Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

朝食、昼食、そして夕食

2013-05-09 23:56:04 | 映画 た行
           
2010年/スペイン・アルゼンチン/107分
原題:18 comidas
監督:ホルヘ・コイラ
脚本:アラセリ・ゴンダ、ディエゴ・アメイシェイラス
音楽:イヴァン・ラクシェ、ピティ・サンス
出演:ルイス・トサル 、フェデリコ・ペレス・レイ、ビクトル・ファブレガス、エスペランサ・ペドレーニョ、ペドロ・アロンソ、セルヒオ・ペリス=メンチェタ、ビクトル・クラビッホ 、クリスティーナ・ブロンド

GW最終日に出会った作品。
スペイン巡礼の最終地のガリシア州サンティアゴ・デ・コンポステーラを舞台にした作品で原題の『18 comidas』そして邦題の『朝食、昼食、そして夕食』からも容易に推察できるように、食事を通しての出会いと別れが描かれる。
全体は朝食・昼食・夕食の三部で構成され、各部分で食事を摂りながらの登場する人々の様子、会話そしてその背景にある彼らそれぞれが抱えている、あるいは抱えきれない「もの」をさりげなく映し出す。そして最後の夕食を摂って一日が、どの人にとってもそれぞれの一日が静かにまた賑やかに、あるいは苦くそしてまた楽しく終わっていく。
食、という生命に直結する一つの要素を扱うことで描き出される人生の重さ、人と一つの食卓を囲んで食事を摂る、ということの意味を胸の中で反芻していた。
そして、お腹が減る映画だった
そしてこの作品の中での発見の一つは、誕生日のパーティーの中で聴けた&見られたのはガリシア州の伝統楽器「ガイタ」!!(イギリスだとバグパイプ)以前、この楽器の演奏を聴いた時の印象とは全く違い、ここでは生活に溶け込み、人々に愛されている身近な楽器として登場していたことで、以前感じていた違和感が払拭されようやく自分の中ですとんと腑に落ちた気がした。

この日は入場者プレゼントで「Estorella Galicia/エストレーリャ・ガリシア」というビールをゲ~ット  
                 
コメント
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