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穴にハマったアリスたち

生きてれば楽しい事がいっぱいある!の証明の為のページ。ぴちぴちピッチを大応援。第三期をぜひ!
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感想:工藤真由 「MAYU FES 2012~祝ってちょうだいな♪~」

2012年09月09日 | ライブ・イベントレポート(アニメ系)
今年のお誕生日イベントは2部構成。
のそのそと両方行ってきた。

■MAYU FES 2012~祝ってちょうだいな♪~



 日時:2012年09月09日(日)開場14:00/開演14:30
 場所:初台TheDOORS
 出演:工藤真由、CB2s(ゲスト)

事務所移籍&プリキュア一時卒業後の初ワンマン(多分)。
ありがたいことに恒例になりつつあるお誕生日企画は、今年は正攻法のトークイベントでした。
去年の学園イメプレとか、何かが間違ってた。

前半は写真をスクリーンに映しながらのトーク。
昨年までの同イベントでは、くどまゆの生い立ち紹介等が主でしたが、今年は「3月3日(ワンマンライブをやった)から後のくどまゆの軌跡」。
雛祭りライブの時の髪をメッシュにした時の写真、プリキュアクラシックコンサートの時の物、お芝居に参加した時の等々。
狙ったのかどうかはともかく、プリキュアから離れた後のくどまゆさんのアピールにもつながる良い流れでした。

くどまゆさんは8月に「勇者たもつと屈強なパ フォーマー達の魔王への軌跡」というお芝居に参加。
そんなわけで、ゲストは夏のお芝居で共演したCB2s(本田昂也さん、本田礼生さん)のお二人。
ダンスとともに颯爽登場。
正直、意表を突かれたゲストでしたが、いざ始まってみるととても楽しかった。
客席には、他の共演者の皆さまも。

その公演にて、くどまゆさんが演じられたのは歌って癒せるキュアピクシー。(尚、本人談によれば「キュア」とついているのは只の偶然)
せっかくなので、当時の衣装を模して歌ってみることに。

くどまゆさん:
 「コーラスをお願いします」

さすがに無理です。

が、前述の元共演者さん達が、物素晴らしい勢いでコールをかけてくれた。
これは凄い。そして初見では無理だ。
なんというか、これが一般観客席の共演者から上がったのが大変に熱かったです。
仲間がここにいる感が半端ない。
3月以後のくどまゆさんの充実した戦いの一端が、見えた。

お芝居時のエピソードも披露されました。
本来なら、くどまゆさんが持って帰らなければいけなかった小道具がそのままになってしまい、後の場面でも出しっぱなしに。

くどまゆさん:
 「ステージ袖で、アドリブで使ってくれと祈った」

祈りは通じ、機転を利かせて使ってくれたとか。
客の知らないところで、出演者のドラマは展開されている…。
件のお芝居、行こうと思いつつ行けなかったのが悔やまれます。

お約束のミニライブも。
歌ったのは「ラ♪ラ♪ラ♪スイートプリキュア♪~∞UNLIMITED ver.∞~」「人生☆レボリューション」「プリキュア5、スマイル go go!」。
くどまゆさん曰く、一番思い入れがあるのはやっぱり「スマイルgogo」とのこと。確かに一際生き生きとしておられる。

くどまゆファン有志によるケーキプレゼントがあったり、ビデオレターがあったりと、盛り沢山なイベントでした。
途中ではくどまゆさんとの写真撮影も。
ちなみにお子様も一人参加されてました。この温かい空気で、今後も続いて行って欲しいです。

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行ってみた:「スマイルプリキュア!ウルトラハッピーカーニバル」&「プリキュアフェア IN アニメイト」

2012年08月26日 | ライブ・イベントレポート(アニメ系)
■スマイルプリキュア!ウルトラハッピーカーニバル

 期間:2012年08月03日~08月26日
 場所:池袋サンシャインシティ

夏の恒例となりつつあるサンシャインでのプリキュアさん興行。
最終日ぎりぎりで行ってきました。



入り口には巨大なキャンディさん。
心なしかボロボロです。
この夏の熱い戦いが無言のうちに伝わってくる。



会場内は例年と同じく、教室を模したお遊びコーナーやイベントショー、グッズ販売等々。
ちなみに例年と違い先輩方は参加しておられませんでした。残念でしたね、美翔さん。



何せ入場したのが終了間際だったもので、空いてるところはとことん空いてました。
上の画像は黄瀬さん担当の「家庭科部」。見事に人がおられません。画像奥、黒板の横に一人で佇む黄瀬さんが悲しいです。
他の展示はそれなりに混雑して盛況だったのに。これだから黄瀬さんは…。

特に写真コーナーは大混雑でした。
一体どこにこんなにお子様が隠れていたのか。もはやコスプレして写真撮ってもらうのは常識なのか。



グッズの数々。
改めて見ると、今年は二段変身後がやたらにプッシュされてる印象を受けます。
もはやどこを見てもプリンセスフォームまみれ。元々微妙に地味なノーマル形態の型落ち感が半端ない。



せっかくなのでスタンプラリーもしてきました。
ラリーしても何が貰えるというわけでもないけど。スタンプを押したくなるのはヒトの本能なので仕方がない。
ちなみにスタンプの絵柄もプリンセスフォーム。

ラリー用紙の後半には、歴代シリーズの紹介が載ってます。
渋いことに、事業説明とかで使ってる文章を持ってきておられる。



[引用]
 9歳の夏祭りの夜不思議体験をしたふたりが、5年後に再会。
 精霊の力を借りて、滅びの国ダークフォールから7つの泉と
 世界樹を守るためプリキュアとなって戦う事になる。ふたり
 の日常生活を丁寧に描いて、美しい風景描写も見所。
[引用終]

嘘は書いてないけど何かが違う感が拭えない説明文です。
ただ、こうやって見るととても魅力的な番組に思えてきます。
宣伝文を考える人って凄い。

■プリキュアフェア IN アニメイト

 期間:2012年08月01日~09月23日
 場所:全国アニメイト各店
 (詳細)

ついでなので、サンシャイン前のアニメイトさんにも寄ってみた。
場所柄、女性客ばっかりだ。

現在プリキュアフェア中で、購入1,000円毎にプロマイドを1枚貰えます。プリキュアさんの生写真!
絵柄は歴代シリーズ1枚ずつ+スマイルさん2種の計8種。



ボーカルアルバムを買ってみた。お支払いが3,000円なので、貰うのは3種。
敬愛する夢原さんと、現役の星空さんと、ノルマの美翔さんにしてみた。
選ばなかった花咲さんから憎悪の目を向けられた気がする。(桃園さんや北条さんは、あんまりそういうの気にしなさそう)

…何か、随分と久々な遊び方をしたような、そんな一日でした。

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参加してきた:2012 西武線スマイルスタンプラリー

2012年08月18日 | ライブ・イベントレポート(アニメ系)
毎年恒例のプリキュアさんスタンプラリーに参加してきました。
いつも通りに、徒歩で。

■2012 西武線スマイルスタンプラリー

 期間:2012年07月28日~09月09日
 時間:9時30分~17時00分
 スタンプ駅:
  西武新宿、高田馬場、練馬、大泉学園、ひばりヶ丘
  田無、国分寺、所沢、西武球場前、西武遊園地駅

昨年、全スタンプラリー参加者を震撼させた「高田馬場から鷺ノ宮への変更」は撤回されました。
地理的に鷺ノ宮はとても回りにくい位置にありましたので、非常にありがたいです。
筋肉脳な北条さんには良かったのでしょうけど。早々に元に戻した星空さんに感謝。

細かいところでは遊園地西駅から西武遊園地駅に。
一昨年から変わった保谷は、今年も復活せず。
この辺は微妙にマイナスです…。星空さん、ちょっとそこまでは気が回ってない。

コース全長は約50キロ。制限時間は7時間半。
楽勝ではないが、不可能では全くない絶妙なコースです。
しかしながら毎年そう思い、毎年敗北を続けてきました。

桃園さんからは「幸せゲットしようよ」とがっかりされ…。
花咲さんからは「チェンジできなかったんですね」と蔑まれ…。
北条さんからは「もやしっ子」と嗤われ…。

私の名誉のために書いておくと、フルマラソンを4時間30分以内に走れる程度の体力は持っています。
でもこのスタンプラリー、通常のマラソン大会と違いすぎるんです。
まず暑い。次に、暑い。
8月にマラソンとか、何か間違ってるんですよ。
プリキュアさん達がどうしてこんな残虐なイベントを開催してるのか謎でしょうがない。

何はともあれ、結果です。

【01.西武新宿 09:30】



【02.高田馬場 09:50】



【03.練馬 10:35】



【04.大泉学園 11:35】



【05.ひばりヶ丘 12:15】



【06.田無 12:45】



【07.国分寺 13:50】



【08.所沢 15:40】



【09.西武球場前 16:40】



【10.西武遊園地 --:--】

そして見て欲しい。
このスタンプ回収済みのラリー用紙と景品を!



用紙がズタボロなのは、道中で購入したペットボトルの結露と汗および浴びた水によるものです。
いかに当日が暑かったか、そして苦難の道だったか、一端が垣間見えるかと。
でもその甲斐ありました。この大いなる達成感を胸に、こんな苦しい企画は今年限りに…

青木さん:
 「西部遊園地駅の到着時刻が書かれていませんが、何時でしたか?」

そんなことはどうでもよいと思うのです。このイベントの目的はスタンプを集めること。
集まってしまいさえすれば、それが何時だったのかとか細かいことはどうでもよ…くはないですね、ええ、すみません。
だからそんな目で見下ろさないでください。興奮するので。

西武遊園地駅に到着したのは、17時25分でした。
タイムアウトの25分後。

青木さん:
 「………。」

嗚呼、ゴミ芥を見る目をなさってる。



時間切れになった瞬間の光景。
西武球場から西武遊園地までは、うねうねとした自転車道で繋がっています。
どうして最後の最後に、こんなテクニカルコースが用意されてるんだ。

17時を過ぎた時点で走ることを断念し(というか心が折れた)、とろとろと歩いてゴールしたのが17時25分。
スタンプは諦めていたのですが、たまたま星空さんが居残り作業をしていて押してもらうことができました。
多分、西武遊園地の花火を見ようとして居残ってたんだと思います。星空さんのメルヘン脳に救われた。

今回の敗因ですが、何かもうここまでくると「単純体力」以外にない気がする。
正直なところ足腰のダメージはそんなになかった。(一夜明けた今日も、それほど酷い筋肉痛はない)
それよりも心肺への負荷がでかかった。小手先のトレーニングでは誤魔化せない感じ。

細かいところでいえば、前半をゆっくり行きすぎました。
1分単位でぎりぎりの時間なのだから、序盤からもっと神経質になるべきだった。
ただ暑いんですよね…。午前中は。

良かった点としては、暑さ対策で持って行った冷えピタ系グッズがかなり役立ちました。
またルートを綿密に考えていったのも功を奏した。
田無から所沢までのタイムを、昨年以前よりも1時間以上縮めてるのも良い感じ。

当初暑かった天気も、田無付近から日差しが弱まり、かなり助かりました。
それだけに17時に間に合わなかったのは悔やまれます。
あと20分あれば、十分間に合ったのにな…。

青木さん:
 「………。」

そして青木さんから冷ややかな目で見られることもなかったのに。
思うに、ビューティさんが伴走してくれれば暑さ問題は解決だと思うんですよ。
実際はサニーさんが並走してくれてる感じですが。

というわけで、私は今年もダメでした。後は、任せた。


【蛇足】

西武遊園地駅がゴールなのは、以前は西武遊園地に特設ステージが組まれていたため、いかにも「ゴール」感があったから。
ですが現在では普通にある駅の一つでしかありません。
地理を考えると、所沢⇒西武遊園地⇒西武球場前と進んだ方が効率はいいはず。

青木さん:
 「つまり、当初の志を曲げたいと?」

いえ言ってみただけです。すみません。道を外れたことを申し上げて、本当にすみません。

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J-CASTニュース:水樹奈々コンサートで「オタ芸」規制

2012年08月02日 | ライブ・イベントレポート(アニメ系)
水樹奈々コンサートが「オタ芸」で荒らされる 規制の対象「DD」とは何者だ?

[引用]
NHK紅白歌合戦に3年連続出場中の声優の水樹奈々さん(32)は、今や東京ドームや日本武道館でワンマンライブを開催できるほどの人気だ。ところが、最近のファンの中には、会場で独特の踊りや声援を送る「オタ芸」などを披露する人が増え、せっかくのライブが「荒らされる」結果になっているという。

そのため、声優の所属事務所やイベンターは、コンサートを観覧する際の規制を強化していて、昔からのファンからは歓迎されているのだが、新規のファンからは「締め付けが厳しくて楽しめない」「俺たちを排除する気か」などといった不満が漏れている。
[引用終]

これは良いニュース。
いわゆる「オタ芸」は迷惑以外の何物でもないので、元々許容している形式のイベント以外では排除が妥当だと思います。
ていうか、要は「ライブ中に大声を出している人を締め出す」という極めて当たり前のことですし。

「騒いでいるだけ」なのか「声援」なのかは難しい部分もありますが、私が思うにステージ上の出演者と対等以上に振舞おうとしたらアウト。
具体的にいえば、ステージを背にして暴れてるようなのは論外。

内面でいうと、「自分たちが達成感を得たい」と思っての行動なら、それはやっぱりおかしい。
有り余る高揚感の発露として声援が上がるのであって、達成感を得るために声を出すのでは順序が逆です。
記事中にあるような「締め付けが厳しくて楽しめない」なんてのは、語るに落ちてるとすら思う。

この件に限らず、最近は規制の方に進んでるのは嬉しいです。
参加する側でも「何かおかしい」という風潮が広がってきてるように思う。

先日、池田彩さんのライブに参加したときのこと。
公演終了後、三本締めを言いだした人がいたのですが、ほぼ全ての観客が無視して立ち消えになってた。
あからさまに「誰がやるか」「やめろやめろ」との声も聞こえてたくらい。
(記事の「オタ芸」のケースとは(終演後という意味で)多少違いますが、根っこの部分は同じ)

娯楽にだってドレスコードやハウスルールはあるわけで、拒むところはきっちり拒んでいくのが、楽しみを守ることに繋がっていくのだと思うのです。
何はともあれ、水樹さんの株がまた一つ上がりました。

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池田彩ワンマンライブ「episode 1」

2012年05月21日 | ライブ・イベントレポート(アニメ系)
池田彩さんの2回目のワンマンライブに行ってみた。
前回に引き続き、場内は満員。
しかも決して「プリキュア」頼りじゃない感じが伝わってくるライブだった。

■池田彩ワンマンライブ「episode 1」

 

 日時:2012年05月20日(日)開場17時30分/開演18時30分
 場所:渋谷Star lounge
 出演:池田彩
 演目:
  01. (?)
  02. To Be Free
  03. (?)
  04. Alright!ハートキャッチプリキュア!
  05. ワンダフル↑パワフル↑ミュージック!!
  06. Road
  07. キュアデコルのテーマ
  08. バブルス
  09. Story
  10. ありがとうの花
  11. Challange
  12. #キボウレインボウ#
  13. Unlimited
  --. Person
  --. Let’s go!スマイルプリキュア!
  --. Road

(本記事は私の記憶および主観によるものであり、実際の演者の意図・言動とは大きく異なる場合があることをご了承ください)

お歌も素敵でしたが、池田さんの軽快なトークも楽しい、そんなワンマンライブ。

前回のワンマンとは違い、今回はゲスト出演はなし。
代わりに…というわけではないでしょうけど、バックコーラスが2名参加されていました。
素晴らしく格好いい。後ろに歌声が入ると、また全然違うな!

バンドの方々も大変にノリが良く、場を盛り上げておられました。
特に6曲目の終了後。
お色直しのために引っ込んだ池田さんの間を埋めるため、猛然と演奏開始。

前回も同様に「クシコス・ポスト」や「3分クッキング」を演奏されましたが、今回は妙に聞いたことがあるようなないような…。

もぞもぞと悩んでいたら、戻ってきた池田さんの歌声で理解した。

池田さん:
 「Let's キュアデコル!」

 ●キュアデコル(リンク先:ニコニコ動画)

池田さん:
 「あなたはどれでおしゃれする?」
 「玩具売り場に続々登場!」

おぉ…。
お歌を池田さんが担当してるのは知っていましたが、ナレーションまでやられていたそうで。
何たる豪華なCM。ていうかあのお歌を、生で聴けるとは思いもしなかったな…。

プリキュア関連の話題は、他にも豊富でした。
池田さん曰く「皆さんが私を知ってくれたのは、やっぱりプリキュアを通じてのはず」。
だから「プリキュア」には大変に感謝してる。改めてそうおっしゃってた。

これまでに担当されたOP2曲・ED2曲もフルで登場。
バンドアレンジされてて、普段とは違った良さが。
特に「キボウレインボウ」が良かった。

あと私都合ですけど、「ハートキャッチ」OPは、劇場版の方が好き。
(来海さんたちの完全に悪ノリしたコーラスと、「それはそれとして」とばかりに歌う池田さんがすこぶる良い)
おかげでそちらばかり聞いてて、コールを忘れてた。酷い罠だ。

そんな感じで「プリキュア」さんも充実してたけど、それとは別に、池田さんオリジナル色もとても出てた。
「プリキュア」さんばかりに頼ってるわけじゃない。
事実として、「プリキュア」人気故に今の状況があるとはいえ、決してそれだけじゃない。

個人的に、池田さんを特に意識するようになったのは、昨年の路上ライブの頃から。
大人気放送中の全国アニメのお歌を担当されてても、路上で頑張る。頑張らざるを得ない。
その状況に、無性に応援したくなった。
そして、きっかけはどうあれ、お歌を聴いてもらう機会が得られるのは凄まじいアドバンテージなわけで。
プリキュアさんと共に戦いながら、同時にプリキュアさんに負けじと戦うような、そんな姿勢が凄かった。

その路上の頃に、初めて作ってもらったという「Road」が、今回のラスト曲。
作曲は「プリキュア」さんと同じく、高取ヒデアキさん。
池田さんを象徴するかのような、とても良い曲だし、とても良いライブでした。

【お土産】

特製Tシャツが販売されてました。デザインは池田彩さん。

本公演は、6月9日に大阪でも開催予定。
そんなわけで、東京と大阪をコラボったデザインだった。
ありていにいえば、たこ焼きにスカイツリーが突き刺さってるような感じの。

【舞台】

前回のワンマンでは、後ろの人からは池田さんが良く見えなかった。

という声があったそうで、厚底の靴でステージに立たれていました。
どうすればあれであんなに動けるんだ…。

【新曲】

8曲目とアンコール1曲目は、初公開の新曲。
どちらも作曲は池田彩さん。

「バブルス」は、お風呂上りに炭酸水飲んだら、すごい旨かった。という日常からできたお歌。
炭酸水、万歳!ジュース、旨い!
そんなことから、日常の幸せを見つめなおしたとか。

「Person」のテーマは、「初心を思い出す」。
たまにはやっぱり、「私、何やってんだ?」と思うこともあるそうです。
それはそうだろう。星空さんのウルトラハッピーを見ながら、ふと我に返るときだってある。
そうやって、ふと迷ったり、不安になったりした時に、もう一度好きで始めたこの道を思い出してみるお歌。

2曲とも音源化はまだ未定だそうですが、良いお歌だった。

【蛇足1】

アンコールが終わった後、三本締めをやろうとした人がいた。
周囲の反応は「なにやってんだ」。
何人かが「やめろ」と声もあげていたし、実際、誰も参加してなかった。

代わりに「そんなことするくらいなら、ダブルアンコールをしよう」の声が上がり、そちらにかき消されてた。
(結果的に空気が統一されず、ダブルアンコールは実現しませんでしたが)

個人的には正しい流れだったと思う。
たかが観客が、勝手に締めるのは失礼だし、何より意味不明。
感動を表現したいのなら、アンコールをすればいい。
(もちろんダブルアンコールは時間の制約もあって実現しないケースも多いでしょうけど、そもそもアンコールなんて、応えてくれる前提でやるものじゃない)

他の方を引き合いに出すのもなんですが。
先日の工藤真由さんのライブでは、予定外のダブルアンコールが行われ、くどまゆさんも応えてくれてました。
勝手に締めちゃダメですよ、やっぱり。終わりかどうかは、出演者が決めること。

【蛇足2】

様々な感謝の言葉などを述べ、感極まった池田さん。
「泣きそうだ」とおっしゃる池田さんに対し、「泣けー泣けー」と心ないヤジが。
酷い話です。なんてことを…!

と思う間もなく。
声を上げていたのは、くどまゆっぽい生き物でした。なんて楽しいステージ。

池田彩さんブログ

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舞台挨拶「映画 プリキュアオールスターズ NewStage みらいのともだち」(新宿)

2012年03月20日 | ライブ・イベントレポート(アニメ系)
最速上映の後、徹夜明けで舞台挨拶に行ってきた。

■舞台挨拶「映画 プリキュアオールスターズ NewStage みらいのともだち」(新宿)

 日時:2012年03月17日(土)
 場所:新宿・バルト9
 出演:
  福圓美里、田野アサミ、金元寿子、井上麻里奈、西村ちなみ
  小清水亜美、折笠富美子、豊口めぐみ、大久保瑠美、能登麻美子、熊田聖亜
  キュアハッピー、キュアサニー、キュアピース、キュアマーチ、キュアビューティ
  キュアメロディ、キュアリズム、キュアビート、キュアミューズ
  キュアブラック、キュアブルーム、キュアドリーム、キュアピーチ、キュアブロッサム
 
 公式のレポート

(本記事は、私の記憶・主観によるものであり、実際の演者の意図・言動とは大きく異なる場合があることをご了承ください)

まず福圓さんは大変にハッピーハッピーされた方だと思いました。
プリキュアさんの声優は、いかにイメージが被るかで選ばれてるのかと、疑いたくなるレベル。
緊張されているのか地なのか、わたつき具合が微笑ましいです。これは応援したくなる。

ちなみに衣装は、皆さまそれぞれの役柄のイメージカラーで統一されてました。
サービス精神旺盛だ。

舞台の始まりは、いつもの例通りに、プリキュアさんと声優さんで並んでの自己紹介から。
いまいち連携が取れてないスマイルさんが、いかにも新人さんで初々しいです。
プリキュアさんと衝突するわ、上手く立ち位置取れないわ…。

個別の自己紹介の後。早速トークに入ろうとする司会のお姉さんを遮って、5人揃っての決め台詞を披露。
台本にはなかったのに、サービスでしてくれたらしい。
サービスと言えば、黄色い子もしっかりとじゃんけんしてくれました。スマイルさんは、お客さんとの距離が近い。

新人さんたちがそんななので、後から登場のスイートさんも、集合台詞を言ってくれました。
即興でもちゃんと一緒に動いてくれるメロディさんたち。
さすがに1年共に戦っただけあって、プリキュアさんたちとの息の合い方が違います。

司会のお姉さん:
 「先輩のスイートプリキュアから、後輩のスマイルプリキュアにアドバイスすることは?」
小清水さん:
 「じゃあミューズ」
折笠さん:
 「お願いミューズ」
豊口さん:
 「ミューズ、任せた」

何故。最年少プリキュアが、一番しっかりしておられる。

大久保さんからのお言葉は、「楽屋で仲良くお菓子を食べる」。
良いお言葉です。仲良し大事。
言われるまでもなく、スマイルさんはそれを実践しておられたようですけれど。スマイルさん、緩い。

もう一つのアドバイスは、「家族を作ること」。
どういうわけか、しばしば家族に例えられるプリキュアチーム。
スイートさんでは、父:ビート・母:リズム・子:メロディ&ミューズ。
ではスマイルさんに置き換えると?

井上さん: 「マーチは父」
西村さん: 「ビューティが母」
福圓&田野さん:「じゃあ、ハッピーとサニーが子」
井上・西村・福圓・田野さん:「ピースはペット」
金元さん: 「っ!!」

まぁ黄色ですし…。

ゲストとして、白い子役の能登さんと、フュージョン役の熊田さんも登場。
また歴代のピンクなプリキュアさんも来てくれました。
「DX3」のおかげで、「ピンクプリキュア」と呼べるのようになったのは良いな。
「各シリーズの主人公」と書くと、微妙に納得いかないし。

ずらり揃った舞台の上で、司会のお姉さんから熊田さんに一言。

お姉さん:
 「プリキュアの中にたった一人でいるのはどんな気持ちでしょうか?」

熊田さんはフュージョン役。
まだ10歳の女の子を、ぐるりと包囲してるプリキュアさんたち14人+声優さん10人。
酷すぎる絵だ。

熊田さんが楽屋で紹介された際にも、

「この子が、今回プリキュアが倒す相手です」

と言われたそうで。惨たらしい話です。
わざわざ女児を起用したのは、やっぱり意味があってのことなんでしょうか。
「プリキュアが戦っていた相手が女児」と考えると、色々と考えを巡らせそう。

9年という歳月はなかなかに絶妙で、当時の現役女児が、声優や歌手を目指すようになる年頃。
かつて「セーラームーン」がそうだったように、声優を目指した動機として、プリキュアさんらの名前が出てくる日も遠くはない。
初代の本放送当時には、まだご生誕間際だった熊田さんが、よりにもよってフュージョン役で参加されてることに、ちょっとした感慨を覚えました。

年齢で言うなら、夢原さんの立ち位置も面白いです。
現在4歳や5歳の子たちにとっては、生まれる前に活躍していた文字通りの「伝説の」人たちになる。
まぁ0歳や1歳の頃に活躍してた人たちのことも、リアルタイムでは覚えていないでしょうけれど。

他にも、夢原さん時代は一つの分岐点ですね。
プロデューサの交代やそれに伴う演出の変化(笑顔で変身するとか)、「プリキュアシンドローム」でスタッフ様たち自身が「転換点だった」と述べられている他、フレッシュ以降から東映デジタルの方たちが参戦した等々、制作サイド的にもかなり意識されていると思われます。

挨拶の後は写真撮影。
人数の都合上か、出演者陣は客席側に陣どり、ステージ側から撮影する形式でした。
角度によっては写ってる観客もいる気がする。

撮影のセッティングまでのしばらくの待ち時間の間、プリキュアさんたちは勝手気ままに遊んでおられました。
お互いの髪の毛をセットし合う美墨先輩と日向さんが愛らしかった。何やってんだ、あの子らは。
とにかく目立とうとして、集団行動を乱してる花咲さんも相変わらず。自己評価の高い子め…。
その度に、桃園さんに怒られてたのも微笑ましい。3Dの桃園さんはしっかりしておられる。

個人的には、もうちょっと能登さんのお話も聞きたかったけど、会場によっては「映画の前に」挨拶があるところもあったようなので、仕方がなかったのかも。
迂闊に喋ると全てがネタばれになる。
公式サイトにも、未だにエコーさんの名前が出てこない。デザイン的にもキャラ的にも、かなり好きなプリキュアさんなので、どこかで救済してくれると嬉しいです。

【今日のくどまゆ】

映画プリキュアオールスターズ!!(くどまゆブログより)

参加されてたようです。一観客として。さすがくどまゆ。
てっきり舞台稽古の関係で、関東外におられると思ってたのですが、全くもって当たり前のようにおられた。

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感想:映画 プリキュアオールスターズ NewStage みらいのともだち(2周目)

2012年03月19日 | ライブ・イベントレポート(アニメ系)
最速上映→舞台あいさつと続けて2回見たので、勢いで感想の2周目。

■映画 プリキュアオールスターズ NewStage みらいのともだち(2周目)

巷で見かける「活躍しないキャラがいるのは残念だ」「いや、尺の都合で喋らないのも仕方がない」的なやり取りに納得がいかないので、そこを軸に書いてみる。
前提がおかしい。
「台詞がない」のは、むしろ名誉でありサービスだ。

2回見ましたけど、2回ともOPから落涙してました。あのOPはとても大好き。
もちろん「そこしか美翔さんの活躍シーンがないから」ではない。
(全体を知らない初見の時から好きだったんですから)

同じく、ライトを振る私たちのところに駆けつけてくれるシーンも。
くどまゆさんの歌う「永遠のともだち」が素晴らしすぎる。

実を言えば、人から指摘されるまで「美翔さんには台詞すらなかった」ということに気づいてませんでした。
それは何故か。
答えは単純です。OPにしろ終盤のシーンにしろ、美翔さんの声が聞こえた気になってたから。

こんだけ長い付き合いなんだから、ああいった局面でプリキュアさんが何を言うのかは分かり切ってます。
あの子らが今さら、「やっぱ無理だ諦めよう」とか「ごめん、逃げていい?」とか言うか?そんなわけがない。
となれば、喋る必要がないんです。分かってるんだから。
プリキュアさんは、必ず助けに来てくれて、必ず救ってくれる。

初代「ふたりはプリキュア」の頃から、「伝説の戦士」という呼称は使われていました。
でも劇中で「過去の伝説のプリキュアその人たち」について、明確に言及されたことはほとんど無し。
(思い出せるところでは「ハートキャッチ」のみ)
現役として活躍する彼女らも、基本的には現在進行形で応援されてるだけであり、「伝説」と呼ばれる立ち位置じゃない。
つまり、「伝説」という表現を使ってはいるものの、言葉だけの肩書であり、実体を伴ってはいなかった。

それが今回のオールスターズではどうか。

台詞も説明もないOP。「ライトを振ったから来てくれた」以上の描写はない終盤シーン。
この両方とも、5年前に出来たか?おそらくNOです。
でも今ならできる。台詞なしでも、あの子らが何を考えているか分かるし、馬鹿でかい化け物を粉砕することにも疑問はない。
何故か。私ら自身が、あの子らを「伝説のプリキュア」として認知してるからですよ。

美墨先輩や雪城先輩が、巨大船舶を受け止めるシーン。あの時「いや無理だろう」と思いましたか?
全く思わないですよ。ぎりぎりのところで気合入れて踏ん張ってハラハラするとか、そんなことすら思わない。
だってあの黒白先輩ですよ。あの黒白先輩が、今さらそんなことで苦戦するか。

夢原さんたちが降臨するシーンも同様。フュージョンの群れが迎え撃ちますが、「大丈夫かな?」と心配した人、いますか?
私は微塵も思わなかった。勝つに決まってる。あの瞬間、多くの人が勝利を確信したはずだ。
だって夢原さんですよ。あの夢原さんが、今さらそんなことで苦戦するか。

美翔さんと日向さんのシーンだって同じ。
バリアを展開して、フュージョンの攻撃を阻止。あれを見て、「どうしようバリアを割られたら…」とか心配しますか?
私はしましたよ。全く、美翔さんは来てくれたってたいした助けにならないんだから、大人しくじっとして……

例が悪かった。

それはともかく。

バリアを展開するあのシーン。美翔さんは心底楽しそうに戦ってます。
承知の通り、フレッシュ以前の「プリキュア」シリーズは、演出の方針として、基本的に笑顔で戦いません。
普通の女子中学生が、いきなり苛烈な戦いに巻き込まれてるのだから、当たり前といえば当たり前。
だから今回のバリアでの笑顔は、非常に印象的だった。

本放送から6年、「全員しゅーGO」「ちょ~短編」「DX1」「DX2」「DX3」と激戦を乗り越えてる美翔さん。
もはや今回程度の戦いで、ぐったりと猫背になったりはしないんです。
勝つに決まってる。笑顔だって出る。だってあの美翔さんなんだから。

今回の映画は、あの美翔さんに対し、そこまでの絶対的な信頼感を得ていることに、思いっきり気づかせてくれる演出だった。

「伝説の戦士プリキュア」と、劇中ではずっと言われ続けてきた。
でも、描写としては特段にそういった演出はされてこなかった。
それがここにきて、明らかに「伝説の戦士」として認識できている。

劇中の設定として「伝説の戦士」と評されてるからじゃない。
他ならぬ私たちが、「あの子たちは呼べば助けに来てくれる」「あの子たちは、負けない」と認識してるからです。
9年の年月をかけて、文字通り「伝説の戦士」になってる。
そういう設定だからじゃない。私達がそう認識してしまってるからだ。これがどんだけ凄いことか。

「お菓子の国」で夢原さんは神キュアとして崇められた。
「DX3」では、もはやボスクラスが複数現れても撃破して見せる。
昨年の「DX3」を見たときに、もう彼女たちに対し、説得力を持った敵を出すのは無理なんじゃないかと思いました。
その流れでの今回。非常に納得がいく。

そしてその「伝説の戦士」であると同時に、中身はご存じのあの美翔さんだったりすることも、私らは知ってる。
お澄まししてますけど、正体は猫背ですよ。
美墨先輩だってチョコのことで頭がいっぱいだし、夢原さんだって色香が爛れてるんですよ。
あの格好いい伝説の戦士も、実体は身近ないつものあの「お友達」。
それらをわざわざ説明せず、「言わなくても知ってくれてるよね?」とばかりに展開する。
オールドファンだからこそ分かるノリ。これがサービスでなくて、何なのか。

主題歌「永遠のともだち」は素晴らしすぎます。
世代交代を是としているプリキュアさん的には、「永遠」はかなり強力な意味を持つワード。
歌詞の中でも「次の世代」と歌われてる。
実際、美墨先輩や夢原さんが、再び本放送される機会は、おそらくは来ない。
そもそも今さら夢原さんが悩んだりピンチに陥ったりする話を見たいか?と言われると、かなりの疑問。
だけどそれは「扱いが悪い」とか「もう終わり」とかじゃない。

もしかしたら来年はもう「オールスターズ」はないかもしれない。
あったとしても、今度は1カットも出番がないかもしれない。
次の機会は10年後かもしれないし、20年後かもしれない。
でも私らは信じられるはずです。呼べば、あの人たちは来てくれる。来てくれれば、勝ちだ。
プリキュアさんは「永遠のともだち」。何年後だろうと、きっと来てくれる。

8年前や7年前、6年前や5年前、4年前の本放送時には、そこまでの思い入れはなかった。
もしも「SS」本放送時に「美翔さんが来てくれたら勝ちだよね!」とか言ったら、人格を疑われますよ。
今でさえぎりぎりだってのに。

同時に私たち自身だって、8年前や7年前、6年前や5年前、4年前とは、違う自分になってるはず。
この長い期間の間に、色々なことがあった。
その間、毎週の日曜日朝に、プリキュアさんを見て、ここまでやってきた。

確かに今回、台詞はなかった。
でも美翔さんたちが何を考えて戦っているのか、どうしてライトをつけたら来てくれるのか、説明されなくても理解できる。
だって「伝説の戦士」なんだから。
台詞がないから扱いが悪い?尺の都合で仕方がない?舐めるな。台詞の有無なんぞと関係ない絶対的な信頼が私らにはある。
何よりも、そういう信頼感を持っていると判断して、演出してくれたことに強い感動を覚えます。

初期から見続けた人にとって、これ以上の演出はないはず。
8年前の第1話からずっと言われていた「伝説の戦士」。
長い時間をかけて、遂にその立場になった。長期シリーズだからこそできた凄まじい演出。

実際のところ、今回の展開が選択された理由の一つに、尺の都合はあったのだろうとは思う。
でもこれを見て「扱いが悪い」「数合わせで使われただけ」と感じることには、やはり違和感があります。
こんな美味しい役回りなのに、なんてもったいない。
私としては、今回の映画は旧シリーズのファンの人ほど、楽しめる映画だと本気で思います。
私らの長い長い9年が、一つの形を得た、最高の映画だった。


(左画像)
小説 プリキュアオールスターズ NewStage みらいのともだち (つばさ文庫)

(右画像)
プリキュア シンドローム!〈プリキュア5〉の魂を生んだ25人【描き下ろしポストカード3枚付き】


【フレッシュ&ハートキャッチ】

と、力説しておいてなんですが。

立ち位置的に微妙なのが「フレッシュ」さんと「ハートキャッチ」。

正直なところ、彼女たちに対してはそこまで強力に「伝説の戦士」感を持てません。
まぁ仕方がない。まだ若いんです。むしろ本放送終了から1年ちょっとで「伝説」扱いされたら、花咲さんも困ってしまう。
(だからこそ、「伝説」表記に違和感のない、夢原さん以前が凄まじい)

そういう意味では、今回の映画で割を食ってるのは、この2シリーズだと思う。
ただ、それぞれちゃんとシリーズテーマに即した演出になってるのは流石。

花咲さんは本気でただの「通りすがり」。
坂上さんがどうしてフュージョンのところに行きたいのか、一切合切、理解してない。
でもお手伝いなら出来ます。

桃園さんは「道に迷う」。
フレッシュの根幹を貫くテーマ、「決まり切った一本道よりも、迷いながら進む方がいい」。
新人時代の「DX1」では、フュージョンの元に迷わず突撃してたことを思うと、なかなか大物感が出てきてます。(さすがに「DX1」の頃から意図された演出ではないでしょうけれど)

「憧れて見上げるばかりだった自分」から「自分がステージに上がる側になる」今回のストーリーも、桃園さんそのもの。
今回、たまたまスマイルさんが坂上さんの引率を勤めましたけど、テーマ的には桃園さんがやった方が、綺麗ではあったかなと思う。
ちょうど「DX1」で戦った相手なわけだし。パッションさんの瞬間移動さえなければ…。

テーマ的には、夢原さん(「あなたに会いに行く」がキー)が引率してもしっくり来る。
絶望ばかりの毎日だけど、希望があれば進んでいけるという意味でも、良い。
ただ夢原さんが護衛につくと、いたって普通にフュージョンを粉砕して無事に送り届けてしまいそう。
やっぱりあの方は、「伝説」枠で良いんですよ。

【私たちはプリキュアになれるのか?】

「プリキュア」さんは決して優しいだけの話じゃないと思う。

今回の坂上さんの台詞「どうしよう、プリキュアの敵になっちゃった」の絶望具合は半端ない。
私らはプリキュアさんに憧れてる。でも現実はどうか。
あの方たちと肩を並べて戦えるほど、胸を張れる毎日を送っているのか。
明日、会社や学校に行った後、ちょっと思い出して欲しい。
自分がこれからする行動は、プリキュア的か、それとも敵側的か。

そして、自分から一歩を踏み出そうとしない相手に対して、プリキュアさんは容赦しない。
坂上さんの歪んだ鬱憤のせいで、あんなことになった。
仮にやってきたのがフュージョンではなく、各国の変身精霊だったとしても、自分から戦わないのなら同じこと。

見上げてライトを振るだけなのか、それとも同じ目線で戦えるのか。
冒頭の観覧車のシーンから始まり、全編を通じて胸に突き刺さる展開ばかり。
本当に、凄まじい映画だった。

【蛇足】

「伝説の戦士」の一人である九条先輩。
OPの紹介シーンでは「Lminous」と表記されてました。
大変にルミルミしてると思います。DVDでもそのままでいて欲しい。

【追記】

「それは主観にすぎない」という指摘を貰いました。
勘違いしちゃいけない。この世において、主観に勝る論拠はない。
だって反論不能だもの。

個人が誰かを説得しようしてるのなら別だけど、誰かが個人を説得しようとしている時、主観は論破不能。
「私」が「相手」を説得しようとする時は「私」の主観ではダメ。
でも「相手」が「私」を説得しようという時は、「私」は「私の」主観で反論可能です。
わざわざ「相手」の主観に譲歩して基準を合わせる理由がないんですから。
要は、攻撃するときは自分の主観ではダメだけど、防御するときは自分の主観でOK。この違いは現実の議論や交渉でも大事。

世の中見方は色々あるけれど、まずは自分のビートですよ。
明らかに駄目だって?大丈夫、あんたの理屈なんてどうだっていい。
だから私、もう行きますね。だってドリームが呼んでいるから。

どうにも疑問なのは、プリキュアさん自身が言っていることと矛盾した立ち位置をとることに、不思議を持たないもんなのかなぁ…。

ちなみに客観的批評をしようとすると、「最もプリキュアに詳しい東映アニメーションスタッフが選択した形がこれなのだから、これが最適解だ」に勝てる客観論拠はないはず。
結果的に興行失敗するケースはあっても、それは結果論であり表面的な事柄に過ぎない。「面白いから売れる」というわけでもないですしね。
(というか、そんな簡単に一視聴者が単純な数字で判断できるなら、戦略室や企画室の人たちの仕事がなくなる)
所詮、一視聴者に過ぎない私らは、どこまでいってもお互い主観なのですよ。

【追記2】

もう一つ疑問なことがあった。
例えば、初代やSS、5のアンチが「扱いが悪い(だから初代はダメ。だからSSはダメ等)」と評して批判のネタに使うのは理解できる。
元々嫌いなのだから、機会を見つけて批判するのは自然です(その行為の善し悪しは別として)。

でもファンが否定するのは何でだろう?

第一に、主観によってサービスとも悪い扱いとも読みとれるのだとしら、後者の立場を取ると自分から貶してることになります。
何故わざわざそんなことを。

第二に、スタッフ様の意図として明確な切り捨てを図って、わざと粗雑に扱っていた場合。(そのような根拠はないのですけれど)
批判したら「改心」して次からは扱いを良くするか?といえばそんなこともないでしょう。
それなら最初から「切り捨て」ようとしない。

つまりどちらであっても、意識して批判することにメリットがない。
私のブログにしても同じことで、「スイート」や「スマイル」さんのファンから"反論"を受けるのは分かるけれど(「5」は伝説の戦士なんかじゃない、相対的に「スマイル」を貶める気か、といった感じで)、「いいや初代やSSは不遇で惨めなんだ!」とそのシリーズのファンから力説される意味が、よく分からない。
「面白かったが、また違うのも見たい」なら、理解できますけど。私自身もそうだし。

あるいは「自分にとっては面白くなかった。でも売れて欲しい」とかですね。
売れなかったら、続きが出ません。
いかに面白くなかったかの証明として、売上低下を期待するようになってしまうと、色々と本末転倒。

この辺は私が「SS」ファンだから思うことなのかもしれない。
切り替えのタイミングで批判されるのは当たり前。
だから今回の映画に対する反発は、スタッフ様としては織り込み済みでしょう。
「MH」から「SS」のときに、ボロクソに言われながらも勇気を出して世代交代したから今があるわけで。
ここでNewStageに進むことが、長期的にはより出番も増えると思うのですよ。

感想1周目

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感想:映画 プリキュアオールスターズ NewStage みらいのともだち

2012年03月17日 | ライブ・イベントレポート(アニメ系)
【今年のオールスターズ】

T・ジョイ大泉さんにて17日00時より行われた最速上映を見てきました。
夜の闇に浮かぶ東映アニメーション様、格好いい。



昨今、大きな問題となっているテーマが一つ。

 『私たちはプリキュアになれないのか?』

それに応えてくれるとても素晴らしい映画だった。
私が見たかったのは、まさにこれだ。

■映画 プリキュアオールスターズ NewStage みらいのともだち

【DX1】

その日、横浜の街は壊滅の危機に瀕していました。
突如現れた謎の液体金属生物が、瞬く間に街を侵食。
楽しい休日は一瞬で地獄絵図に変わり、絶望が街を覆います。

だけど。
誰もが諦めかけたその時。
空から希望が降ってきた。

煌めく光とともに現れたそれらは、巨大な怪物相手に怯まず挑んでいく。
街の人たちの表情も、絶望から希望に変わっていく。
あれは…あの人たちは、何なんだ。

街の人:
 「観覧車のゴンドラの上だ」
 「女の子?」
 「5人…10人…いや、大勢いるぞ…!」
 「あれは、おぉあの者たちは」
 「世界が闇に包まれそうになった時、世界を救ってくれるという…」

そう、彼女たちこそは希望の象徴。
あの子たちが来てくれたらなら、もう大丈夫。
人々から希望を託され戦う、彼女たちの名前は…

街の人:
 「あれが…伝説の戦士、プリキュア…」

そして横浜の街は、救われました。

【私たちの日常】

その翌日。

TVニュース:
 「昨日、横浜の街に現れた怪物は」
 「十数人の少女たちによって倒されました」
 「彼女たちはこう呼ばれています」
 「伝説の戦士・プリキュアと」

坂上さん:
 「プリキュア、かぁ…」
 「私もプリキュアになりたいな」

テレビや新聞を賑わす謎のコスプレ集団・プリキュア。
そんな彼女たちのニュースを見て、坂上さんはぼそりと溜息。
格好いいです。憧れます。
でもそれはそれとして、私はプリキュアではない。住んでいる世界が違う。
では自分の住んでいる世界はどうかといえば。

坂上さん:
 「ねぇお母さん、やっぱり学校行かなきゃダメ?」

物凄くアンニュイです。
坂上さんはつい最近、横浜の街に引っ越してきたそうで、ぶっちゃけ学校に馴染めてません。
学校、行きたくない。

駄々をこねつつも登校しますが、やっぱり上手く級友に溶け込めない。
話しかけようとはしても、なかなか一歩が踏み出せない。
だからつい思ってしまう。
こんな学校、嫌だ。こんな街、嫌だ。
そして今日も一日、暗い気持ちのままで終わっていく。

【彼女たちの非日常】

そんな帰り道でのこと。

坂上さんは、道端で蠢いている謎生き物を発見しました。
不気味です。軟体生物です。はっきり言って、絶対に素手では触りたくない感じの生き物です。
だけど何だか苦しそう…。だからちょっと助けてみた。

謎生物:
 「ふぅ!」

よく分からないが、懐かれました。悪い気はしません。
坂上さんも、すぐに警戒を解きました。
なんだか良く分からない。でもなんだか仲良くなれそう。

とりあえず「フーちゃん」と名付けて、連れ歩いてみることに。
フーちゃんには姿を変える特殊能力があるらしく、お店で見かけたブレスレットに変身してくれたりします。
意外と可愛い良い子じゃないか。坂上さんも大喜び。

…喜んでいると。

???:
 「むぎゃあ」
坂上さん:
 「っ!!」

不意に後ろから激突されました。
驚いて振り返ると、ピンク色の髪をした緩い娘さんが。
瞬間的に坂上さんの危機センサーが働きました。
この子は普通じゃない。上手く言えないけど、脳がウルトラハッピーだ。
だから慌てて謝ると、即座に逃げ出しました。

???:
 「待ってーーーー!!!!」

何故か追いかけてきました。
なんで!?私、ちゃんと謝ったのに!!
もはや涙目になりつつ、坂上さんは駆ける駆ける駆ける!

どんっ

???:
 「うわぁ」
坂上さん:
 「っ!!」

全力疾走したせいで、再び誰かにぶつかりました。
泣きながら顔を上げると、休日に一人で部屋でダンベルを上げ下げしてそうな娘さんが。
再度、坂上さんの危機センサーが働きました。
この子は普通じゃない。上手く言えないけど、脳が筋肉だ。
だから慌てて謝ると、即座に逃げ出しました。

???:
 「待ってーーーー!!!!」×2

何故かその子も追いかけてきました。
なんで!?もう嫌だこの街!!
気の毒すぎて、もう見てらんない…。

逃げに逃げますが、やがて包囲されてしまいました。
その過程で、ハッピー娘と筋肉娘が正面衝突する一面もありましたが、一般人な坂上さんには、それが意味するところなんて分からない。
とにかくただひたすら怯えるばかり。わ、私、何も悪いことしてないはず…。

???:
 「ごめんなさい!!」×2

…え?

どうやらこの二人、ぶつかってしまったことを謝りたかっただけのようです。
それだけのために、あんなに必死に追いかけてきたのか。
なんて頭のおかしい、良い人たちなんだろう。

釈然としなくはないものの、まぁ良かった。
ほんわかした気分になりながら、坂上さんは帰路につきました。
なんだかとっても不思議な一日だった…。

…坂上さんは知らない。

たまたま遭遇したこの子たちが、伝説の戦士・プリキュアであることを。
先日現れた謎の怪物は、「フュージョン」と呼ばれる生き物であること。
今日プリキュアさんたちが横浜を探索していたのは、フュージョンの残骸を始末するためだということも。

【私たちの非日常】

自分が何と遭遇したか知らぬまま、お家へと帰る坂上さん。
途中でお隣さんの家の飼い犬に吠えられたりして、またまたぐったり。
もう、ほんと嫌だこの街。

そんな坂上さんをフーちゃんは健気に守ろうとします。
なんて良い子なんでしょう。
でも駄目だよフーちゃん。体が小さいのに、あんな大きな犬と戦おうとしちゃ。

坂上さんの何気ない言葉に、フーちゃんも思う。
体が小さいから弱い。じゃあ大きくなろう…。
そのためには…。

翌朝。

フーちゃんは急激な成長を遂げていました。
びっくりする坂上さんですが、フーちゃんが育ったことは喜ばしい。
外に連れて行ったり、お家で遊んだりと、もう夢中です。私、友達できた…!

どうして、フーちゃんは大きくなったのか。
それは色んなものを「食べた」から。
本当は、散り散りになっていた自分の分身を集めて巨大になろうとしたのですが、それは失敗しました。

何故なら。

???:
 「プリキュア・ミュージックロンド!!」
フーちゃんの欠片:
 「ぎゃああああああああ」

プリキュアさんによる苛烈な残党狩りが行われていたからです。
横浜の街に散らばった分身たちは、血も涙もない娘さんたちにより粉砕されていく…。

【彼女たちの日常】

社会の裏で殺戮行為が行われてるなんて露ほどにも思わず。
坂上さんは、今日もフーちゃんと遊びに出ていました。
学校は嫌い。この街も嫌い。嫌なのに引っ越したお母さんも嫌い。でも、やっと友達ができた。

と、そんな時。

???:
 「あ。この間、会った子だよね?」

急に話しかけられました。見れば、先日のハッピー娘です。
どういうわけか、慣れ慣れしく話しかけてきました。
あ、何か友達になれそうな雰囲気…?

???:
 「また一人で勝手に行動して」
 「迷子になったら、おまわりさんに名前と住所を言うんだよ?」

後から更に4人の娘さんたちがやってきました。
先ほど話しかけてきたピンクな娘さんも、そちらの輪に加わって和気あいあい。
何だろう、この疎外感。

坂上さん:
 「いいな、あんなに友達がいるんだ」

それに比べ、私は…。

思わず胸に寂しさが満ちる。
その寂しさに、フーちゃんは超反応。
大好きな友達が、何やら悲しんでいる。何故だ。そうか、あいつらが、いるからか。

フーちゃん:
 「あゆみを悲しませる…。敵だ…!」

謎生物、急激に膨張。そして先ほどの5人組に襲いかかる…!

???:
 「っ!?」
 「……!!」
 「プリキュア・スマイル・チャージ!!」

一瞬怯んだ5人組ですが。
すぐに立て直すと、突然、謎の雄たけびを上げる。
坂上さん、唖然。一体、何が…

???:
 「五つの光が導く未来!輝け・スマイルプリキュア!!」

プ、プリキュア、だと…。
待って、えっと、何でここにプリキュアが。
いやていうか、どうしてプリキュアが、私の大事なフーちゃんと戦ってるの!?

事態を全く理解できない坂上さんの前で、死闘は激化していく。
なお戦闘の素人である坂上さん(当たり前だ)には分かるわけもないことですが、この時、スマイルさんは危機に陥っていました。
というのも格闘戦を嫌がるスマイルさん、必殺技を早打ちしては片端から吸収されていきます。
なんてことだ。新人さんのせいで、事態が悪化していく…。

???:
 「諦めないで!!」

新手がやってきました。
喜ぶかと思いきや、スマイルさんたちは顔面蒼白。
す、すみません先輩、いやこれは違うんです、決してミスとかではなく、あ、いえ、私たちまだ新人なもので、ご指導ご鞭撻のほど宜しくお願いいた…

オレンジさん:
 「挨拶は後にして」

ひぃ…。

【もう戻れない】

そのやり取りに、ようやく坂上さんも我に返りました。
ま、待って!私のお友達を苛めないで!!

プリキュアさん:
 「あなた、それが何か知ってるの?」

あ…う…。

聞けばフーちゃんの正体は、先日街を襲った怪物だそうで。
憧れのプリキュアさんたちは、身柄の引き渡しを要求してきます。
大丈夫、悪いようにはしないから。だからその子を、こっちに渡して…?

絶対、ヤられる。
坂上さんの危機センサーが最大MAXに鳴り響く。
フーちゃんを渡したら、絶対に酷い目にあわされる。特にあのオレンジの。あれは一線を越えた奴の目だ。

恐怖に耐えかね、坂上さんは逃亡。
幸いにして逃げ切りましたが、お家に帰ったところで思わず号泣。

坂上さん:
 「どうしよう…。私、プリキュアの敵になっちゃった」

どうしてこうなった。
絶望が胸を覆います。
おかしい。本当に、どうしてこんなことになったんだ。

タイミング悪く、そこにお母さんが小言を言いにやってくる。
今、それどころじゃないのに!お母さん嫌い!
その言葉に、フーちゃんは再び超反応。

フーちゃん:
 「あゆみを叱った。敵だ」
 「フーちゃん、あゆみの願いを叶える」
 「学校なんて嫌い。この街が嫌い」
 「だから全部、リセットする」

坂上さんが止める間もなく。
フーちゃんはお母さんを一飲みにし、更に横浜の街に飛び出していく。
たちまち集まりだす、街中に散らばったフュージョンの欠片たち。
目的は一つ。この街をリセットする。大好きなお友達の坂上さんのために。

【分岐点】

闇に覆われていく街を見て、坂上さんは呆然。
どうして、こうなった。
分からないけど、でも止めないと。

フーちゃんを追いかけて、絶望の街の中を駆けていく。
その過程で、三度、ハッピー娘と出会いました。

ハッピーさん:
 「あたしたちに言いたいことがあるんじゃないの?」

脅しか。
思わずそんなことも思いましたが、坂上さんはようやく勇気を振り絞りました。
フーちゃんを止めたい。あの子は、私の気持ちを勘違いしている。
だからお願いします。力を貸してください…!

「絶対に許さない」…そんな返事が来るかと思いきや、ハッピーさんたちは暖かく受け入れてくれました。
分かった、じゃあ、フーちゃんがいる所まで連れて行ってあげる。
こうしてスマイルさんと、途中で合流したスイートさん達と共に、坂上さんはフーちゃんのいる絶望の中心地を目指していく。

一緒に走っていく最中に、坂上さんはプリキュアさんたちのことをちょっと知ってみた。
あれ?この子たち、意外と普通の子だ?

坂上さん:
 「え、プリキュアなのに、怖いこととかあるんだ?」
???:
 「当たり前でしょ」

うん、そりゃそうだ。プリキュアさんも人の子だったんだな…。
なのにどうして戦えるのか。
プリキュアだから強いんじゃない。結局は、ハートの強さが物をいうんだ。

【伝説の戦士】

スマイルさんに護衛されつつ、坂上さんはフーちゃんの元を目指します。
でも中心に行けばいくほど、フュージョンの攻撃は激化していく。
並走するスイートさんが凄まじい戦闘力で撃破していきますが、何せ数が多すぎる。
でも大丈夫。だって私たちには、プリキュアさんがいるんだから。
苦しい時は、ライトを振ろう。彼女たちは、きっと来てくれる。

???:
 「えりかが道を間違えるから、間に合わないところだったよ」
 「え~?」
???:
 「道、間違えた…」
 「ピーチ、あんた…」

続々集まるプリキュアさんたち。

地上に持ち上げられた大型船の滑降を、素手で受け止める黒い人と白い人。
何やら物凄く楽しそうにバリアを展開して見せるお花娘と鳥娘。
そして空から降ってくる、神っぽい子たち。

私たちにはプリキュアがいる。プリキュアさんが来てくれたら、絶対に負けるはずがない。
でも、私たち自身は?
プリキュアさんの強さに感動し、憧れる私たち自身は、どうなのか。
あの方たちが好きで、尊敬もするのなら、どうしてプリキュアさんを見習わないのか。
「感動した」というくせに、自分たちもそのように行動しないのでは、醜い自己矛盾。

フーちゃんを目指す坂上さんですが、ふとした隙にハッピーさんがピンチに。
思わず、体が動いた。ハッピーさんを助けるために、我が身を省みずに、フュージョンの攻撃から庇ってみた。
生身の彼女に出来ることなんてない。たちまちフュージョンに飲み込まれてしまった。

坂上さん:
 「絶対に、フーちゃんの所に行くんだ…!」

闇に飲まれながらも、坂上さんは諦めない。
勇気を出して、一歩を踏み出そう。もう陰鬱に愚痴を言うだけの自分は卒業するんだ。
その思いが、何かの壁をぶち破った。

坂上さん:
 「…………っ」

きらりん

坂上さん:
 「思いよ届け!キュアエコー!」

誕生・29人目のプリキュア。

そう、私たちはプリキュアになれる。志しさえ同じならば。
嫌だと思い投げ出すか、勇気を出して一歩踏み出すか。
そこさえ正しく進めば、私たちだって…。

正真正銘、今まさに誕生したばかりのエコーさん、新人研修も何もないまま、いきなりフュージョン戦に突入。
でも彼女の目的は、フュージョンを倒すことではありません。大事な友達・フーちゃんと対話すること。
ミラクルライトが示す道を辿り、必死の思いでフーちゃんの元へ。

エコーさん:
 「私の願いは、もう叶ってたんだよ」
 「だって友達になってくれたじゃない…」

言葉を伝え終わると、エコーさんのプリキュア能力は消滅。
フーちゃんも坂上さんの気持ちを理解しました。
たちまち霧散していくフュージョンたち。

プリキュアさん:
 「これが本来のフュージョン」
 「こんなに綺麗だったんだ…」

容赦なく粉砕してきましたが、和解の道もあったんだな…。

これで終わりかと思ったところに、何やら残っていた悪しきフュージョンが襲ってきたりもしましたが、スマイルさんが軽く蹴散らしました。
その際に、フーちゃんも姿を消しました。
やっちまったかハッピーさん、とも思いましたが、大丈夫。フーちゃんは街中に散っていっただけだそうで。

【再び日常】

その翌日。

坂上さんは今日も学校へ。だけど昨日までとは違う。
勇気を出して、級友に話しかけてみました。
現実を嘆いていても始まらない。自分から一歩踏み出そう。
それさえ出来れば、私たちだってプリキュアになれる。


(左画像)
小説 プリキュアオールスターズ NewStage みらいのともだち (つばさ文庫)

(右画像)
プリキュア シンドローム!〈プリキュア5〉の魂を生んだ25人【描き下ろしポストカード3枚付き】


現役女児(5歳)の頃に初代プリキュアを見てた人は、今では14歳。プリキュア適齢期です。
タイミング的にもばっちりの映画だったと思う。

エコーさんはキュアデコルを用いて変身なされました。
ということは、「スマイル」本編に出てくる可能性もなくはない。
個人的には映画限定キュアだと思いますけれど。

坂上さんと星空さんが対話しているシーンは、三次元と二次元の邂逅のようで面白いです。
意識してのことでしょうけれど、坂上さんは現実寄りのデザインがされてるので、ピンク髪の星空さんとの違いを凄く感じます。
なんかもう感情移入しまくり。

【今年の出演者】

そこかしこに懐かしの方々。
この日、横浜はとんでもないことになっていた。
あちこちにプリキュアはいるわ、関係者はいるわ…。

【今年のED】

スマイルさんのEDが採用されてました。
踊るスマイルさん。それと一緒に歴代プリキュアさんたちも。
夢原さんや美翔さんたちが、スマイルさんの振り付けで踊るのは、なかなかに美味しい。こういうのもアリですね。

【今年の黒白】

スイート&スマイルさんの9人がかりで、ぎりぎり受け止めた巨大船舶を、たった2人で完璧に受け止めやがった。
シンプルですが、あのふたりの間違った何かを見事に表していたと思います。
あ、一応、九条さんも参加はしてましたけど、計算に入れなくても問題ないですよね、うん。

【今年の鳥】

美翔さん大活躍でした。
何ですか、あの嬉しそうなバリアは。
フレッシュ以前のシリーズには「楽しそうに戦ったりはしない」という制約があったそうですが、それを取っ払ったかのようなはしゃぎぶり。
小躍りしながらバリア展開する鳥を見る日が来るとは…。

あと彼女の正体が正式に決着しました。

OPでキャラ紹介が流れるのですが、美翔さんについたテロップは「egret」。
「イーグレット」が「egret(白鷺)」なのか「eaglet(ワシの子)」なのか。
媒体によってブレたりしてましたけど、本編でちゃんと「egret」と表記。
これで安心して断言できます。美翔さんはサギキュア。

【今年の夢】

先日の映画宣伝OPで度肝を抜いたGoGoチームの戦闘シーン、あれはOPの一幕でした。
あのレベルのカットが、OPですよ。凄まじい。

夢原さんたちが空から降ってくる一幕は、元ネタは「GoGo」のOP。
ミルミルさんも一緒に降ってきてるのが熱い。
他にも細かいところでネタを仕込んでいそう。

【今年の桃】

道に迷う。

以上、桃園さんの見せ場でした。良い子だ。

タルトさんが「わいらのプリキュア」と誇らしげに紹介してたのが良かった。
やっぱりそういう拘りと誇りは大事だ。

【今年の花】

坂上さんを護衛するのは、テーマ的には花咲さんたちが行った方が、自然ではあったと思う。
通りすがりのプリキュアです。事情はよく分かりません。でもお手伝いなら出来ます。
でも坂上さんが最初に出会ったのがハートキャッチチームだったら、フーちゃんは即時抹殺されてた気がする。良かった、スイートさんやスマイルさんで。

今回は本当に通りすがり。ふらっと現れて、事情はよく分からないまま、坂上さんを送り出してくれます。
それはいいのですが、なんか不用心に坂上さんの目の前で変身とかしてたけど、大丈夫なのかしら。
多分、「どうせこの子もプリキュアだろう」と油断してたんじゃなかろうか。感覚が麻痺しておられる。

【今年の音】

大変に先輩先輩しておられました。
あえてハッピーさんに敵を仕留めさせたりと、狩りの仕方も教えてくれます。
スマイルさんを甘やかし過ぎな気がしないでもないですが…。
昨年の新人研修は地獄だったそうですが(誰とは言いませんが月光教官のせいで)、おかげで北条さんはあんなに逞しくなれた。
それに比べ、今年は南野教官によるエクササイズとか、北条教官の気合連呼とか、そんなんばっかですよ…。

【今年の笑】

「DX1」は日常の幸せを、「DX2」はチェンジ、「DX3」は共有体験をキーに立ちあがってた。
今回の「NS」では、打てる手を何も持ってない民間人・坂上さんが、無茶を承知で立ち向かい、結果プリキュアに覚醒。
深読みしすぎのこじつけ感はありますが、スマイルさんは「現実は厳しいと分かった上で立ち向かう」話だと思ってるので納得の展開。

スマイルさんもフュージョンの残党狩りを行っていたので、てっきり「既に合流済み」かと思ったのですが、そうではなかったようで。
恐らくはキャンディから断片的な情報しか与えられてなかったのでしょう。
「他にもプリキュアがいる」という重要情報すら伏せられたまま、フュージョン討伐に駆り出されるなんて…。
下手しなくても全滅するところだった。
キャンディの「情報をちゃんと伝えない」が、こんなところまで使われるとは。

あと星空さんの顔面は、映画でも打撃されてました。安心した。

【今年のDX】

冒頭は「DX1」のフュージョン戦から。
但し、フュージョンの形態は私たちの知っている「DX1」のそれとは違うし、戦っているプリキュアも14人ではなく23人。
辻褄が合いません。まぁ突き詰めて考えるのは無粋という気もしますが。

パラレル世界ではないとすれば、対フュージョン戦が2回あったとか。
幻の「DX4」があったんだ、きっと。

そういえば、劇中のニュースでは「十数人の少女により」と説明されていました。
「二十数人」ではなく「十数人」。
矛盾については殊更に解消はしないけど、分かった上で微妙に曖昧にしておこうということなのかな。

【感想】

今回の映画、おそらく「贔屓のプリキュアが活躍していない」という不満を持つ人もいたんじゃないかと思う。
かくいう私も、推しプリキュアは夢原さ……じゃなかった、美翔さんなので、出番は少なかった。
でも大満足です。

もうここまで来ると、プリキュアさんが格好いいアクションして敵を撃破してくれるのは分かり切ってるんですよ。
彼女たちは絶対に諦めない。美翔さん…は微妙だけど、美墨先輩や夢原さんが今さら心折られて敗北するとも思えない。
だから直接的に描写されなくても、カメラの回ってないところでどんな激闘が起きてたかを、極めて自然に想像できます。
むしろ、あからさまに出てこないのが、名誉にすら思える。「伝説の戦士」扱いがこそばゆいです。

プリキュア視点ではなく、一般人視点の話はとても見たかった。
あの偉大なるプリキュアさんたちが、劇中の民間人に「伝説の戦士」として崇められてることに、何とも言えない満足感。
OP歌詞の「永遠の友達・プリキュア」が涙腺に来ます。もうとんでもない所に神格化されてる。

それと同時に、プリキュアさんたち自身はいたって普通の娘さんだったりする。
まぁ十分に異常な娘さんたちですが、素の彼女たちは神格化されてる姿とはかなり違う。
その辺の描写も、とても良かった。

[指摘を貰ったので追記]
 MH・SS・GoGo組は台詞なし。素晴らしい。
 以前の「DX2」のときに、水無月先輩が実質台詞なしで不満が挙がったそうですけど、監督は「必然性もないのに、無理に全員喋らせる方が失礼」と言われていました。
 同意します。とってつけたように、皆で仲良く喋る方がおかしい。
 そういう形ばかりの「オールスターズ」よりも、ずっと嬉しい役回りだった。

 なんといっても「伝説の戦士」扱いですよ。あの、私たちのプリキュアさんが。
 そしてわざわざ描写されなくても、あのお澄まししてる鳥娘が、実は猫背だという知識を私らは持ってる。
 カメラに映ってないだけで、どうせ裏ではバリア割られたり、踵落としに失敗してわたわたしてるんですよ。
 下手に一言二言台詞があるよりも、ずっと素敵な立ち位置です。

 見えないところにいるからこそ、平行した展開が印象付けられる。
 上手いファンサービスだったと思う。
 残念に思う気持ちも分からなくはないけれど、初代プリキュアから代替わりしたおかげで、今でも初代の出番があるように、歓迎して良い変化なんじゃないかな。

見上げて憧れるばかりだった存在は、実はとても身近だった。
というか、距離を感じるのは、自分が弱いからだ。
勇気を出して一歩踏み出せるかどうかが、その差を分けてる。

「NewStage」の名前の通り、今までにない視点の素晴らしい映画でした。

二段変身なし、全員で大砲発射して終わるわけでもなし。最大の激戦はOPという変化球。
でも要所要所で「DX」のエッセンスが使われてる。(出会いのシーンとか)
残すところは残した上で、新しい領域を切り開いたと思う。

来年度がどうなるかは分かりませんが、是非また続きが見たいです。

感想2周目

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感想:第5回まゆラボ祭 盛り上がれ!しゃべりまくりボンバー☆

2012年03月05日 | ライブ・イベントレポート(アニメ系)
気がつけば早第5回。いつもチャレンジな、くどまゆさんのファンクラブイベントに行ってきた。

■第5回まゆラボ祭 盛り上がれ!しゃべりまくりボンバー☆



 日時:2012年03月03日(土)開場:14時/開演14時30分
 場所:渋谷 egg-man
 出演:工藤真由
 ゲスト:鈴木和歌奈

毎回毎回、異なる企画で開催されるくどまゆイベント。
ボーリングやランチショー、学園イメクラ等々と迷走する中、今回はトークイベントでした。
何故それを最初期にやってない。

良くも悪くもプリキュア歌手を卒業なされ、これが一つの節目です。
今後はもっと色んなことに挑戦していきたいとのことで、トークも頑張ってみるそう。
そういえば昨年今頃のファンクラブイベントでは、「絵本の朗読」なる謎の企画が催されました。
無論、後からすればフェアリートーンの予行演習だったわけですが。
ファンイベントで試運転するのは、良い発想だ。どんどんお試し遣いして欲しい。

トーク前半は、くどまゆさんによるこれまでの経歴紹介。
各種雑誌等々でも何度もインタビューに答えられていますが、それらで話されてなかったことまで語ってくれた。
どこまで書いていいのか分からないので詳細は伏せますけれど。くどまゆさんは凄い方だ。ファンをやってて良かったと思う。

後半のトークの相方は、長年の親友・鈴木和歌奈さん。
つくばでデビューした時からの付き合いだそうです。
お題に対しそれぞれ回答するプチクイズ形式で企画は進行。

お題一覧:
 第1問「工藤真由の好きな食べ物は??」
 第2問「鈴木和歌奈は今ハマっている事は??」
 第3問「初めて出会った場所は??」
 第4問「その時の第一印象は??」
 第5問「出会った時と今との違いは??」
 第6問「当時、よくしていた遊びは??」
 第7問「これだけはあなたに負けないわ!!」
 第8問「相手の好きな男性のタイプは??」
 第9問「いまだから言える、あれはないでしょ!的な珍事件は??」
 第10問「お互いの悪いと思うところは??」
 第11問「お互いの好きなところは??」
 第12問「これからのお互いに一言」

第3問。初めて出会った場所は?

工藤真由さん:
 「土浦のウララ」
 「土浦駅のそばのイトーヨカドーの駐車場が、アクターズスタジオの練習場になってて、その時に会った」

待て。
2002年頃の土浦駅そばのイトーヨーカドーの駐車場で、練習してた…?

私、それ見たことある!

確かにいました。踊ってる人たちが。
え、じゃああの中に、幼少のみぎりの初々しいくどまゆさんが混ざってたんですか!
何やってるかな私!どうしてばっちり撮影しておかなかった!そして声をかけなかった!先を見る目がなさすぎる!!

タイムトラベルしたい理由が一つ増えつつ、くどまゆさんのトークは続く。

第8問。相手の好きな男性のタイプは??
第10問。お互いの悪いと思うところは??

鈴木和歌奈さん:
 「(工藤真由の)好みのタイプは、工藤真由を全てにおいて優先する人」
 「(工藤真由の)悪いところは、突っ走るところ」

なるほど。夢原さんタイプだ。
トークを聞くにつれ、どんどん神キュアと被っていきます。
私らがくどまゆに逆らえないのも無理はない。

トークの後は、鈴木和歌奈さんと共にミニライブ。
かつて2人はユニットを組んで、派手な衣装で頑張っておられたそうで。
今回歌ってくれたのは「少女A」と「CAT'S EYE」。どちらも古い。古いですが、くどまゆさんが現役17歳のころに実際に歌っていた曲。
生々しい頑張り方してたんだな、くどまゆさん…。
ていうか2人とも凄いな!ハーモニーといいダンスといい、唖然。



本日のお土産。ゴムバンドとストラップ。
この後のワンマンライブの物販で販売されていたのものの別バージョンです。
嬉しい話だ。

参加者は70名弱でした。見た限り、お子様も1組はおられた。
席は抽選。私は到着が遅れたので、抽選でラッキー…と喜んだものの、残念ながら後方に。
一方、たまたま最前列中央がぽっかり空いてた。(全員くじ運が悪い)

そういった経緯で、その1組のお子様は、皆の勧めで特等席に座らせてもらってました。
良いことだと思う。やっぱりお子様は大事だ。
(蛇足ですが、前回のイベントでは最中にお子様の乳歯が抜ける出来事があった。さすがプリキュア歌手、お子様と縁がある)

去年はくどまゆさんも、相当に落ち込んで悩まれていたようです。
震災の直後、予定されていたイベントは次々と中止。
かといって立場上、簡単にチャリティやったり現地に行くことも出来ない。
昨年後半はかなり調子も崩されてて、見ているこちらも辛かった。
今日のイベントは、そういった面でも節目になったら良いなと思った。

イベント最後に、サプライズで音楽プロデューサーの小西岳夫さんが登場。
恐ろしく貴重な話をしてくれました。
何故くどまゆさんが「プリキュア5」のOPに選ばれたのか、それと今後のくどまゆさんに求めるものは何か。

残念ながら、プリキュア歌手としては一旦離脱ですけれど、今後も応援していこうと気持ちを新たにしました。
10年前にニアミスしてたのも、きっと何かの縁に違いない。

「第5回まゆラボ祭!!」(ご本人様ブログ)


[蛇足]

今回のイベントは、トーク中は写真撮影ご自由に、でした。
沢山撮らせて貰ったけど、公開していいのかは未確認なので温めておく。
くどまゆさんは、大変に素敵だった。

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感想:第4回まゆラボ祭2012年もフルスロットルにGo!!まゆ友*新年会!

2012年01月16日 | ライブ・イベントレポート(アニメ系)
■第4回まゆラボ祭2012年もフルスロットルにGo!!まゆ友*新年会!



 日時:2012年01月15日(日)開場12時30分/開演13時00分
 場所:新宿パセラ
 出演:工藤真由
 内容:
  01. 写真撮影
  02. 食事
  03. トーク
  04. ○×クイズ・抽選会
  05. 写真撮影
  06. ミニライブ
   ・Dreamin’drops
   ・ムーンライト伝説
   ・White Love
   ・KUDOMAYUプリキュアメドレー

(本記事は私の記憶・主観によるものであり、実際の演者の言動・意図とは異なる場合があることをご了承ください)

ドドリー役でお馴染み、くどまゆさんのファンクラブイベント。早いものでもう4回目。
毎回内容が異なってますが、今回はランチショーでした。
今日のくどまゆさんの衣装は振袖。6年前に来た自前だそうで。
和装でランチショーだと、演歌イベントを彷彿とします。こういうのも良い。
歌メインのイベントは各地で行われているので、ファンクラブのスペシャル感のためにも、今後も幅を増やしていってくれると嬉しいです。

不思議なもので、普段のライブだとくどまゆの一挙手一投足から目を離せないのに、こういう形式だと普通に過ごせてしまう。
ご飯を食べていたら、何故か横にくどまゆがいた。
そんな怪奇な2時間。

参加者は70人弱。一つの丸テーブルに6人ほどに分かれて着席。
回を重ねるごとに、見知った顔が増えていきます。
横の連帯もじわじわ生まれてきてる気がする。皆さん朗らかに積極的で楽しいです。

お子様も3組ほど参加されていました。
ドドリーとシリーを抱えてきてる子もいた。
くどまゆだらけだ。

恒例となりつつある くどまゆクイズは、今回は○×形式。
ちなみに過去の頻出問題は「工藤真由の地元はどこか?」。
生まれが東京で、育ちとデビューが茨城なせいで、微妙にややこしい。
それと、さりげなくWikipediaの間違いを指摘しておられた。
確かに若干違うというか…。

クイズの中の1問。

問い:
 「工藤真由が好きなプリキュアは、キュアメロディである。○か×か」

恐ろしい質問です。
そして見た限り、70名弱のほぼ全員が正解していた。
答えは、「×」。

メロディさん:
 (みしり…っ)

何故にこんな当てつけのような設問に…。
1年間ともに戦ったメロディさんとの絆が崩壊していく。
似たパターンで、ブロ子さんとも距離を置かれたことも。23人もいると人間関係も大変です。

色んなところで発言されてますが、くどまゆさんはドリーム派を宣言なされてます。
確か「DX3」の頃に行われた声優さんへのアンケート「会ってみたいプリキュアは?」部門でも、夢原さんは最多得票を獲得。
あの方の求心力は凄まじい。

毎度豪華な抽選会、今回も大盤振る舞いでした。

 ・サイン入りプリキュアカレンダー(5名)
 ・くどまゆさんとのツーショット撮影(2名)
 ・くどまゆさんがいつもつけてる肩こり防止用の謎ネックレス(2名)
 ・お勧めDVD「象の背中」(2名)
 ・くどまゆさんの私物(2名)
 ・パセラさん食事券(1名)
 ・くどまゆさんからご飯を食べさせてもらう権利(4名)
 ・3月3日のワンマンライブ後、楽屋にご招待(3名)

本当に豪華です。最後の一つがわけわからない。

最後はミニライブ。
非持ち歌の2曲は、会場のその場でリクエストを募り、曲が決められていました。
こういうときに、センスのあるリクエストが出来るようになりたいもんです。

決まった2曲は、くどまゆさんがこの道を進むきっかけになった「セーラームーン」とSPEEDさん。
セーラームーンさんとは、今では相棒です。同じく憧れの存在であったMAXさんには、昨年イベントで対面。
「感激して泣いた。後はSPEEDに会うだけだ」とはくどまゆさんの弁。

なお、参加していたお子様の中には「セーラームーン」を知らない子も。時代を感じます。
(というか知っている子もいたことの方を驚くべきか)
くどまゆ曰く「お姉ちゃんが皆の頃にやっていたプリキュアみたいなの」。
間違っていはいない表現だけど、やっぱり時代を感じます。

「皆が大きくなったときに、こんなふうに(セーラームーンで育ったくどまゆさんが今「ムーンライト伝説」を唄うように)私の曲を唄って欲しい」とも言われてた。
強烈に世代継承を感じるな…。確かにこういうイベントに参加するくらいに熱心なお子様なら、将来も唄っていそう。それどころか、将来のプリキュア声優や歌手がいてもおかしくないのか…。

SPEEDは素で踊れるとのことで、即興で振り付け付き。
ご本人ブログでも書かれているように、ノリはほとんどカラオケ。良いことだ。
ちなみにプライベートでカラオケに行った際には、「どれみ」の歌も唄われているそう。それは金がとれる。

書いたものかどうかとも思いますが、昨年からちょっと調子の悪いくどまゆさん。
ご本人もかなり苦しいそうで。
リクエスト曲を挟んで調子が上がっておられたところを見ると、歌というよりプリキュアソングに抵抗があるのかも。
やっぱり見えない疲労が溜まってると思うんですよ。
この手のイベントで恒例のアンケートに「一番遠くから来てくれた人は?」がありますが、該当するのがくどまゆ本人ですもの。(前日には青森でミュージカルやってる)



お土産。相変わらず豪華です。普通に採算割れしていそうで申し訳ないくらい。

次回は3月3日のワンマンライブの前の時間。
予定としてはトーク主体だそうです。
一人8役+主題歌担当の重責から解放された後のくどまゆさんを、改めて拝みたいです。

【蛇足】

昨年の3月11日は、スイートさんのアフレコだったそうです。
くどまゆさんはその時外にいて、現場に行くために駅に向かっている最中。
当初、立ちくらみの一種と思ったとのこと。
当然撮影は中止になったわけですが、メフィスト様役の堀内賢雄さんは徒歩で辿りついたとか。

本来なら雪で行きづらいこの時期に東北でミュージカルが行われているのも、去年の前半は行けなかったら。
昨年末の全歌手・全プリキュア集合のライブも、本来は上半期に行われるはずだった。
わざわざこの記事で勿体付けて書くまでもないことですが、プリキュアさん的にも色んなことがあった年だったと思う。

【蛇足2】

曲目の中の「Dreamin’drops」は、MU$DLさんで配信中。
落とし損ねてて、ライブで初めて聴きました。後で貰ってこよう。

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