というわけで決戦の朝です。
残念ながら今回は会場観戦ならずですが、Leminoでしっかり見たいと思います。
感想などは明日以降に。
さて、杉浦大介氏がNumberに寄稿した記事のご紹介。
井上尚弥また快挙? 米リング誌編集長が“年間MVP”選出を確信「タパレスに勝てば、一票入れるつもり」「来年はアメリカで戦って」 https://t.co/yAYHEYrWaY #ボクシング Special thanks to @dougiefischer of @ringmagazine
— Daisuke Sugiura 杉浦大介 (@daisukesugiura) December 25, 2023
今年のリングマガジン選出の年間最優秀選手、ファイター・オブ・ザ・イヤーの候補は、クロフォード、デービス、ヘイニー、ティム・チューと共に、井上尚弥も上げられるが、ダグラス・フィッシャー編集長は、井上が今日タパレスに勝てば、自身は井上に一票を入れる、と語っています。
もちろん他の投票権を持つ委員の意見は違うかもしれませんし、そもそも「事前」にこういうことを言うのは如何なものか、と思いもしますが、反面、やはり期待も膨らみます。
今日の試合が単に結果のみならず、内容的にも見る者に改めて、井上の偉大を示すものになれば、二試合でメジャータイトル4つを制覇するという偉業の価値も、さらに高まることでしょう。
そうなれば、東洋からはマニー・パッキャオ以来二人目、もちろん日本からは史上初の、リングマガジン、ファイター・オブ・ザ・イヤー誕生という夢が実現するかもしれません。
18年のファン・カルロス・パヤノ戦で、ノックアウト・オブ・ザ・イヤーを、19年のノニト・ドネア初戦で、ファイト・オブ・ザ・イヤーを既に受賞している、軽量級史上を見ても希有な存在の井上ですが、これはまた一段上の偉業です。
かつては日本の選手が受賞するなど、夢想するのも遠いものだった、というのが実際のところです。
しかも、基本的には中量級や重量級の選手が獲るのが相場で、昨今の強敵回避、ビジネス優先の風潮、その間隙を縫って?軽量級の受賞者が出るようにはなってきたものの、やはりKO賞、最高試合と来ての受賞となれば、それこそ堂々たるもの、です。
フィッシャー編集長の言うように、今日の試合は予想有利ではありますが、マーロン・タパレスへの評価は低いものではなく、あちらのファンにもかなり注目されている、ということです。
正直、スティーブン・フルトン戦前の、ある部分では井上をまだ低く見ているのだなあ、という印象だった見方が、まだ少し残っているのかな、とも思いますが...それはともかく、今日の試合は二階級4団体完全制覇、という以上の、歴史的偉業が懸かった一戦でもある、ということですね。
改めて楽しみです。いよいよですね!