さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

PBC、Amazonで配信決定 日本ではどうなる?

2023-12-09 06:24:11 | 海外ボクシング



お馴染み杉浦大介記者のX投稿です。
アル・ヘイモン率いるPBC、プレミア・ボクシング・チャンピオンズの試合放送配信は、ショータイムの撤退を受けて、複数媒体と交渉中と言われていましたが、AmazonPrimeでの配信が決定した、とのことです。





こちらはPBCのリリース。

最初のPPVイベントは来年、3月にも、という話が出ていますね。
PPVに関しては、プライム会員になる必要は無く、個別に購入、視聴出来ると。
PBCは此度の合意により、AmazonPrimeVideoの配信で、ファン待望のイベント、最高のスポーツをより広範に提供し...まあ、お目出度い感じですね(笑)。


しかしこれは米国の話でして、さて日本ではWOWOWが大半を録画、一部をライブ配信、生中継放送し、FIGHTSPORTSを通じてU-NEXTでも配信、という形を取っていたわけで、その辺の兼ね合いがどうなるのか。
我々としては気にかかるところなんですが、こういうニュースが出た、さあ大変だ、本田会長、今後どうなるんでしょうかー、とか言って、突撃取材をしてくれるメディアは、多分どこにもありませんね(笑)。
スポーツ報知あたりが、ぼちぼち話せる範囲で、如何でしょうか?くらいにやってくれるかどうか、というところでしょう。


まあ、こう決まったからといって、日本におけるPBCの試合視聴はこれこれこうなります、と即座に言えるわけもないでしょうね。
徐々に話が整えられていく、という感じでしょう。
DAZNとて、村田諒太の試合を抜きにしても、帝拳の関与があった時期を経て、今の素材そのままハイどうぞ、的な感じに落ち着いたわけですし。

しかし帝拳と日本のAmazonといえば、村田井上、今は拳四朗中谷、そして那須川天心などの試合で関わりがあるわけですし、話はしやすい関係ではありましょうね。
これがNETFLIXに決まっていたら、こっちはこっちで勝手にやりますわ、という感じで、DAZN同様にばんばんライブ配信する、ということになっていたかもしれません。


いずれにせよ、我々にとって理想的なのは、エキサイトマッチのような制作体制が維持された上で、毎月のようにライブ配信が見られる、という形です。
AmazonPrimeVideoでの配信なら、そういう形になることでしょう(WOWOWでの放送が継続されるとして、全部ライブ配信という形は、オンデマンドにおいても難しいような気がします)。
しかしAmazonがそこまで予算をかけられないとなれば、DAZN同様の英語実況そのまま、という形になりますね。

或いは、さすがにありそうにないなあ、と思いはしますが、日本のAmazonがPBCについては権利を持たず(持てず?)、或いは配信にメリットを見出せずに、従来どおりのWOWOW放送が続く、という形です。
その場合、当然、全部ライブでとはいかないし、録画放送が主になることでしょう。要は現状維持、です。
現実に、どのような形に収斂していくのかは、ちょっとわかりませんが、これらのパターンの間で、どの辺の落ち着くか、というところでしょうね。



PBCとAmazonの合意という大きな変化を受けて、海外ボクシングの視聴を一手に担っていたWOWOWエキサイトマッチも、さらなる変化、変容を強いられることになりましょう。
ジャンルを問わず、何かと厳しい話ばかりが聞かれる、放送配信コンテンツの話題ですが、なるべく、良い形で着地してもらいたいものです。


コメント
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