Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

ナルニア国物語 第1章ライオンと魔女

2006-03-12 23:41:00 | 映画 な行
            *公式HP
『ナルニア国物語 第1章ライオンと魔女』さすがに公開された直後は混むだろうと、ちょっと日をあけて行ってきた。でもこれが案外の人の入りでちょっとびっくりその上、終わって外に出たら、次の回の入場者が列をなしている。へ~さすが、ナルニア国!

映画は空襲を受けるロンドンの場面から始まる。全体が原作に忠実にとても丁寧に再現されていると感じられて嬉しくなる。
古い衣装ダンスから広がるのは、まさに想像していたとおりの一面銀色のナルニアだった。4人の兄弟姉妹、ライオンのアスラン、白い魔女ジェイディス、フォーンのタムナスさん、動物たちも見事。話は明快でわかりやすく、結構長い作品にも関わらずテンポがいいのでその長さをあまり感じなかった。
ただ、原作に忠実になるあまりその流れを追うことに重点が置かれているように感じられたのが、ちょっと残念だったかなぁ。その分、内容が浅くなってしまったというか、本でいうと行間がなくなってしまうというか、そんな気がしたっけ。
そして見ていて、私が強く感じたのはキリスト教。原作の1&7の時に特に強く感じたキリスト教の思想が本で読んでいる時よりも映像として目に映る事によってより明確に感じられ、そしてそれが自然な流れの中にあることでほんとに大きな文化的基盤なのだと改めて感じたのである。(こういう部分、子どもはどうなんだろう?す~っと通り越していくものなのかなあ?ちょっと気になる)

そうそう、アスランが復活する石舞台を見た時に、復活の場面で同じような石の絵を見たことが・・・と帰宅して捜した絵。
    ① ②
①「キリストの復活」:バウツ(1445)
②「〃」:ウィイノレーサ(1568)
石舞台が、ががーんとなってという場面ね・・・でも、ちょっと違うかしらね?でも、直感的にそう思っちゃったんだも~ん!
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今日のCD

2006-03-12 00:13:07 | 音楽
        
「YASUAKI SHIMIZU&SAXPHONETTES・CELLO SUITES 1・2・3」

先日、TV東京の11時台のWBSの映像のバックに流れていたサックスのバッハ。何かのCMでも以前使われていたこの曲、CD捜してかけてみた。
テナーサクソフォンによるバッハ無伴奏チェロ組曲1,2,3番。空気を震わせ、空間一杯に響き渡るサックスの音、残響、そして不協和音がぞわあぁっと耳をなぜる。よく知っているはずのこの曲が、まるで全く新しい曲として感じられる。
コメント (2)
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