さうぽんの拳闘見物日記

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拳闘見聞の日々。

要は顔ぶれと、そのための準備が大事 大橋ジム、ライト級でもトーナメント主催へ

2023-12-07 05:42:12 | 関東ボクシング



今年行われたバンタム級トーナメントに続き、大橋ジムフェニックスプロモーションが、ライト級でも賞金トーナメントを開催するとのことです。





日本とアジアのベルトの価値がどうというのは今更ですが、要は日本国内の上位選手を集めてトーナメントをするということですね。
WBAアジアとか、WBC傘下のABCとか、IBFパンアジアとか、その他もろもろ、二桁くらいあるんじゃないかというのを全部込みにした話では無い。
それこそJBCインター、という揶揄にも届かないような事例もあるOPBFやWBOアジアパシフィックの王者を含めて、真の日本一を決めよう、という意味合いの方が強いのでしょう。

そして、Leminoのフェニックスバトルがほぼ毎月のように試合を配信するようになった今、その軸となる企画が必要であり、また、そのための予算も確保出来ている、のだと思われます。


ただし、今年のバンタム級トーナメントが、タイトルホルダーや上位陣勢揃いとはいかず、言えばA級賞金トーナメントや、B-Tight、最強後楽園といった過去のトーナメントよりも、さらに若手中心の顔ぶれになり、日本チャンピオン堤聖也の参戦と、帝拳のホープ増田陸の台頭なくば、かなり地味なものになっていたことを受けてか、賞金額は半分になっています。
想像ですが、バンタム級での構想が出た際の、Lemino側の受け止め方と、業界における「実際」に、かなりの食い違い、或いは乖離があったのでしょう。


来年のライト級において、その辺りがどう変わるのかが、一番の注目です。
単に賞金と出場給はこれこれです、出場お待ちしています、と待って、来た者に対し、来た者なりの条件で、とやるだけの話なのか。
それとも本気で「世界への登竜門」たり得る顔ぶれを揃えるために、主催者が出場選手に要請し、それに応じた者に相応の条件を出す、という意志があるのか。


来年、出場選手の顔ぶれが揃えば、その時に概ね、答えは出ることでしょう。
相変わらず世界への、とか、日本、アジアチャンピオンの権威がどうとか、お題目は大層ですが...「実際」がどういうものなのか、そこが問題です。
というか、今のところ、疑わしく思う気持ちの方が勝ちますね。




さて、先日、帝拳の浦川大将を下し、日本チャンピオンへの挑戦権を獲得した三代大訓、Xに投稿。





バンタム級でも、堤聖也の防衛戦はそのままトーナメントの一環として組み込まれましたので、仲里周磨(或いは村上雄大)と三代のタイトルマッチも、同じようになるのかもしれません。
だとしたら、仲里と三代の出場なる、ということで、二つの枠が決まりますね。
もっとも、初戦でどちらかが消えることにもなりますが。

あとはWBOアジアパシフィック王者の保田克也、次戦でOPBF決定戦に出る鈴木雅弘(引き分けたロルダン・アルデアとすぐに再戦)、そして吉野修一郎らが候補でしょうか。
若手では大橋ジムということで、今永虎雅が浮かびますが、負傷の回復が間に合えば、というところでしょう。
もし今永が出るなら、保田は出ないとかいう話にもなる、のでしょうか。
あとは宇津木秀、関西からは丸田陽七太といった、元日本チャンピオン組の参戦にも期待です。


しかし、応募してきてくださいね、という構えだけで、これだけの顔ぶれが揃うとも、到底思えません。
主催者が、どの程度、自ら口にしたお題目に対して本気なのかどうか、というところが、やはり問題ですね。はてさて。



コメント (2)
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