穴にハマったアリスたち

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スマイルプリキュア! 第38話「ハッスルなお!プリキュアがコドモニナ~ル!?」

2012年11月04日 | ディケイドプリキュア!他

※この記事は11月4日の放送休止用の捏造感想です。正式版はこちら


【今秋のプリキュアさん】

今年の映画は初のランキング1位を獲得されたそうで。おめでたい。



今まで取っていなかったのが不思議と言えば不思議。これでまた一つ肩書が増えました。
動員数そのものは大きな変動はないそうですけど、毎年安定してるのは、それはそれで凄いこと。
この「定番」の状況が、来年も続くといいのですけれど…。

■スマイルプリキュア! 第38話「ハッスルなお!プリキュアがコドモニナ~ル!?」

とある長閑な昼下がり。
今日も公園で遊んでいた星空さん達は、突如空から降ってきた謎の液体により、幼女化してしまいました。
恐るべき超兵器による恐るべき不意打ちです。ぶちまけられたのが濃硫酸とかじゃなくて良かった。



例によって理屈は分かりませんが、やらかしたのがバッドエンドの方々であろうことは分かる。
元に戻るには、奴らを探して殴り倒すしかありません。
まぁお子様になったところで戦闘不能になるわけでもありませんし。
テレビの前のお友達だって、いざとなればプリキュアさんになって戦えます。
物理的にリーチ半減するので、そういう面では効果はありそうですが…。

そこで探索の旅に出てみましたが、そこは哀しいお子様。つい寄り道して遊びにふけってしまいました。
まぁ仕方がないです。もう戻らないと思っていた、あの若かりし日に戻ったのです。
しばしの幸せに我を忘れても誰も責めはすまい。ねぇ、水無月先輩に月影先輩。

そこにバッドエンドの方々の方からやってきた。
彼らも幼児化して。何があった。

察するに彼らもまた同じ薬品にやられたのでしょう。
だから化学兵器は危険なんだ。
さりげなくバイオハザードしておられる。

すわ戦闘かと思われましたが、一同は無意味に打ち解けて一緒に遊ぶことに。
なんてことだ。肉体だけでなく、精神面まで残念な退行をしてしまってた。
先日の映画でも幼女化されてましたが、舞台挨拶では「普段から幼いのに幼児の時なんてどんな演技をしたらいいか迷った…」とのこと。
普段から5歳児な星空さん、本当に5歳児になったら救いようのないことに。
映画の5歳児星空さんは、聡明そうに見えたのにな…。なんだかんだで致命的なことやらかしてたし、やっぱダメなのか…。



とはいえ、戦闘が収まったのならそれ自体は良いこと。
もはやバッドエンドと戦って、殴り倒して「グッド!」とか喜ぶ必要もない。
難しいことを考える必要もなく、こうして無邪気に遊んでいられるのなら、それが一番です。
よそでは色々と問題も起きてるんでしょうけれど、この平和な空間には関係なし。
外の荒波からは切り離され、優しく庇護されたこの空間が、ずっと続けばいいのに…。

…「庇護された空間」?

ふと緑川さんが気付く。
確かに今は楽しい。
駆けまわる星空さん達をあやしたりしながら、この微笑ましいコミュニティの面倒も見てる。

でもしかし。
所詮は子供のやってることです。面倒見の良いお姉さんは、所詮はお姉さんに過ぎない。
この生活が成立しているのは、数多の社会や人々の協力あってのこと。
いつまでも楽しいメルヘンを続けて、ごっこ遊びに興じているのもいいかもしれない。
だけど。私たちが電車ごっこで遊んでいるとき、本当に電車を運行してくれてる人たちがいるんです。
いつまでも「こっち」側で遊んでいるだけで、本当にいいんだろうか。



「筋を通す」が信条の緑川さん。
楽しい子供時代が終わるのは哀しいけれど、でも最初に終わりにするのは長姉たる自分。
戦いに赴く自分の背中を弟妹に見せるのが、子供としての最後のお仕事です。



まぁそうはいっても戦力としては危なっかしいのですが。
その姿に、他の皆さまも戦意を取り戻してくれました。
楽しい子供時代に励まされて戦いに向き合い、向き合う姿に後続の皆さまもついてきてくれ、それにまた励まされる。
一時のメルヘンは終わってしまっても、次のメルヘンが始まる。
そんなお話

…だったと思う。


(左画像)
映画スマイルプリキュア!絵本の中はみんなチグハグ! オリジナル・サウンドトラック

(右画像)
映画スマイルプリキュア!絵本の中はみんなチグハグ! テーマ曲収録シングル


「子供になって幼い言動をする」というのは、同じ年齢の視聴者様にとっては多少微妙かもしれない。

【今週の青】



無邪気に遊ぶ青木さん可愛い。
これがあと半年早かったら、ウルみゆの牙城に食い込めたかもしれないのに。
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「魔法少女まどか☆マギカ」から学んだこと

2012年11月02日 | アニメ・深夜 NHK シムーン感想その他
前回の記事で「まどかさんの願った奇跡は微妙に納得いかないが、あの状況では最善手だったのかもしれない」と書きました。
ですが微妙に納得いかないものはいかないので、ではどうすれば良かったのかを黙々と考えてみた。
私らも、いつ何時「猿の手」や魔法のランプを拾うか分かりませんし。備えあれば憂いなし。

でも考えを巡らせてみたら、意外と応用ききそうな気がしてきたので、記事にしてみる。

【情報を得る】

まどかさんとさやかさんは、二人同時に魔法少女のスカウトを受けました。
これは結構な幸運だったと思われます。
劇中では「魔法少女は孤独だ」と強調されているので、通常は二人同時に奇跡を打てる状況にはないんでしょう。

この状況下で、一人が願うべき奇跡は決まってます。
「3つの願い」系の場合も同様。
初手で希望するのは、「あなたの持つ情報を、希望する時に希望する形式で過不足なく取得できるようにして欲しい」、これのはず。

奇跡を叶えるテクノロジーを理解できれば自力で量産できるかもしれないし、何よりルールも分からないまま、こんな危険なゲームには参加できません。
正真正銘、1つしか願いをかけられない状況ならば悩みますが、そうでなければまず情報を得て安全確認。
仮に1つしか無理でも消去法でこれしかないんじゃないかな。

【コストを踏み倒す】

まどかさんの選択した奇跡「魔法少女が魔女になる時、そうする代わりに墓地に送る」が秀逸なのは、魔法少女になることのデメリットである「魔女になってしまう」を、自力で解消しているところ。
いわゆる自己完結しているクリーチャーです。これは強い。

この発想はあちこちで使えるはず。
単純な例でいえば、「金を払う」(デメリット)ことで「商品を入手」(メリット)するが、その手に入れた商品が金を生み出す代物であれば、デメリットは相殺できます。
キュゥべえが盛んに「奇跡には対価が必要」と言っていましたが、そんな対価は踏み倒そう。

【再利用可能にする】

さやかさんは「恭介の手を治す」を願い事にしました。
御本人も自覚していらっしゃる通り、大変に愚かだった。
願うべきは「治癒能力を得る」だった。
1回しか叶えられない願いなんだから、繰り返し利用できるものにしておかないと損すぎます。

(案外マミさんは、逆の意味で、そういう形式で願ったんじゃないかと、ちょっと思ってみる。
 「これから先、死ぬほどの苦しみを受けないようにしてくれ」みたいな、そういうの。
 おかげで一定ラインを越えたダメージを受けると、自壊なさるようになってしまったとか。
 ていうかマミさんの場合、瀕死の傷は魔法少女になりさえすれば(奇跡とは無関係に)回復するのだから、「傷の回復」を奇跡に使ったのだとしたら、あまりにも虚しすぎる…)

【転用可能にする】

マミさんはさやかさんにおっしゃった。目的が何なのか明確にしておきなさいと。
全くです。
手を癒すことは手段に過ぎず、本来は「バイオリンが弾けるようになること」が目的だったはず。

従って賭ける願いは癒しに拘る理由はなかった。
「対象を望む時間の状態に戻す能力」でも用は足りていました。
これなら応用範囲がぐっと広がります。もしかしたら魔女化対策の切り札になっていたかもしれないくらい。

「手が使えなくても、手が使えるのと同等以上の効果を発揮できる道具を作る能力」とかもアリですね。
足や口で弾けるようなバイオリンとか。これなら他にも様々な形で活かせる。さやかさんが貢献したことも、不自然なく伝えられる。
(恭介くんにとって「バイオリンを弾く」ことの拘りが、どのような形かにもよりますが)

【リソースを増やす】

まどかさんの場合、さやかさんと二人で発揮するような願いの仕方で問題なかったし、もっと言えば他にも魔法少女を増やすことを考えても良かった。
数が増えれば、魔法少女のデメリットである「孤独」を解消でき、戦闘の生存率も上げられます。
魔女化してしまう件は、増えた奇跡で対処すればいい。

願いの回数を増やすことを考えた時、「私の願いを無限に叶えろ」よりも「願いを行う人を増やせ」系の方が有効と思われます。
何らかの罠にかかって、身動きとれなくなったときに助かる可能性が上がるから。
こういう「願い事」の話は、大概は悪意のある曲解や揚げ足取りで破綻しますし。

例えばほむらさんとか、さりげなく詰んでた可能性がありそう。
あの方の願いは「まどかとの出会いをやり直す」なので、願ったのと同じ時間に到達すると、本人の意思はどうあれ強制的に巻き戻されてたんじゃないかなと。
たまたまワルプルギスの夜戦の後、「時間を戻す」と意識していたから破綻に気づかなかっただけで、仮に戦勝して満足しても、やっぱり時間の先には進めなかったとか。

この解釈なら、ほむらさんだけ何度も「出会いをやり直す」奇跡を使用できた説明がつきます。
本人は「やり直す能力」を得たつもりになってたけど、実際はやり直しのタイミングで、「やり直したい」と思わされてただけ。
ワルプルギスの夜に勝てない理由も、ついでに説明できる。

【まとめ】

といったわけで、根っこをちゃんと押さえておけば、もっと楽な道があったと思います。
謎生物が「判断ミスを騙したと言われても困る」と宣ったのも、むしろ共感できる。
まどかさん達は、あまりに考えがなさすぎた。

何より致命的なのは、お互いにすら相談しなかったことですね。
制作者様が意図したかどうかは別として、結果として「まどか」さんは、「大事な選択を一人に任せてはいけない」お話になってるように思える。
「もうあの子も大人なのだから、信じて任せる」が、実は間違いなんだというような。

生憎、魔法少女になるような機会は当分訪れる気がしませんが、仕事や買い物等々、様々な「契約」の場面はあるわけで。
まどかさんの陥った展開は、お金や時間を使う際に、何を基準に考えれば良いかの参考になるような気がします。
上に列挙したような事柄を意識して、謎生物に嘲笑われないようにしたいと思う。
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