ここはヤスバイ総理の執務室。総理のツイッターに「イササカ・ヤッタローという作家が非国民な原稿をかいている」というネトウヨからの書込みがあり、記者団との定例会見をキャンセルして秘書官に手配させ、イササカ先生を呼びつけたのだ。
イ「総理、本日はお招きいただき、誠に光栄で・・・」
ヤ「キミは近頃、私に批判的な作品を書き、週刊誌に発表するそうですね」
イ「滅相もない!私は昔から熱心な総理の支持者です。そんな作品、書けるわけがない」
ヤ「いや、いいんだ。キミの作品をチクった編集者は、その『総理を火星に連れてって』だったか・・・酷評していたが、私は評価しているんですよ。私は『火星の中心に立つ日本』にしたいんだが」
イ「あの、タイトルは『火星で死ぬつもりかい?』で・・・」
ヤ「いいじゃないか、そんなこと」
イ「はっ、おっしゃる通りです。それで、どのような評価を」
ヤ「うん、評価はどうでもいいんだ。この際ね、使えるメディアは何でも使おうと思って。だから、キミの作品を私の思い通りに解釈したい。私に質問して、上手に書き直してくれないか」
イ「解釈ですか・・・ですね。原文は変えなくていい、と。私も名の知れた作家です。過去には文学賞もとっていています。だから、原文を放送局のように改編できません。総理から正式に新作のオファーを・・・」
ヤ「早く質問しろよ」
イ「・・・わかりました。それでは・・・」
ヤ「(秘書官が耳打ち)うん、そうか。フツツカ君、すまない、時間だ。まぁ、私は粛々と進めるだけだから、よろしく頼むよ」
「フツツカじゃなくて」とすがるイササカ氏を置き去りにして、ヤスバイ総理は予定通り、ヒノモト会議が主催する「総理を積極的平和に励ます会」へと去っていった。「イヤイヤ問答」を終えたイササカ先生は捨てゼリフを残し、タクシーを拾うと新宿○○横丁へ消えていった。
「解釈なんて、ごめんだよ。オレは新しく作品を書く・・・タイトルはな、『イササカ、国民主権、ヤッタロー』だ!」
p.s.パンドラさんの「火星で死ぬつもりかい?」の、今流行の「パクリ」でした。(ぺこり)
「護憲+BBS」「どんぺりを飲みながら」より
猫家五六助
イ「総理、本日はお招きいただき、誠に光栄で・・・」
ヤ「キミは近頃、私に批判的な作品を書き、週刊誌に発表するそうですね」
イ「滅相もない!私は昔から熱心な総理の支持者です。そんな作品、書けるわけがない」
ヤ「いや、いいんだ。キミの作品をチクった編集者は、その『総理を火星に連れてって』だったか・・・酷評していたが、私は評価しているんですよ。私は『火星の中心に立つ日本』にしたいんだが」
イ「あの、タイトルは『火星で死ぬつもりかい?』で・・・」
ヤ「いいじゃないか、そんなこと」
イ「はっ、おっしゃる通りです。それで、どのような評価を」
ヤ「うん、評価はどうでもいいんだ。この際ね、使えるメディアは何でも使おうと思って。だから、キミの作品を私の思い通りに解釈したい。私に質問して、上手に書き直してくれないか」
イ「解釈ですか・・・ですね。原文は変えなくていい、と。私も名の知れた作家です。過去には文学賞もとっていています。だから、原文を放送局のように改編できません。総理から正式に新作のオファーを・・・」
ヤ「早く質問しろよ」
イ「・・・わかりました。それでは・・・」
ヤ「(秘書官が耳打ち)うん、そうか。フツツカ君、すまない、時間だ。まぁ、私は粛々と進めるだけだから、よろしく頼むよ」
「フツツカじゃなくて」とすがるイササカ氏を置き去りにして、ヤスバイ総理は予定通り、ヒノモト会議が主催する「総理を積極的平和に励ます会」へと去っていった。「イヤイヤ問答」を終えたイササカ先生は捨てゼリフを残し、タクシーを拾うと新宿○○横丁へ消えていった。
「解釈なんて、ごめんだよ。オレは新しく作品を書く・・・タイトルはな、『イササカ、国民主権、ヤッタロー』だ!」
p.s.パンドラさんの「火星で死ぬつもりかい?」の、今流行の「パクリ」でした。(ぺこり)
「護憲+BBS」「どんぺりを飲みながら」より
猫家五六助