38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

日本農業新聞、です。

2006年06月26日 | 農と暮らしの日記
雨模様の月曜日。

午前中、近所のお客さんに野菜セットを納品。
そのあと、雷雨のなか軽トラを飛ばして市街地へ。元農家の伯父のところと種屋さんに、挨拶代わりに野菜を届ける。帰るついでに、大雨で田んぼがあふれそうなので、出口の栓をしばらく開ける。

午後、真を迎えに自転車で幼稚園へ。
車で迎えに来たお友だちのおばあさまが「載せて帰ったげよか。雨の日は大変だろ」と声を掛けてくださる。「ありがとうございます。でも、雨の日に濡れて帰るのも勉強になりますから」と笑顔で答え(てしまってから、「うわ、なんだかいやな言い方」と思ってしまった。反省……)、合羽のズボンのほうを持ってきてなかった真を後ろに載せてペダルを漕ぐ。雨の日によその方に載せて帰っていただくのも勉強になるのです。

そうこうしている間に、来客あり。
JAのハギオさん。先日取材に来られた『日本農業新聞』の掲載号をわざわざ持ってきてくださった。「四国版」の連載「生粋人(いきいきと)~新しい担い手たち」の6月18日(日)の記事。カラー写真つき(ハギオさん撮影。その時の他の写真も一緒に持ってきてくださいました)。記事は就農に至る過程や現在の経営状況などが整然とまとまっており、なんだか自分がとても計画的で堅実な経営者のように見える(が、見えるだけです、もちろん)。

記事の出だしは、こうだ。
「愛媛県西条市飯岡の藤田敏さん(38)は、神奈川県から引っ越してきて、まだ4カ月の新規参入農家」。ハギオさんの原稿では「まだ4カ月の新米農家」だったのだが、編集段階で業界用語の”新規参入”に直されたようだ(農家出身でない人が就農すること。農家・非農家の区別をしないときは「新規就農」という、んだったと思う)。

個人的には”新米”のほうが素人っぽくて好きだ。
が、考えてみれば、新米は立派に収穫に至っているのに対して、”新規参入”は参入しただけであとはどうなることやら……という言葉だから、実はこっちのほうが正しいのである。これからは自ら「新規参入農家」を自称する。でも、いつまで「新規」なんだろう。「1年間」だとすると、あと8か月しかない。急がなければ! 何をだ!?

予報では明日は曇り。
降らなければ、草取り中心に畑あちこちの整理を予定。
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