スプラッシュコミューン用の乾電池を買うのを忘れました。
いえ、買わなければいけないことは覚えていたんです。
ただ単4だったか単3だったか自信がなかったので、買うのを見送ってしまいました。
美翔さん:
「別にいいけれど…。でも、そんな有様で社会でちゃんと生きていけるか、ちょっと心配ヨネ」
嗚呼、美翔さんが白い目で睨んでいる。
そんなわけで今日は「プリキュア5」ネタ。
巷の感想を拝見するに「『セーラームーン』のようだ」というのをちらほら見かけますが…。
その発言をしてる人のうち、実際に「セーラームーン」を見たことがある人が果たして何人いるのか疑問だったので、軽く紹介してみる。
「セーラームーン」は92年~97年の5年間に渡って放送。
何を血迷ったか絶大な人気を誇り、無駄に高い知名度を獲得しましたが、内容の方は意外と知られていません。
お話の大前提となる部分はこんな感じ。
(あらすじ)
昔々、遠い昔。地球は月の王国によって支配されていました。
これに不平を抱いた地球人は反乱を開始。
この戦いで月の王国・地球共々に滅亡。
それから数万年後。
現代日本に転生した月のプリンセス・セレニティことセーラームーン(月野うさぎ)は、
同じく転生したかつての側近たちと共に、地球の再征服を目指し始めますが…。
他の番組との大きな違いは、「別にセーラームーンは地球の平和とかどうでもいい」点です。
彼女たちの目的はあくまで「自分たちの平和」。割と容赦なく、民間人は切り捨ててます。
つうか、はっきりきっぱり「仲間の命のためなら世界が滅んで構わない」と言いやがる。(参考)
また、割とギャグ・ネタ要素が強い話のように思われがちですが、やってることは意外とシリアス。
ばしばし死人は出るし、尋常ならざる戦闘能力も持ってます。
同製作会社による「ドラゴンボール」の登場人物と殴り合っても勝てるくらいの力はあったりする。
その辺を踏まえつつ、各シリーズの紹介。
第1期(無印):
過去編。上述のとおり、過去に地球と月の間では大戦が起こったのですが、
そのとき地球側を扇動していたメタリアが転生。
彼女のお目当ては、セーラームーンの恋人にして地球の王子・エンディミオンへの横恋慕。
かくして、星全土を巻き込んで、男を巡る争いが再び勃発することに。
最終決戦では、セーラームーン他主人公サイドは全員死亡。
おかげで熱心に応援してた幼女が多大なショックを受け、クレームが殺到。
急遽、復活エンドを迎えることになりました。
…そのため、「死んでも勝手に生き返る」という割と究極な能力が、セーラー戦士の皆様には付与されることに。
第2期「R」:
アニメの前半は、宇宙からやってきたエイルとアンとのどたばた騒動。
後半は未来編。
1000年後の未来からセーラームーンの娘(子孫ではなく娘)が亡命してきます。
これもあまり知られてない気がしますが、セーラームーンたちは不老長寿。
殺されない限り死にません。
おまけに、「セーラームーンの庇護下に入った人間も不老長寿になる」という無体な力を持ってます。
…そんな酷い能力持ちに人類が抗えるはずもなく。
1000年後の地球は、セーラームーンによって完全に征服されてしまいました。
第2期の敵は、かろうじて残った地球側の抵抗勢力。酷い話だ。
第3期「S」:
現在編。過去と未来の脅威を消し去った彼女たちの元に、異次元生命体ファラオ90が襲来。
今度の敵さんの目的は純粋に世界の滅亡。
戦闘バランスが異常にシビアで、雑魚敵相手にも、二段変身を獲得する中盤まで連戦連敗。
挙句、最終決戦では完全敗北を喫します。
…が、そこでセーフティ装置・セーラーサターンが覚醒。
「セーラームーンが死亡、またはその危機に立たされた場合、
敵・味方共に地球ごと粉砕して全てをリセットする」という、
ろくでもない使命を持つサターンの活躍により、ラスボスは倒されました。
(要は「勝てない」と判断したら、星ごと破壊して強制的に相打ちに持ち込むシステムです。
セーラームーン自身は転生&再生能力があるので、世界が滅びても全然平気。
転生能力者の戦闘スタイルとしては非常に正しいが、ヒロイン様としては間違ってる)
その自爆装置サターンの任を果たしたのは、第3期のゲストヒロインさん。
「病弱」「全身に傷跡」「主人公サイドから敵と誤認され、命を狙われ続ける」
「友達いない」「唯一できた友は自分のせいで死亡」「内縁の母からの苛め」
…そんな不幸を絵に描いたような娘さんだったのですが、何の救いもなく究極兵器として覚醒し、ラスボスと相打ち。
カタルシスのかけらもない展開に、視聴者は涙することしきり。
何をどうすればそんな台本が通るんだ。。
なお、参考までにOPムービー。
『ハートは万華鏡』の部分で悲しげにこっちを振り返ってるのが件の娘さん。
不幸がネギをしょっている。
ついでに、OPからも「日常とか割とどうでもいいと思ってる」番組世界の雰囲気が伝わるかと。
第4期「Supers」:
次世代編。月野さんの娘さん・通称ちびうさが事実上の主人公。
対する敵は、月の王国時代に争ったネヘレニア。
ちなみに、「セーラームーン」は劇中の人物も現実世界と同じように年をとっていきます。
開始時点で中学1年生。2期で2年生、3期で3年生と進み、
4年目のこのシリーズでは、普通に考えれば高校進学だったのですが、
製作サイドが高校生にすることに抵抗があったのか、
「学校のシーンを描かない」という荒業でうやむやにしたまま乗り切りました。
…その後、第5期では何事もなかったかのように高校1年生に進級したので、あんまり意味のない配慮でしたが。
第5期「セーラースターズ」:
最後の敵はセーラー戦士編。
外宇宙より別星系のセーラー戦士集団が飛来。
敵も味方も全員セーラーなんちゃら、というのはなかなかに素敵でした。
(「プリキュア」さんでいうなら、ウザイナーに相当するのが全員キュア~のようなもの)
敵の目的は、星の守護者たるセーラー戦士の持つ「スターシード」の回収。
スターシードは彼女たちの力の結晶にして、コア。
それを奪い合う戦い、(しかもお互いに転生能力を持つもの同士の戦い)ということで、悲惨な殲滅戦に。
せっかく二段変身、三段変身で強化してるのに、スターシードを直で破壊され、容赦なくぶっ殺されて行く展開は異常。
この5年目だけOPが変更されたのですが、個人的にはこっちの方が好きです。
ラスボス・セーラーギャラクシアの姐さんの登場する、『後悔はしない』の部分が妙に格好いい。
彼女の目標は、スターシードの力を集めて宇宙に潜む根源悪・セーラーカオスを倒すこと。
そのためにあえて悪役を買って出て、全てを犠牲にして突き進む姿が熱いです。
なおどうでもいいですが、ギャラクシアとのラストバトルは全裸です。

アナーキーな時代だ。
…最終的に、全ての元凶セーラーカオスとの決着は曖昧なまま、このシリーズは終わります。
一応、遠い未来において、46段変身くらいしたセーラームーンが戦うことになってるみたいですが…。
比較的投げっぱなし。
そんなわけで。
あくまで「日常を守るために戦う」プリキュアさんと違い、伝奇的傾向の強い「セーラームーン」。
「ヒロインが変身し、徒党を組んで平和のために戦う」フォーマットの話が「セーラームーン」的と評されるのでしょうけれど、微妙に違和感が残ります。
だってこの娘ら、平和とかどうでもいいし。
見たことないですが「東京ミュウミュウ」や「ウェディングピーチ」の方が、類似性は高いんじゃないかと思ってみた。
いえ、買わなければいけないことは覚えていたんです。
ただ単4だったか単3だったか自信がなかったので、買うのを見送ってしまいました。
美翔さん:
「別にいいけれど…。でも、そんな有様で社会でちゃんと生きていけるか、ちょっと心配ヨネ」
嗚呼、美翔さんが白い目で睨んでいる。
そんなわけで今日は「プリキュア5」ネタ。
巷の感想を拝見するに「『セーラームーン』のようだ」というのをちらほら見かけますが…。
その発言をしてる人のうち、実際に「セーラームーン」を見たことがある人が果たして何人いるのか疑問だったので、軽く紹介してみる。
「セーラームーン」は92年~97年の5年間に渡って放送。
何を血迷ったか絶大な人気を誇り、無駄に高い知名度を獲得しましたが、内容の方は意外と知られていません。
お話の大前提となる部分はこんな感じ。
(あらすじ)
昔々、遠い昔。地球は月の王国によって支配されていました。
これに不平を抱いた地球人は反乱を開始。
この戦いで月の王国・地球共々に滅亡。
それから数万年後。
現代日本に転生した月のプリンセス・セレニティことセーラームーン(月野うさぎ)は、
同じく転生したかつての側近たちと共に、地球の再征服を目指し始めますが…。
他の番組との大きな違いは、「別にセーラームーンは地球の平和とかどうでもいい」点です。
彼女たちの目的はあくまで「自分たちの平和」。割と容赦なく、民間人は切り捨ててます。
つうか、はっきりきっぱり「仲間の命のためなら世界が滅んで構わない」と言いやがる。(参考)
また、割とギャグ・ネタ要素が強い話のように思われがちですが、やってることは意外とシリアス。
ばしばし死人は出るし、尋常ならざる戦闘能力も持ってます。
同製作会社による「ドラゴンボール」の登場人物と殴り合っても勝てるくらいの力はあったりする。
その辺を踏まえつつ、各シリーズの紹介。
第1期(無印):
過去編。上述のとおり、過去に地球と月の間では大戦が起こったのですが、
そのとき地球側を扇動していたメタリアが転生。
彼女のお目当ては、セーラームーンの恋人にして地球の王子・エンディミオンへの横恋慕。
かくして、星全土を巻き込んで、男を巡る争いが再び勃発することに。
最終決戦では、セーラームーン他主人公サイドは全員死亡。
おかげで熱心に応援してた幼女が多大なショックを受け、クレームが殺到。
急遽、復活エンドを迎えることになりました。
…そのため、「死んでも勝手に生き返る」という割と究極な能力が、セーラー戦士の皆様には付与されることに。
第2期「R」:
アニメの前半は、宇宙からやってきたエイルとアンとのどたばた騒動。
後半は未来編。
1000年後の未来からセーラームーンの娘(子孫ではなく娘)が亡命してきます。
これもあまり知られてない気がしますが、セーラームーンたちは不老長寿。
殺されない限り死にません。
おまけに、「セーラームーンの庇護下に入った人間も不老長寿になる」という無体な力を持ってます。
…そんな酷い能力持ちに人類が抗えるはずもなく。
1000年後の地球は、セーラームーンによって完全に征服されてしまいました。
第2期の敵は、かろうじて残った地球側の抵抗勢力。酷い話だ。
第3期「S」:
現在編。過去と未来の脅威を消し去った彼女たちの元に、異次元生命体ファラオ90が襲来。
今度の敵さんの目的は純粋に世界の滅亡。
戦闘バランスが異常にシビアで、雑魚敵相手にも、二段変身を獲得する中盤まで連戦連敗。
挙句、最終決戦では完全敗北を喫します。
…が、そこでセーフティ装置・セーラーサターンが覚醒。
「セーラームーンが死亡、またはその危機に立たされた場合、
敵・味方共に地球ごと粉砕して全てをリセットする」という、
ろくでもない使命を持つサターンの活躍により、ラスボスは倒されました。
(要は「勝てない」と判断したら、星ごと破壊して強制的に相打ちに持ち込むシステムです。
セーラームーン自身は転生&再生能力があるので、世界が滅びても全然平気。
転生能力者の戦闘スタイルとしては非常に正しいが、ヒロイン様としては間違ってる)
その自爆装置サターンの任を果たしたのは、第3期のゲストヒロインさん。
「病弱」「全身に傷跡」「主人公サイドから敵と誤認され、命を狙われ続ける」
「友達いない」「唯一できた友は自分のせいで死亡」「内縁の母からの苛め」
…そんな不幸を絵に描いたような娘さんだったのですが、何の救いもなく究極兵器として覚醒し、ラスボスと相打ち。
カタルシスのかけらもない展開に、視聴者は涙することしきり。
何をどうすればそんな台本が通るんだ。。
なお、参考までにOPムービー。
『ハートは万華鏡』の部分で悲しげにこっちを振り返ってるのが件の娘さん。
不幸がネギをしょっている。
ついでに、OPからも「日常とか割とどうでもいいと思ってる」番組世界の雰囲気が伝わるかと。
第4期「Supers」:
次世代編。月野さんの娘さん・通称ちびうさが事実上の主人公。
対する敵は、月の王国時代に争ったネヘレニア。
ちなみに、「セーラームーン」は劇中の人物も現実世界と同じように年をとっていきます。
開始時点で中学1年生。2期で2年生、3期で3年生と進み、
4年目のこのシリーズでは、普通に考えれば高校進学だったのですが、
製作サイドが高校生にすることに抵抗があったのか、
「学校のシーンを描かない」という荒業でうやむやにしたまま乗り切りました。
…その後、第5期では何事もなかったかのように高校1年生に進級したので、あんまり意味のない配慮でしたが。
第5期「セーラースターズ」:
最後の敵はセーラー戦士編。
外宇宙より別星系のセーラー戦士集団が飛来。
敵も味方も全員セーラーなんちゃら、というのはなかなかに素敵でした。
(「プリキュア」さんでいうなら、ウザイナーに相当するのが全員キュア~のようなもの)
敵の目的は、星の守護者たるセーラー戦士の持つ「スターシード」の回収。
スターシードは彼女たちの力の結晶にして、コア。
それを奪い合う戦い、(しかもお互いに転生能力を持つもの同士の戦い)ということで、悲惨な殲滅戦に。
せっかく二段変身、三段変身で強化してるのに、スターシードを直で破壊され、容赦なくぶっ殺されて行く展開は異常。
この5年目だけOPが変更されたのですが、個人的にはこっちの方が好きです。
ラスボス・セーラーギャラクシアの姐さんの登場する、『後悔はしない』の部分が妙に格好いい。
彼女の目標は、スターシードの力を集めて宇宙に潜む根源悪・セーラーカオスを倒すこと。
そのためにあえて悪役を買って出て、全てを犠牲にして突き進む姿が熱いです。
なおどうでもいいですが、ギャラクシアとのラストバトルは全裸です。



アナーキーな時代だ。
…最終的に、全ての元凶セーラーカオスとの決着は曖昧なまま、このシリーズは終わります。
一応、遠い未来において、46段変身くらいしたセーラームーンが戦うことになってるみたいですが…。
比較的投げっぱなし。
そんなわけで。
あくまで「日常を守るために戦う」プリキュアさんと違い、伝奇的傾向の強い「セーラームーン」。
「ヒロインが変身し、徒党を組んで平和のために戦う」フォーマットの話が「セーラームーン」的と評されるのでしょうけれど、微妙に違和感が残ります。
だってこの娘ら、平和とかどうでもいいし。
見たことないですが「東京ミュウミュウ」や「ウェディングピーチ」の方が、類似性は高いんじゃないかと思ってみた。
セーラームーンは、小学生の時妹と一緒に見ていました。ですが、内容についてはうろ覚えで、さらに2年目までしか見ていなかったので、こんなストーリーだったのかとちょっと驚いています。
確かに、プリキュアとは全く違う話ですね。
現在放送中のプリキュア5ですが、本当にこれはむしろ「東京ミュウミュウ」に近いですね。
少なくとも、主人公サイドの設定やらフォーマットやらはかなり類似しています。ストーリーはそれほどでもないようなのですが……。
それでは、これで失礼します。
私もリアルタイムでは見てないのですが、
タイトルが有名なだけにどういう話か気になって後追いで見た口です。
1年ものなので、確かに日常コメディ調の話もあるんですけど、
全体には「星の戦士が運命に導かれて、伝説を紡ぐ」的な話が多い印象です。
「ミュウミュウ」は見てないんですよね~。
「ぴっち」の話題でも時々引き合いに出されるの気にはなってるのですが、さすがに今から見る根性はありませんw