38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

やっと、代かき終了。

2006年06月24日 | 農と暮らしの日記
朝から小雨の土曜日。
松山に住む兄が手伝いに来てくれたので、真の世話をかねて、里芋畑の除草(まだ終わってなかったのです)をお願いする。

僕はその隣の田んぼで、ようやく二度目の代かき(植え代)。
水がたっぷり入りすぎていて地面が見えないので、ある程度抜けたところでトラクタを始動させていたところ、お隣の田んぼのおばあちゃんが叫んでいる。「水、入れんかい!」。どうやら、この水の量では泥をこねるだけで代かきにならないらしい。急いでポンプのスイッチを入れる。

たっぷり入ったところでトラクタ再開。
地面が見えず、どこを走ったかがわかりにくい。最初に横を往復、次に縦を往復、最後にまわりを3回ほど回ってUターンのタイヤ跡を消すという手順で、往復のときはすぐ隣りに入るのではなく、ロータリ幅(120cm)の7割程度をあけるかたちで大きく旋回して次のところへ入り、あけたところはあとで少し重ねながら走るというのが、周辺の方複数に教えていただいた代かき時のトラクタの使い方。

しかし、「7割程度」あけた跡が泥水で見えない。
両端のUターン跡を頼りに入っていくが、ぬかるんでタイヤが足をとられることもあって真っ直ぐに進めない部分もあり、かなり適当な走り方になってしまう(重なりすぎがあれば、かき残しもありそう)。

別の隣の田んぼのおじさんが水を入れに来たので挨拶。
「初めてなもんで、こなんことになってしもて……」と頭をかきかき(実際にはかいてないが)話すと、「いやー、みなつい(同じ)よ」。先ほどのおばあちゃんも「まあ稲はとにかく植えといたら、どうばりこうばり、できるわね。植えんかったら、できんけん、早よ植えないかん」。みなさんに慰められ、励まされ、パンや飲み物の差し入れまでいただき、約1反を3時間ほどもかかってなんとか終了。

午後は兄と人参除草。
いつの間にか雲がすっかり晴れ、強い日差しが照りつける。たっぷりと水を吸った畑はほかほかと温かい。4条×1列を1時間ほどで終わって帰ると、朝から庭木の剪定をしていた借家の大家さんもひと休み中。しばらく隣に座り、この地の田んぼにまつわる昔話に耳を傾ける。

渚は農作業そっちのけ(?)で従姉妹2人(ともに小学生)と遊ぶ。
同世代の女の子が3人集まると、さすがに楽しくてしかたがないようだ。真はちょっと不完全燃焼気味。

夕方、今朝出荷したJA水都市の引き取り。
キャベツ、ミニトマト、ブロッコリィそれぞれ少量ずつながら完売。

明日はまた雨の予報。
晴れては雨、降っては晴れ。野菜にとってはいい循環。草にとっても……。
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