老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

NHK籾井会長の問題発言

2014-01-26 14:03:09 | マスコミ報道
『NHK新会長の籾井勝人氏は25日の就任会見で、従軍慰安婦について「戦争しているどこの国にもあった」と述べた上で、日本に補償を求める韓国を疑問視した。』(1/26朝日1面)
『尖閣諸島・竹島など領土問題については、国際放送で「明確に日本の立場を主張するのは当然。政府が右ということを左というわけにはいかない」と話した。
特定秘密保護法については「これが必要というのが政府の説明ですから、とりあえず様子をみるしかない。あまりかっかすることはない」と話した。』(1/26朝日3面)

同じ紙面の解説によれば、「放送法」とは、『テレビ・ラジオの事業者や番組について定めた法律。第1条で、放送が守るべき原則として「不偏不党」「自律」「表現の自由」「健全な民主主義の発達に資すること」を挙げている。』とのこと。

広く国民から受信料を取っている「公共放送」なら当然遵守すべき当たり前のことですが、今のNHK経営陣が「放送法」を自ら否定して、ひたすら安倍政権に擦り寄ることを、こんな風にアッケラカンと宣言されると、怒りを通り越して、悪夢を見ているような気分に陥ります。

しかしさすがに今回の従軍慰安婦問題の発言については、NHK経営委員からも「なんて節度のない発言をするんだ。従軍慰安婦問題は国際的問題でもあり、辞任につながる恐れもある。」という声が上がっているとのこと。

そうです!従軍慰安婦問題しかり、「政府が右といったら右」発言しかり。節度も節操も品位も知性も無さ過ぎです。受信料を払っている者として、是非辞任してもらいたいと強く思います。

ところで、朝日新聞によれば、閣僚や自民党幹部も「メディアのトップとしてあり得ない失言で怒りを覚える。即刻辞任すべきだ。」「大変なことだ。クビに関わる。」と批判。石破幹事長も「公共放送の立場で何が国益になるのか、経営責任者として判断すべきだ」と発言したとのこと。

何だか、海外に出かけていっては物議をかもす自分達のボスに言いたい怒りの言葉を、籾井さんに置き換えてぶつけているような気もしますが、私の思い過ごしでしょうか。自民党幹部の皆さん、そろそろ安倍ちゃんにも本当のことをしっかり言ってあげてくださ~い。

「護憲+BBS」「新聞記事などの紹介」より
笹井明子
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする