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穴にハマったアリスたち

生きてれば楽しい事がいっぱいある!の証明の為のページ。ぴちぴちピッチを大応援。第三期をぜひ!
→新章開始!ありがとう!

感想:週刊少年マガジン(2010年2月24日)+サンデー

2010年02月25日 | 週刊少年漫画「マガジン」「サンデー」感想
■波打際のむろみさん #33「略してコイバナとむろみさん」

人魚さんに言い寄られてるのに、迷惑がってるイルカなんて滅べばいいんだ。

しかし隅田さんにしろむろみさんにしろ、恋愛対象は哺乳類。
大人気です、哺乳類。
変温のお魚さん的には、暖かい人肌が恋しいんでしょうか。良かった、高位動物で。

隅田さん:
 「愛があれば異種族だろうが関係無いだろっつーの!」
 「せめて下半身が人間と同じになれば 結果も違ったかしら?」

下半身がお魚でなくなったら、もはや人魚さんではありません。
外見は人だけど、中身は魚。むしろ化け物レベルが上がってる。
見た目を変えても、中身が変わらないと人にはなれない。人魚さんは大人しく、下半身魚のままでいればいいんだ。

…尾びれを持ち上げるのは、「行儀が悪い」という認識なんですね。基準がよくわからない。

あと年下の姉最強理論を実践されてる作者様が羨ましいです。

■マギ 第36夜「霧の団」

いつの間に、モルジアナのお嬢さんの奇行を観察する漫画と化したんだろう…。
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「波打際のむろみさん」 第1巻 発売

2010年02月17日 | 週刊少年漫画「マガジン」「サンデー」感想
本日2月17日は、「波打際のむろみさん」の記念すべき単行本1巻の発売日。
めでたいですね。近所の本屋さんには入荷されていませんでしたが。
今日発売の「マガジン」さんによれば、九州地区では本屋という本屋に溢れかえるほどの大キャンペーン中だったそうなのに。



波打際のむろみさん 1 (少年マガジンコミックス)

それでも負けじと寒空の下、探し歩いて3軒目でどうにか見つけて買ってきました。
新刊の平積みコーナーには置いてなかった。既刊の本棚にこっそりと1冊だけ。
人魚さんに対する不当な風当たりの強さを感じます。どこの組織の陰謀ですか。

収録の作者さんコメントによれば、「やっつけ仕事で描いた」。
確かに、時間があったはずの読み切り時代の方が絵が適当という謎現象が起きている。
まぁ人魚さんですし。気合入れられても困りますし。所詮、お魚。

本編については、週刊誌掲載時に感想を書いてるので割愛。
ただ改めて読むに、つくづく名言が多すぎます。

 「えら呼吸もできんくせに水の中に戻ってきたっていう根性が気にくわんね」
 「うまいこと人間に取り入って おまんまにありつくその甘えた根性がムカツくったい!!」
 「淡水でしか生きられんような魚のどこがいいと?」

今まで誰も言わなかったタブーに切りこんでおられます。
みんな薄々感じてはいたはず。クジラやイルカの醜悪さを。
言いたいことも言えないこんな世の中、「むろみさん」の意義は非常に大きい。

とりあえず描き下ろし四コマの「むろみさんを抱きしめて」が好きです。
ありがたみないですね、魚を抱きしめても。
ぬめぬめして、しかも冷たい。

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感想:週刊少年マガジン(2010年2月10日)+別冊少年マガジン+サンデー

2010年02月12日 | 週刊少年漫画「マガジン」「サンデー」感想
■波打際のむろみさん #31「チャレンジ精神とむろみさん」

2月17日は単行本1巻の発売日!
みんなで人魚さんの訴求力を世に知らしめよう!
知らしめたところでどうなるものでもないけど知らしめよう!

今週は原点回帰で、むろみさんの産卵ネタ。
魚です。何の脈絡もなく卵を産みます。大量に。
そして無意味に卵は死滅します。
生存競争に勝つために「大量に生み、大量に無駄にする」という戦略を採択した悲劇がここに。
むろみさん…。

とりあえず、こんなエロスな究極状況に置かれてなお、むろみさんの誘惑に負けない拓朗くんは変態だと思う。

■スクールランブル

何の脈絡もなく、突如別マガさんで復活。
ちなみに表紙は八雲さんです。姉さん、立場ない。
あと私は部長派です。

■進撃の巨人 第6話「少女が見た世界」

巨人さんにひたすら食われる話。

…なのですが、何と今月号は巨人さんによる死者数ゼロ!馬鹿な!
しかも巨人さんの死者数1!馬鹿な!
この漫画の根底が崩れ去ったこの瞬間。
ようやく作者さんも気がつかれたらしい。
このまんまのペースで主人公キャラを食われ続けると、連載が成り立たないことに。

■どうぶつの国 Word.6「春の日差しは全ての動物に」

前々から思っていましたが、作者さんの頭は病んでると思う。
「ガッシュ」や「玄米ブレード」の頃から好きです。ええ。
でも病んでると思う。ええ。

■カウントトラブル 第4話「雄弁な矢印」

「10」の数字をキーワードにしたラブコメ魔法漫画。

今月の別マガさんは「どうぶつの国」の4コマ特集。
連載中の各漫画家さんが、「どうぶつの国」をテーマに4コマ漫画を掲載されています。
目玉漫画の宣伝を行うととともに、各漫画の宣伝にもなって一石二鳥の良い企画。

で、「カウントトラブル」作者さんによる4コマには「今月号の魔法は切ない」との編集者のコメントが書かれていました。
た、確かに切ない。
この状況、どうすればいいんですか。どうしようもない気がする。もしも私が同じ状況に置かれたら、とりあえず魔女っ子の手を10分間握りしめると思う。

■さんかれあ 第3話「さんか…れあ」

彼女がゾンビと化したなら…という思いついた時点で勝ちのようなアイデアの漫画さん。
別マガさんはそんな変化球漫画ばっかりです。
連載開始から3ヵ月目にして、とうとう娘さんがゾンビ化なされました。

王道でいけば、この後徐々に人間性を失うパターンかと思いますが、結末がさっぱり分かりません。
まぁゾンビな彼女を焼き払うか、共存するか、全人類ゾンビ化するかの3択でしょうけど、どれを選んでも救いがない。
作者さんは異様な変態嗜好に定評のある方なので(注:私評価)、ろくでもない展開になりそうで期待。

■恋忍 11「聖域の乙女」

創刊号からこれまでの巻末コメントを転記します。

10月号:
 「念願の初連載ゲットだよ!いつか夢は叶うって信じてた!」
11月号:
 「ひどい漫画で本当にすみません。次こそは完璧に…精一杯頑張ります!」
12月号:
 「姪っ子と映画を観に行きました。大人にはペンライトくれないのね。」
1月号:
 「HP「ヨネコんち」開設しました。みんなでおうちでゆうごはーん。」
2月号:
 「今年こそ…読者のハートをキャッチして、順位1桁ゲットだよ!」

そして今月号の巻末コメント。

3月号:
 「腹もペコちゃんだし夜食でも食ってひと息つきました」

わ、分からん…。
これはどういう暗号ですか。
私が無知なのが悪いとは思うんですが、難しすぎて頭を抱えます。

なんかこういう紹介の仕方は失礼ない気がするので補足しますが、漫画本編も好きです。
今月号は、とうとうヒロインが出てこなかった。
何を考えてるのか分からなさ過ぎて、とても楽しい。

■絶対可憐チルドレン 205th sense.「キャット・ウォーカー(4)」

「マガジン」さんの感想ばっかりの中で恐縮ですが、最近の女帝の色気要員ぶりには一言言いたい。
女帝はそんな安い女じゃないんです。もっとやってください。
良いですね。夏服バージョンの女帝さん。

ところで今号で「いつわり人」がクラブサンデーへ。
好きな漫画だったので残念ですが、クラブサンデーさんにも手を出すか。
こういう「続きは別媒体で」に慣れきってるもんだから、テレビ番組で同じことをされても全く抵抗を感じないんだと思ってみた。
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感想:週刊少年マガジン(2010年2月3日)

2010年02月03日 | 週刊少年漫画「マガジン」「サンデー」感想
栄えある単行本第1巻の発売日は2月17日(水)!

波打際のむろみさん 1 (少年マガジンコミックス)

■波打際のむろみさん #30「内輪もめとむろみさん」

人魚さん:
 「あいつは魚類やない」
 「肺呼吸の哺乳類なんやでぇ!!」

哺乳類でありながら海で生活する。
そもそも肺呼吸を獲得したのは陸に上がるためだったはずなのに。
頑丈な骨格を手に入れたら、再び母なる海に出戻りですか。なんたる我儘。

そんなわけでクジラを狩り立てる人魚さんと、物を知らぬ小魚の争いのお話。
「肺呼吸のくせに」が罵倒として成立することに違和感を覚えない体になったのはいつからだろう。
海の平和のためにも、淡路さんには頑張っていただきたいものです。

…サカナの癖にメイド服着たりしてるのは、肺呼吸生物が海に潜るより何かを冒とくしてる気がしないでもないような。
というか、扉絵は延々コスプレシリーズなわけですが、メイド服や学生服に混じってシュモクザメのコスプレだの唐揚げプレイだのが混ざってます。
むろみさん的には全部並列なんだろうか。サカナの考えることは分からない。


ところで対クジラの話が出たので。
個人的には賛成反対どちらの意見も持ってないのですが、捕鯨関連のニュースを見て思うことがあります。
特に最近のオーストラリアあたりの捕鯨反対に対する批判について。

 1. クジラは可哀そうだと言うのに、カンガルーを殺しているのは欺瞞だ。

 →彼らは「クジラは賢いから」という理由で贔屓しているのであって、「動物を殺すな」を主張してるわけではない。
  だからこの反論は的外れ。

 2. 他国の文化に文句を言うな(その1)
 
 →日本近海ならいざ知らず、人の家の庭先でやってる時点で「文句を言うな」は成立しない。
 
 3. 他国の文化に文句を言うな(その2)
 
 →捕鯨自体は昔からやっていても、「最新装備で南極近辺まで行って捕鯨」なんてごく最近の話です。
  伝統文化でもなんでもない。
 
 4. 他国の文化に文句を言うな(その3)
 
 →そもそも、文化だからと言えば何でも通るわけではない。
 
 5. 捕鯨で生計を立てている人がいる。
 
 →それは国内の労働問題であって、職の斡旋なり援助なりで解決できる話。

私自身は本気で「クジラが怖い」と感じてる人なので、食おうが食うまいが特に意見は持ってない。実際、普通に食べるし。
ただ理屈になってない理屈はイライラするので書いてみた。
(蛇足。「日本近海ならどうなんだ」とか「賢いとはどういう基準だ」とかは主題と外れた話なので扱いません。くどいようですが、捕鯨反対を主張したいわけではないので)

■進撃の巨人 ~特別編~「リヴァイ兵士長」

別冊マガジンさんで連載中の絶望漫画。
巨人さんが人を取っては食い、取っては食いするそんなお話。
私の選ぶ「作者さんは先の展開を何も考えてないだろ」漫画部門の第1位です。

今回は週刊の方に宣伝で短編掲載。
「もうしま」でも取り上げられているし、編集部さんの期待が伺えます。
個人的にも別マガさんを購入する原動力の一つなので応援したい。

掲載された短編の感想。
何が驚いたって、兵士長さんが食われなかったことにびっくりですよ。
もはやこの漫画は、

 「主人公が悲壮な決意を固める」→「巨人に食われる」
 「輝かしく夢を語る」→「巨人に食われる」
 「期待の最新兵団が出撃!」→「巨人に食われる」

という一連のオチが約束された漫画だと思っていたのに。
この兵士長さん強い。本当に人間かと思うほど強い。だって食われなかったんだもの。
今までの壮大な食われ劇は、この演出効果のためだったんだろうか…。

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感想:週刊少年マガジン(2010年1月27日)+週刊少年サンデー

2010年01月27日 | 週刊少年漫画「マガジン」「サンデー」感想
■波打際のむろみさん #29「流行り病とむろみさん」

鯉ヘルペスは怖い…。
個人的にはつりがね虫とかも嫌いです。
お魚さんには敵が多い。

編集コメント:
 「余計なことを一切やらずに、友達の頼みを聞く川端くん…これぞ男気ってもんです!」

「川端くん」とは、むろみさんのご友人の河童です。
「余計なことを一切やらず」にしたことといえば、「引っこ抜いたら動物が死ぬ茸」(むろみさん談)と謎のエイリアン草を煎じたことです。
「友人の頼み」とは、上記の材料で薬を作り病人に投与することです。

その一連の過程を目の前で見せられ、「魚どもの思考はヤバイ」ということを認知しているにも関わらず。
向島くんは薬を飲むことを決意しました。人魚さんの頼みを断らない、立派な男です。
果たして真に男気があるのは誰なのか、編集さんに訴えかけたい。

2月17日発売の単行本ですが、マガスペ掲載の4コマ漫画も収録だそうです。
毎週新しい宣伝が追加されていくのが何やら凄い。
発売日は2月17日!みんなで買おう!

巻末コメント:
 「ファンレターどうもありがとう」
 「くれる人は、ちゃんと自分の名前と住所を明記しないと返事が出せないので、よろしくです」

裏を返せばお返事が貰えるようです。お忙しいはずなのに良い方だ。

■巻末コメント(週刊少年サンデー)

今週のお題は「漫画家になろうと決意したのいつ?」。
各漫画家さんの返答は、それぞれに特徴的です。
思えば私が今の職を選んだのは何がきっかけだったのだろう…。そんなことを思ってしまった。

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感想:週刊少年マガジン(2010年1月20日)、週刊少年サンデー

2010年01月20日 | 週刊少年漫画「マガジン」「サンデー」感想
■波打際のむろみさん #28「安寧とむろみさん」

単行本第1巻は、2月7日発売。
短期集中連載分の5話も収録し、作者さんのコメント付き。
毎週毎週、扉絵できっちり宣伝が行われてるのが好感度大です。

本編の感想としては、基本的にこのやり取りが全て。

イエティ:
 「むろみさんの体、冷たくてちょっと寒いけど……」
むろみさん:
 「スマンね、変温動物で」

サカナですから。変温動物が、冬のヒマラヤに登るな。

■エデンの檻 第52話「Knock down!:倒れる!」

謎の島に漂流した学生さんたちを待っていたのは、絶滅したはずの太古の生物たちでした。
それ以来、数多の哺乳類や海洋生物に襲いかかられて来ましたが、今回の敵はアルゲンタビスことでかい鳥。
翼長8メートルとかいう「そんな生き物存在して良いわけが無い」と訴えたくなるような化け物です。
空から降る絶望に、しかし学生さんたちは果敢に戦いました。
そして。

学生さん:
 「アルゲンタビスが逃げてく…!!」
 「じゃ、じゃあ…もしかしてオレ達、アイツらに…」
学生さん:
 「ああ……!勝ったんだ」
 「倒したんだよオレたち…!」
学生さん:
 「初めてだな…」
 「この島に来てからさ。動物と闘って勝ったのって」

1年間にも及ぶ連載で、挑んでは食われ、逃げては食われ、何もしなくても食われてきた学生さんたち。
とうとう巨大生物を倒すに至りました。
喜びが止まらない。先に逝った学友たちにも、これで顔向けできる。

学生さん:
 「どーするよ、この鳥」
学生さん:
 「ヤキトリだヤキトリ!」

倒したから、食う。
学生さんたちも、大分この島に毒されてきました。
ていうか出てくる太古の凶悪動物が現在では絶滅しているのは、かつて人間が狩りつくしたからです。
動物たちに言わせれば、凶悪生物はどっちだと。
人類の夜明けは近い。

■マギ 第31夜「宴」

モルジアナの姉さんのエロス具合がおかしいここ最近。
戯れに奴隷を解放してみたところ、かつての恩人アラジンくんと再会しました。
めでたしめでたし。

アラジンくん:
 「ホラ、前に話したじゃないか、『迷宮』で出会った強い女の子さ」
兄さん:
 「ほー。このねーちゃんが例の…」
 「カベを素足でかけ上がるという…」

第一印象がそれか。
確かにお姉さんの最大の特徴はそれですけれど。
裸足で石畳を踏みぬき、垂直の壁を駆け上がる女。

そんな人間兵器をしっかり飼いならしていた領主様は、紛うことなく天才だったのだと思う。

■ハヤテのごとく! 第256話「question me」

たっくんは…放置…か…。

■絶対可憐チルドレン 202nd sense.「キャットウォーカー(1)」

社会人になってからの生活を振り返るに、賢木先生の言葉を実感します。

■最上の命医 第99話「帝王大の良心」

そんなアドバイスを全力無視して、真中さんは告白なさいました。人前で。

桐生さん:
 (さ…さすが俺が認めた女…)
 (まさかこんなトコで告っちまうとは…クレイジーだぜ!)
瀬名さん:
 (凄い!凄すぎるわ真中さん…!)
 (私、アナタには絶対敵わないって今確信しました!)

あのお姉さんは美人さんなのに、控えめに言って頭がおかしい。

あと今回話題に出たアレルギーですが、冗談抜きで命にかかわります。
特にピーナッツはとてもやばいらしい。
「恋人が数時間前に食べたピーナッツのせいで発作が起きて死亡」という例もあるくらい。

■月光条例 第18条[血のハート]16「執行」

狂ったお伽噺の襲来を受ける現代社会。
現在の襲撃者は「桃太郎」。
おそらく日本で最も有名なお伽噺の一つです。

犬猿雉のお供も引き連れ、桃太郎は暴れ狂う。
『日本一の桃太郎』。
その肩書は伊達じゃない。かつてない危機が、世界を襲う…!

…でも。

猿:
 「女ァ…何者だァ!?」
雉:
 「貴様は誰だ!?」

???:
 「あたしたちが誰かわかんないのォ?」
 「ホント…これを見てもわからないかしら」

シンデレラ&赤ずきん:
 「世界一有名なキャラクターよ」

桃太郎:
 「おのれら、助っ人を頼んだとてこの日本一の桃太郎に、勝てるとでも思うたかァ!!」
月光くん:
 「思ってるよ」
 「こっちは、世界一だ」

何たる爽快感。
たかが島国のマイナー物語「桃太郎」を、圧倒的な火力でねじ伏せるヒロイン様には惚れるしかない。
きび団子で野生動物と仲良くなってる平和ボケした物語が、一歩森に入れば即座に食うか食われるかの死闘を始めたり、平和の象徴であるハトですら牙をむく西洋物語に勝てるわけがない。

シンデレラ&赤ずきん:
 「ね、赤ずきん。じゃあ、あのコ達の名前わかる?」
 「いやねえ、シンデレラ。あたしがこんな辺境のマイナーなキャラ知ってるワケないじゃなーい」

今週はその決着編。
こんな化け物と戦う羽目になった猿と雉には気の毒という他ありません。
鬼の方が、よほど可愛い。
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感想:週刊少年マガジン(2010年1月13日)、他

2010年01月15日 | 週刊少年漫画「マガジン」「サンデー」感想
■波打際のむろみさん #27「価値観とむろみさん」

昔々の遠い昔。
むろみさんはそれはそれは立派で雅な尾鰭を持っておられました。
本当にもう立派で雅な尾鰭です。
とにかく物凄く立派で雅です。なんと三つ又ですよ!謎の分枝も生えてますよ!
なんたるエロス。違った、雅。

富士さん:
 「むろみさんのようになりたい――――」

人魚娘の憧れの的、それがむろみさん。
だけどそれは昔々の遠い昔のこと。
時は極めて残酷に流れました。

富士さん:
 「む、むろみさん!おっ…お……尾鰭が……!!」

陸に上がる悪い遊びを覚えた むろみさん。
地面と擦れて擦り切れて。
立派で雅でエロスだった尾鰭は、見るも無残な有様に。

富士さん:
 「ダメよ!陸に上がっちゃ!!」
 「だって私達の体は陸上には適してないじゃない!」

正論すぎます。だってサカナなんだから、何故に地上に上がる。
でも人魚さんは陸に上がる生き物なんです。
何の意味もないのに、わざわざ。そして地上に毒される。

こうして純情なむろみさんは、「尾鰭<胸」という地上の価値観に染まってしまいました。
富士さんの「尾鰭至上主義」および「胸がでかくても泳ぎの邪魔になるだけじゃないか」という正論も通じない。
何と言うか、「泳ぐ」ギミックのみに価値観を見出してる富士さんの方が人間離れしているのですが、事実、人間ではないので間違ってない。
頭がおかしいのは、むろみさんなんです。
お魚さんなのに、海中の価値観を捨てて、泳ぎの邪魔になるようなことばっかり覚える むろみさんが悪いんです。

富士さん:
 「憎い!」
 「むろみさんを変えてしまった地上が!」
 「変わってしまったむろみさん自身が!!」

何もかもが正論すぎて、富士さんへの感情移入が止まりません。作者さんは、頭がおかしい(結論)

■君のいる町 #75「置き手紙」

4コマ特集の「成人したらできること」を読んで、神咲さんの評価が急上昇しました。
ご苦労されている。
そして本編でも健気過ぎる。未練あってもヘーキ!ホントに大丈夫!

後、「あらすじ」が地味に良い味出してることに、今気がついた。

■貧乏神が! Round 25

唐突ですが、ジャンプスクエアさんから。
だって唐突に人魚さん出してくれるんですもの。
しかもちゃんとただの魚脳です。良いものを見た。
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感想:週刊少年マガジン(2010年1月6日)+別冊少年マガジン(2010年2月号)他

2010年01月12日 | 週刊少年漫画「マガジン」「サンデー」感想
■波打際のむろみさん #26「来る年のむろみさん」

 「リュウグウノツカイが揚げられると天候が崩れる」

そんなマイナー都市伝説が大前提になってる漫画です。

 「お魚さんだから寒さは平気」

そんな理不尽な理屈がまかり通る漫画です。
 
 「どんなに毒づいていても、むろみさんは常に『さん』づけ」

そんな人魚さんに優しい漫画です。

何はともあれ扉絵の むろみさんが犯罪級に可愛いです。
もはやサカナなんだかトラなんだかネコなんだか分からない。
とりあえずヒトではないことだけは分かる。

2月発売の単行本ですが、20ページ超えの書き下ろしだそうです。
普段の連載が6ページなので、都合4週間分がついてくる。
これは買うしかないですね、ええ。(さりげなく宣伝)

■恋忍 9「そういう設定の巻」10「驚愕の真実…!!の巻」

話が全く進んでいないのに、設定だけは果てしなく破綻していくこの漫画。

マスコット的何か:
 「そもそもあの設定自体が無理あるでござるよ」
 「特に『年下のおねえちゃん』って一体なに…?」
ベストジーニスト:
 「いやそれは普通にわかるけど…?」
妹的何か:
 「わかるでしょ?常識的に考えて」

全くです。「年下の姉」。それは最強のキーワード。誰だって常識的に分かる。

プリキュアさんもそういうアグレッシブな姿勢が必要だと思うんですよ。
気がつけばプリキュアさんも来年度で17人。いい加減キャラも被り始めます。
ここは一つ、チャレンジ精神を如何なく発揮して欲しい。いえ、私がそういう娘さんが好みだとかそんなんではなくて。

…とりあえず巻末コメントに敬意を表してみた。
たった一人、謎の縛りの元で戦う作者さんにエールを送りたい。
来期のプリキュアさんの決め台詞は、コメントには大変使いにくい感じですが、ご武運をお祈りいたします。

■ウィザードリィZEO episode5「誘惑」

村のツインテールの娘にどぎまぎします。
夜の宴では微妙にツイン具合を変えて、そばかすをお化粧で隠してるあたりが特に。
それともあの娘は双子の姉とかなんだろうか。それはそれでどぎまぎ。

■SKET DANCE 第120話「ストップ!ジュバンニ」

この手のネタのたびに書いてる気がしますが、いつもの如く。

スイッチさん:
 「クイズです」
 「何でもできる全知全能の神様が居たとします」
 「さて、その神様は『誰にも持ち上げられない重たい石』を作り出すことができるでしょうか」

全知全能だから作れないはずがない。
でもその石を持ち上げられなかったら全知全能じゃない。
持ち上げることが出来たら、石を作ることが出来ていない。

非常に有名な矛盾の問答です。
「よって神は矛盾している…と考える浅はかな人を笑うための問答」というジャンルで。
キリスト教を知っている人間なら即答できる問答なので、この手の「一見答えのない2択」は小説や魔女裁判でも見かけます。
「赤毛のアン」でも、史実のジャンヌダルクでもこのネタが出てくる。
そんなわけで、もしもキリスト教の勧誘を受けた時は、相手がちゃんとキリスト教を知ってるかどうかの試金石代わりに使うと便利です。

回答は「私にはわからない」。
回答を考えようとするその行為自体がキリスト教的には誤りなので、「分からない」が正解になります。
(または「神は居ながらにして全てを持ち上げ、また持ち上げていない」)

「人は無知である」が大前提にあり、「大体『全知全能』なんてものを理解できるわけがない」というのが根幹にある宗教なので、本質的におおざっぱで適当なんですよ、キリスト教は。堅苦しいイメージを持たれがちですけれど。

余談ですが、仏教におけるこの手の試金石って何なんでしょうか。
「人生は苦しみのはずなのに、生に感謝するのは何故なのか」あたりを使ってるのですが、今ひとつな気がする。
まぁそんな頻繁に勧誘と遭遇するわけでもないので、どちらも数年に一度使うかどうかの豆知識なのですけれど。

それと後先になりましたが、「SKET DANCE」は結構好きです。
最初は何となく毛嫌いしてたけど、読んでる内に好きになった。
ちゃんと一貫したオチをつけるストーリーギャグ漫画って貴重だと思ってみる。
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感想:週刊少年マガジン(2009年12月23日)

2009年12月23日 | 週刊少年漫画「マガジン」「サンデー」感想
■波打際のむろみさん #25「往く年のむろみさん」

マーライオンの芸が成立するのは、奴らは基本的に水の中に居るので、「口から水を出す」行為それ自体が非日常でちょいウケなのだろうと分析してみる。
そもそもマーライオンが実在していてもおかしくない世界なので、「人間の描くマーライオン像はこんなに滑稽だ」的要素でも笑えるのかもしれません。(私らが西洋の奇天烈忍者とかを見て笑う感覚)
もしくは単に魚脳なので、箸が転げても笑う程度の知能なんだ。下等生物万歳。

それはそうと、魚に釣り針をプレゼントするとは、なんてエロティックな。
君を釣って食べちゃうぞ的意味ですよね。
対人間で言うならば、首輪を贈るようなもんですよ。何考えてんだ釣り少年。

そんなわけですっかりその気になったのに、すげなく焦らされるむろみさんが哀れです。
卵生生物のくせにどんな行為に勤しむ気だったんでしょうか。
人魚さんの価値を分かっていない釣り少年に、天罰が下ればいいんだ。

あと単行本が2月17日に発売予定。嬉しいです。

■GE ~グッドエンディング~ 第17話「アンダースタンド」

何やら作者さんのブログが大変なことになってるそうで。

 「少年マガジン」作者ブログ閉鎖 ネット批判に「心折れた」

思うことは二つあって、第一に確かにチャレンジャーな展開を選択したなぁと。
現実で考えればさもありなんな展開とはいえ、例えば漫画で「最強の格闘家」のプロフィールが20勝5敗とかだったらかなりテンション下がります。そんな設定に何の意味が。
リアリティがあれば良いってもんじゃない。

ただ私は批判行為は全て悪と思ってるので、作者さんのブログにまで押しかけたのには同意できません。
(特定個人や特定コンテンツを名指しで批判するときは、対象を完全に叩き潰したいときだけにすべきと思ってる。批判によって相手が伸びることはまず無い)
今週号の巻末コメントを見るに、まだ引きずっておられるようなので、早く立ち直って欲しいと願っています。

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感想:週刊少年マガジン(2009年12月09日)

2009年12月18日 | 週刊少年漫画「マガジン」「サンデー」感想
合併号とはいえ一週遅れなので、むろみさんの真理を突いたありがたい一言だけで終わりにする。

■波打際のむろみさん #24「トラウマとむろみさん」


むろみさん:
 「滅べ!!ハクジラ亜目マイルカ科!!」





 

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