老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

異端を排除する社会

2008-04-24 09:38:55 | 社会問題
「異を唱える」拝見いたしました。本当におっしゃる通りです。テレビの報道の仕方も大変問題だと思います。大人がそのような空気をつくっているから、子ども達の間にも「空気が読めない」などという言葉が流行るのです。

子どもの世界での「苛め」は決して親や教師、大人が見ている前では行われません。誰かが、そのグループのリーダーの意図を汲んで、ヒソヒソ、コソコソ行われるのです。彼らに「苛めている」などという意識は希薄だと思います。「空気が読めない邪魔な奴は排除する」その位の意識しかないのです。

学校は子ども達に「同じようなことを一斉にさせる場」です。そこから排除されている子ども達が、不登校、何とか症候群とかいうレッテルを貼られていくのです。大人の側にも、社会性を身につけるために学校での訓練は必要だ、という人もいます。窮屈な社会に生きている大人達が、窮屈な社会に子ども達を送りだすために、学校というシステムは存在しているのかなーと思ってしまうことがあります。

昨年秋田で我が子と豪憲君を殺害した畠山鈴香容疑者の高校の卒業式の時の文集は、それは酷いものでした。他のクラスメート達が、まるで2チャンネルの書き込みのように汚い言葉で罵っているのです。それを卒業文集として載せる学校も学校ですが、載せなければよいのか、他のものと差し代えればよいのか、というとそう言う問題ではないのです。そして、マスコミのこの事件に関する報道も、寄ってたかっての「苛め」と同じです。

異端のものを排除する、それは、ホームレスなら殺されても仕方がないと言わんばかりに、現在も日本各地で起きているホームレス襲撃事件を、殆ど無視して報道しないマスコミの姿と重なるものを感じます。

「護憲+BBS」「コラムの感想」より
パンドラ

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