Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

里帰りした珠玉の陶磁器「ノーマン・ロックウェルの世界」展@名古屋陶磁器会館③

2014-03-05 22:12:12 | 旅・再発見
市民の日常生活を描いて人気の高いアメリカの画家:ノーマン・ロックウェル(Norman Rockwell、1894年~1978年)の絵を題材にした陶磁器作品は1950年代を中心に瀬戸・美濃地方で製造され、その大部分が名古屋の商社を通じて米国に輸出され、国内には残っていません。
この『里帰りした珠玉の陶磁器(森 公作コレクション)「ノーマン・ロックウェルの世界」展』はその貴重な磁器の絵皿や人形が今回約300点展示される展覧会です。(3月9日まで)

入口で迎えてくれるノーマン・ロックウェル本人でしょうか、そのノベルティ。
でも、左に置かれている絵皿を見ると、画家は背中をこちらに見せて座っているではありませんか。
オリジナルの絵は絵皿に写されていますが、立体のノベルティはこの絵を見て瀬戸の職人が画家の鏡に映る正面の姿を手がかりにオリジナルとは逆の方向から画家本人を製作したんですね~。
す、すご~い
 「展覧会にあたって」クリックで拡大
絵皿は転写だということですが、その仕事の細かいことに驚かされます。
そして、それをまさに3D、立体にする豊かな想像力と確かな技術!!
 
どの作品も生き生きして、まるで動きだしそう。
とにかく全てが細部にまでこだわって作られています。
 
それこそ、髪の毛からつま先まで・・・。
 
凄いものを見せてもらいました!!
 
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2 コメント

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おはようござまーす (Puff)
2014-03-10 11:07:05
うわー、ノーマン・ロックウェルですか!
私も大好きですよ~
イラストはよく目にしますが、陶器は見たことないです。
なるほど、瀬戸の陶磁器で里帰りだったのですね。
これは貴重なものをみることが出来ましたねぇぇ

画家本人の立体像と絵皿は素晴らしいですね!
その見事な職人芸にためいきが出るほどです。

かねてより、アメリカに行くならバークシャー。
そこにあるロックウェルの美術館に行きたいと思ってましたが、行けずじまいです。
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Puffさま~☆ (rubicone)
2014-03-11 00:12:07
こんばんは!!
お好きでらしたのですね~!!
彼の作品のファンはとおっても多いですものね。
これは、彼の平面の作品を立体にして輸出したという作品たちの展覧会でした。
これだけの物を作り出すという、その当時の職人の確かな技術と繊細な仕事に、思わずため息が出ました。
たまたま、だったのですが、見られてラッキーでした。堪能しました。

Puffさんがいつの日かロックウェルの美術館に行けますように!!
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