【今秋のスマイルさん】
遅ればせながら新EDを買いました。
EDもですが、カップリングが熱い。
当たり前と言えば当たり前なんでしょうけど、痛いほど本編を反映してる。
『笑う、笑えば、笑おう』
『もしも力になれたら、嬉しいな』
■スマイルプリキュア! 第32話「心を一つに!プリキュアの新たなる力!!」
目の前には強敵ジョーカー。頼りの仲間は怠け玉の中。
絶体絶命の状況で始まった今回。
残された星空さんの取った戦略は…。
星空さん:
「あたしもその世界に行く」
変身すらしないまま、怠け玉に突入していきました。
苦しい選択ですがやむをえません。戦ってもジョーカーさんには勝てる気がしない。
かつて問答無用で殴りかかっていった先輩方が羨ましい…。
迷い込んだ世界は、一見すると平和極まりない世界。
一見どころか、よくよく見ても平和極まりないです。
辛いことはしなくていい。面倒なことは考えるな。それで幸せじゃないか。
初めは違和感を覚えた星空さんも、ほどなくその世界に埋没していく。
だって楽だし。
全シリーズを通じて最も幸せそうな顔をして、星空さんが蕩けておられる。
⇒
突入時⇒突入後
時間にしてわずか3分での陥落である。
そこに遅れてキャンディも参戦。
威勢よく星空さんの顔面を痛打して。
よし、これで星空さんも惚けから立ち直…
星空さん:
「えへら」
ダメだ…。
あんなに頻繁に行ってきた顔面痛打なのに、それじゃ現実に引き戻すキーにならないか。
むしろ痛打になれすぎて、気付けにすらなっちゃいねぇ。
キャンディ:
「そうだ」
「クッキー。みんなで分けて食べたほうがおいしいクル」
そこで、前回ご自分が怠け玉から脱出した時のキーワードを出してみた。
星空さん:
「?」
きょとん?星空さんが小首をかしげる。
多分、さっき痛打したときに首を痛めたんでしょう。
こきり?
脳の芯まで堕落した星空さんを前に、キャンディにも軽く絶望がよぎる。
こいつ、自分で言った事を忘れてやがる。
ですがそこで気がついた。
キャンディ:
「大切なことはちゃんと自分で考えなきゃ駄目クル!」
アプローチを変えてみました。
分けるとか分けないとかではなく、自分で考えたことの重みを問うてみた。
この言葉に、ようやく星空さんも復活。なんて世話の焼ける…。
立ち戻ってきた星空さんは、同じ論法で他の4人の説得を試みます。
が、あっさりと失敗。
まぁ当然です。
この場合の「分け合う」は不足していることが前提。妄想世界は食べ物が溢れてるのだから、無理な分け合いは不要。
何せ実際に分け合ってましたし。ほらドーナッツをお食べ。チョコもいっぱいあるよ。
かといって「自分で考えろ」も虚しく響く。
考えた結果、この楽園を選んでしまえばそれまで。
それに「楽園から抜け出してくれ」と頼んで、「はい、そうですか」と受け入れてしまったら、「自分で考える」ことと矛盾します。
普段は凛々しい青木さんが、どうして怠け玉に抗えなかったのかも理解できます。
あの方は「自分で考える」ことにコンプレックスを持っておられる。
人から言われて修行するのは、人から言われて楽をするのと、本質的には変わりません。
星空さん:
「………。」
さて困ってしまった星空さん。
どうやら「自分で考えろ」と説得することの自己矛盾に気がついたようです。
厄介なことに、このバッドエンド妄想は抜け出せないと不幸になる類のものでもない。
正真正銘、幸せなんです。実は足元が崩れ出していて目を覚まさないと危険、とかじゃない。
困った。これは説得のロジックを組み立てるのが難し…
キャンディ:
「みゆき!ハッピーシャワーでこの世界を浄化するクル!」
そうだ、破壊しよう。それだ。
よくよく考えてみれば単純な話だった。
今が幸せだから目を覚まさないなら、不幸を突き付けて見せればいい。
もっとシンプルに、直接4人に殴りかかるのもアリですね。
さあこれでも何も考えないのが幸せだと抜かすか!ごつり。ごつごつごつり!!
星空さんはすぐそうやって気合いに頼る。
しかしそれすらもジョーカーさんは予想済み。
あっさり簡単に防がれてしまいました。
厳しすぎる。あまりに打つ手がない。打つ手はないが、目の前に危機が迫った以上、戦うしかない。
苦しみながら戦う星空さんを見ても、やっぱり4人はぼんやりモード。
徹底していることに、星空さんは4人を庇って戦ってるわけではありません。
依然として、妄想から目を覚まさなくても幸せなんです。
4人を始末しようとしてジョーカーさんが攻撃、必死に星空さんが防いでいる…という状況ならともかく、単に星空さんが戦ってるだけ。
うむ、幸せだ。目を覚ます理由がない。むしろどうしてハッピーはこっち側に来ないんだろう…?
星空さん:
「あたし、メルヘンランドであなたにボロボロにされたときに分かったの」
「泣いたり悩んだり、一生懸命考えたおかげで」
「それまで知らなかった自分に気づけたし、自分にとって何が一番大切かも分かった」
「みんな一緒がいい」
「みんな一緒の未来が、きっとあたしのウルトラハッピー」
「答えを出すのは大変だし、面倒だし、苦しいし」
「あたしたちはそうやって、少しずつでも前に進んでいきたい」
「不器用かもしれないけど、あたしたちは皆と一緒に未来に歩いていきたい」
「皆で歩いていく未来は、きっとキラキラ輝いているから!」
勝算がないまま、星空さんは戦い続ける。
現実は厳しいんです。誰もが何もしないまま皆さんウルトラハッピーになれるわけがない。
しかし、そうは言っても自分は今、幸せなんです。
わざわざ面倒なことをする理由が、一体どこに…
友が目の前で絶望と戦ってるのに、理由も糞もあるか馬鹿野郎。
「自分で考えた」その結果、日野さんら4人は飛び出した。
確かに考えなくてよい世界は幸せだった。
が、目の前で星空さんが苦しんでいるのに、何が幸せだ。みんなで幸せにならなきゃ意味がない。
「スマイル」さんは従来よりも子供向けと言われます。
制作サイドの思惑はともかく、実際には決してそんなことはない、むしろ過酷な物語だと思う。
現実は甘くない、なるほど、その通り。ですが個人レベルでは幸せになることはできる。思考を放棄すればいいんだから。
星空さんはそこを許さなかった。玉砕すると分かっていても、特攻することをハッピーだと定義された。
そして一人でもその道を選んだのなら。
友が玉砕しようとしてるのに、見捨てることなんてできるか。勝算なんざ関係ない。
かつての夢原さんは、夢に向かって邁進する姿が、相互の励みになった。
花咲さんらも同様の方向性です。
しかし星空さんは全くの逆。絶望に特攻する姿が、私らを立ち上がらせてくれる。
「みんなで分けあう」のも「幸せを分け合う」というよりも、「苦難を分け合う」の方向性です。
楽しい時間はいずれ終わり、苦しい時が必ずくる。
刻一刻と進み続けるバッドエンド時計やクロック玩具の針のように。
遊園地のようなこの夢いっぱいの楽しい時間は、いつまでもは続かないんです。
「未来」が希望を叶える場所だった夢原さんとは、つくづく逆すぎる。
「NS」でハッピーエンドを守るために戦っておられたのも納得です。
いわば、しんがりを努めるのが星空さんなんですよ。
誰かが苦しんでいる。じゃああたしが最後尾で戦う。現実は甘くないんだから。
そして最も苦しいところで気合いで玉砕してる姿を見てしまったら、私らも立ち上がるしかない。
思考放棄して寝てた方が楽だし幸せなのに、星空さんが特攻してるんだ。戦うしかないじゃないか。
血反吐を吐きながら、皆で一歩、前に進もう。
目を覚ました4人と星空さん+1匹の気合いが届き、新玩具も起動。
謎の不死鳥アタックを授けてくれました。
まぁそれは良いのですが、この光景を見て、女王様は何をやってるんでしょうか。
星空さんが特攻してるのに、軽く知らんぷり。
あ、あれ?、ハッピー理論には何か穴があるような…。
「NS」といい「スマイル」さんといい、夢いっぱいの時間はやがて終わり、目の前の現実に立ち向かおうなノリ。
テーマの流れでいえば、「プリキュア」シリーズの大きな区切りになりそうです。
企画的には来年10年目までは続編が確定しているそうですが、その先はどうなるんだろう。
仮にシリーズが終了したとしても、この10年のメルヘンな時間は、私にとって大きな人生の財産です。
楽しい時間はいずれは終わるけれど、無駄なんかじゃない。
あの勇敢な伝説の戦士様を見習って、私も現実に立ち向かっていきたいです。
【今週の星】
星空さんは「現実は甘くない」と認識しておられる。
ハッピーの名を冠していながら、ある意味、誰よりも「ハッピー」を疑ってる。
おそらく彼女は、転校してくるまであまり幸せな学生生活は送ってないだけに、言動に重みを感じます。
(「赤毛のアン」エピソードや「夏休みに予定がない」こと等から)
自分が幸せになってもダメ。全員一緒に幸せにならないと。
でもそれって言いかえれば、自分は最後まで絶望の淵で戦うことを意味する。
なんて過酷な。
今のご時世、希望を提示して突き進む夢原さんは、ちょっと眩しすぎる。
それに対し、最後尾で支えてくれる星空さん。
自分が立ち上がらない限り、星空さんはそこで玉砕し続ける。しかも無理やりにスマイルをチャージして。
じゃあ立つしかない。
一人の脱落者も許さない星空さんの思想が胸に沁みます。
遅ればせながら新EDを買いました。
EDもですが、カップリングが熱い。
当たり前と言えば当たり前なんでしょうけど、痛いほど本編を反映してる。
『笑う、笑えば、笑おう』
『もしも力になれたら、嬉しいな』
■スマイルプリキュア! 第32話「心を一つに!プリキュアの新たなる力!!」
目の前には強敵ジョーカー。頼りの仲間は怠け玉の中。
絶体絶命の状況で始まった今回。
残された星空さんの取った戦略は…。
星空さん:
「あたしもその世界に行く」
変身すらしないまま、怠け玉に突入していきました。
苦しい選択ですがやむをえません。戦ってもジョーカーさんには勝てる気がしない。
かつて問答無用で殴りかかっていった先輩方が羨ましい…。
迷い込んだ世界は、一見すると平和極まりない世界。
一見どころか、よくよく見ても平和極まりないです。
辛いことはしなくていい。面倒なことは考えるな。それで幸せじゃないか。
初めは違和感を覚えた星空さんも、ほどなくその世界に埋没していく。
だって楽だし。
全シリーズを通じて最も幸せそうな顔をして、星空さんが蕩けておられる。
⇒
突入時⇒突入後
時間にしてわずか3分での陥落である。
そこに遅れてキャンディも参戦。
威勢よく星空さんの顔面を痛打して。
よし、これで星空さんも惚けから立ち直…
星空さん:
「えへら」
ダメだ…。
あんなに頻繁に行ってきた顔面痛打なのに、それじゃ現実に引き戻すキーにならないか。
むしろ痛打になれすぎて、気付けにすらなっちゃいねぇ。
キャンディ:
「そうだ」
「クッキー。みんなで分けて食べたほうがおいしいクル」
そこで、前回ご自分が怠け玉から脱出した時のキーワードを出してみた。
星空さん:
「?」
きょとん?星空さんが小首をかしげる。
多分、さっき痛打したときに首を痛めたんでしょう。
こきり?
脳の芯まで堕落した星空さんを前に、キャンディにも軽く絶望がよぎる。
こいつ、自分で言った事を忘れてやがる。
ですがそこで気がついた。
キャンディ:
「大切なことはちゃんと自分で考えなきゃ駄目クル!」
アプローチを変えてみました。
分けるとか分けないとかではなく、自分で考えたことの重みを問うてみた。
この言葉に、ようやく星空さんも復活。なんて世話の焼ける…。
立ち戻ってきた星空さんは、同じ論法で他の4人の説得を試みます。
が、あっさりと失敗。
まぁ当然です。
この場合の「分け合う」は不足していることが前提。妄想世界は食べ物が溢れてるのだから、無理な分け合いは不要。
何せ実際に分け合ってましたし。ほらドーナッツをお食べ。チョコもいっぱいあるよ。
かといって「自分で考えろ」も虚しく響く。
考えた結果、この楽園を選んでしまえばそれまで。
それに「楽園から抜け出してくれ」と頼んで、「はい、そうですか」と受け入れてしまったら、「自分で考える」ことと矛盾します。
普段は凛々しい青木さんが、どうして怠け玉に抗えなかったのかも理解できます。
あの方は「自分で考える」ことにコンプレックスを持っておられる。
人から言われて修行するのは、人から言われて楽をするのと、本質的には変わりません。
星空さん:
「………。」
さて困ってしまった星空さん。
どうやら「自分で考えろ」と説得することの自己矛盾に気がついたようです。
厄介なことに、このバッドエンド妄想は抜け出せないと不幸になる類のものでもない。
正真正銘、幸せなんです。実は足元が崩れ出していて目を覚まさないと危険、とかじゃない。
困った。これは説得のロジックを組み立てるのが難し…
キャンディ:
「みゆき!ハッピーシャワーでこの世界を浄化するクル!」
そうだ、破壊しよう。それだ。
よくよく考えてみれば単純な話だった。
今が幸せだから目を覚まさないなら、不幸を突き付けて見せればいい。
もっとシンプルに、直接4人に殴りかかるのもアリですね。
さあこれでも何も考えないのが幸せだと抜かすか!ごつり。ごつごつごつり!!
星空さんはすぐそうやって気合いに頼る。
しかしそれすらもジョーカーさんは予想済み。
あっさり簡単に防がれてしまいました。
厳しすぎる。あまりに打つ手がない。打つ手はないが、目の前に危機が迫った以上、戦うしかない。
苦しみながら戦う星空さんを見ても、やっぱり4人はぼんやりモード。
徹底していることに、星空さんは4人を庇って戦ってるわけではありません。
依然として、妄想から目を覚まさなくても幸せなんです。
4人を始末しようとしてジョーカーさんが攻撃、必死に星空さんが防いでいる…という状況ならともかく、単に星空さんが戦ってるだけ。
うむ、幸せだ。目を覚ます理由がない。むしろどうしてハッピーはこっち側に来ないんだろう…?
星空さん:
「あたし、メルヘンランドであなたにボロボロにされたときに分かったの」
「泣いたり悩んだり、一生懸命考えたおかげで」
「それまで知らなかった自分に気づけたし、自分にとって何が一番大切かも分かった」
「みんな一緒がいい」
「みんな一緒の未来が、きっとあたしのウルトラハッピー」
「答えを出すのは大変だし、面倒だし、苦しいし」
「あたしたちはそうやって、少しずつでも前に進んでいきたい」
「不器用かもしれないけど、あたしたちは皆と一緒に未来に歩いていきたい」
「皆で歩いていく未来は、きっとキラキラ輝いているから!」
勝算がないまま、星空さんは戦い続ける。
現実は厳しいんです。誰もが何もしないまま皆さんウルトラハッピーになれるわけがない。
しかし、そうは言っても自分は今、幸せなんです。
わざわざ面倒なことをする理由が、一体どこに…
友が目の前で絶望と戦ってるのに、理由も糞もあるか馬鹿野郎。
「自分で考えた」その結果、日野さんら4人は飛び出した。
確かに考えなくてよい世界は幸せだった。
が、目の前で星空さんが苦しんでいるのに、何が幸せだ。みんなで幸せにならなきゃ意味がない。
「スマイル」さんは従来よりも子供向けと言われます。
制作サイドの思惑はともかく、実際には決してそんなことはない、むしろ過酷な物語だと思う。
現実は甘くない、なるほど、その通り。ですが個人レベルでは幸せになることはできる。思考を放棄すればいいんだから。
星空さんはそこを許さなかった。玉砕すると分かっていても、特攻することをハッピーだと定義された。
そして一人でもその道を選んだのなら。
友が玉砕しようとしてるのに、見捨てることなんてできるか。勝算なんざ関係ない。
かつての夢原さんは、夢に向かって邁進する姿が、相互の励みになった。
花咲さんらも同様の方向性です。
しかし星空さんは全くの逆。絶望に特攻する姿が、私らを立ち上がらせてくれる。
「みんなで分けあう」のも「幸せを分け合う」というよりも、「苦難を分け合う」の方向性です。
楽しい時間はいずれ終わり、苦しい時が必ずくる。
刻一刻と進み続けるバッドエンド時計やクロック玩具の針のように。
遊園地のようなこの夢いっぱいの楽しい時間は、いつまでもは続かないんです。
「未来」が希望を叶える場所だった夢原さんとは、つくづく逆すぎる。
「NS」でハッピーエンドを守るために戦っておられたのも納得です。
いわば、しんがりを努めるのが星空さんなんですよ。
誰かが苦しんでいる。じゃああたしが最後尾で戦う。現実は甘くないんだから。
そして最も苦しいところで気合いで玉砕してる姿を見てしまったら、私らも立ち上がるしかない。
思考放棄して寝てた方が楽だし幸せなのに、星空さんが特攻してるんだ。戦うしかないじゃないか。
血反吐を吐きながら、皆で一歩、前に進もう。
目を覚ました4人と星空さん+1匹の気合いが届き、新玩具も起動。
謎の不死鳥アタックを授けてくれました。
まぁそれは良いのですが、この光景を見て、女王様は何をやってるんでしょうか。
星空さんが特攻してるのに、軽く知らんぷり。
あ、あれ?、ハッピー理論には何か穴があるような…。
(左画像) スマイルプリキュア! DXガールズフィギュア ~キュアハッピー&キュアビューティー~ 全2種セット (右画像) スマイルプリキュア! あつめてプリキュア2 キュアハッピー単品 |
「NS」といい「スマイル」さんといい、夢いっぱいの時間はやがて終わり、目の前の現実に立ち向かおうなノリ。
テーマの流れでいえば、「プリキュア」シリーズの大きな区切りになりそうです。
企画的には来年10年目までは続編が確定しているそうですが、その先はどうなるんだろう。
仮にシリーズが終了したとしても、この10年のメルヘンな時間は、私にとって大きな人生の財産です。
楽しい時間はいずれは終わるけれど、無駄なんかじゃない。
あの勇敢な伝説の戦士様を見習って、私も現実に立ち向かっていきたいです。
【今週の星】
星空さんは「現実は甘くない」と認識しておられる。
ハッピーの名を冠していながら、ある意味、誰よりも「ハッピー」を疑ってる。
おそらく彼女は、転校してくるまであまり幸せな学生生活は送ってないだけに、言動に重みを感じます。
(「赤毛のアン」エピソードや「夏休みに予定がない」こと等から)
自分が幸せになってもダメ。全員一緒に幸せにならないと。
でもそれって言いかえれば、自分は最後まで絶望の淵で戦うことを意味する。
なんて過酷な。
今のご時世、希望を提示して突き進む夢原さんは、ちょっと眩しすぎる。
それに対し、最後尾で支えてくれる星空さん。
自分が立ち上がらない限り、星空さんはそこで玉砕し続ける。しかも無理やりにスマイルをチャージして。
じゃあ立つしかない。
一人の脱落者も許さない星空さんの思想が胸に沁みます。