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穴にハマったアリスたち

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感想:映画「プリキュアオールスターズ みんなで歌う 奇跡の魔法!」

2016年03月19日 | プリキュア映画シリーズ
【今春のプリキュアさん】

いつものようにTジョイ大泉様の最速上映を見てきました。
映画20周年、最速上映10回目、前説5回目のこの記念すべき回に、スペシャルゲストとしてプロデューサ様も来てくださりました。
「この映画館は、映画が生まれた場所に最も近い映画館」とのお言葉に、改めて感慨深いものが。
また、「オールスターズ、そしてミュージカルということで、大変な苦労をした。見ていただければ映像、音楽に、その苦労が伝わるはず」の言葉は、映画を見て実感。
この映画は物凄い。よくこれを思いついて実行したと、素直に感嘆します。来年どうするんだという気もしますが、今はただひたすら崇めたい。

あとTジョイ様は、まもなく名称が変わるそうです。今回が「Tジョイ大泉」の名前でやる最後の「プリキュア」だそうなので、皆で記念がてら行きましょう。
大泉学園駅を降りて、道なりに歩き、交番を曲がってすぐのところです。(最速上映に参加した人にしか分からない小話)

■映画「プリキュアオールスターズ みんなで歌う 奇跡の魔法!」

朝日奈さんとリコさんは、お花見真っ盛りのナシマホウ界を闊歩していました。
目的は「プリキュア」についての調査。

リコさん:
 「みらいのいるこの世界にリンクルストーンはあった」
 「だからプリキュアについての情報が、きっとあるはず!」

その読みは正しいです。
というか時代遅れの魔法界と違い、「ハピネス」以後のこの世界にとってはプリキュアなんて部活動の一種です。
朝日奈さんが、もう少しニュースとか見る子だったら、話はスムーズだったのに。。

そんな恐ろしき世界観ですので。すぐに別のプリキュアと遭遇しました。春野さんたちです。
そうとは知らずに、思わず反射的に魔法を使ってしまったリコさんが、必死に奇人変人のふりして誤魔化してるのが実に初々しい。
おほほほ、これは手品ですのよ。おほほほ。

と、そこに。
突然不意打ちで、春野さんに精神攻撃が仕掛けられました。
何気に極悪な攻撃です。人間形態で日常生活を送っているところに、超遠距離から防御不可攻撃。
後々の話ですが、プリキュアオールスターズが敗北寸前まで追い込まれたのも無理もない…。

謎の敵は春野さんの記憶を探査。そして彼女にとって最も手ごわかった敵を具現化してきました。マシュマロマンです。違う、ディスピアです。
絶望よ、こんにちは。存外お早い再会だった。

脈絡もなく突然に始まったラストバトルの再現に、春野さんらは躊躇せずに変身を起動。まぁ元々正体は明かしている人たちですし。
これを見て何やら親近感を抱いた朝日奈さん達も即座に変身。戦線に加わります。なお、春野さんらは特には驚きません。
女の子を見たらプリキュアと思え。むしろプリキュアにならなかったら、敵である可能性を疑う時代です。

突然に現れたディスピア。再生怪人の宿命で劣化しているのかもしれませんが、腐ってもラスボス。
それはそれは物凄い勢いで攻撃をしかけてきます。ですが春野さんらも歴戦の兵。それはそれは物凄い勢いで応戦していきます。みーてぃあはみんぐ!
調子に乗って朝日奈さんらも参戦しますが、悲しいかな、実力の差は歴然。
気が付けば「新人さん」呼ばわりされて後方に回されだしました。新人と名乗ってはいないのに、実力のほどを見切られた。。

それでも何とかかんとかディスピア様は撃退。事態は良く分かりませんが、ここであったのも何かの縁。春野さんらの当初の目的である、お花見にお招きをもらいました。
聞けば、プリキュア一同が揃ってお花見するとか。凄まじい豪華さですね。
描写はされてませんが、ハピネスチームが知り合いに声かけてたら発狂ものの大騒ぎですよ。
そりゃ商店街の人々が、唄って踊って浮かれまくってるわけだ。今日のこの街は世界の楽園。

しかしながら。皆と合流するその前に、先ほど攻撃を仕掛けてきた謎の敵がやってきました。

トラウーマ:
 「実はプリキュアの涙を集め…」
春野さん:
 「プリキュア!プリンセスエンゲージ!!」
トラウーマ:
 「ソルシエール様。交渉は決裂しました」

話を聞く気ゼロです。さすがは、はるはる。生身でいることの危険性をよく分かっていらっしゃる。

しかしながら敵もさるもの。臨戦態勢のプリンセスさんと魔法つかいさんを、どこぞの世界に転送。拉致って見せました。

一人、目を覚ました朝日奈さん。見渡す限り、謎の世界。
しばし悩んでいると、空を割いて何かが降ってきました。
応戦しようとする朝日奈さんの胸中に、対峙する何かの咆哮が満ち満ちる。
彼の奏でる、圧倒的な「悲しみ」の音楽が。

空から舞い降りたその姿。忘れもしない。
ノイズ様、ここに再臨。
恐らくは北条さんの記憶から再構築されたと思われる「悲しみ」が、高らかに音楽をまき散らす…!

朝日奈さんの足が思わず止まり、戦意喪失しかけたその時。
再び空を割いて、援軍が来てくれました。
愛乃さんらハピネスチームです。そしてすぐに「悲しみ」ことノイズ様との戦闘開始。
お、おぉ…。なんだこのドリームバトルは。。

よく言われる安っぽい言葉に「好きと嫌いは同じ。好きの本当の反対語は無関心」なんてのがある。
似たように「悲しいと楽しいは同じ」ともいえる。実際、音符の並び一つで、メイジャーもマイナーも変わる。
でも、その距離は現実的には非常に遠いんです。絶対値が同じでも、符号が違えば、距離は莫大なんです。

だからスイートチームは、空を飛ぶノイズ様に届かなかった。
今でもリアルに思い出せます。メロディさんのあの嘆きの言葉。「ノイズに、届かない」。

だけど。嗚呼、だけど!
ハピネスさんは届くんですよ。デフォルトで飛べるから。
彼女たちは知っている。愛は幻、幸せは一瞬だと。
プリキュアなんぞ子供の夢物語にしか過ぎず、現実の不幸の前には塵芥だと。
そしてその上で、「でもあの時のキラキラした想いは事実だったはずだ」と信じられる。
だから、届くんです、「悲しみ」に!

呆然と見上げる朝日奈さんの頭上で、悲しみとハピネスが乱舞し、壮大な戦いを繰り広げます。
本当に何なんだこの対戦は。この一戦のためだけでも、この映画を見る価値がある。

一方その頃のリコさん。迷い込んだ森の中で、再び絶望の権化と遭遇していました。
新人さんにはあまりに酷過ぎます。ですがそこに、実に実に頼もしい声が。

ハートさん:
 「お困りですか?」

嗚呼、「助けに来てくれて安心できるプリキュア」トップクラスのキュアハートさんだ…。
実績的には案外頼りにならないというか、テーマ的に犠牲を出すことが前提のチームなのですが、そんなことを超越した謎の安心感です。
そしてその期待に違わず、ディスピア様を駆逐していきます。
(なおリコさんは、ハートさんらからも「新人さん」と呼ばれました。ド素人とすぐに見抜かれてますね。。)

恐るべき敵・ディスピア。だけどあえて言うのであれば。そんなもの、ドキドキチームにとっては前提に過ぎません。
トランプ王国が崩壊した絶望からのスタート。救いたかった王女様は既に亡くなっていたし、王国民も見捨てられた。
だけどそのことで恨んだりはしない。逆に自分が誰かを犠牲にすることもあるけれど、悔やまない。
「幸福の王子」のつばめは不幸だったのか?王子を恨んだのか?
いいや。私は信じる。ために戦う。ゆえに絶望などに屈しはしない。

恐るべき破壊力でラスボスを圧倒していくハピネスさんとドキドキさん。
ソルシエール様、明らかな戦略ミスです。この組み合わせは見事にカチリと嵌ってる。
というわけで、捨て身の自爆に走りました。ちゅどん!優勢だったはずなのに、ハピネス&ドキドキチーム、散る。

その直前に戦闘を離脱していた朝日奈さんとリコさん(戦力外通告されました)。
戦闘中に聞こえた、謎の歌声を追って、ふらふらと彷徨ってみました。
だけどどこに行けばいいのか分かりません。

と、そこに。

きょろきょろと探す朝日奈さんの横を、極めて自己中な何かが通り過ぎていきました。
確固たる己の価値観を信じる何かが。

同じく探索するリコさんの頭上に、終わりの鐘が鳴り響く。
いずれ訪れる全ての宇宙の死と共に。

リコさん:
 「う、おおおあぁう…」

限界を超えた連戦に、吐きそうな顔してリコさんがうずくまる。。
彼女は知りませんが、遭遇した相手はゴーヤーンにピエーロ様。
ド素人の彼女にどうこうできる敵ではありません。

幸いにしてプリンセスチームと合流はできましたが、これ、無理だ。
夢とか希望とか、そういう概念でどうにか出来る相手じゃない。
命が終焉を迎えれば夢の道は終わり。12時の鐘がなったらプリンセスの魔法は解けるんです。

終わりが浸食していくその中、更に援軍がかけつけてくれました。エコーさんです。
うん、特に戦況は変わらないな。
心砕けて呪詛の言葉を吐き続けるリコさんに、エコーさんは優しくも逞しく問いかけます。

エコーさん:
 「あなたはどうして今までプリキュアとして頑張ってきたの?」

補習を回避するためです。
こんなことなら真面目に勉強しておけばよかったんだ。おおおあぁう…。
リコさんの慟哭が、終わりを迎えたこの世界に哀しく響き渡る。。

一方の朝日奈さん。
メロディさん・ハッピーさん・桃園さん・ブロ子と合流しました。
凄まじく、まとまりのない面子です。
そして対峙するはプロトジコチューと館長。
会話が成立する要素が微塵もない。なんだこの酷過ぎる戦いは。

完全に置いてけぼりを食らった朝日奈さん。リコさんとは違う意味で心が折れます。
「連帯していないという意味で連帯している」という謎の連帯感を発揮する先輩4人と、自己中&コミュニケーション拒否。
どうにもなりません。ああ見えて、朝日奈さんは意外に常識人。吹き荒れる個性の嵐に、ただただ呆然と立ちすくむだけ。私って、なんなんだろう。。

なんかもう色々詰んでる気はしましたが。それでもそこは歴戦の戦士。
急にブチ切れて暴れだした新人さんの反撃を皮切りに、プリセンス&ピンクプリキュアの面々は果敢に敵に挑み、撃破して見せました。
終わりの象徴たるふたりに夢を見せ。我を通そうとするふたりに、更なる我をぶつけ。
実に恐ろしいものを見た。。

しかしそれでもソルシエール様は諦めない。すかさず後続を送り込みます。
メビウス様&デューン様with謎のカメレオン。ジャアクキング&レッド神。
うん、レッドさんだけ何か浮いてますね。ミラージュ様を具現化された方が、よっぽど怖かった。

連戦にさすがに危機を抱いたか、それぞれリコさんと朝日奈さんを、再三聞こえてくる謎の歌声の探索に向かわせます。
というか瀕死でしたしね、この二人。下手に一緒にいられても足手まとい。
そして二人が離脱した直後に、ラスボスふたり二組は、盛大に自爆。うん。「訳が分からない」が売りの4人だものな。。

(デューン様は「他人の事情は分からない」。メビウス様は本編でも自爆。
 ジャアクキングは滅びの美学で、レッドはまぁなんかそういう役回りだし)

こうしてプリキュアオールスターズは全滅しました。変身前に襲われたとかではなく、戦闘で敗れたのが恐ろしい。
敵さんの目的はプリキュアさんの涙。なんかの薬の材料になるそうです。
なんかこう背徳的な何かを感じますね。美翔さんの涙とかガブ飲みしたら、とりあえず何かの扉が開きそうな気はする。

取り残された魔法つかいのふたり。ただただ立ちすくみますが、ふと朝日奈さんはお唄を口ずさむ。
これまでも何度か聞こえてきた謎のお唄を歌っていると、あら不思議。リコさんと合流できたではありませんか。
しかも敵本拠にいる黒幕・ソルシエールさんの元に辿り着けてしまいました。お唄、万歳。

ここであったが百年目、即座に襲い掛かります。ずがん。そして返り討ちに遭いました。弱い。
地に伏してぴくぴくと蠢くふたりに、居合わせた謎生物も若干ひきぎみ。ですが朝日奈さんらは立ち上がりました。なんのこれしき。
そして青マナタップすると、サファイアモードを起動。今度のモードは空を飛べるよ!さすがは青い生き物。
そしてやっぱり返り討ちに遭いました。弱い。

半死半生で痙攣しつつも、それでも立ち上がり変身を起動する朝日奈さんら。
そんな二人を憐れんだか、ソルシエール様は己の過去を語ってくれました。
どこぞの魔法使いに拾われて育てて貰った。大好きな恩師に認めてもらいたくて、魔法の勉強を頑張った。
だけど究極魔法を教えてくれることはなかった。それどころか、子守歌でなだめようとしやがった!

そうこうしている内に師匠は他界。これでは納得いきません。
そこで師匠を生き返らせ、なぜ究極魔法を教えてくれなかったか問い詰めたかった、というのが今回の騒動の発端のようです。
うん、目的がそれなら、涙くらいあげればいいんじゃないでしょうか。

しかしミラクルさんは一旦その件を保留にし、ソルシエールさんに問いかけます。
考えてみて?どうして彼女は子守歌を唄ってくれたのかを。
ソルシエールさんは考えます。分からん。どうして唄ったんだ?
ミラクルさんも考えます。分かんない。わくわくもんだぁ!

脈絡なく交渉は決裂しようとしましたが、何かが上手い事噛み合って、ソルシエールさんは勝手に納得してくれました。
少なくとも、先生は自分を嫌ってはいなかったらしい。
大好きな先生のことを思いだして涙するソルシエールさん。良かった良かった。思わずミラクルさんの目にも涙が。

そしてその涙をトラウーマに奪われました。朝日奈さんが足を引っ張り続ける。。

途中で不審な言動をしていた通り、トラウーマの目的はソルシエールさんとは別のところに。
プリキュアさんの涙を原材料にした薬を使えば、彼にかけられた封印がとけるそうです。
凄いですね、プリキュアさんの涙。裏市場とかで流通してそう。美翔さんの涙1リットル1000円とかで。買おう。

正体現したトラウーマさんは、文字通りのトラウマ誘発しそうな姿で、街を闇に染めていきます。
ミラクルさんらも戦いの意思は捨てませんが、もはや体が動かず。まぁいきなりラスボスと何連戦もやってるんです。無理もない。
それでも件のお唄を口ずさみ、必死に立とうと足掻きます。

その様子を見て、ソルシエールさんもふと悟りました。あの子守歌を聞くと力が湧いてくるらしい。ふむ。
そして記憶の中の師匠を思い浮かべながら、お唄を口ずさんでみました。
するとあら不思議。ミラクルさんの体力が回復し、ミラクルライトも光を放ちだしたではありませんか。
そう、究極の魔法とは、この子守歌だったのです。
師匠はちゃんと教えてくれていたのです。唄わずに言葉で伝えてくれてれば、こんなにこじれなかったのに。

ソルシエールさんの歌声によりミラクルさんらは体力全快。煌めくミラクルライトの効果もあって、捕らわれていてプリキュアさんらも救出され、戦列に復帰しました。
真理を理解したソルシエールさんも杖を一振り。歌声効果を高めるためか、周囲をステージ状に変化させ、万感の思いを込めて歌います。
響き渡る歌声は、プリキュアさんらを無限回復していく…。もはやこうなるとトラウーマさんが気の毒でなりません。嗚呼、地獄絵図が展開されていく。。

子守歌は唄う。さあ楽しい夢の世界で遊んでおいで。たとえ恐ろしい敵がいたとしても、つなぐこの手が道しるべ。
プリキュアさんの手つなぎを想起するお唄が、プリキュアさんに力を与え、トラウーマは葬り去られました。
多分このお師匠さん、「プリキュア使い」とかそういう魔法使いですね。「精霊使い」とかそういうジャンルの同種で。封印の解除条件がプリキュアだったり、倉庫にミラクルライトが眠っていたり、色々とプリキュアに関連しすぎてやがる。

こうして戦い終えたプリキュアさんら一行。ソルシエールさんと分かれ、予定していたお花見を決行しました。
リコさんらも当初の予定通り、プリキュアの秘訣を聞いて回ります。
あなたはどんな魔法が使えるんですか?ぜひコツを教えてください!

美墨先輩:
 「…魔法?」

あ、一番聞いてはダメな人に聞いた。「全力で殴れ」以外の回答が予想できない。

案の定、答えを得られるどころか、むしろ「魔法を見せろ」と質問攻め。
リコさんの「立派なプリキュアになる」という殊勝な願いは果たして叶ったのか。
多分この後、やっぱり普通に魔法学校で補習受ける羽目になったと思う。


(左画像)映画プリキュアオールスターズ みんなで歌う♪奇跡の魔法! 挿入歌ミニアルバム

(右画像)ふたりはプリキュア Splash☆Star プリキュアコレクション 2 (ワイドKC)

Twitterアカウント:http://twitter.com/RubyGillis


【ミュージカル】

とても良かった。期待以上に良かった。本当に良かった。

序盤の「街の人たちと唄う」シーンは、若干「ちょっと見たかったものと違う」感はありましたが(これはこれで楽しいですが)、その後の展開は特に素晴らしい。

ソルシエールさんとトラウーマが薬作るシーンは、まさにミュージカルの強み。
そのまま描写したら面白くもない退屈な場面になるところを、歌にすることで「薬製作の過程」「敵の目的」「トラウーマが裏切りそうなこと」を織り込んでます。
歌の入りが、ソルシエールさんの謎のジョークというのも良いですね。本当に、謎ですが。

子守歌がキーなのも上手い。ナチュラルに最終決戦会場に歌を流せています。
とってつけたような主題歌挿入も、まぁそれはそれで良いのですけど、やっぱりこういった流れは欲しいんですよ!
過去の「プリキュア」さんでいえば、まこぴーVSレジーナ様とかですね。
こういうお唄の使い方は実に燃える。究極魔法の正体を知った途端、攻撃兵器として即座に子守歌を唄い始める、その魚脳的発想とか、実に震えます。
歌で殴る。この感覚、大事。

更にはミュージカル形式であることを使ったジョークまで。
ええ、そうですよね。夢原さんにミュージカルとか無理なんですよ。ダンスだけでも無理だったのに、その上、歌なんて。

どうして前回これが出来なかったのかと火を吹きたくなるほどの、素晴らしい昇華ぶりでした。

【今年のオールスターズ】

館長&プロトジコチューとの戦闘に花咲さんが参加してたのは面白い。
いわば自己中決戦だったわけで、そこに参加してたということは、花咲さんも大概にアレですね。
ピンクプリキュアとしては知性派のようですが、マリンさんがアレすぎるからそう見えるだけで、実際には脳筋組なんだなぁ。
考えてみれば「他人の事情を関知しない」って、対話をしてないものな。

(いやまぁ人気とかバランスとかが真の理由でしょうけど、あえてこじつけるのが感想の楽しみなわけで)

【今年の敵】

DX3の後に噂された、ラスボスの復活がついに実現。
なんかもうどうしようもないですね。ゲロゲロ吐いてるリコさんが、つくづく印象的でした。
まぁ、あれは無理だ。五体満足で切り抜けただけでも、賞賛に値する。

ただ残念なことに、ナイトメア社からの復活はありませんでした。
カワリーノさんとデスパライア様の間で揉めたんですかね。どっちに出場権があるかで。
この辺、ゴーヤーンに譲ってあげたアクダイカーン様は良い上司ですね。。

ストーリー的には「最も苦しめられた相手」を具現化していますので、夢原さんにとってはナイトメア戦よりエターナル戦の方が残っているということか。
今の夢原さんにとっては、悪夢はもはや悪夢ではないのかもしれない。
「夢を叶えても無意味だ」と迫ってきたナイトメア。女優になれても意味はないし、ナイトメアを倒してもココと離れ離れになるだけ。
ただ今となっては、当時言われていた「夢を叶えたその先」の時代に突入してるんですよね。
確かにココとは離れたけれど、今でもこうして交流が続いている。悪夢は悪夢として成立していない。あとレモネも別に売れすぎて困ったりはしていない。

あの時は恐ろしかった敵も、その悪夢の未来がいざ現在となった今としては、さほど怖い敵でもないのかもなぁ。

【今年のプリキュアさん】

お唄や敵さんは、例年通り「魔法つかい」のテーマを暗示していそう。

子守歌の「恐れないで夢の中を遊んでおいで。手を握ってるから」は、魔法界に滞在している朝日奈さんを連想します。
過去の恐怖体験を見せるソルシエールさんやトラウーマは、リコさんのコンプレックスを刺激しそう。
事の発端である「思い出の取り違え」も、今後の展開に絡んでくるのかしら。

【今年の美翔さん】

我らの鳥も大活躍でした。
最大の見せ場といえば、やはり、「牢屋でたまねぎ攻撃を食らい、お目目をバッテンにしてるシーン」でしょう。
何あの可愛い美翔さん。一家に一台配布すれば世界が平和になりますよ。毎日たまねぎを目にすりこんであげたい。
(勘違いでなければ、予告動画とは演技を変えています。大正解。美翔さんのあられもない姿を、皆で見に行こう)

EDも必見です。エコーさんと一緒にまとめられています。人数少ないですからね、仕方がないですよね。
でも、あらあら。他シリーズと一緒くたですか。なんとも美味しい役回りではないですか、美翔さん。

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感想「映画 Go!プリンセスプリキュア Go!Go!!豪華3本立て!!!」

2015年10月31日 | プリキュア映画シリーズ
【今年の大泉学園】

恒例の大泉学園の最速上映に行ってきました。
半年ぶりに訪れた大泉は、駅前にラムだっちゃさん達が立ち並ぶ、艶っぽい街になっておられました。
威風堂々そびえたつ不夜城・東映アニメーション様のビルこそないものの、おひざ元感は変わらず。

司会のお姉さん:
 「これからも盛り上げていくので」
 「横浜や京都からも駆けつけてください」

大泉さんはパワフルだ。

■映画「キュアフローラといたずらかがみ」

今年の映画は初の試みとなる3本立て。1本目は短編から。

どこぞの物置を訪れたフローラさんは、意気揚々と戦利品のカチューシャを被り、鏡の前でご満悦。
だけど鏡の様子が何か変。どうやら何者かが化けて、真似っこイタズラをしているようです。
激怒したフローラさん、躊躇なく、ミラクルライトを起動。かつてないほどの大人げない事情で、最終兵器が火を吹いた。

ところが驚いたことに。何者かは根性でモードチェンジをコピー。
これにはフローラさんも驚愕。そして更に激怒。無言のまま、良い子の皆に促します。もっとミラクルライトを、振れ。
おどおどと振られるライトの力を借りて、フローラさんは再びモードチェンジ。季節感たっぷりにハロウィン風衣装に再武装なさります。

ところが驚いたことに。何者かは更なる根性を発揮し、これまたコピー。
フローラさんの憤激は止まりません。そして無言でこちらに要求します。振れ、ミラクルライトを。もっと力を!
こうして力に溺れたフローラさん、勢い余って装着していたカチューシャを落っことし、破損してしまいました。ハンプティダンプティ、もう元には戻らない。

己の犯した過ちに、さめざめと泣き崩れるフローラさん。
心配した寄ってきたコピー生物でも、壊れたカチューシャは元に戻せません。
それでも慰めようと、得意の変身能力でカチューシャに化けました。どろん。全く似てません。

だけど。全く似てはいないけど、大変に可愛らしいカチューシャや衣装にフローラさんは大喜び。
宝石的な価値とかだけが全てではないのです。
謎のコピー生物や、遅れてやってきたトゥインクルさんらと、楽しく笑い合いましたとさ。めでたしめでたし。

■映画「パンプキン王国のたからもの」

2本目。

ある日のこと。春野さんらプリキュア4人と、七瀬さんこと民間人1名は、話題のカボチャカフェに行くことにしました。
カボチャを貪りながらお茶を飲む、という斬新なカフェのようです。
もっちゃりもっちゃりとカボチャを食していると、ふと広告が目に入りました。「パンプキン王国のプリンセス募集」。
良く分かりませんが、コンテストが開催されるそうです。さりげなく「優勝者にはプリンセスの公務をしていただく」とか怖いことが書いてありますが…。
意外と身近に、プリンセスになる手段があったんですね。。

和気藹々と参加する流れになる中、トワ様は一人眉を顰めます。まぁ既に王族ですしね。万が一、優勝してしまったらホープキングダムとパンプキン王国との国際問題に発展しそうだ。

そこに唐突にゼツボーグが現れて、特段に慌てることもなく粉砕されます。
例によって武器破壊しまくるプリンセス組が怖い。この子ら、執拗なくらい武器を狙いますね…。

ところが敵を倒したその直後。謎の力により異世界に転送されてしまいました。唖然と見送る民間人1名。さようなら七瀬さん。

送り込まれたその先は、先ほど話題に出たパンプキン王国。看板が立っていたわけではありませんが、見渡す限りがカボチャ畑です。うむ、パンプキン王国に違いない。
住人らしき生物と遭遇するものの(というか春野さんが踏み潰した)、残念ながら言葉が通じず。
状況から察するにカボチャの精霊とか何とかみたいです。犬鳥とは会話できるが、カボチャとは会話できない世界観。

良く分からんまま近くのお城に行き、良く分からんまま前述のコンテストに参加を表明。
主催の国王様は宝石じゃらじゃらつけた感じのお方でちょっと引きますが気にすまい。
というか、カボチャ販売って儲かるんですね…。まぁ日本国と貿易してるっぽいですし。ハロウィンのビジネス規模はバレンタイン以上だそうですし、頑張ってるんだな。。

国王:
 「もっと売り上げを!もっと伸ばすのだ!」

ああ、はい。商売熱心ですね。
このプリンセス募集も、ようは看板娘が欲しいんですね。
なんか納得したので、大人しくコンテストに参加します。はい。

その後。あれよあれよという間に、ダンスやらウォーキングやらの競技に参加し、勝ち残っていきます。
一方その裏で、春野さんは控え室で人形を拾ったり、捕らわれの姫さんを発見したりしました。
この過程で従者のアロマが過労に倒れましたけど、まぁ良しとしよう。姫君のために働けたのだから本望であろう。ごきげんよう。

姫さんが言うには、自称・大臣の男が黒幕で、そいつのせいで何やかやあったとのこと。
カボチャの精霊どもも、地下で強制労働に従事させられているようです。なるほど。だからあの店のカボチャは嫌な味がしたのか。
春野さんがそれを知ったその頃、別行動の3人は有耶無耶の内に捕えられていました。

気が付けば春野さんは一人きり。かなりの大ピンチ。でも春野さんは敢然と目前の敵を睨みつけます。
そして黙々とプリンを製作なさると、操られていると思しき国王様に突きつけます。さあ食せよ。
それは春野さんが子供時代に食べた思い出のプリン。和菓子屋の娘の宿命で、毎日和菓子ばっかりで悲しかった頃に珍しく作ってもらった素敵なプリン。
何かに導かれるようにそれを食した国王様らは、正気を取り戻しになりました。

さあここから反撃だ、と思うものの。結局のところ春野さんが一人ぼっちなことは何も変わらず。
懸命に戦い、絶望に捕らわれたカボチャ生物達を開放していきますが、何せ多勢に無勢。すぐに追い詰められます。
駆けつけてくれたトワ様も、変身すると同時にそのまま二人そろって捕まってしまいました。
何しにやってきたんでしょうね、トワ様。敵の目論見を見抜いて備えていたのに、いまいち格好がつきません。

春野さんらを閉じ込めるのは絶望の檻。がっつりと彼女らを閉じ込め、開く気配がありません。
しかしカボチャ生物たちの頑張りと、春野さんの挫けぬ気持ちの末、瓦解。他者の希望により、絶望は破れるのです。
そのことに気づいたカボチャ生物達は一斉に蜂起。プリキュアさんと共にゼツボーグに襲い掛かり、物理的に絶望の檻を破壊。仲間を救い出していきます。
これは目から鱗だった。「檻に閉じ込められている」のだから「檻を壊せばいい」のか。
なまじプリキュアさんが鍵で開放していたから先入観を持っていましたが、寄ってたかって壊せばいいんじゃないか。

カボチャたちの奮起に励まされ、プリキュアさんも気合十分。大臣に成りすましていたウォープさんに怒涛の勢いで襲い掛かります。
寄ってたかって殴る蹴る。相手の武器を撥ね飛ばし、更に殴る蹴る。
この子ら本当に武器破壊が好きだな…。

猛り狂うカボチャと小娘の群れを前に、しかしウォープさんは余裕の表情。
正体を現した彼は、カメレオンを連想する巨大生物の姿に。一同に緊張走る。特にトワ様の絶望顔が良いですね。
そして何かもう凄まじい勢いで国土を蹂躙なさいます。嗚呼、カボチャ生物が野菜の如くなぎ倒されていく…。

まるで草木のように打ちのめされたカボチャどもは、そのまま絶望化し、ウォープさんに吸収されていきます。
つい先ほどまで希望の集団として力になっていたのに、一瞬でこれか。
正気に戻ったはずの国王様らまで取り込まれていきます。絶望恐るべし。

思わず膝をついたプリキュアさん。うなだれる彼女らの耳に朗々たる声が響き渡ります。
面を上げてみれば、そこには捕らわれのはずのパンプキン姫が。どうやら座敷牢を物理的に粉砕して抜け出してきたようです。多分この子もプリキュアになれるんじゃないかしら…。
彼女はプリキュアを一瞥した後、捕らわれの国民たちに呼びかけます。立て。そして我のために戦え。それこそが汝らの生きる道である!

この言葉にカボチャ生物達は奮起。次々と絶望から脱し、ミラクルライトを手に反撃に出ます。
何かさっきから、希望から絶望に、絶望から希望にとて、目まぐるしく変化し続けています。
そしてそれを両サイドが兵器に転用している。何だこの恐ろしい状況は。
絶望が人知れず根を生やすように、希望もまた消えないのです。たとえ表面的には潰えたように見えても。
そしていつしか芽を出し、実をつけるのです。嗚呼、だからカボチャ国が舞台だったのか。

カボチャのミラクルパワーを受けて、春野さんらも再起動。玩具をフル回転させて、遂にはウォープさんを屠りました。
もしかしてパレスを使った必殺技、敵さんを拘束しているのは「絶望の檻」の対比なんですかね。今の今まで気づきもしなかったけれど。
「希望の檻」(?)に閉じ込めて倒しているんじゃないかしら。

こうしてパンプキン王国に平和は戻りました。
改めて正気に戻った国王様らは、売り上げと宝石をかなぐり捨て、愛娘と熱い抱擁。
そして一同は楽しく舞踏会。めでたしめでたし。

■映画「プリキュアとレフィのワンダーナイト!」

3本目。

カボチャの国での舞踏会も終わり、平穏な日常に戻ってきました。そのはずだったのですが。
寮の部屋に戻った春野さんに、先日のカボチャ姫の人形が話しかけてきました。カボチャとは会話できないが、人形とは会話できる世界観。

事態が呑み込めぬまま、急に場転。気が付くと異国情緒あふれる夜の街に放り込まれていました。しかも変身して。
パニックに陥りながらも、近くにいた娘さんと共に、襲い来るゼツボーグから逃げることしばし。
いつもの3人とも合流し(注:七瀬さんはいません)、謎の少女に説明を求めます。

「場所を変えよう」との娘さんの言葉に従い、一同は夜の酒場へ。
円卓を囲み、状況説明を受けます。今までありそうでなかった絵ですね。しかも皆プリキュア姿のまま。
周囲にいるのがジャックランタンなおかげで逆に違和感ない上に、当人たちが気にしていないのが面白いです。
迂闊に変身解くと不意打ちが怖いですしね。。今作はプリキュア姿でいることが多いし、これが普段着でいいんじゃないかしら。
特に異世界との交流が深いメンバーは(夢原さんとか)は見習いましょう。まずはプリキュア姿でいることが普通の状態に持っていこう。それが一番効率がいい。

謎の娘さん・レフィが言うには、この異世界は謎カボチャにより支配されたとのこと。そして長い長い夜が来た。
なんてことだ。カボチャ生物の絶望は、終わっていなかったのです。この世にはどれだけの絶望が水面下に眠っているのというのか。
性質の悪いことに、先日のパンプキン王国とのつながりは一切の謎のまま。良く分からんがカボチャが支配する国はいっぱいあるんだ。

酒を酌み交わし、親交を深めつつ、今後の方針をまとめます。
城の屋上の鍵穴に、ミラクルライトを挿し込めばいい。よろしい、ならばそうしよう。
ほろ酔い気分で啖呵を切ったところに、巡回のゼツボーグがやってきました。

私が囮になる!とレフィさんは勇敢に申し出ます。そして酒場の舞台に立つと、晴れやかにお唄を披露。
「囮をやる」とは聞いたが、まさかこんなに堂々と舞台に立つとは…。
思わず呆けてるプリキュア共が、ちょっと可愛い。

この囮作戦にいかほどの意味があったかはさておいて、一行は揃って件の城に辿り着きました。
そもそも肝心のミラクルライトをレフィさんが持ってますしね。貴女が囮になってどうするんだ。
あとレフィさんはこの国のお姫様だそうです。お前も姫か。「女の子を見たらプリキュアと思え」のみならず「女の子は姫だもん」の世界。もはや「女の子」と「化け物」は同義じゃなかろうか。

やってきたお城の中には、邪悪なるカボチャが1体。非常に強いです。
人型をしているのに、人の動きをしていないのは怖いですね。
基本的にプリキュアさんは正攻法の肉弾戦なので、こういう非生物的動きをされると対処に困りそう。

一度は振り切って屋上に辿り着くも、すぐに追いつかれボロボロに。
傷ついた仲間を見ながら、春野さんは懸命に叫びます。

春野さん:
 「絶対に…」
レフィ姫:
 「許さない!!」

あ、台詞を取られた。信じられないものを見るかのような春野さんの視線が痛ましい…。

とはいえ気合いだけではどうにもならず、戦況は極めて劣勢。でも気合いしかないならそれで頑張るしかないです。
プリキュアさんは勿論のこと、レフィ姫もなりふり構わぬ肉弾戦を挑みます。
ご両親と過ごしたあの素敵な時間を取り戻すため、プリキュアすらも圧倒する相手に恐れることなく。

レフィ姫:
 「絶対に、諦めない!!」

もうこの子がプリキュアでいいんじゃないかしら。

露骨なまでに定番台詞を喋る様子に、時代の変化を感じます。もはやプリキュアだけに頼っていればいい時代は終わったんだ。
そんなレフィさんの活躍により無事にミラクルライトも発動。謎王国に朝が訪れ、謎パンプキンも殴り倒されました。めでたしめでたし。


(左画像)映画Go!プリンセスプリキュア挿入歌シングル

(右画像)Go! プリンセスプリキュア後期主題歌シングル【CD+DVD盤】

Twitterアカウント:http://twitter.com/RubyGillis


先日行ったアメリカでは、どこのスーパーにも馬鹿でかいカボチャが山積みで置かれていました。しかも物凄い回転率で買われて行ってた。
数字として規模はともかく、日本のハロウィンとは気合いが違いますね…。

【今年のプリキュアさん】

2本目と3本目が繋がっていることを考えると、1本目も関連あるんでしょうか。
もしそうだとしたら、多分、舞踏会の直前のお着替えの場面とかですよね。
春野さん、借り物のカチューシャ、壊しましたね…。

レフィ姫の人形を、なぜパンプキン姫が持っていたのかは謎。
まぁレフィ姫の王国は、パンプキン王国では神話とかおとぎ話で語り継がれてる伝説の世界なんですよ。
だからレフィ姫を象った人形があったんです。うん、そういうことにしよう。

【今年の4人目】

トワ様って普段は抜けている風なのに、相手の敵意には敏感に反応するんですね。
反応して、それが上手くいくかは別として。
これが帝王学の成果ですかね。権謀術数うずまく恐ろしい世界。

【今年のプリキュアさん2】

2本目の中編は、構成はほぼ「春のカーニバル」と同じ。
国を乗っ取り、大臣を自称する敵に騙されステージに立ち、精霊たちの前でパフォーマンスをするも、個別に変身アイテムを奪われて窮地に陥る。
本編の構成にも通じるものがありますから、おそらくは意図的でしょう。
肝心の本編の方が、10月31日現在、まだテーマ面の答えが出ていない状態なので現時点ではあれこれ書きづらいですが…。

また夢原さんの「お菓子の国」とも非常に似通っています。どちらが良いとか悪いとか、パクリとか何とかそういうことではなく。
大きな違いを挙げるとすると、「パンプキン王国の人たちは、プリキュアに頼っていない」ことでしょうか。
夢原さんを崇め奉った「お菓子の国」に対し、「プリキュアに頼らず独自行動するカボチャ生物」「カボチャ姫の檄で局面を切り開く」等、かなり印象的。
特にゼツボーグを自力で倒し出したシーンは、ちょっと目頭が熱くなりました。これ本編でもやって欲しいな。老執事とかセミとか七瀬さんとかが、腕力で檻をこじ開けて助けに行くの。
絶望が伝搬するように、希望もまた伝搬することを、視覚的に非常に分かりやすかったと思う。

3本目のレフィさんもプリキュアが決定打になってないんですよね。むしろレフィさんがいなければ負けている。
多少こじつけると、1本目もカチューシャを元に戻せていませんから、プリキュアの無力が描写されている。
「ハピネスチャージ」からの流れも踏まえるに、このあたりも意味を持たせてそうな気が。

【今年のプリキュアさん3】

ゲストヒロインのパンプルル姫とレフィ姫は、どちらもプリキュア適齢期の娘さん。
今までの映画には居そうで意外と居ないですね。エコーさんとか闇夢さんとかはいましたが。
普段の映画の感覚よりも絵が大人なので、妙にエロスが漂ってる…。

二人とも「子供時代に親から受け取った思い出を糧に、大きくなった今、かつての日々を取り戻すため」戦っていらっしゃる。
それを思うと、この年齢設定は必然なのかもな。
いつか大人になった時、愛と勇気を忘れずに、自分を守り育ててくれた人たちを救うために戦い出したのが彼女らなのかも。

【今年のプリキュアさん4】

中短編3本、という構成はどうなのかな、との思いもあったものの、いざ見るととても良かった。
尺が短いからか、全体のテンポが良いですね。アロマの天丼とか。
程よく状況説明を素っ飛ばしている(素っ飛ばさざるを得ない)けど、少なくとも大人視聴者的にはそれで十分ですし。

例年と比べてると、削られているのは「追い込まれて落ち込む」「みんなで励まし合って奮起する」パートかな。
見せ場と言えば見せ場とはいえ、若干ノルマ的なお約束シーンだものな。ないならないで、展開はすっきりする。
特に「プリンセス」さんだと「生半可なことでは絶望しない」強さの演出にもなりますね。
陥ってる状況は、クローズさんに分断された時とほぼ同じなのに、春野さんは「助けに行こう」とか「どうしよう」と慌てることなく、自分の持ち場で奮闘なさってます。これは強い。

逆に、「強大な敵相手にピンチから逆転」といった1本の映画で何度も見せるとくどくなるシーンを、3本に分けることで自然に繰り返せたのは良いな。(1本目にはそんな展開はないけれど)
この感じなら次回の映画も複数立てで見たいかも。

[追記]
 ちゃんと確認してみたら、2本目の上映時間は50分。美翔さんの映画と同じでした。
 通りで十分に長く感じるわけだ。

【来年のプリキュアさん】

次回は記念すべき映画20本目作品。もはやお馴染み、オールスターズさんです。

流された予告映像は、特段に新規ものはなし。ですがBGMがまさかの「キラキラkawaii」。
すわ「DX4か?」と色めき立ちますが、まぁ冷静に考えたら、今更「DX」と「NS」の違いって何だ?という気も。
直近の「春のカーニバル」に共通テーマソングがないので、単に原点回帰で使っただけなのかしら。

何はともあれ、再び美翔さんの大活躍を見られるのは嬉しい限り。
今回の3本立てを見てても思ったのですけどね、もしこれが「プリンセス」さんではなく「SplashStar」だったら愉快なことになってたと思うんですよ。
調子こいてカチューシャ壊して猫背になる美翔さん。いきなりプリンセスコンテストとかに連れ出され、予選敗退して隅っこで猫背になる美翔さん。あ、空を歩行できるんで最後の3本目だけは大活躍できそうだ!

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感想:「映画プリキュアオールスターズ 春のカーニバル」(2周目)

2015年03月23日 | プリキュア映画シリーズ
2回目を見て来たのでその感想。

【プリンセスさん】

奪ったアイテムで変身しようとしたオドレンに対して、ロマが放った台詞。

ロマ:
 「変身できるのは、伝説の戦士プリキュアだけロマ!」

初見で違和感はあったものの、感想に起こすのを忘れてた。

このシーン、かなり唐突です。
オドレンは「変身したい」といったことを発言していませんから、初めてみた時には、何をやってるのかピンと来なかった。
ギャグとして成立してるかどうかすら微妙な感じ。

しかもこの台詞は微妙におかしい。
プリキュアの定義は「変身できる小娘」なのでしょうから、「プリキュアだから変身できる」の発言は循環論法じみています。
なんてことだ。プリキュアさんが論理矛盾をはらんだ不気味存在になってしまった…!

ただテレビ本編や、その後の歌って鍵解除し変身の展開を見るに、本気で「プリキュアだから変身できる」なのかもしれない。
春野さんはプリンセスになるという目標があるからこそ、様々なことに挑戦し、スキルを高めている。
高いスキルがあるからプリンセスになれるのではなく、プリンセスになるのだから高いスキルがある、の発想。

歌からの反撃のシーンも、「変身できるからプリキュア」ではなく「プリキュアだから変身できる」と考えるとしっくりくる。
あの状況で心折れずに歌を信じてダンスを踊る娘はプリキュアだ。
プリキュアならば変身できる。変身できるならば、玩具がある。
よって、あの娘らのところに玩具がある。論理的帰着。故に鍵は開き、玩具は飛び出てくる。恐ろしき信念の世界。

劇中で天ノ川さんが言っていた「こういうの(感謝の気持ちで唄うこと)は上手か下手かではない」のとおり、玩具があるとかないとか、プリンセススキルがあるとかないとか、そういうことではない。
気持ちや信念がまずあり、それがあるなら伝わるのだ…!
この演出のために、わざわざ「オドレンは変身できない」を入れたのかな、と思ってみた。

【オールスターズさん】

先輩方のお唄を聞いて、春野さんが涙するシーンがある。
「こんなにたくさんのプリキュアが頑張ってきたんだなって思ったら涙が出た」とのこと。
1回目はそれほど感じるところがなかったけど、2回目に見た時には確かにその気持ちが分かった。

先日の感想で「OPEDばかりでオリジナル曲ではなかったのが残念」とは書いたものの、「これまでの物語」を表す演出を思うと、OPED縛りは必要だったのかもなぁ。
お唄の最中に流れる映像が、ストーリー的には脈絡のないイメージ映像なのも、それぞれのシリーズを示す象徴的なシーンだと思えば納得できます。
プリンセスさんが唄うED「明日とメモリー つなぎあうメロディー」も、改めて聞けばそのまんま「過去を携えて未来を目指す」歌詞です。

10周年の一区切りを経て、次の10年へバトンを渡す映画としては、OPEDに拘るのは大事だったのかもしれない。

(まぁそれはそれとしてオリジナル曲が聞きたかったのも本音。
 2回目の視聴でも、やっぱりオドレン・ウタエンの歌はやたら印象に残りました。
 イメージ映像の氷川さんが可愛いです。オドレン的には氷川さんはああいう風に見えてるのか…)

【歴代のお唄】

それぞれのチームのお唄は、それぞれのチームを最も象徴する映像が流れている…と仮定すると。

桃園さんのがイース様とのシーンだったり、相田さんがレジーナ様とのやり取りだったりするのは胸が熱いです。
夢原さんはココのことしか頭にないんだなぁとか、星空さんたちの仲良しぶりには自然と笑みが出るなぁとか。

一方、「精霊に感謝」のお題目を失念してるとしか思えない美翔さんとか、何考えてるんでしょうか。
いきなりビーチバレーとか意味不明にもほどがある。

ハピネスチームの映像に、モブキュアの皆様が出てこないのは気になるし、残念と言えば残念。
ただ愛乃さんとしては「プリキュアいっぱいで戦った」ことよりも、「ブルーがいて大使館でみんなでパーティ」の方が印象に残ってたんだろうな。

「これからカメラ回すから皆よろしく!」と連絡があったとしか思えないスイートチーム。
他の皆様が自然な映像を流してる中、北条さんらのは完全に作ってます。みんなカメラ目線です。この人たちおかしい。
ですがこれも「スイート」さんが共有体験のお話だったことを思うと、「確かにそうだな」と納得できる。
考えすぎな気もするけど、スイートさんらしくて好き。

【歌を唄おう】

物語としては、「ハートキャッチ」の「HEART GOES ON」+「ドキドキ」の「こころをこめて」を拡大したようなのの方が、見栄えはあったように思う。
くどまゆさんのお唄のイベントを守るために、プリキュア皆で奮闘しますよ、みたいなそんな話。
本編でも歌ってたレモネとかビートさんらのイベント出演チームと、それを援護するチームみたいな感じで分ければ、それぞれ見せ場も作れそう。

…とか思ってたけど、「プリンセス」さんが「夢を叶えるために、舞台に上がる」話であることを思うと、出演側でないといけないんですね。
もしも今年の放送シリーズが「ハートキャッチ」だったら、おそらく上述のような話になっていたはず。
「形から入る」という意味では「ハートキャッチ」と「プリンセス」さんには共通項があるけど、方向性は結構違うな。。

感想:「映画プリキュアオールスターズ 春のカーニバル」 (1周目)
感想:「映画プリキュアオールスターズ 春のカーニバル」(追記)

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感想:「映画プリキュアオールスターズ 春のカーニバル」(追記)

2015年03月17日 | プリキュア映画シリーズ
初見から数日たったので、追加の感想を。

まず個人的に今回の映画は好き。
以前に3D映画が公開された時あたりに「プリキュアさんによるコンサートもありなのでは」と書いた覚えがあります。
今回はそれが実現したわけで、とても楽しめました。

ただ「このフォーマットがありならもっとこう…!」みたいな気持ちもあるので、書いてみる。

【唄うお歌】

オリジナルの歌が聞きたい。

なんといってもこれに尽きる。
最初に流れたのが「妖精さんありがとう」の映画専用曲だったので、後続も期待していたのですが…。
リメイクされた「YouMakeMeHappy」とかも確かに良かったのだけど、オリジナル曲を聞きたかったのも本音。

特にチョイスがOP曲だった面々は残念。
良くも悪くもプリキュアさんのOPは、タイトルを連呼する特徴的な曲なので、挿入歌として使うと印象が強すぎる。
まぁおかげで、美翔さんらが「自分のことを『SplashStar』と認識している」という愉快な展開を拝めはしましたが…。

例えば美翔さんらが唄ったのが「ST STARS☆彡」だったりしたら、変な悲鳴すら上がるほどの大興奮だったと思うんですよ。
初めての試みだから馴染みの曲で…ということだったのかしら。
意識していた筈のディズニーさんで流れるのも基本的に初見の曲ですから、そこは気にしなくてもいいと思うのですけど。

【唄う展開】

「妖精に感謝を示すステージで歌う」という舞台付けは分かる。
唄ってる内容が「妖精への感謝」と直接関係ないですけれど、「妖精=観客」「観客=映画を視聴している人たち」ですので、「これまでの応援に感謝」の意味では間違ってない。
むしろ上手い理由付けだと思う。
(ついでに言えば、暴れるドラゴンも視聴者の比喩とも取れる。プリキュア世界を救った「守護神」だけど、満足いかないと暴れだす、そして一旦は暴れるものの、歌とダンスに納得して大人しくなる)

…のですけど、2回は使えないネタだよなぁと思う。

良く言えば上手く処理した、悪く言えば1回パスみたいな映画だったかな、と。
確かに盛り上がることは盛り上がるけれど、捻りはなかったし、いわば「そのまんま」な使い方だったと思う。

非常に悔しいことに、挿入歌として一番機能していたのは、オドレン・ウタエンの曲だったように思います。
言葉で説明したらなんてことはない内容を、唄うことで面白おかしく演出するのは、この手の映画の常套手段。
更に、あの歌で状況説明すれば、二人が心底の悪党ではないことも、なんとなく伝わります。
(やってること自体は、ムシバーンやシャドウ以上に凶悪だけど)
別にオリエンタルラジオさんに恨みはないですが、ゲストキャラがというのは、やっぱりもぞもぞするものがある。

例えば最初に流れた「妖精さんありがとう」の歌も、普通だったら「ステージの準備をしながら歌う」とかだと思うんですよ。
あるいは、変身アイテムを奪われて地下に落とされた後の展開も、「歴代プリキュアさんらが唄う(いつもの「絶対にあきらめない」パートの代わり)」⇒「イマココカラ」の流れじゃなかろうか。

勘ぐるなら「プリキュアによるミュージカル形式を避けて、ゲストで様子見した」ような、ちょっと弱気な姿勢を感じます。

【過去のお唄】

テレビ本編のお唄の使い方で、一番好きなのは「ドキドキ」さんの第40話の「こころをこめて」。

ミラクルドラゴングレイブとかいう中二全開の最強武器を構える相手に、変身解除し初期玩具のみを持ち、視聴者投稿のドレスを纏って唄いながら歩み寄る。
歌声が響き渡る中、仲間は勇気を奮い、敵は怯む。この展開はお唄だからこそできた場面。
もしこの時、まこぴーがやってたのが「思い出を描いた絵」とか「美味しいご飯」とかだったら、こうはなりません。
全方位に響き渡るお唄だからこそ、実現した展開。

武器を両手で構えるレジーナ様は耳を塞ぐことはできない。もしも塞ごうとしたなら、つまり武器を手放している。
これも絵やご飯ではできません。目を閉じたり、口を結べば拒否できてしまう。
まぁどこかのハニーさんなら、閉じた口にご飯をねじ込みそうですが。

更に、当時は誰も(まこぴー本人も視聴者も)気づいていなかったけれど、レジーナ様に唄うことで「王女様に想いを伝える」ことが実現している。
「唄は無意味だったのか?」と悩むまこぴーの想いが、期せずして報われてるんですよね。
レジーナ=王女様と気づいていなかったからこそ、実現したともいえる。これは上手いと思う。

【過去のお唄2】

個人的な次点は「ハートキャッチ」さんの第36話の「HEART GOES ON」。
唄ってるのが、くどまゆ&池田彩さんで、プリキュアはどちらかといえば脇なのが良い。
「ハートキャッチ」さんの方向性ともあってると思う。

で、これらと比べると今回の映画の挿入歌は、「そのまんま」だったなぁと。
とりあえず歌を流せばそれなりに盛り上がるのですから、だからこそいかに歌に持ち込むかは見せどころだと思うのです。
今回の映画はとても楽しかったし、良かったのだけど、次回も歌メインで行くのなら、色々と展開に期待したいです。

「ハピネス」さんのようにいきなり歌いながら殴りかかるでも、
ゲスト出演した五條さんやうちやえさんのライブの護衛をして戦うでも、
変身不能に陥ったので歌で援護するとかでも、
ストーリー上の理由づけは一切無視して「歌で会話するよ?それが何か?」くらいの勢いで押し切るでもいい。
何かこう「ライブだから唄う」以上のものが欲しいんです。

ミラクルライトも、初登場の「5」の時には単に応援するだけのアイテムだったのが、後々ではちゃんとテーマ的に意味を持ってきたように、「唄」演出も進化するのを楽しみにしてます。


視聴直後の映画感想
感想2周目

【蛇足】

「ハピネス」さんの「勇気が生まれる場所」は、本来なら姫さんのシーンで使うべきだったんじゃなかろうか。

「忘れないでね、愛と勇気」でいえば、テレビ本編は「愛」を前面に出していたのに対し、劇場版は「勇気」。
それならば映画は、姫さんが中心となって話を進めるべきだったように思う。
もっとも姫さんをつむぎさんと絡ませると、「私も頑張ったんだから頑張ろう」みたいな、悪く言えば成功者からの説得になってしまい、方向性がずれた気はする。

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感想:「映画プリキュアオールスターズ 春のカーニバル」

2015年03月14日 | プリキュア映画シリーズ
【今年のオールスターズ】

大泉さんの最速上映を見てきました。
毎回ありがとうございます。
今年もスタッフ様の愛を感じました。展示も豪華。

映画そのものは、まさに新しい時代の幕開けがひしひしと。
フォーマットもですが、意味があるのかないのか謎の設定が公開されたりと、今後の可能性を色々出された気分。
早くも来年のオールスターズに期待したい。

■映画プリキュアオールスターズ 春のカーニバル

春野さんはお唄のテストを前に緊張なさっていました。
そこに舞い込んだ一通の招待状。ハルモニア王国で開かれるカーニバルへのお誘いだそうです。
これ幸いと現実逃避に走った春野さんは、謎の招待に疑いもなく飛びつき、魅惑の異世界へ。

普通に考えると不用心以外の何物でもない道中で。
同じように不用心にやってきた娘さん一行と遭遇しました。
愛乃さんです。救国の英雄、ハピネスチャージです。

愛乃さん:
 「もしかして」
 「あなたたちもプリキュア?」

若い娘を見たらプリキュアと思え。
さすがはプリキュア増産のハピネス脳です。
愛乃さんは、頭が少し壊れてる。

こうして当然の如くに合流したハピネス&プリンセスチームを出迎えたのは、ハルモニア大臣を名乗るオドレンさんとウタエンさん。
彼らが言うには、今年のカーニバルは妖精への感謝がテーマとのこと。
そのためにプリキュア娘に唄って踊って欲しいそうです。招待されたと思ったら、出演者としてだった。

困惑する春野さん。ですが「他のプリキュアは快諾した」との説明に断り切れず、出演なさることにしました。
ていうか、よく他のプリキュアさんを説得できましたね。
踊れる桃園さんとかはともかく、夢原さんとか美翔さんとか美墨先輩とか美墨先輩とか美墨先輩とか全力で拒否しそうなのに。

突拍子もない申し出にいささか不安はよぎるものの。
そこは歴戦の勇者たち。見事な貫録で大観衆の前に姿を現します。
登場時の紹介が、なかなか良いですね。特にハートキャッチ組が面白い。

ところでこの登場シーン、この子ら変身前です。
普通に「美翔舞」の姿なのに、「ふたりはプリキュアSplashStarの人」と紹介され、にこやかに手を振る美翔さんとか、ちょっと異様です。
もはや個人情報なんて概念はない。美翔さんの脳も、大分壊れてきたな…。

さて何かが麻痺したまま、演目は順調に進んでいきます。
詳細は別項。
だけど春野さんは戦々恐々。こんなにいっぱいの人の前で唄うなんて!

そこに先輩たる氷川さんが優しくアドバイスします。

氷川さん:
 「唄とダンスの力を信じて」
 「唄に力があることを、私たちはよく知ってる」

ええ、まぁそうでしょうね。
敵を屠る最終兵器として、思いっきり活用していましたものね。
イノセントな新人さんに、何を吹き込んでるんすかこのお姉さんは。

そんなこんなで粛々と進むその舞台裏で。オドレンさんの策謀は着々と進んでいきました。
彼の正体は、ハルモニア王国を乗っ取った盗賊さん。
「カーニバルにプリキュア娘が招待されている」と知った時は恐慌状態に陥りましたが、すぐに作戦を立案。変身アイテムを奪うことにしました。
「まともに戦うのは馬鹿のすること」という割り切りが潔いです。
奴らと正面対決していたら、命がいくつあっても足りはしない。

この作戦は功を奏し、無事に全てのアイテムを奪い取ることに成功しました。
ここまでは「NS2」の影と同じ。しかし更に優秀なことに、彼は奪ったアイテムを箱に放り、即座に鍵をロック。そして自ら鍵を破壊しました。
素晴らしい。極めて正しい対応です。自分自身が、再び玩具を取り出すことすら放棄した、潔い対策法です。

あまりにも問答無用な行動に、プリキュアさんらは唖然。
いきなり詰んだ。これまでの戦いは一体なんだったのか…。
この時、愛乃さんの脳裏に「よし、ボンバーガール呼ぼう」と浮かんだかどうかは分かりませんが。
とりあえず目の前にいるプリキュア娘は沈黙しました。勝った。
ですが、オドレンさんにとっては不幸なことに、今年のプリキュアさんは「キー」がモチーフだった。

春野さん:
 「私は」
 「唄とダンスの力を信じてる」

そう、唄おう。先ほど氷川さんに言われたことを思い出した春野さん、唄による反撃を試みました。
とはいえ変身玩具がない今、何がどうにもなりようがな…、あ、鍵、開いた。
全くもって理不尽なことに。歌声により玩具は開放され、プリキュアさんがぞろりと勢ぞろいしてしまいました。

こうなったらオドレンさんに勝ち目はありません。
一応、抵抗を試みはするものの、一介の盗賊風情にどうこうできるなら悪の組織も苦労していない。
即座に壁を破壊し始めるハッピーさん、血も涙もない殺戮に走るラブリーさん、逃げるルミナス。
ハートさんのテンプテーションが心の自由すら奪い取り、パッションさんの瞬間移動が唸りをあげ、マリンさんが被弾する。
一方的な殺戮劇に、ハルモニア城内は阿鼻叫喚。笑顔で粉砕していくプリキュア娘が怖い。心底、怖い。この子ら、何かが壊れてる…。

その過程で。捕らわれていたハルモニア国王らも救出しました。
ちなみに発見したのはブルースカイの姫さんです。
城の地下牢に無駄に詳しい。ブルースカイ王国の恐怖政治が伺えます。。

ハルモニア国王が語るところによれば、元々この春のカーニバルは、王国の守護神を鎮めるために行われているとのこと。
祭りがいまいちだと、怒り狂って国を亡ぼすそうです。
なんてことだ。オドレン云々と関係なく、普通に呪われたイベントだった。じゃあ何か。国王がプリキュアさんを招待していたのは、万が一の時の鎮圧要員か。

そしてその懸念の通り。守護神様はお目覚めになり、怒り狂って暴れだしました。
よし、殴るか。所詮は一国のでかいトカゲ。
こちとらダース単位で国家兵器が揃ってます。

とはいえトカゲ自体は悪ではありません。あくまで歌とダンスが好きなだけの低能生物です。
そこで説得を試みることしました。
私たちの想いよ届いて!みんな歌とダンスが大好きなの!

どひゅん。

想いの力は兵器となり、トカゲを直撃。悲鳴をあげるトカゲ。プリキュアさん、言葉もなく唖然。
「やっちまった…」と静まり返る一同の顔が、固まることしばし。
トカゲは正気を取り戻したらしく、一声、咆哮すると壊しちゃった建物とかを復活してくれました。
良かったです。ちゃんと想いが届いて。危うくいつものノリで仕留めてしまったのかと…。
単に彼我の戦力差を思い知って、我に返っただけな気もしますが、大人しくなってくれたので良しとしよう。

その後、中断していたカーニバルを再開し、春野さんも上手に踊ってめでたしめでたし。
春野さんのオールスターズデビューも無事に成功しました。
例年、新人さんへの過酷な戦闘の洗礼が通例でしたが、今年は優しめ。この甘やかしが吉と出るか凶と出るか…。


(左画像)『映画プリキュアオールスターズ 春のカーニバル♪』主題歌シングル

(右画像)キャラクタースリーブ 映画プリキュアオールスターズ 春のカーニバル♪ ふたりはプリキュア Splash Star (EN-035)

Twitterアカウント:http://twitter.com/RubyGillis


最速上映に参加した際に、いつもお世話になってる友人から夢原さんグッズ貰いました。
ありがとうありがとう。大変に縁起が良いです。神々しい…。

【今年のオールスターズ】 

ここにきて突然かつ意図不明の設定が飛び出してきました。

例えば、日向さんの発言によれば「フラチョピは故郷に帰っていて、あまり会えない」とのこと。
これ自体は良い。なるほどそうですか。
ですがその後、美墨先輩はこう発言しています。「ミポメポと同居している」。

フラチョピは帰還しているが、ミポメポはこちらにいる。

だから何だと言われても、特に何もないのですが…。
どうして異なる設定を採用しているのだろう?
特に意味はないのか。「とりあえず使えそうな設定をばらまいておいて、活かせる場面があったら回収しよう」なのか。

後日談系の二次創作には影響ありそうですね。
「美翔さん達は自由に変身できないが、雪城先輩たちは変身可能」か…。
今回の映画のストーリーとは直接関係ないだけに、なんでわざわざこんな設定にしたのか、気になってしょうがない。

同様の後日談として、パッションさんがラビリンスに戻っていることも確認されました。
これはテレビ本編でも描写されていますから、そのまんまと言えばそのまんま。
ただそうすると、DX2以降の戦いは「たまたま」行動を共にしていただけとなります。
まぁ、「招待される」系の話は、ラビリンスと四葉町の両方に招待状を送ってるのかもしれませんけど。
これまで描写はされていませんが、DX2とかNSとかで「久々の再開を喜ぶフレッシュチーム」なんて裏ストーリーが展開されていたのですね。

他にも細かいところが色々と。
相田さんは依然としてお唄は下手なまま。ってことは、普段のダンスでは口パクなんですか。
そして戦闘シーンでは「愛」を武器として使う悪辣さまで披露してくれます。誘惑してる自覚あったんですね、あの子…。

星空さんは「壁をぶち抜く」ことでトラップを回避しました。
スマイルさんが「未来には、回避不可能な破滅が待っている」性質を持っている(敵を倒しても、時計の針は進んでいき、やがてピエーロが復活する)ことを考えると、かなりアグレッシブな進化をしています。
破滅すると分かってる予定調和につきあう義理なんてないってことか。星空さんに、何があったんだ。

【時系列】

ハピネスさんの紹介で「幻影帝国を撃破したチーム」と明言されました。
これにより劇中時間はハピネス43話の後、と確定。
「ファンファンがいない」ですけど、買出しか店番させられてるんでしょう。多分。

またパッションさんが帰還していますから、少なくともラビリンスとの戦いは終わった後。
スイートさんの映像でノイズ様も出ていましたから、こちらも最終決戦の後。
ドキドキさんやSSも同様。

今まで何気に言及されてこなかったので、「オールスターズは、本編の最終決戦の前」の可能性もなくはなかったのですけど、ひとまず「春のカーニバル」は解決。
地味に諸々の整理がされてしまいました。(プリキュア教科書にそれらしき記述はありましたが)
重要なネタバレに関わる設定はオールスターズでは明示しないと思っていたのですが、踏み込んできたなぁ…。

【お唄】

お唄は結構予想外。お唄そのものは良いとして、リメイクの要素が強いとは思わなかった。

フレッシュチームの「You Make Me Happy」。
パッションさんが参加しているとか、今の技術で当時を再現とか、かなり熱いです。
「ラブリンク」のエースさんとか、他のチームも同様。この発想はなかったな。

「MaxHeart」チームはOPのリメイク。これも熱い。
意地でも攻撃しないルミナスさんは相変わらずとして、当時のOPよりも大迫力な二人が凄い。
と、同時に、ダンスパートが見事に削られているのが何ともかんとも。美墨先輩、そんなにも踊りたくなかったんですね。。

【ダンス】

この映画の撮影にあたっての最大の障害・「踊れない人たちがいる」問題。
素人丸出しのガンバランスでお馴染みの美翔さんに、ダンスが間に合わず止め絵連発で誤魔化した夢原さん。
美墨先輩にいたってはダンスと殺陣の区別がついていない有様です。

以前に公開された3Dダンス映画でも、桃園さん以前のチームはあからさまに簡単な振り付けでした。
この方針は割と徹底されてると思う。
踊れないんです、あの子らは…!それなのに、ダンス主体とかどうするの…!

この問題に対し、美墨先輩は「軒並みカット」という荒業で対処しました。
ていうかそれありだったんですね。担当者の方を脅したんでしょうか。

夢原さんは「DX2」の時のダンスをベースにしてきました。
「一度やったから、今回も頑張ればなんとか…」って感じだったんでしょうね。

そして我らの美翔さん。
もちろん例によって素人ダンスを披露し…

…。

…。

…。

…!!

美翔さん、ダンス上手になってる!?

理解が追い付きません。
ですが、スクリーンに映る美翔さんは、極めて軽やかに踊っておられます。
え、なんで?そっくりさん?

暇に飽かして必死に練習したんでしょうか。
あまりにお上手で気持ち悪いほどです。どこの誰ですかこの鳥。
何を血迷ったんだ。本当に訳が分からない。

まぁ踊れるようになったこと自体は良い事です。
後で雪城先輩あたりから、裏切り者として制裁を加えられるかもしれませんが。
あとせっかく踊れるようになったのに、集合ダンスでは思いっきり画面の端です。
残念でしたね。ここで踊れるようになっておけば、出番が増える、とか夢見ちゃったんでしょうか。

【今年のオールスターズ2】

踊りの最中に流れた映像は、回想なのかイメージなのか現実なのか。

フレッシュのイース様や、ドキドキのレジーナ様は、恐らくイメージ映像。
スイートやスマイルは、恐らく現実。(少なくとも疑う理由がない)
SSも現実だと思われます。美翔さんの妄想の線もありますが…。ていうかあの猫背ぶりは、さすが美翔さんですよ!
この映画の最大の見せ場の一つといってもいいです。美翔さんが猫背ってる!

で、この件が微妙に問題になるのが、夢原さん。
あのシーンが回想ではなく、現在のことだとしたら、ナッツハウスにココナツミルクがまだいることになります。
(店を経営している描写はないので、一時的に来ているだけかもしれませんが)

「GoGo」のラストでは彼らはパルミエに帰還していますから、齟齬が出ます。
「頻繁に行き来している」のか、それとも「オールスターズ時点では、まだエターナルとの戦いは続いている」のか…。
夢原さんは「1年に四季が2回廻った」問題もあるので、時系列ネタは怖い。

「SS」も際どい。
日向さん妹のいる場で、真・風月が登場していやがります。
ガンバランスのセルフオマージュっぽいですが、馬鹿正直に受け取ると何か色々と愉快なことに。

更には「ハピネスチャージ」。
大使館でパーティらしきものをやっている…のはいいのですが、さりげなく青神が混ざってます。
これは過去の回想なのか?それとも現在の日常なのか?

仮に後者だとすると、ミラージュ様が横にいないだけに壮絶です。

赤神:
 「さあ惑星レッドを復活させるぞ」
ミラージュ様:
 「道は険しいけど、頑張りましょうね」
青神:
 「ああそうだね」

ひゅん。(出現する転送用鏡)

青神:
 「ふたりで、がんばってね」

そして事態を飲み込めぬ赤とミラージュ様を置いて、地球に帰還する青。
これで悪の元凶は永遠に地球から去った。良かったね。
さて、日常に戻ろうか。

【その他】

細かいところで細かくネタを刻んできた印象。
mktnの羽根とか、完璧なる出オチの岡田とか、劇場キャラ枠に紛れ込んでる青とか。
やりすぎの感もありますが、とにもかくにもネタをばらまき、次回に繋げようとした感じ。この姿勢は好き。

EDは「SplashStar」や「ハピネス」OPに続いて3度目となる実写。
正直に言うと、もう一歩、何かパンチが欲しかった気もしますが、良いチャレンジだったと思う。
ミラクルライトみたいにストーリーとも絡んでいると、なお良かったんだけどなぁ…。
本編で「観客」を意識したメタネタをやっていましたし、発展の可能性はありそう。
(「観客」といえば、今回の映画では「観客=妖精」であり、「妖精への感謝を示す」ストーリー。ちょっとむずがゆい)

【今年のプリキュアさん】

ここしばらくのプリキュアさんは、序盤で感じた違和感がシリーズテーマに繋がってることが多いです。
ハピネスさんの異様にプリキュアが弱い世界観とか、ドキドキさんの相田さんの超人設定とか。

一方、プリンセスさんにはあんまりそういうのを感じなかった。
これまでのところ「夢は恥ずかしいものではない」「現実的な努力で実現することが出来る」といった展開で、これには特に違和感はない。

…と思っていたのですが。

映画を見たら、これは逆だったのかな、と思いました。
つまり「(プリンセスやトップモデルのような)壮大な夢を語っているのに、努力方法が妙に現実的」なのが「おかしい」点なのかなと。
そして「やがて現実的な努力では越えられない壁が出てくる」ような方向なのかも。

これまでの本編でいえばトゥインクル加入回とか。
天ノ川さんは堅実に努力を重ね、着実に結果も残していましたが、それだけではオーディションに受かることはできなかった。
最後の一押しをしたのは、秘められたプリキュア姿。
犬の飼育回も、やたらに現実的な布教で、実際良いところまではいくのだけど、最後の一人をクリアするには愚直な奇跡に頼るしかなかった。

映画でいえば「玩具を使えば変身して、事態を打開できる」のだけど、それは実行不能。
オドレンさんのとった戦略は、非常に合理的で現実的です。奪って保管して鍵を物理的に壊す。
これを乗り越えるために使った手段は「唄う」。意味が分からない。分からないが、それで乗り越えられた。

ここから予想するに、春野さんが目指すプリンセス道は、どこかで致命的な破綻をし、努力で突破できない要素が出てくる…のかな。

【来年のプリキュアさん】

今年のオールスターズはあんまりテンションが上がっていなかった(というか、どういうノリでいけばいいのか良く分からなかった)ですけど、いざ見たらちゃんとオールスターズで大満足。ある意味、お祭り度合いは一番高かったかもしれない。
DXやNSに倣って、3部作くらいでやって欲しいです。
いかにして歌って踊る展開に持ち込むかは難しそうですが、そこは工夫ポイントとして期待したい。

特に、今回は見られなかった、SSやGoGoチームの「ガンバラス」が気になります。
今の3D技術でリメイクしたらどうなるのかしら?
「照れずに胸を張る美翔さん」とか、逆に「3Dでも照れる美翔さん」とか、それだけでも見る価値あると思うんですよ。
いやゲームでは実現してるとしても、本編で見ることに意味があるわけで…!

唄の利点の一つに、かなりの無茶をやっても「これはイメージ映像です」と逃げられることがあるかと思います。
おかげで、通常ならまず無理なこともやってのけてる。真・風月とか。
なんかもう、何でもありじゃないか。開き直った感が素晴らしい。この勢いは次回でも見たいです。

映画感想 追記
映画感想 2周目

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感想:映画「ハピネスチャージプリキュア!人形の国のバレリーナ」

2014年10月11日 | プリキュア映画シリーズ
新宿バルト9の前夜祭に参加してきました。
00時上映でも異様な感じだったのに、今や前日夜に放映される時代なのか…。
この台詞を何度書いたかもはや分かりませんが、改めて、10年前はこんなことになるなんて思わなかったな。。

■映画「ハピネスチャージプリキュア!人形の国のバレリーナ」

今日もまたサイアーク現る!

楽しい楽しい、ふなっしーショーに乱入したサイアークを、ラブリーさんたちは迎え撃ちます。
行け行けプリキュア!がんばれプリキュア!
皆様の声援を背に、殴る蹴るの大活躍!ふなっしーが飛び跳ね、観客は総立ちで大声援!
敵は強靭でしたが、ミラクルライトの声援を力に変えて、華麗なバンクで一撃必殺。
こうして今日も平和は守られたのでした。めでたしめでたし。

ラブリーさん:
 「いぇい!!みんな幸せハピネス!」

…。
……。
………。

で?

それが何なの?

………。
……。
…。

ぷつん。

テレビを消せば、そこにあるのは暗い暗い自分の部屋。
先ほどまでの大歓声は、遠い遠い世界のこと。
プリキュアだか何だかが敵を倒そうが倒すまいが、この現実は何も変わらない。

つむぎさん: 
 「みんな、幸せ?」
 「私は」
 「全然、幸せなんかじゃない」

涙と共に呟く少女の元に、何者かが声をかけてきて…。

あくる日。
愛乃さんらは園児相手に操り人形劇をしていました。
虚構世界のプリキュアさんが、虚構の人形劇をやる皮肉。

楽しい楽しい人形劇でしたが、根っからの不器用な愛乃さん、ふとした弾みに操り糸が絡まってしまいました。
よし、引っ張ろう。ぶつん。切れた。
その途端、人形たちはだらりと倒れこむ。先ほどまで生き生きと動いていた人形が、ただの物体に戻った瞬間。

まるでプリキュアさんを暗示するような嫌な空気は、大森さんの機転でどうにか切り抜けましたが…。
不穏な気持ちが消えぬまま、後片付けをしていると、見慣れぬ人形が見つかりました。あらこんな人形あったっけ?
そしていきなり喋り始めました。ぬいぐるみが喋った!!

聞けばこの人形さんこと、つむぎさんはドール王国の住人だそうで。
そのドール王国は、現在、幻影帝国の侵略を受けてるそうで。
練馬の防衛プリキュアに助けを求めに来たそうです。
よろしい。ならば助けて進ぜよう。何でも私に任せてよ!!
愛乃さんらは二つ返事で、謎の国・ドール王国へ。

ドール王国はその名の通り、楽しい人形の国。
愛乃さんらは全力で楽しみます。ひゃっほう!!
そして現れたサイアークを撃破。ちょろいぜ!!

平和を取り戻した功労者として、愛乃さんらは国賓待遇で盛大な歓待を受けます。
なんて楽しい素敵な国なんでしょう。
しかもこの国の王子・ジーク様が最高に格好いいのです。やったぜ姫さん。今こそ女子力の全てを使って戦う時!

お祝いに開いてもらった舞踏会も、まるでファンタジーのように楽しくて。
姫さんはもちろんのこと、愛乃さんや大森さん、氷川さんも満喫。
嗚呼、誠司くんもドレスアップした幼馴染にときめいておられる。ていうかあれは反則ですよ。愛乃さんが凶悪すぎる。

でもそんな楽しい楽しい世界は。
結局のところ、ただの虚構なわけで。
書割1枚隔てた向こうには、残酷なまでに過酷な現実が広がっている。

つむぎさんに連れられて、愛乃さんが向かった扉の先には、正体不明の黒々とした不幸が渦巻いていました。
状況の分からぬまま立ち尽くす愛乃さんの前に、最悪の化身が現れる。
何が起こってるのか分からない。分からないけど、変身して立ち向かう。だけど…。

つむぎさん:
 「私は踊ることが好き」
 「だけど急に足が動かなくなって」
 「私はもう踊れない」

愛乃さんは応戦します。
だけど最悪は止まらない。
何をどうやっても、この現実は変えられない。

つむぎさん:
 「あの人は私を踊れるようにしてくれた」
 「ドール王国は、私のための世界」
 「でもあの人が倒されたら、この世界は消えてしまう」
 「あなたは、罠にかけられたんだよ」

同時刻。
姫さんも大森さん&氷川さんも、それぞれ姿を現した最悪と交戦を開始しました。
ドール王国の人たちの正体は、つむぎさんが大事にしていた人形たち。
大切な主を守るため、人形たちはプリキュアさんに敵対する。
幻影帝国と手を組んで、最悪をけしかける。

カーテンの1枚先には、どうにもならない現実が潜んでいる。
荒れ狂う必殺技バンク。猛烈な攻防。
だけれど。それが何の役に立つのか。

つむぎさん:
 「幻影帝国は悪い人」
 「でも、あの人は私を踊れるようにしてくれた」
 「だからあの人が、幻影帝国の幹部でも関係ない」

子供の遊びが、残酷なまでの現実に打ちのめされる。
必殺のはずのバンクは、やればやるほど、薄っぺらいただの紙切れに。
そりゃそうです。プリキュアさんが敵を倒して、それが何になるの?
動かない足は変わらない。辛い現実は何も変わらない。
プリキュアたちは、所詮は子供の描いたただの夢物語。

つむぎさん:
 「私を助けてくれるって、言ったよね?」
 「あなたは私を歩けるように、してくれるの?」
 「プリキュアにも、できないことがあるんだよ」

プリキュアは、役に立たない。

つむぎさん:
 「できもしないのに」
 「簡単に助けるとか言わないで」

あまりに当たり前で、あまりに残酷な現実に、愛乃さんの膝が折れる。
詰んだ。
これは本当にもうどうしようもない。

ひとまずこの窮地こそ、どうにか撤退して逃げられましたが。
打開策が本気でありません。
状況は、強いて言えば「フレッシュ」の玩具の国に近いですが、あれは桃園さんが当事者だった。
今回の敵は、名もなき一視聴者の女児様です。
どうにもならん。打つ手が丸っきり思いつかない。

だけどそこに、姫さんの叫びが木霊しました。

姫さん:
 「そんなの全然、ラブリーらしくない!!」

お、おう…。
えぇと、完全に勢いで誤魔化しましたよね?ほとんど逆ギレですよね?
あのですね姫さん。ここはもうちょっと、気の利いた機転というか、「なるほど!その発想があったか!」的なものを期待してですね…

姫さん:
 「そんなの全然、ラブリーらしくない!!!!」

ああ、はい。やけくそですね。もういいです。それで。

大森さん:
 「具体的にどうしようか?」
愛乃さん:
 「全力で殴ろう」

こうして、自暴自棄の全力パンチで挑むことになりました。
すみません。色々と小難しいことを気取って書きすぎました。
プリキュアさんは、基本、殴るのが仕事でした。よし、殴ろう。殴ればなんとかなるさ。

一方のつむぎさん。
プリキュアさんが単純腕力の結論に達したことなど露知らず、大好きな人形たちと涙を流していました。
彼女だって分かってる。自分のやってることが間違ってると。
でも、現実は辛いんです。足は動かない。もう踊れない。友達も去って行った。
目を覚ましても、待っているのは薄暗い孤独な部屋だけ。

と、そこに。ふと見上げれば、空から接近する4つの光点が。
プリキュアだ。奴らの空爆が始まった。
即、迎撃するかと思われましたが、つむぎさんの動きは鈍く…。

主の想いを、ジーク王子以下人形たちは敏感に察知しました。
つむぎを真に傷つけているのは誰なのか。
大切な主を唆した黒幕・ブラックファングに、敵意の視線を向け始める。

そこにプリキュアさんたちが舞い降りる。
そしてブラックファングに拘束されました。
えぇと、何をしに来たんでしょうか。

プリキュアさんを捕らえた安心感からか、ブラックファングさんは種明かしをしてくれました。
曰く、つむぎさんが踊れなくなったのは、彼の仕業だったそうです。
夢を断たれたことにより、つむぎさんが発する不幸が彼をパワーアップさせるとかだそうで。

…うむ。ありがとう。

思わず感謝の言葉が沸き上がりました。いやもう本当に。
そうか、あんたが悪いのか。良かった。殴る相手がいた。なんかもう本当に良かった。本気でスタッフ様の良心を感じましたよ。
よし、奴を殴ろう。多分、それで解決する。ぶっちゃけ解決しないことは分かってるんですが、今はとにかく殴ろう。殴らせてくれ。

ですが、敵が分かったところで、現実の重さは変わらず。
拘束されたプリキュアさんは身動き取れず。
所詮はただのマリオネット。糸が絡まれば動けない。
無理に引きちぎれば倒れてしまう。保育園での人形劇のように。
己の招いた事態に、つむぎさんの不幸は更に深まり。

結果、つむぎさんは謎の繭に捕らわれてしまいました。
彼女の不幸を糧にして、ブラックファングの力は増すばかり。
今や世界滅亡の危機にまで至ってしまいました。その事実に、つむぎさんの不幸は際限なく高まっていく。
私たちは操り人形。プリキュアさんも人形たちも。
作られた虚構は、過酷な現実の前に脆くも崩れた。

ジーク王子:
 「つむぎが幸せになるならとお前に従ってきたが…」
 「剣を向けるべきは、貴様だった」
 「ブラックファング…!!」

捕えられた主を救うべく、ジーク王子は立ち向かいます。
ですが、彼の正体は所詮は人形。つむぎさんが幼いころから大切にしていた人形。
すなわち、ただのガラクタ。

ブラックファングの反撃の前に、ジーク王子はただの一太刀を浴びせることすらできず、崩れ落ちます。
子供時代の夢が、現実の前に屈した瞬間。
だけどその最後の瞬間に、王子は決死の行動に出ました。

ジーク王子:
 「僕たちは無力だ」

ジーク王子:
 「だけど、プリキュアなら」

最後の力を振り絞った一撃は、プリキュアさんを拘束する謎の糸へ。
その思いは届き、一房の糸は断ち切られました。
そう。たった、一房。
プリキュアさんの拘束は破れない。
現実は。ただひたすらに、重くのしかかる。

ジーク王子:
 「頼む。プリキュア」

その言葉と共にブラックファングの攻撃を受け、王子はただの人形に元通り。
無力なガラクタの現実を見せながら、彼は懸命に言葉を紡ぎます。
ずっとずっと自分を大切にしてくれた、大切な大切なつむぎさんへ。過酷な現実の前に沈む、大好きなご主人様へ。
世界の全てが君を忌み嫌ったとしても。僕たちはずっと君が大好きだ。
だからどうか辛い現実に負けないで。

ジーク王子:
 「つむぎ。がんばって」

残された人形たちも、絶望的な特攻を開始。
そして容赦なく打ち砕かれる。拘束され、動けぬプリキュアさんの目の前で。捕えられた、つむぎさんの想いの前で。
子供時代の夢が。大切にしてきた宝物が。何の役にも立たず、ただただ一方的に蹂躙されていく。
ただ一言の言葉を残して。

 「頼む。プリキュア」

深まる絶望の中、何が起こったか。
もはや理解の範疇の外ですが、プリキュアさんは拘束を打ち破り、猛然とブラックファングの前に立ち塞がりました。
操り人形の糸を振り切って、プリキュアさんが己の足で立ち上がる。

もう言葉で表現できる何かではない。ぶん殴る。ただそれだけだ。お子様の夢の全てをかけて。
たとえ通じない、ゴミのようなバンクであっても。
たとえ現実を何も変えられないと分かっていても。

策も糞もない勢い任せの特攻の末、愛乃さんは繭に捕らわれた、つぐみさんの元に辿り着きました。
私たちはつむぎさんが大好き。だから彼女のために頑張る。
でも本当に彼女を救えるのは彼女自身だけ。プリキュアさんや人形に出来るのは、傍に寄り添い励ますことだけ。
だからがつんと良いこと言って勇気づけよう。
さて、何を言おうか。うん、何も言葉が浮かばないな。

愛乃さん:
 「………。」
 「………えぇと?」

何せ根本的な問題である「歩けない」を治す手段がありません。
黒幕は判明しましたが、ブラックファングを倒せば歩けるようになるとか、そんな単純な話ではないようです。
う、うむ。かける言葉がない。幸せハピネス!

だけど、つむぎさんは納得してくれました。キセキって起きるんだな…。
何ができるか分からないけれど、今できる何かを考えよう。
愛乃さんだけじゃ頼りなくても、姫さんも大森さんも氷川さんもいます。
良く分からんが、確かに何とかなる気がした。だってこんなに見守ってくれる存在がいるんだから。
ほぼ勢い任せだけど、勢いが大事なのも事実。これ、愛乃さんだからこそどうにかなった気がする。。

こうしてどうにか、つむぎさんは救出しましたが。
彼女の放った絶大な不幸は、既にして世界を滅ぼす域に達していました。
視聴者の女児様おそろしい。正真正銘、ただの民間人なのに世界が破滅しかけてる。

でもそんな時こそ、ミラクルライトの出番です。
さあ振ろう。今、振ろう。
世界各地でライトが振られ、愛乃さんは仲間と共に立ち向かいます。唸れ、必殺バンク!!

だけど。

プリキュアさんの応援は力になる。
同じように、応援はプリキュアさんの力になる。

プリキュアさんは無力だ。
同じように、応援は、無力だ。

各地で老若男女が振ったミラクルライトは、現実の不幸の壁に阻まれて、愛乃さんの元には届かず。
バンクは無意味で、仲間は倒れ、ライトの応援は何の効果も発揮せず。
孤立無援の中、愛乃さんは懸命にブラックファングに挑みます。
持ちうるありったけの武器を総動員して。それらが砕かれても、それでも立ちあがって。
プリキュアは、無力だ。この現実は変わらない。変えられない。

絶望的な状況で、だけど。
どうにもならないのに、懸命に特攻を繰り返す愛乃さんの姿に。
つむぎさんは思わず声が出ました。

つむぎさん:
 「頑張れ」
 「ラブリー!!」

過酷な現実に直面したお子様の、必死の願い。
あの子たちはいつだって傍にいてくれた。
私たちが信じたあの子供時代の夢に、今一度、希望を託そう。
その想いは、張り巡らされた不幸を和らげていく。
ほんの一瞬のその隙間に、お子様の願いを託したミラクルライトが、愛乃さんの元に届く。

愛乃さん:
 「みんな、ありがとう!」
 「スーパーハピネスラブリー…!!」

ポニーテールがツインテールに。馬鹿でかい羽を翻して、愛乃さんは高らかに宣言。
嗚呼、愛乃さんが身長ではなく体長で語られる生物に変貌してしまった。
よし、これで勝った……

……気はしないな。うん。

スペシャルフォームを発動した愛乃さんですが、戦況は依然苦しいまま。
重くのしかかる、結局のところ「つむぎさんの足は治せない」現実。
それでも愛乃さんは叫ぶ。もはやこれは意地だ。
壮大な決め技が放たれ、ブラックファングを猛襲。
と、同時に。

愛乃さん:
 「うおぉぉぉぉぉおおぉぉぉぉぉおおおおぉお!!!!!」

主砲を追いかけ、愛乃さん、特攻。
続いて、姫さんらも突撃。
ホントもうどうしようもないんです。だからもうヤケクソしかないんです。
スーパープリキュアになれば解決する時代は終わった。
どうにもならないから、とにかくもう殴るしかないじゃないか。

愛乃さん:
 「うりゃああぁあぁぁああぁぁぁぁぁああぁあ!!!!!」

主砲の一撃の上から、更に拳の一撃。
なりふり構わぬ、自暴自棄の攻撃。
ああそうさ。現実はどうにもならない。生きていれば辛いことだってある。でも放っておけるかこんちくしょう。

かくしてブラックファングは倒されました。
これがただの幻影帝国の一幹部だというのが恐ろしい。
そして、彼が倒された以上、つむぎさんの夢は、終わりを迎えました。

…。
……。
………。

つむぎさんが目覚めたそこは、相も変らぬ、薄暗い孤独な部屋。
何も変わりません。
カーテンの隙間から差し込む光の中、ベッドの上で、大事な人形を抱きしめて。
つむぎさんは涙を流す。
足を引きずりながら。どうにもならない現実に直面しながら。

………。
……。
…。

ラストシーン。

愛乃さんはバレエの発表会に出席していました。
姫さんの膝には、ジーク王子のお人形。
大事なお人形と、プリキュアさんらに見守られる中、発表会の幕が上がる。
現れたつむぎさんは、ステージ中央まで『歩いて』行き…。
強い笑顔の彼女のダンスの始まりと共に、終劇。

彼女が踊れたのかどうか。
ブラックファングの仕掛けた術は、彼を倒せば解決するものなのか、それともリハビリして克服する必要があるものなのか。
それは何とも分からない。でも…。


(左画像)映画ハピネスチャージプリキュア!人形の国のバレリーナ 挿入歌シングル

(右画像)映画ハピネスチャージプリキュア!人形の国のバレリーナ サウンドトラック

Twitterアカウント:http://twitter.com/RubyGillis


【感想】

この映画はおかしい。声を大にして叫びたい。本当におかしい。
つむぎさんが不幸を背にプリキュアに対峙するシーンとか、狂ってますよ。
思わずこれまでのプリキュアシリーズを脳内総検索して、回答をもってるプリキュアがいないことに絶望。なんなんだこれ。

今回の映画は、プリキュアさんを見て、理想と現実のギャップに苦しんでいた人には強くお勧めしたいです。
やってることは、基本的には「NS3」と同じ。
ただユメタくんが、「ただの民間人女子」に置き換わってるせいで、事態の深刻さが半端ない。吐き気がするほどのドストレートな展開。

なんといっても、情報量がとんでもないんですよ。
舞台挨拶で藩さんもおっしゃってましたが、一つ一つの瞳の動きや髪の描写が物凄い。
そしてそれに加えて、描写外の演出が、ずしりと重い。

なんかもう、Yahooさんでも公開されてる冒頭5分の破壊力が狂ってますね。
これのせいで、その後のギャグシーンも舞踏会も、「ただの虚構」の空気が漂って、怖くて怖くて堪りません。
やたらめったらに連打される必殺技バンクも、おそらく演出でやってるんだろうな。
多いのになると、全く同じバンクを2、3回使ってるんです。そして回を重ねるごとに、「単なる記号」「単なる虚構」の要素が深まっていく。
描写が細かいが故に、「あ。これ、ただの紙だ」と薄っぺらく思える。その瞬間の恐怖。

たとえば、リボンやぐらさんが敵に捕らわれ、ただのぬいぐるみになる瞬間。
「元々ぬいぐるみじゃん」というギャグなのは分かる。実際、笑い声も起きてた。
でもこれ、物凄く怖くて残酷ですよね…。結局のところ、ただのぬいぐるみなんですよ。。

ゲスト出演の、ふなっしーもいい味出してます。
「所詮は虚構」の問題提起を、馬鹿みたいに高めてくれてます。
歴代のゲストキャラの中でも、最も意味ある出演だったんじゃないかしら。

【感想2】

ハピネスさんの陥ってる苦境に、改めて眩暈がしそうです。
冒頭5分のバトルも、なんか意味深に犠牲者の指輪が光ったりしてるんですよね。
しかも、とっておきのはずのミラクルライトを使って、ようやく倒してる。
そのくせ、背景の説明も特にはない通常戦闘扱いなんだよな…。
せめて何かのゲスト出演とかであって欲しい。。

つむぎさんも、ただの民間人。
毎週テレビでやってる「通りすがりの犠牲者を助ける」展開と、実は変わってません。
どんだけ過酷な日常なんだ、愛乃さん。。

【感想3】

前半で流れる「保育園で人形劇」のシーンが意味深です。
途中で止まってしまい、無機物の現実を見せてしまった人形劇。
それが、劇外の大森さんの機転で生き返る…。

大森さん:
 「物語は変わってしまったけど」
 「みんな笑顔だからいいじゃない」

最初の予定と変わることなんて珍しくないし、突然のアクシデントだってある。
でもそれは不幸なのか?
結果的に楽しくなれればそれでいいじゃない。想ってくれる人がいるのなら、全然不幸じゃない。

【感想4】

姫さんの恋愛ネタも良かった。
あれがなかったら、シリアス具合が止まらなかった。
今回の映画は、4人がそれぞれちゃんと役割果たしてるのが、見ていて気持ちいいです。

テーマ的にも「お子様が夢見る理想的恋愛」と現実のギャップで繋がってます。
最後に「自分から王子様を探しに行く」とアクティブに切り替えたのも良い。
閉じこもって子供時代の空想に浸って現実から目を背けるのではなく、現実は現実として受け入れた上で、一歩進んでいきたい。

【感想5】

「どうして、つむぎさんは歩けるようになったのか」は意見の分かれるところ。
ブラックファングを倒したので解決したのか、あの後何らかの努力があったのか、劇中では明言されていません。
個人的には後者だと思いたい。

・ブラックファングの仕業だと判明した後も、「プリキュアでは治せない」のスタンスのまま。
・目覚めのシーンは、無条件に喜んでいるようには見えない。
・実際、目覚めた直後に立っていない。
・テーマの一貫性のため。

ブラックファングさんが仕掛けたのは「筋力をゼロにし続ける」みたいな術で、「破壊してもゼロになったまま」「但し鍛え直せば筋力は付く」なのかなと。
みんなで筋トレメニュー考えて頑張ったり、栄養あるもの食べて体作ったりしたんですよ、きっと。
その甲斐あって歩けるようにはなったけど、バレエは以前と同じようにはまだ踊れないんじゃないかな。

まぁ、含みを持たせてる描写に対して、無粋ですけれど。

【感想6】

スペシャルフォームの発動は、挿入歌に乗せて。
今までありそうでなかった展開ですね。
「スーパープリキュアになった!勝った!」感よりも「これから戦いに赴く」感が出ててとても良いです。

 『声がかれるほど叫んでる』
 『君の痛みを救うために』
 『何ができるのか分からない』
 『だけど心は一緒だよ』

歌詞もすこぶる熱いです。いつか大人になった時も、忘れないでね、愛と勇気。
プリキュアさんは何の役にも立たない、子供だましの遊びに過ぎないけれど。。
大人になった今こそ、胸にずしんと響きますね…。

【感想7】

パンフレットに載ってる技名と、実際に叫んでた技名が違い過ぎるのですが、これは何の罠ですか。

【感想8】

虚構の世界のドール王国の惨事が、現実世界にも黒い不幸の糸を伸ばす。
それを防いだのは、ドール王国で戦った夢の存在のプリキュアさん。

現実世界とドール王国の関係は、私たちのこの世界と「プリキュア」コンテンツのそれと同じ。
「NS3」でも「悪夢から守る」という形で現実世界に寄与してたけど、もっと直接的になった感じです。

気になるのはエンエンやグレルに相当する、お見舞いに来てくれたお友達の存在。
ユメタくんが立ち上がった直接の動機は、友人たちを守ることでしたが、つむぎさんはそういったわけではなく。
お友達がミラクルライトを振ってくれたのも、つむぎさんの存在に気付いたからとか、そんなんじゃなし。
この違いは何か意味があるのかしら。もうちょっと落ち着いて考えてみたいかも。

【エンディング】

ED曲はいつもの「ハピカム」。
一通りいつもの展開を終えた後。
突然に舞台の壁が割れると、そこに広がるのは広い世界。

普段踊ってるあのセットは、空中船の中だったようで。
壁一枚隔てた先には、広大な現実世界が広がってました。
そこに勢い良く飛び出していくプリキュアさん達。

これ、素直に凄い演出ですね。
今までの映画の中でも一番じゃないかしら。
虚構の世界の外には、はるかに広い現実が広がってる。そしてその現実は、とても素敵な世界なんです。意地でもそう叫びたい。

【蛇足】

パンフレットのキャラクター紹介より抜粋。

『ブルー
 地球のせいれい。
 「神さま」とよばれることも。』

要するにただの精霊か!よくもまぁ今まで「神」とか堂々と名乗ってたな…。

ブラックファングはあからさまに糸を操ってたけど、クイーンミラージュ様やプリキュアさんも、ディープミラーや神の操り人形なんだろうな。
ハピネスさんは、神たちによる「人形ごっこ」の戦いなのか。
こうなるとコスプレ着せ替えアイテムで戦ってるのが、随分と残酷ですね。そのまんま、お子様の着せ替えごっこの人形遊び。
そのお人形たる愛乃さんが、操り糸を振り切ってどう動くかが、クライマックスの見せ場になる…のかなぁ。

【蛇足2】

パンフレットのプリカード紹介コーナーで取り上げられてるのは、みんな大好き「人魚」のカード。
編集された方はよく分かっておいでですね。やっぱり人魚さんですよ!人魚さん!
もう季節は寒い時期になってますけど、今からでも愛乃さんや氷川さんや大森さんも人魚になるべきなんですよ。何ならそのまま一生水の中から出なくてもいいですから!

【来春のプリキュアさん】

予告によれば、来年もオールスターズ映画が開催されるようです。良かったですね、美翔さん。
そして、そのまんま予告を受け取れば、ダンス映画のようです。やばいですね、美翔さん。
絶望的な顔してレッスンに励むMH・SS・GoGo組と、オーディションに「ダンス必須」の項目が加わったフレッシュ以降の命運別れる。

先日の3Dムービーは確かに凄かったです。単に技術的な凄さ以前に、「フレッシュ組がソロ」とか「GoGo以前のチームは微妙に簡単な振り付け」とか「6人以上が同時に別の動きをするところを見せつける」(カメラが6台しかないので同時撮影は無理だ、との説明が以前あった)とか、そういうのが凄かった。

来春のがどういうのになるか分かりませんが、この方向性は面白そう。

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映画 プリキュアオールスターズ NewStage3 永遠のともだち:「スイートの見た夢」

2014年04月12日 | プリキュア映画シリーズ
前回「これで最後」と書いたけど、「スイート」チームが抜けていたので、蛇足で書いてみる。

北条さんが見ていた夢はピアノのコンサート。
黒猫さんが見ていた夢はハミィとコタツ。

北条さん:
 「あたしは皆でハーモニーを奏でたい」

こう仰っていましたが、この理屈だけでは夢から脱出できると思えない。
というのも、バク母は「皆」の幻影を作り出すことはできるのだから、夢の中でも「皆」と奏でることができる。
実際にビートさんはハミィと一緒だったし、桃園さんはいつもの3人と一緒にいた。

で、頭を抱えていたのですが、多分その「皆」の幻影から、「これは夢だ」と教えてもらったんだ。

「スイート」のキーワードは共有体験。
共通点がなかったり、見ている物が違っても、共に同じことをして同じ経験を積めば、つまりはそれが共通点になるし同じ物を見ることになる。
よって、幻影の「皆」とも同じ時間を過ごすことで分かりあい、幻影自身から「これは夢だから目を覚ませ」と言われたんだ。
妄想すると胸が熱くなりますね。コタツから抜け出せないビートさんに、幻影ハミィが「そろそろ目を覚ますニャ」と話しかけるんですよ。

…といった感じで、とりあえず全シリーズ自分なりに納得した。
公開からかなりが経ちましたが、思い返せば返すほど発見のある良い映画でした。
来年度がどういう形態になるのか不明ですが、ぜひ続いて欲しいです。

(映画本編の感想はこちら

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映画 プリキュアオールスターズ NewStage3 永遠のともだち:「MaxHeartの見た夢」

2014年03月22日 | プリキュア映画シリーズ
いい加減くどい気がするので、多分これが最後。

ルミナスさんが見た夢は劇中には登場していません。
ああ見えても一応クイーンなので、普通に考えれば光の園で統治者として君臨する夢を見ている…はずなのですが。。
あんまりそんなイメージないですね、ルミナスさんには。

かといって、女王と再会して大喜び…みたいなのも違和感。厳密には母娘ではないし、思慕のような描写も記憶にない。
じゃあ平穏な日常をずっと続ける系の夢かというと、それもピンと来ません。というか、ずっとたこ焼きを作り続けるのが彼女の夢だとしたら、薄幸ぶりに涙が出ます。
具体的になりたいものも、特段の趣味もない子なので、そちら方面もなさそう。

闇の少年と仲良く暮らす夢とかかも知れませんが、それでどうやって夢から脱出できるのかも分からない。
「この子は闇のはずなのに、いつまでも光の私と仲良しだ。おかしい」とか?
「光と闇」というテーマから考えると不自然ではないですが、ルミナスさんのキャラクター的に、ちょっと攻撃的すぎる気がする。

といったことを考えた結果、ルミナスさんが見ていたのは「黒白キュアにずっと守られている夢」だったと予想してみる。
要はMaxHeart本編ですね。ルミナスさんは逃げ惑い、たまに立ち止まってエキストリームルミナリオのブースターのお仕事をする。
辛い肉弾戦も直接戦闘も黒白にお任せして、自分は安全圏から見ているだけ。でも本当にそれでいいのか?

もはや他プリキュアの追随を許さないほどの、超絶防御特化のルミナスさんですが、端々で黒白先輩を尊敬しているような素振りは見せています。
夢を破ったきっかけも「いつまでも守られていていいのか」だったのかもしれません。
まぁ「かもしれない」も何も、そもそもどんな夢を見ていたのかも不明ですが、個人的にはこんな流れだったんじゃないかなと。

その後の戦闘において、ルミナスさんはちょっといつもと違う戦い方をしています。
レモネたちをミサイルから守る際に、普段の大型ドーム状バリアではなく、サンシャインさんらと並んで、前方に円を突き出すタイプのバリアを使ってるんですよね。(記憶が確かなら)
戦略的に全く意味がない(実際、そのせいでミサイルがバリアをすり抜け危機に陥った)のですが、前線に出て肉弾戦のリスクを負ったという面では、ちょっと成長に感心したい。
見ていた夢が影響したのかどうか定かではありませんが、まぁ何かあったと勝手に妄想しても良いんじゃないかな。あのルミナスさんがあんなことしたんですし。

「黒白キュアにずっと守られ続ける夢」は、言い換えれば「MaxHeart」がいつまでも続く夢。
美墨先輩が見ていたのはラクロスをやってる夢であり、未来の自分の姿を見たものではなかった。対比で考えるなら、おそらく雪城先輩も科学部の夢を見ていたのでしょう。
MHの3人にとっては「この変わらない日常(つまりMaxHeart)がずっと続くこと」が夢であり、「それは不可能だし、何よりも子供たちを守ることが大切」と考えて、夢から脱出したのかもしれません。


……とりあえず、「ラクロスやってる夢」の描写からだけで、なんかそれっぽい形にまとめたことを褒めて欲しい。


(映画本編の感想はこちら

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映画 プリキュアオールスターズ NewStage3 永遠のともだち:「ユメタの見た夢」

2014年03月21日 | プリキュア映画シリーズ
映画を振り返っていてふと思い出した。
騒動の元凶の一人であるユメタくんは、プリキュアさんと直接会話していない。
ハピネスさんやドキドキさん、エコーさんとは話していますが、歴代の面々とは言葉を交わしていません。
ラストシーンで別れの挨拶をしていたくらいで、基本的にユメタくんが遠くから彼女たちの活躍を見ていただけ。
下手したら存在すら気づかれていないんじゃなかろうか。

今回の映画では、バク母の過保護が問題になってはいますが、ではバク母はどうすべきだったのか?と考えるとかなり難しい。
ユメタくんは自身の夢のために学校を離れ、実地に赴いた。
が、悪夢は冗談抜きで怖い。彼が腰抜けとか何とかじゃなくて、洒落にならない怖さです。
ていうか無理ですよアレ!軽く10メートルはありそうな高速移動する理性なき攻撃性生命体ですよ。
プリキュアさんですら苦戦しまくる相手に、身一つで何をどうしろと。

しかもそこまで頑張っても、救った子供たちはほどなく自分のことを忘れてしまうのです。
報酬はただ一つ、子供たちとの楽しい時間。だけどそれすらもすぐに失われる。
ただひたすらに孤独で恐ろしい戦いが、終わりなく続くのです。普通に考えて、心折れます。

なんでユメタくんがあの年で実戦に行ってるのか分かりません。
あえて勝手なことを垂れ流すと、劇中ではお父さんが出てきていませんので、そこが絡んでるのかもしれません。
職務中に悪夢にやられた父に代わって、ユメタくんが戦いに行ったとか。そうだとしたら、恐怖を感じる理由もますます増える。

よって、ユメタくんが恐怖に震えてああなってしまうのは、いたって当然のこと。
そこで無理に「いいから戦え」と外に押し出しても、ほどなく壊れてしまうのは目に見えています。
バク母の過保護(?)はやむを得ないのです。他にどうしろと。

ただそれだけでは事態が好転しないのも確か。
そして勇気を振り絞って前に進むための一押しをしたのが、親でも友でもなく、全くの無関係であるプリキュアさんだった。
私ら視聴者からすれば、プリキュアさんの声に反応するのは至極当然ですが、ユメタくんにとっては赤の他人。
これは他人だからこそ、説得力を持って胸に響いたととるべきか、プリキュアさんのド級の浸透力に感動すべきなのか…。

今回のテーマ「母の愛」からは、否応がなしに製作者様の存在を連想します。
子供を怖い夢から守り、一緒に遊んだのに、しばらくすると忘れられてしまう…そんなユメタくんには、子供向けコンテンツの全てが被る。
深読みというより下種の勘繰りになりますが、ユメタくんの苦悩は「プリキュア」スタッフ様も抱える悩みなのかもしれない。
一生懸命に頑張って素晴らしいコンテンツを作り出しても、お子様たちはやがて卒業していく。
卒業していくのが正しいと分かっていても、やっぱりそれは辛い。

これはお子様向けコンテンツに限らず、おそらくほぼ全ての業界に言えます。
ふと乗ったタクシーの運転手のことを、どれほど覚えているか。何気なく使った文房具のことを、いったいいつまで覚えているか。
自分自身の仕事を思い返してみても、そんなにいつまでも覚えていてもらえるとは思えないし、覚えていてもらっても困る。

ですがその悩みに対する回答は、この映画そのものなんですね。
美翔さんはとうの昔に討ち死にした古い古いコンテンツです。それなのに、今もこうしてやってきてくれた。新しく覚えてくれる人たちもいる。
映画が終わればすぐにまた忘れられるのでしょうけれど、いつの日かまた、こうやって姿を見せてくれる日も来るでしょう。

最後のシーンで、新しいプリキュアであるエコーさんら(これから活躍し、忘れられていく人たち)が、黒白先輩やエースさん(既に忘れられたが、再び戻ってきた人たち)を見送っていたのは、これから過酷な戦いに赴く彼女たちへのエールだったのかもしれない。
確かに辛いことが多く、報われる時間は短いのかもしれない。でも、ちゃんと覚えていてくれる人はいて、この頑張りは無駄にはならない。

歴代プリキュアさんたちの姿は、まさしくその証明だよなぁと思う。

これから同じ苦労をする同世代であるエンエンたちから言われても、説得力がない。
母から励まされても、世代が違い過ぎて実感がわかない。
でも同じ苦しみを乗り越えた、10年ほど先の先輩たちの雄姿は励みになる。
最後に手を振っていたのが、初代の黒白と最新のエースさん(「ドキドキの最年長」でもいい)だったも、納得のいく人選です。
あれが私たちの目指す姿だ。

親や友の言葉では動けなかったユメタくんがプリキュアさんには反応できた理由も、直接は会話をしなかった理由も、分かるような気がする。


(映画本編の感想はこちら

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映画 プリキュアオールスターズ NewStage3 永遠のともだち:「星空さんの見た夢」

2014年03月20日 | プリキュア映画シリーズ
同じ状況に置かれた各プリキュアさんが、それぞれどのように打破するか?というのは考えてて楽しいで、今日もやってみる。

星空さんが見た夢は、絵本(?)を描いている夢。
皆で楽しい笑顔を浮かべていたあの頃のことを思いながら、「あたしは皆と一緒に笑っていたい」と呟く。
彼女の持つ特性が「現実には存在しないメルヘンによって救われ、そのメルヘンを実現するために戦う」であることを思うと、このシーンも色々と考えさせられます。

かつて星空さんは、笑顔の大切さを伝える絵本によって救われた。
その後「メルヘンと現実は違う」と悟り、軽くネガティブにもなられましたが、メルヘンを守るために自ら立ち上がり戦われた。
そんな星空さんの姿は、かつて笑顔の大切さを教えてくれたあの絵本そのもの。
メルヘンは実在しないけれど、星空さんが戦うのであれば、それはちゃんと存在する。
特に「NS2」で、石化しながらもエンエンに後を託した姿は、彼女が「皆に笑顔を与えるメルヘン」になったことそのものでした。

そしてそれに続く今回の「夢」。
星空さんは絵本に自分たちの姿を描いています。まさしくストレートに、彼女たちのあの戦いはメルヘンになった。
おそらくこの絵本を読んで、多くのお子様が勇気づけられるのでしょう。実に綺麗な結末だ。

ですが、よく分からないのが、その流れでどうやって「これは夢だ」と気づいたのか。
「友達がいなくて一人だったから」かとも思いましたが、桃園さんの例を見るに、バク母は友達の幻影を作り出すことくらいはできるようです。
星空さんの夢が「皆と一緒に笑っていたい」ならば、普通に「皆と一緒に笑っている」夢を見せればいいだけ。
かつてのジョーカーさんのように。

ただどちらかというとこれは、「ジョーカーさんの見せた怠け玉を破ったように、今回の夢も破っていた」が正しいのかもしれない。
案外、実際に星空さんは「皆と一緒に笑っている」夢を見せられていたのかも。
そして自分で考えて、何がどうなっているのかに気付いたんだ。

星空さん:
 「あたしは皆と一緒に笑っていたい」

記憶に頼るしかないですが、このシーンのこの台詞を言った時、星空さんはどこか寂しげです。
星空さんは「皆と一緒に笑っている夢」を見た。だけど「これが長く続くはずがない。だってメルヘンと現実は違うのだから」と悟った。
だから夢を破ることができたし、自分たちをメルヘンとして絵本に描いた…んじゃないかな。

緑川さんも似たような状況だったと思われます。
彼女の抱えていた問題は、「家族が大事」「だけど家族はいずれ離れていく」。
しかも最初に家族から離れるのは、順当にいけば長女である緑川さん自身です。
第42話にて、弟妹の前でこれまでの生活に別れを告げる「変身」を自ら行った彼女は、とてもとても悲しくて凛々しかった。
おそらく夢の中で緑川さんは、それと同じ経緯をなぞったのだと思われます。

本編で扱われていたこととはいえ、改めてスマイルチームは非常に切ないですね。
楽しい楽しい時間が、やがて終わることを常に認識している。逆にいつまでも続いたら「これは夢だ」と気づくくらいに。
だからこそ楽しい時間は全力で遊んで、避けることができない確実にやってくる破綻に備える。
描写はされませんでしたが、青木さんは用意された道を破棄し、日野さんは漫然と続く交友関係から卒業して、夢から戻ってきたんでしょう。
格好いいです、スマイルさん達。

…ただ黄瀬さんがいまいちよく分からない。

彼女が見た夢が「ミラクルピースになる夢」ならシンプルに分かるのだけど。(ミラクルピースは実在しない⇒自分で力で実現するんだ、の流れで)
もし「漫画家になったというメルヘンがいつまでも続くのはおかしい」とばかりに自分を追い込んでいたのだとしたら、とんでもない求道者ぶりです。
夢やメルヘンが実現しても、「これが長く続くはずがない」と認識して、更なる高みを目指すのか。もはやスマイルチームに安寧はない。
玉砕して次の世代につないで初めて休めるプリキュア(NS2のエンエンの時のように)…と思うと、普段が一見能天気に見えるだけに物凄い世代だ。。

(映画本編の感想はこちら

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