トンネル用に買ってあった細いポールを2株に1本、虹を架けるように立てる。この間、渚には隣の畑で人参の間引きを2条分頼み、終わったところで紐を株もとに置いていくのと、終わったら端から支柱に苗を結わえていく作業を指示。立て終わった僕も途中から誘引に合流し、日没にやや余裕のある6時40分に完了。

温室内がいよいよすっきりしてきた。
雨の訪れと競うように、植え付けはまだまだ続く。
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小学校、日曜参観。

2006年06月04日 | 農と暮らしの日記
予報通り、晴れの朝。

「朝めし前」は、5時半から渚と二人で薩摩芋の水やり。
用水からやや離れた畑なので、家でポリタンクに水を詰め、如雨露を2つ持って出かける。一時の危機はほぼ脱した模様で、一部枯れてしまった苗の補植を含めて、数日後に予想される雨の前に追加200本ほどを植えれば、なんとかこの畑の薩摩芋は完了できる見込み。

今日は小学校の日曜参観日。
1時間目の始まる8時半に学校へ行く。今年初めて見る教室での渚は、すすんで手を挙げるでもなくぼんやりしているが、授業の笑いどころではちゃんと相好を崩しリラックスしているふうなので、ひと安心。それにしても、児童二十数人の教室というのは広々としていい。授業後は親子ドッジボールとかがあるらしいが、ちょっとそれどころではないので、早々に辞去。渡り廊下からうちの畑を見下ろしてから帰る。

午前中はトラクタでの作業。
植え付け予定のある畑の再耕耘と、畑全体ではなく収穫を終えた葉ものの畝を1本、2本、はたまた草の目立ってきた道路との出入り口付近をかき混ぜ……など、いくつかの畑をこまごまと耘ってまわる。昼前、小学生たちの下校に重ならないよう見計らって作業を終え、急いで戻る。

午後はキャベツ畑の除草。
スギナをはじめ、かなり草が目立ってきたので、三日月鎌で株のまわりや畝の側面を刈っていく。草刈によって環境が急に変わると、せっかく落ち着いていた虫害が再発してくるのではないかという不安もあるが、この”草畑”のまま入梅を迎えるのもこわいので、適度に(といってもとくに基準はない)刈り込む。あ、そういえば、僕も昨日、久しぶりに頭を刈り込みました。約3か月ぶり。大盤振る舞いで近所のおしゃれな散髪屋さんでカット。帽子がゆるい。

夕刻、水稲の育苗プールづくり開始。
苗を引き取ってから余裕がなく、日に何度か上から水やりだけして命脈を保ってやっていたが、さすがにそれでは立派な苗には育つまい……と思ってハウスの横を均平をとりながら整地していると、その折も折、ご近所から「苗はどなんしとるん?うちの苗代に一緒に置いとかんかい。水道代もかかろがね。お金はなるべく使わんようにせな」と、ありがたいお言葉。早速、一輪車で運び込ませていただく。自分で播いていない(JA購入)せいか、手元から離す心残りはほとんどなし。薄情な百姓である。

日没前に、桃の木のある畑へ。
ここにもキャベツ、ブロッコリがあり、こちらはやや生育が遅い様子。それぞれ少しずつ植えてある枝豆、モロヘイヤ、スイスチャード、スイートコーンもこの日照りで少ししんどそうだ。この畑の出入り口が段差になっているので、トラクタを入れやすいように、昨日の麦藁の残りを敷き詰めておく。

カボチャ、胡瓜にウリハムシが来ている。
根本的な対策はどうすればよいのでしょう?

週明けからもまだまだ晴れが続く予報。
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麦藁を、果菜に敷く。

2006年06月03日 | 農と暮らしの日記
なお続く晴天で迎えた土曜日。
午前中、近所の田んぼから麦藁をいただく。刈り取りが終わったばかりのものを適当な量で束ね、軽トラに積み込んでいく。今日はとりあえず約1反ぶん。来週にかけて、合計何反かの麦畑からいただくことができる予定。

午後、その麦藁を茄子、ピーマンの畑へ。
株もとの両側にたっぷりと敷く。保湿、保温、草抑え、そして長期的には肥料ともなる。周辺は稲からの転作も含めて裸麦の生産が多い。この時期にまとまった量の麦藁を入手できるのは、春の就農というタイミングから稲藁が確保できていない自分にはとてもありがたい。麦藁の完全な自給には足りないが、今年の秋には自分でも麦を播きたいと考えている。

予報では明日も晴れ。

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出荷、小休止。

2006年06月02日 | 農と暮らしの日記
最初にお詫び。
今日も実は写真が撮れず、これは数日前のものです。春菊の花。3月上旬に種を播いた葉ものの畑は出荷できるものがほぼすべてなくなり、いまは美しい花畑。

さて、今日は久々の曇り空。
状況によっては一時雨も?という予報だったが、22時現在、降雨なし。まあしかし、このところのカンカン照りはひと休みで、薩摩芋の苗も少し息継ぎできたように見える。

今日の朝めし前はサラダ牛蒡の除草の続きで、ようやく完了。
朝食後の配達1件ついでに、風呂ボイラーの灯油、軽トラ&刈払い機用のガソリンをセルフ給油してくる。この配達で、出荷はしばらく休止となる。2月中旬に当地に入り、すぐに畑を耕耘して回って、果菜類の育苗を始め、その合間に露地に種を播いた葉ものが、ここで”種切れ”となった。

時期をずらしてもう少し播いておけばよかったのだけれど。
移住に関わる諸々の手続きをしたり、家族の引っ越しで首都圏と行き来したり、温室を建てたり、まあ一番は僕の段取りが悪いってことですが、野菜が結果的には足りなくなってしまった次第。こんな未熟な百姓入門者を応援して注文をくださったみなさん、本当にありがとうございました。それから、blogを読んでくださっているみなさん(遠隔地の方が多いと思います)には、注文受付どころか農場オープンのご案内も出せないまま今日に至ってしまい、申し訳ありません。

出荷再開は6月後半の予定。
そのときにどのような注文受付ができるか、早く態勢を整えてご案内したいと思いますので、いましばらくお待ちいただければ幸いです。自分としては「家庭の食卓に旬の野菜あれこれを届ける」ということを核にしたいと考えていますので、ある程度の品揃えを確保すべく畑の管理をしていくつもりです。

……というわけで、お願いするときだけ「です、ます」調の僕は今日も元気。
午前中は薫と一緒に、胡瓜ネット張りの仕上げ、バジルの定植(トマトと混植)、モロヘイヤの定植など。午後はひとりでスイートコーンの播種、要修繕ハウス周りの草刈など。

夕食のひと皿に、カブと人参間引き菜のソテー。
シンプルな料理だけれど、うまい! 子どもたちも気に入ったらしく、「いただきます」のあと、約1分で売り切れ。西条産「赤米」入り梅干しご飯も爽やかな味だ。

今日も「晩めし後」のひと仕事、と思ったが。
なんか日が暮れるのが早い気がする。夏至までまだ間があるが、日の出が早くなっている一方で、日没も少しずつ早まっているのだろうか(調べればわかることなのに、去年から何度もこれを周りの人に言いながら、ひとりで不思議がっている)。で、とにかく今宵は畑には出ず、真を自転車の後ろに載せて夜のサイクリング。

相変わらずの蛙の大合唱におぼろ月。
雨は確実に近づいているようだけれど、まだまだ休ませてはくれない。
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乾いた空気の、6月。

2006年06月01日 | 農と暮らしの日記
今日もまた晴れ。結構なことである。
(本日、気づいたら写真を1枚も撮ってなかったので、文字だけです)

本日の「朝めし前」はサラダ牛蒡の除草。
1時間と少し、今日はひとり、冷んやりとした空気と露を含んだ土の感触を楽しむ。

朝食後、注文品(レタス)の配達と買い物。
買い物はいんげん用の鉄パイプ支柱とスイートコーンの種。5mほどの直管パイプも軽トラに乗せての帰路はやや緊張。そういえば昨日あたりだろうか、ようやく1,000kmを超えた。朝のうちにトラクタで荒起こし。ここには調理用トマトを植え付ける予定。

昼食を挟み、暑いさなかに支柱立て。
数日前に1セットは組み終えて胡瓜とゴーヤを定植済みで、今日のは2組めなので、少しは作業が早い。両肩の直管パイプ取り付けだけは薫の手伝いを得て完成させる。その脇で真が瀕死の薩摩芋苗に如雨露で水やり(渚はとっとと友達の家に遊びに行ってしまって、手伝いなんかしやしない)。

隣の麦畑ではコンバインで刈りとり作業が順調に進んでいる。
休憩中のおじさんに尋ねると、天候不順で生育が遅れたものの、5月の長雨で刈りとり自体も遅れ、最後はまあまあ辻褄が合った感じだという。

「朝めし前」があれば「晩めし後」もあり。
この数日は翌日配達分のこさえものもないので、家族そろっての夕食のあと、明るさの残っている1時間ほど、機械を使わない作業をしている。今日はピーマンの支柱立てと誘引。

自転車に100本結束のイボ竹を載せて畑に行く。
次第に手元が暗くなってくるが、明るい頃から続けていると、暗さはさほど気にならない。ましてや草取りなどと違って、こういう単純作業は見えなくてもできるくらいのもんなので(作物を観察する機会は逸することになるけれど)、晩めし後にはぴったりだ。

午後8時前に作業終了。
周囲の田んぼからは蛙の大合唱。薄曇りの白い空を写してほの明るいその水面ごしに、市街地の明かりが美しい。

そろそろ雨が近づいてきただろうか。
明日はまた少し種播きをしたいところ。
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