老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

「哀れなほどの小変化」!?(その2)

2015-09-20 23:20:57 | 集団的自衛権
『「哀れなほどの小変化」だと~!?』・・・私も全く同じ感想と意見です。この人は米国の完璧なタカ派、財団は軍産共同体からの支援で成り立っているのではないか、と。つまり、戦争をしかけて利権を奪い、武器・弾薬を消耗して金儲けをする。

ブルース・クリングナー氏の考えを察すれば、

「臆病者の日本がやっと重い腰を上げた。これからは”世界の警察”アメリカの下で大いに働いてくれ。何が正義か、誰が悪いかはオレ達が決める。アンタらは黙って従い、カネを出せばいい。OK、ちゃんとオレたちが守ってやるよ・・・『守る』って決めたときは、な」

まぁ、こんな感じですね。それにバカでお坊ちゃんな首相と烏合の衆・自民党議員が乗っかった。これを「カモネギ」と言わずして、何と言いましょう。

一方、国会前に集まった国民たちは最後まで法案成立に反対し、リアルタイムで参議院の議事を注視しました。山本太郎議員の牛歩に拍手喝采し、法案成立後に現場で「勝利した(やることは、やった?)」と演説した民主党議員には「牛歩やれよ」「勝ってねーじゃん」と本音をぶつける。

最後には気持ちを切り替えて「選挙へ行こうよ!」のシュプレヒコールを行い、周辺のゴミを拾って解散。

私たちは、こういう若者たちを何とか応援しなければなりません。もちろん、私たちも「選挙へ行って、安倍自民党を突き落とそう!」。そして、私たち大人ができることを。

「護憲+BBS」「新聞記事などの紹介」より
猫家五六助
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「哀れなほどの小変化」だと~!?

2015-09-20 21:33:59 | 集団的自衛権
今日の東京新聞に、『「安保関連法案成立」識者の見方』として、米国、韓国、中国の「識者」のコメントが載っていますが、その中で、「哀れなほどの小変化」の小見出しと共に、米国ヘリテージ財団上級研究員ブルース・クリングナーなる人物のコメントが、紹介されていました。

===引用開始===
 集団的自衛権の行使容認は、米国が長年、日本に要求してきたことだ。だが、日本側はいろいろな理由を挙げて「難しい」と譲らなかった。だから安倍首相が容認に動いた時は、良い意味でとても驚いた。
 米国は日本防衛のためにわが子である米兵が血を流すことを誓った。一方の日本は互恵的な責任を負わず、日本防衛に当たる米兵を守る能力も制限してきた。
 PKOでも、日本の参加は他国にとってむしろ負担になった。集団的自衛権の行使が認められないことや、厳格な交戦規定のために、自衛隊は他国部隊に守ってもらわねばならなかったからだ。(・・・略・・・)
 だが、これからは自国防衛だけでなく、地域と世界の利益のため、より有用な貢献者になれる。(・・略・・)能力に応じた貢献を期待している。
 ただ、安保法制は日本からすれば安保政策の歴史的転換であっても、世界的に見れば、哀れなほど小さな変化にすぎない。
 日本が集団的自衛権を行使できるのは敵対行為に対応する場合に限られ、PKOでも応じるのは後方支援ぐらいだろう。日本政府は国益や世論の動向によって、貢献の幅を広げるのを保留することもできる。(後略)
===(引用終わり)===

カチン!何という傲慢で手前勝手な言い分!しかし、安倍内閣や日本政府が自国の法秩序をないがしろにしてまで、強引にこの法案を押し通した背景の一端が、垣間見えるコメントとも言えます。

前段の「互恵的な責任を負わず」云々は、既に反論が出尽くしているのでコメントは省きますが、「色々な理由を挙げて」については、少し前に紹介した品川正治さんの、以下の言葉をクリングナー氏に是非お届けしたいと思います。

「世界でたった一つ原爆を落とされた日本、落としたアメリカ、それが戦争の価値観を共有している。そんなことを、沖縄の人に言えますか? 広島、長崎の人に言えるでしょうか?」
「日本とアメリカの価値観は違うのです。」

2013年に亡くなった品川さんは、「この言葉をアメリカに対して言い切ることができるのは、私たち国民しか居ない」、「今こそ国民の出番だ」というメッセージを私達に残されました。
http://yufuu.com/User/Goken/2007914sokkiroku.html

図らずも、「日本政府は国益や世論の動向によって貢献の幅を広げるのを保留することもできる」と、クリングナー氏も言っています。

日本と言う国のアイデンティティとして、「戦争し続ける国」と一線を画すことを、私達自身の意志として選択することは、「哀れ」なことではなく、「誇れる」ことなのだということを、私達自身、今一度確認しておきたいと思います。

「護憲+BBS」「新聞記事などの紹介」より
笹井明子
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(至急)「安保関連法案の採決不存在の確認と法案審議の再開を求める申し入れ」への賛同のお願い

2015-09-20 15:08:06 | 国会
東京大学名誉教授の醍醐聰さんから、以下の「お願い」が来ているので、そのまま転載し、ご紹介します。

私も17日の参議院安保特別委員会の様子をテレビで見ていて、唖然としてしまいました。委員長の周りには「人間かまくら」ができ、何が何だか分からないまま‘ヒゲの隊長’が「立て立て」と合図を送ると、与党議員らしい人たちが立ち上がる、なんじゃこれ~!という状態でした。現に速記録には、鴻池委員長が速記を促す「再開宣言」すらなく、勿論「採決」の記録もないことが確認されています。

・・・ということで、さっそく私も署名しました。賛同される方は、是非賛同署名をお願いします。締め切りは9月25日午前10時とのことです。

===

皆様

以下の呼びかけの拡散にご協力いただけましたら幸いです。

政府・与党は9月17日の参議院安保特別委員会で、2つの安保関連法案ほか計5件の案件を「採決」し、「可決」したとみなし、マスコミもそのように報道しています。
しかし、「採決」の場面をテレビで視た多くの市民の間で、「あのように委員長席周辺が騒然とし、委員長の議事進行の声を自席で委員が聴き取れない状況で、5件もの採決がされたとは信じられない」という声が飛び交っています。至極もっともな感想ではないでしょうか?

ということは、「強行採決」に抗議する以前に、「採決」はそもそもなかったというのが真相ではないでしょうか?

このような余りに理不尽な状況が既成事実としてまかり通るのを見過ごすことはできません。
そこで、緊急に山崎参議院議長、鴻池安保特別委員会宛てに、添付のような申し入れをすることにしました。
以下のとおり、皆様に賛同の呼びかけをさせていただきます。

「安保関連法案の採決不存在の確認と法案審議の再開を求める申し入れ」への賛同のお願い
http://netsy.cocolog-nifty.com/blog/2015/09/post-6f5b.html

賛同いただける方は次の署名フォームにご記入の上、至急、送信下さるようお願いいたします。
http://form1.fc2.com/form/?id=009b762e6f4b570b

申し入れは、賛同者名簿を添えて、今国会の会期末(9月27日)までに提出します。
それに合わせて賛同署名は9月25日(金)10時締切りとします。

時間が切迫しているため、僭越ながら、醍醐1人の呼びかけでスタートさせていただきましたが、呼びかけ人に加わっていただける方は次へご一報をお願いします。
shichosha_kangeki@yahoo.co.jp 

あわせて、この呼びかけ転載した私設のブログ記事をお知らせします。
「安保関連法案の採決不存在の確認と法案審議の再開を求める申し入れ」への賛同のお願い
http://sdaigo.cocolog-nifty.com/blog/2015/09/post-bd74.html

呼びかけ人
醍醐 聰(東京大学名誉教授)
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「護憲BBS」「新聞記事などの紹介」より
笹井明子
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