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穴にハマったアリスたち

生きてれば楽しい事がいっぱいある!の証明の為のページ。ぴちぴちピッチを大応援。第三期をぜひ!
→新章開始!ありがとう!

感想:週刊少年マガジン(2010年5月19日)、その他

2010年05月19日 | 週刊少年漫画「マガジン」「サンデー」感想
■波打際のむろみさん #44「ハートキャッチなむろみさん」

なにこのエロスなお話。
全ページ全コマから色香が漂ってます。
腹立たしい。

今日もサカナなむろみさん、色気づいてお洒落してみました。
個人的には407ページ4コマ目が可愛いです。むろみさんの△はとても良い。
409ページの隅田さんも可愛いですね。むしろ全部可愛いですね。おさかな天国。

しかし不感症の拓朗くんには一切通じません。彼は異常性欲者。誰か彼を何とかして欲しい。

で、今週の巻末コメントは、今回のサブタイトルどおりでした。
そして世界が繋がっていく。
この際、逆輸入して花咲さんも人魚コスプレすればいいんだ。「魚が好きでたまらなくて、お花が萎れた人を助ける」とかの名目で。

…ダメだ、そういう状況では、花咲さんは絶対着てくれなさそう。問題解決に、プリキュアさんが役だっていない。。

波打際のむろみさん 2 (少年マガジンコミックス)
聖☆ピスタチオ学園 1 (少年マガジンコミックス)

共に6月17日発売。
前回は本屋さん数軒回って最後の1冊を購入しました。
今回はもっと沢山入荷されるようになったと信じたい。

■電脳遊戯クラブ LV[44]「上は大水、下は大火事な~んだ?答えはお父さんに聞いてみよう!」

フライパンは飛んでるじゃないか。

…というのは突っ込んだら負けなのだと思った。意外に罠が多くて、この漫画は油断できない。

■ヘタッピマンガ研究所R LastStep「まとめ?」

ジャンプさんで掲載されていた漫画の書き方講座。
今週で終わりですが、最後のお言葉「ろくすっぽ漫画も描かないうちから、漫画の描き方だけ知ったってしょーがない」に共感。
そしてそれに続く「だからといってアドバイスが無駄なわけではない」にも共感。

得てしてアドバイスがアドバイスだと分かるのは、既に実現した後だし、では無くても同じかと言えばそんなわけでもない。
「この方向で間違ってなかった」は凄く大事だと思う。
(かくいうこれも、「過ぎ去ってから分かる」系の話なのかもしれない)

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感想:週刊少年マガジン(2010年5月12日)

2010年05月14日 | 週刊少年漫画「マガジン」「サンデー」感想
■波打際のむろみさん #43「マネーメイクのむろみさん」

前々から人魚さん好きでしたが、この漫画のせいで福井の空印寺にまで行く事態に陥りました。
世の中、どんなきっかけがあるか分からない。
とりあえず、自分が間違った方向に進んでるわけではないと信じたい。

今週は1ページ目を除き、魚しか出ていない大盤振る舞い。
特に最終ページの助手の方二匹が可愛いです。
ヒトの形をしているのに、サカナの精神しか感じられない…。
そしてその後ろで漂ってるサメの皆さま。
自分たちの置かれている状況をまるで理解せず、魚脳の赴くままに遊泳してるのが長閑。

波打際のむろみさん 2 (少年マガジンKC)

聖☆ピスタチオ学園 1 (少年マガジンKC)

単行本2冊目および「ピスタチオ学園」の販売決定。
「ピスタチオ」は全く読んだことないので、せっかくなので買ってみよう。
こうしてまた、人魚さんのせいで出費が増える。

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感想:週刊少年マガジン(2010年4月28日)

2010年04月28日 | 週刊少年漫画「マガジン」「サンデー」感想
■波打際のむろみさん #42「積年の想いとむろみさん」

むろみさんが…!むろみさんのアイデンティティが…!

リヴァさん:
 「ハイギョをどう思う?」
むろみさん:
 「裏切りモン!!」

良い返事です。
魚の身でありながら肺呼吸を行うなんて、コウモリ野郎と罵られても仕方が無い。
こういう卑怯行為は、即断即決で否定しないといけないのです。

と、そこまでは良かったのですが。

むろみさん:
 「脳みそばっかり小賢しくなりおって」
 「陸への進化を止めたくせに えら呼吸にも戻れん根性無しは滅べばいいったい!」
ひいさん:
 「クジラさん達を悪く言わんで!」

このやり取りは、確かに奇妙です。
むろみさんの回想シーンでも、そのように演出されていましたが、明らかに変です。
だって…

リヴァさん:
 「クジラ亜目は完全な陸上哺乳類から海中に戻ってきたハズやけど?」

そう、奴らは陸上に適応して馬っぽい生き物になった後、忌まわしきバシロサウルスを経て海に戻って行きました。
てっきり、むろみさんの回想シーンは数千万年を圧縮した描写かと思っていたのですが、そういったわけではなく。
彼女の海洋性ほ乳類嫌いは、勘違いによるものだった。

実に嘆かわしいことですが、まぁ魚脳では事実が捏造されるのも無理もない。
最終的には「哺乳類はとにかく敵」という結果ありきの結論に落ち着いたようで一安心です。
クジラ恐怖症の私としては、むろみさんには是非ずっとこのままでいて欲しい。

なお奇しくも今週の「エアギア」で、水棲哺乳類がいかに凶悪であるか描かれています。
奴らは冗談抜きで常識外れの肉食獣です。
「エアギア」さんではシャチがプッシュされていますが、更に体長2倍の「地球史上」最大の肉食獣・マッコウクジラも忘れてはいけません。
ティラノサウルス?サーベルタイガー?そんなもの、現生哺乳類に及ばない。
最強最悪の肉食獣は、今現在、海を泳いでいる。

また巻末の作者さんコメントは何やら納得します。
私もあの映画は見たい。
見た後、ストレスの捌け口がなくて苦労しそうですけれど。

ついでに余談。

「自然の宝庫」ボルネオに123の新種生物 WWF報告(リンク先:Yahoo!)
[引用]
また別のカエルは、世界で唯一、肺を持たず、皮膚だけで呼吸していることも分かった。
[引用終]

両生類のくせに肺なし!
これはこれで裏切り行為と断じ、厳しい態度を取るべきだと思う。
陸にあがっておきながら、肺呼吸を捨てるなんて…!

■ローソンさん

個人的に「マガジン」さんはローソンさんで買ってるのですが、現在「エヴァンゲリオン」特集を開催中。
こういう力任せのキャンペーンは好きです。
とりあえずアスカの姐さんのコーヒーを買ってきた。

箱根のエヴァ店舗にも行くつもりだったのだけど、残念ながら中止されてしまいました。無念です。

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感想:週刊少年マガジン(2010年4月21日)+サンデー

2010年04月21日 | 週刊少年漫画「マガジン」「サンデー」感想
■波打際のむろみさん #41「相関関係とむろみさん」

むろみさんのお仲間の富士さんは、むろみさんが地上に揚がるのが見てられない。
だって地上に出たっていいことなんて何一つないじゃない。
母なる海を後にするなんて、百害あって一利ない。

富士さん:
 「だって私達は水中での生活に特化した体ですもの!!」

一片の揺るぎもなき正論。
魚なのに。何が楽しくて地上に揚がるのか。
むろみさんの中の何かが両生類に進化しかけてるのかもしれませんが、ご自分が魚だと自覚なさって欲しい。

隅田さん:
 「私達の間では尾鰭が美しい程 美人の証なのよ」
 「その美しさ筆頭だったのがむろみさんなわけ」

つくづく勿体ない話です。
陸に揚がるのはまだいい。でもどうして尾鰭を粗末にするのか。
せっかく昔は綺麗で立派だったのに。

富士さん:
 「そーよ人間!」
 「あんたも尾鰭は綺麗な方がいいでしょ!?」

全面的に同意です。
人魚さんの魅力は尾鰭にある。
誰に聞いても同じことを答える。

それなのに、拓朗君の魚になびかない様は異常の領域。
彼は何かの病気なんでしょうか。
まだお若いのに、彼の行く末が心配です。

■絶対可憐チルドレン 214th sense.「トイ・ソルジャー(3)」

コスプレは正義です。
もう言いたいことはそれだけです。
この際なので、女帝の逆コスプレとかみたいです。難しいことは分かりませんが、とにかく見たいです。

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感想:週刊少年マガジン(2010年4月14日)

2010年04月14日 | 週刊少年漫画「マガジン」「サンデー」感想
■波打際のむろみさん #40「空海大決戦とむろみさん」

拓朗くん:
 「この画はオーシャンズで見たな…」

私も見ました。
お魚さんの群れが、イルカ&鳥の大連合によって虐殺される衝撃映像。
イルカどもに完全包囲され、退路を断たれて途方に暮れるお魚さんを、弾丸のように降り注ぐ鳥どもが襲う…。

今回のお話は、そんなお話。
様々な絶技と生存能力を駆使するお魚さんが、食欲のみの鳥に敗北する様は涙すら出ます。
進化の限界が、ここにある。

巻末コメントより:
 「『ネクロマンサー』(ソガシイナ著 シリウス KC1・2巻発売中)」
 「死と生について考えたい人は是非」

普段から「食うか食われるか」の漫画を描き続けている作者さんが、ここまでご推薦なさるとは。
「シリウス」さんはノーチェックなもので、失礼ながら読んだことが無いのですが気になります。
そしてそんな人のために、極めて丁寧に情報を載せてくれる作者さんは、さすがだと思った。

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感想:週刊少年マガジン(2010年4月7日)+サンデー

2010年04月08日 | 週刊少年漫画「マガジン」「サンデー」感想
■波打際のむろみさん #39「板挟みとむろみさん」

むろみさん:
 「何でこんな悪女といっしょなん!」
 「こいつは男をかどわかして生気を吸いとる とんでもない女なんよ!?」
乙姫さん:
 「またそうやって人を陥れるような風説を流布りやがってこの魚ども!!」
 「尾鰭付け過ぎなのよ魚だけに!!」

むろみさんと乙姫さんの主張が噛み合いません。
多分、乙姫さんの言い分が正しいんだと思う。むろみさん、魚だし。
些細なことを根に持って、小さな魚脳が変な風に記憶してるんだろうな…。

というわけで、今までむろみさんが語った「海の不思議」も軒並み怪しくなりました。困ったものです。
まぁお魚さんだから仕方が無い。
それらを全て踏まえた上で、人魚さんの肩を持ってこそ人です。

あと言われてみれば、竜宮城の宴会シーンには確かに人魚は描かれないですね。
愚かな雇用規制を強いるから、乙姫さんも窮地に立たされるんだ。
日本のお伽噺では人魚さんは食用物でしかないあたり、魚をたくさん食べる文化が反映されてるのかもしれない。

■月光条例 第22条[千一夜の月]3「天道&一寸~月光達」

桃太郎:
 「よし!日本一の桃太郎の剣を味わうがいい!」

気合が入ってるのは良いことです。
私も母国の代表的お伽噺にそれなりの愛着はあります。
でもあまりにも相手が悪すぎる。

桃太郎:
 「そ…そんな」
 「いきなり日本一が通用せん!」

そりゃそうです。
相手は「アラビアンナイト」のアラディン。
格が違いすぎる。

…そういえば「アラビアンナイト」には人魚さんが出てきた気がする。ダンダーン。

■マギ 第41夜「襲撃」

一方その頃アラジンくんは、モルジアナお姉さんをアリババくんにけしかけてました。
いや、正確にはお姉さんが何も考えずに蹴り殺そうとしていました。
この娘は…。先週までのアリババくんの過去話を聞いても思うところなしですか。

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感想:週刊少年マガジン(2010年3月31日)

2010年04月02日 | 週刊少年漫画「マガジン」「サンデー」感想
今週読んだ漫画の中では、チャンピオンさんの「刃牙」さんが何かをぶっちぎってた気がする。
作者さんがどこまでマジで、どこまで狂ってるのか全く分からない。
確かに何もおかしなこといってないよ!ごはん食べてもいいじゃない!

…でもなんなんだあの変な空気は。

■波打際のむろみさん #38「桜花爛漫とむろみさん」

むろみさん:
 「海の中は花を咲かす植物 無いけんね」

実はあります。
もっともお魚さん的には、植物なんて餌でしかない。もしくは餌が隠れるところ。
食欲に支配されてる生物に、風流を語ること自体野暮なんです。

…そういえば、お魚さんも季節による変化がありますけど、あんまり「風流」とは結びつけられませんね。
花を見てしんみりしたり、渡り鳥を見てまったりするのに、季節のお魚さんの扱いは「サンマが美味しい」とかそんなんです。
食欲に支配されてる生物が、風流を語ること自体野暮なんだ。



漫画とは完全に無関係なんですけど、現在上野の国立科学博物館で「大哺乳類展」が開催されています。
とりあえず先週、行ってきました。
当初、「大哺乳類展」を「大きな哺乳類の展示」と勘違いして興奮してたのですが、それはともかく。

現在開催中なのは「陸のなかまたち」。
電車のつり広告が秀逸です。動物がずらっと並んで自己紹介みたいなのをしてて、「色々な種類がいるけれど、みんな哺乳類の仲間だよ」みたいな広告。
で、後ろの方でコウモリが、「そして君もね!」とか言ってる広告です。
舐めてるのかと。まさに上から目線ですよ、コウモリ。ヒトがコウモリの仲間なんじゃない。コウモリがヒトの仲間なんだ。
そんな憤りを抱ける人にお勧め。

そして何より、7月から恐怖の「海のなかまたち」が開催されます。楽しみです。
いかに海洋性ほ乳類が醜悪か、ようやく白日の下に晒される。
今度ばかりは「そして君もね!」とか仲間面されないでしょうし。クジラから親戚面される謂れはない!

参加したお子様にトラウマを残すような、恐ろしい展示になることを期待しています。
「陸のなかまたち」ですら、剥製大集合のコーナーでお子様が「死体は怖い」と怯えておられました。
その展示はシカやヤギの仲間だったのですが、比較的なじみのある彼らですらその状況。
もしもこれが、トドやアシカ、イルカ、クジラの剥製大集合だった日には…。
正直なところ、大の大人の私でも泣くと思う。

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感想:週刊少年マガジン(2010年3月24日)

2010年03月25日 | 週刊少年漫画「マガジン」「サンデー」感想
感想を書くのが久しぶりな気がする。

■波打際のむろみさん #37「石拳のむろみさん」

むろみさん:
 「魚と鳥の間に和解は存在せんとよ」

相も変わらず名言の多い漫画です。
お魚さんと鳥娘の間に、和解など存在しない。
「ぴちぴちピッチ」と鳥キュアさんを愛する私としても実感を伴ってよく分かる。

むろみさん:
 「食物連鎖の呪縛からは逃れられんとよ」

これまた名言です。
いかに表面上は理性を発達させようと、食物連鎖の前には無力なのです。
鳥さんがいる。お魚さんがいる。始まるのは鳥による捕食行為のみ。

あまりにも理路整然とした厳然たる事実に、他につっこみようもありません。
どうしようもないですね、お魚さん。
勝てるのは最下等の虫だけか。

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感想:週刊少年マガジン(2010年3月10日)+サンデー

2010年03月11日 | 週刊少年漫画「マガジン」「サンデー」感想
 [むろみの頭も信心から]

 『完全に邪教です』

何をどうすれば、そういう発想が出てくるのか、作者さんの頭の中を見て見たい。

■波打際のむろみさん #35「転落とむろみさん」

拓朗くん:
 「俺 もっぱら堤防釣りなんですけど」
 「そこでリュウグウノツカイとか釣ったこともあるんですよ」
店員さん:
 「あぁーあのグズならあり得ますねー」

それはある日の釣り具屋さんでの会話。
極めて自然に、極めて不自然な会話が展開されます。
案外頻繁に打ち上げられるリュウグウノツカイですが、釣り上げるのは至難の業。
それなのに自然に受け入れられてしまう。
気がつけば、奇怪な現象も日常に。

店員さん: 
 「…貴方、一体どこまで知ってるんですか!?」

それは語らなくても良い事実。
人魚さんや謎生物が徘徊していても、こうして人は共存していくのです。
社会って素晴らしい。

…それはそうとして。
今週のむろみさん、いつにも増して可愛らしいポーズが目立ちます。
愛しの拓朗くんが別の女に興味を示したことに、微妙に反応しているところも愛らしいです。
それなのに、ちっとも色気が無いのは如何なものか。
「マガジン」誌面で、最も露出度の高い娘さんだと言うのに。

■月光条例 第21条[海へ行こう]4 「海で遊ぼう」

藤木さんが可愛いということはさておいて。

狂ったお伽噺と人類の戦いは佳境に。
敵の総本部的な物語がようやく突き止められました。
捕らわれの身の「はだかの王様」から決死の連絡があったのです。

はだかの王様:
 「どうやら我々をここに捕らえたヤツは、我々を人質にとんでもない物を要求するつもりらしいのじゃ!」
 「いいか!無視せよ」
 「誰も取引してはいかん!」

豪放磊落にして情け深い。
アンデルセン童話の英雄・はだかの王様。
その彼をしてここまで言わせる、その敵とは…。

はだかの王様:
 「こちらにも来るなよ!」

はだかの王様:
 「この『アラビアンナイト』の世界にはーーっ!!」

は、はだかの王様ー!
ブツ。ツーツーツー。
無情なまでに通信断裂の音が響く。

敵の正体は「アラビアンナイト」。反則です。
「アンデルセン童話」も「グリム童話」も収録されてる各お伽噺で勝負してるのに。
それを問答無用で「アラビアンナイト」。千一の物語が狂気の牙を剥く。そんなのありか。

こうして月光少年の挑む次なる世界は「アラビアンナイト」となりました。
モルジアナお嬢さんとの激闘が楽しみです。
果たして月光くんは、あの変態少女に勝てるのか。

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感想:週刊少年マガジン(2010年3月3日)

2010年03月08日 | 週刊少年漫画「マガジン」「サンデー」感想
■波打際のむろみさん #34「癒し系(?)とむろみさん」

私はこれまで、拓朗くんに関するコメントを差し控えてきました。
何故なら、人魚さんに好かれている彼に対する嫉妬が押さえきれないからです。
しかしながら今回は看過できません。

経緯はこうですよ。
いつものように釣りをしていた拓朗くんのところに、何故かアザラシが。
そこで拓朗くん、むろみさんを呼び付けてアザラシを故郷に送り届けさせました。

…酷い。なんて酷い。

まずはっきりさせないといけないことは、アザラシは獰猛な肉食獣であるということです。
最大種では体重が3トン、体長6メートルを越えます。
参考までに書くと、ライオンは200キロ、クマは3メートル。絶望を誘う数字であることが良く分かる。

性格も獰猛で知られ、群れでシャチを仕留める習性は非常に有名。たまに漁船が沈められ、ニュースにもなっています。
そして普段の食事は主に、魚。そう、人魚さん大ピンチなんです。
あの忌まわしき海洋性ほ乳類は、人魚さんを食べる。

それを踏まえた上で拓朗くんの行動を振り返ってみましょうか。
まず、腹をすかせた大型肉食獣を発見したと。
そこで自分に惚れている娘さんを電話で呼び付けたと。

むろみさん:
 「たっくん生きとーー!?」
 「アザラシに喰われたりしとらんね!?」

心の底から心配してくれています。
嗚呼、あの人は凶悪な捕食生物と一緒で無事かしら。
しかしかけられる言葉は非情なものでした。

拓朗くん:
 「こいつをもとの生息場所に戻してやってよ」
むろみさん: 
 「ッ!!」

例えるならば、ライオンを娘さんに投げつけて「故郷まで送り届けろ」というようなもの。
喰われます。命がいくつあっても足りません。
同じ哺乳類として信じられないほどの残酷行為。

こうしてむろみさんは、死の危険と隣り合わせになりながらもアザラシを連れていきました。
全ては惚れた男のため。得られた報酬はミミズ一箱。
惚れた弱みにつけこむのも大概にして欲しい。

アカデミー賞 イルカ漁隠し撮りされた太地町「事実誤認、怒り覚える」

ちょうどニュースで流れていたので。
太地町には去年遊びに行き、とても優しくして貰ったのでコメントしてみる。
(最初に書いておくと、私自身はクジラもイルカも食べることに特に抵抗はない。普通に食べました)

私の個人的な考えとしては、「文化だから尊重すべし」という理屈には反対です。
文化だろうが何だろうが、それ自体は免罪符にならない。
現在はイルカを食べなくても生存できるし、職の問題ならば国が雇用問題として解決するべき。

「可愛いから食ってはいけない」はそれなりに正論だと思います。
わざわざ「馬が好き」という人の前で、馬刺しを食わなくてもよいだろう、というのと同程度の意味においては。
豚をペットにしている人に豚を殺して食う様子をわざわざ見せる必要もないし、ヒンドゥー教の人と同席しているときは牛肉を避けるくらいの配慮は普通です。
上の「文化を尊重」という考え方に立つならば、「食わない」というのもまた文化。
よって、相手方の言い分はそれなりに筋は通ってる。

但し、逆に言えば、どんな生物だろうと愛着を持ってる人はいるので、それを言い出したらきりがない。
私らが喰ってる生物は、全て虐殺して貪り食ってることに変わりはないわけで。
それを認識したその上で、「可哀そうだが食う」「別に他に食べ物もあるし特段の理由もないが、何となく食う」で良いと個人的には思ってる。

またそれ以前の問題として、リンク先の映画の場合、「事実と異なることを流している」「一部の事実を悪意的に強調している」というのが気分が悪いです。
生き物を殺して加工する現場を見たら、何であっても引くのが普通ですよ。(というか生き物でなくても加工品の現場を見たら引く)
まぁ実際に見もしないで批判するのもポリシーに反するので深くは考えませんが、見た後に金を落としたことを後悔しそうなので微妙な気分。

ついでに蛇足で書くと、「クジラを食べる」ことには抵抗が無くても、「イルカを食べる」ことには抵抗を感じる人は多いんじゃなかろうか。
クジラもイルカも基本的に同じ生き物です。体が大きいのがクジラ、小さいのはイルカ。中間の連中はクジラと呼んだりイルカと呼んだり。
もしも「イルカ」と聞いて抵抗を感じたのならば、「可哀そうだからクジラを食べるな」という批判に対しても理解を示すきっかけにはなるんじゃないかと思う。(理解と賛同はもちろん別)
コメント (1)
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