火曜日の有明アリーナ、Lemino配信は後追いでアンダーを見ました。
16時配信開始でしたが、やはり4回戦二試合は流れず、3試合目の坂間叶夢vsジョン・ポール・ガブニラス戦から。
この試合が16時20分くらいから始まった模様。
アゴを上げて広い視野で相手を見、防御は目で外す型、左右強振。若い頃のフロイラン・サルダールをさらにお調子者にしたようなスタイルのガブニラスに対し、インサイドからワンツーを上下に打っていく坂間は、一発のパワーで劣るが、正確に打ち抜くパンチで対抗。
ガブニラスの左アッパーなど、派手なパンチで顔を跳ね上げられる場面もあったが、ボディ攻撃の効果が出て、優勢に転じた、という5回、レフェリーストップでTKO勝ちでした。
ただ、ストップのタイミングはかなり早い。前の回からボディが入って、ガブニラスが止まり加減ではあった、好打が続いた、という「理屈」は言えば言えるが、しかし単に見た印象としては...この試合がフィリピンであって、逆に坂間がこれやられたら、どう思います?という疑問を禁じ得ない、ですね。
続いて武居由樹登場。程なく始まった、という感じでした。
相手のマリオ・ディアスは世界上位との対戦もあり、実力的にも世界ランカーに次ぐレベルという感じ。
武居の遠い間合いもしっかり見ていたし、飛び込み打ちに対し、こちらもしっかり踏み込んで打っていた。
これは見どころのある試合になりそう、今のところ単発飛び込みだけだが、ここからどう攻めていけるか、その手立てはどういうものか...と思っていた2回、フェイント入れて相手の手を引き出した?武居の左ボディブロー、一発。
前回のロニー・バルドナド戦と同じく、相手が打ってくると同時に入るボディへの、堪えようのないタイミングでの一撃で、ディアス倒れ、立てませんでした。
このパンチに関しては、相手にしたらわかってても引っかかって打たれてしまう、という感じなのかもしれません。
今後の対戦相手が映像見て研究しても、他の攻防の中で、つい流れに乗ってしまって...ということがあるかもしれない。
ましてあの遠い間合いから、ですから。またしても凄い、殺し技によるKOでした。
ただ、せっかく悪くなさそうな相手、良いキャリアになる試合かと思ったら、細かいこと抜きに一発ですから...イチャモンみたいになってしまいますが、こういうのも良し悪しやなぁ、と...。
そして平岡アンディも「ディアス」と対戦。こちらはセバスティアン・ディアス、サウスポー。
マリオと違って、こちらはどうも身体付きも緩め、スピードも緩め。初回から平岡の右フックでダウン。
その後、2回終了間際に右をヒットさせた以外は、平岡の左右をガードしきれず、ヒットを喫していき、5回にストップされました。
これもストップとしては早いのか。とはいえ、敗者に光るものがなく、最初の試合とは違った気持ちで見るのみ、ではありました。
三試合、いずれも8回戦が、5回、2回、5回で終わって、少し時間も余り、ここから少し休憩、間が空くのはまあ仕方ないところ。
平岡の試合が終わったのは17時45分くらいか。インタビューなどが終わり、平岡がリングを降りて、そこからプレビュー番組を挟み(場内でもモニタに流れたのでしょう)、セミの堤、穴口戦の映像が流れ、両者入場となるまでは、約50分くらいあったようです。
私はこの辺からLeminoの配信をライブで見始めました。
18時45分を少し過ぎた頃にセミが始まり、終わったのは19時半頃。
そこから10分ちょっとでセレモニーが始まり、そのままメインの井上、タパレス入場、試合開始。
19時30分放送開始、19時50~55分くらいにゴング、20時54分放送終了、という感じの、昔日の世界戦、TVのゴールデンタイム生中継とほぼ同じ時間でした。
メイン終了は21時よりだいぶ前だったと思います。
今回はセミとメインの間がほとんど空かず、すんなり始まったのが大きかったと思います。
昨年末のポール・バトラー戦も、今年7月のフルトン戦も、ここが長時間空いていて、本当にうんざりしたものですが。
今回の進行は、大きな休憩が一度だけで済んで、会場に行っていた友人も「サクサク進行でした」と喜んでいました。
ただ、帰り道の「人捌け」は相変わらず悪かったそうですが。まあこれは、あの会場の導線、構造そのものに問題があるので、どうしようもありませんね。
とにかく、今後もこの感じで進行してもらいたいなあ、と思います。
正直、7月は拙ブログでもぐちぐち書きましたが、あんなことではなー、と気が重くなってしまうくらいでしたから。