穴にハマったアリスたち

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「ちゃお」感想 2009年7月号 【神去りし後】

2009年06月16日 | 少女漫画「なかよし」「ちゃお」感想
【ちゃおガール2009★オーディション】

「ちゃお」様はここのところ「めちゃモテ委員長」様を筆頭に、自分自身の美に磨きをかけることに執念を燃やしておられます。
「きらり」さんがいたころには、「でもどうせきらりさんが1位でしょ…」と猫背になってた娘さんも多いかと思いますが、もうそんな遠慮をすることもありません。
神がいなくなった今、時代を切り開くのは自分自身なのです。

そういったわけで、今年も恒例の誌上オーディションが開催されました。
今月号には全国1万人から勝ち抜いた60人の娘さんが大掲載。
恐ろしい企画を立案するものです。

しかもおぞましいことに、次の勝ち抜け枠10名は、読者投票で決まります。
怖い。怖いシステムだ。
更にはその10名も人気投票という名目で順位付けするらしい。
別段こういったことが差別的だとかは思いません。
ですが、この仁義なき戦いに身を投じる娘さんたちを思うと、こちらの身も引き締まる思いです。が、頑張れ…。

■姫ギャル♥パラダイス 第3回

漫画の話と直接関係なくて恐縮なのですが、劇中で髪の毛の盛りの話が出てました。

(参考)西洋の貴族から江戸の遊女まで“盛り髪”の女心を探ってみた!

一応「盛り」は派手ということになってますが、リンク先でも書かれている通り18世紀フランスはレベルが違います。
当時の貴族は何をトチ狂ったか、髪の毛に鳩時計や生きてる鳥入りの籠、船の模型まで組み込んだ。(元々は頭の花飾りが枯れないように生花&花瓶を仕込んだのが始まりらしい)
針金使って固めるなんて当たり前ですよ。頭にそんな重量物乗せてる上に、全身コルセットやら何やらを装備してるので、貧血で卒倒するのは日常茶飯事ですよ。

そう思うと、まだ300年前に追いつけてないような気がしてなりません。

■ぐぐっと極上!!めちゃモテ委員長 カリスマれんさい第8回

そんなかつて通った破滅の道を突き進む人たちとは真逆に。
委員長さんは清純派を貫いておられます。
今号は中の方のアフレコ風景が掲載されています。相も変わらずアフレコ中のはずなのにコスプレです。
「こんな風に声を録音しています」とかコメントがついていますが、貴女はいつもコスプレなのかと。
こうしてきらりさんの時のように、徐々に現実が浸食されていくんだ。

さて委員長さんですが、うやむやの内に不良娘に絡まれ、うやむやの内に彼女の恋の支援をすることになりました。
以前にもこんなことがあった気がする。それも頻繁に。
ああ、そういえば、心なしかリカっちさんの出番が増えてるのはアニメ対応なんでしょうか。委員長さんは細やかな気配りの出来る方。

そんな尋常ならざる気配りのできる委員長さん、即行で相手の男の好みのタイプを探りにかかります。
この女の怖いところは、「モテる」ことが至上命題にあること。
「男が可愛いと思う女」と「女が可愛いと思う女」にはかなりの開きがありますが、委員長さんは躊躇なく前者に走ります。相手を口説けぬお洒落に何の意味があろうか。

多数を悩殺することに関しては無敵だったきらりさんに対し、狙ったターゲット一人を攻略することに長けてる委員長さん。
何かきらりさんとは別の意味で恐怖を感じる…。

■メイドじゃないもん 最終回

って、最終回!!結構好きだったのに…。
「少年漫画のよーな少女漫画だ」と思ってたのですが、それがちゃおっ娘には不評だったんでしょうか。
確かに「ちゃお」さんのカラーとはちょっと違う気はします。その漫画を好きだったと書くと、「ちゃお」さんに何がしか矢を向けるようで何ですが。

…と思ったら「1部完」だった。一安心。次回再開は9月号から。

とりあえず、せっかくの初デートの最中に水で濡れてしまいがっくりしてるヒロイン様に、展開も何も無視して即座に遊園地のチケットをプレゼントした水族館のお姉さんはできる人だと思った。
しかも展開も何も無視して即座に「着替え」としてコスプレ服を手渡した彼女は、頭がおかしいほどできる人だと思った。

何故にコスプレだったのか理由は分かりませんが、コスプレは正義なのでもっとやってください。
冒頭の強引なメイド服といい、この作者さんは雅を分かっておられる。
「ちゃお」様のコスプレ担当として、9月号以降もこの路線でお願いします。

■みらくる☆レボリューション ~久住小春ものがたり~

きらりさんのお友達の久住小春さんのドキュメント漫画。
お友達のはずの久住さんが、何やら「きらりさんを演じる」とかの記述があり、軽く混乱を招きました。
ええと、きらりさんのモノマネをするとかそういう意味でしょうか。よく分かりません。

それくらいに徹底した演技を貫いただけに、任期の明けた今、彼女の言う言葉には重みがあります。

久住さん:
 「月島きらりという名前は、久住小春と同じくらい大切な名前です」

ファイナルライブの時の「ありがとう、月島きらり」の言葉を思い出しました。
この方の話す「月島きらりへの言葉」はちょっと重みが違う。
3年間、お疲れ様でした。そしてありがとうございました。

…あと、「月島きらりとして活動を始める」のコマの絵が、強引にバラライカ服だったのが最高です。
時系列的には「恋☆カナ」服じゃないとおかしいのですが、何が何でもバラライカろうとしたその信念に万歳。
やっぱバラライカですよ。相手が泣いて謝ってもバラライカですよ。それでこそ、きらりさん。

なお中原杏さんの新連載は9月号から。来月の8月号には予告編が掲載されます。
「きらレボ」連載は終わったはずなのに、毎号稼働しておられるような気がする。
コメント (2)
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