Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

咲き始めたカタクリ

2009-03-20 23:57:17 | 自然
今日、山道を通りかかったら、杏の木の下に腰掛け用の縁台がしつらえてあったので「おや?!」と斜面をよくよく見てみたら、可愛らしいピンクの花がちらほら咲き始めていたのでした。
            
去年、カタクリの花についての記事は4月3日でしたから、今年の花は約半月ほど早くなってるのですね。しかも、今まではたいてい、桜と競い合うように同時期に咲いていたと記憶しているのですが今年は桜に先駆けてもう稲荷山公園の斜面の群生地で花開き始めています。

風に揺れて、しおらしい。昼間はカールしている花弁が夕方でもう閉じようというところ。            

縁台の後ろにはカタクリについて、絵入りの掲示がありました。
            
そして、この図の下には
「~もののふの八十おとめらが酌みまがふ 寺井の上の堅香子の花~大伴家持 万葉集 」
という歌が紹介され、続いてカタクリについての詳しい説明書きがしるされていました。カタクリに因んで、このような歌が・・と、時を越え、ゆかしい気分にひと時浸ってました。
もっとも既に夕方で、この掲示を眺めていたのはちょうど所在なさげに縁台の上にいたフワフワ毛の猫ちゃんとぼけっと立っている私だけでしたが。
コメント
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